NSRミニ【1999～2009年】毎週更新の買取査定相場

1999年に生産終了となったNSR50と入れ替わるタイミングで同年に登場したレーサーマシンNSR mini。
イニシャル調整式の専用フロントフォークに高剛性を誇る3本スポークホイール、減衰圧&プリロード調整機能を持たせたサブタンク付リアサス、専用ECUを採用。漆黒のチャンバーにHRCロゴの入った白無地カウルなど、レーサーらしいシンプルな作り。2012年ごろにはヤマハ・WR250F欧州仕様のエンジンを搭載し、最高出力60PS&最高速200kmオーバーのモンスターカスタム車両が世を騒がせたことも。しかもこのモンスターマシン、フロントフォークはNSRミニ純正のものをベースに、強化スプリングとフォークオイル変更といった小変更というのですから、いかに純正パーツが高品質であったのかが伺い知れるでしょう。レース専用モデルということもあり、チューニングとの親和性は歴代NSR50シリーズ中最高レベル。それだけに現在保有されているオーナー様が手放すケースは少なく、2009年まで販売されていましたが流通数はさほど多くはありません。
フレーム型式はRS50で期間中に一度イヤーモデルが更新されています。

買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される業者間オークションの取引データを見ると。
走行距離を測るためのメーター非搭載モデル、レース専用車ということで酷使された個体の多さなどにより、査定担当者の目利きが重要とされております。
2022年1月時点で直近1年間の取引履歴を抽出したところ。直近12ヶ月内では、実動車6台が業者間オークションに出品。平均取引価格29万円台と高水準ではあるものの、最高価格336000円、最低価格166000万円とバラつきは大きめ。販売時の外装類が白無地であることから、購入後のカラーリングの出来栄えでも車両価格は大きく増減します。それだけに、NSR50シリーズと同じ公道仕様の市販モデルではなく、レース専用モデルであることを理解した上での専門知識があって初めて適切な車両価値を評価することが可能となります。
弊社バイクパッションにおきましては、80年代ゼロハンスポーツで青春時代を謳歌したベテランスタッフ、数多くのレース仕様車を扱ってきた熟練スタッフとが査定を担当。NSR50シリーズの特徴な泣き所、細かい変更点をなどは元より、現オーナー様こだわりのチューニング内容に至るまで徹底評価。他業者に見られる単純な減点方式ではなく、長所は正しく評価する独自の加点方式により、オーナー様のご期待に全力でお応えさせて頂きます。フルノーマルである方が奇跡的と言えるNSRミニ、公道仕様車やクラッシュ車もお任せください。チューニング内容、シャーシ計測データなど、現車状態が分かる資料をご用意してお問い合わせ頂ければ幸いです。

解説記事更新日：2022年05月12日