高性能なオフロードマシンを輩出し、現在ではKTMの傘下入りを果たし快進撃を続けているハスクバーナ。
そのハスクバーナが、日本市場で好評を博しているスヴァルトピレン401の弟分という位置付けでリリースしたのが、小型二輪免許で乗れるスヴァルトピレン125。
兄貴分にあたるスヴァルトピレン250とほぼ共通の車体を持ち、最高出力15PS/9,500rpmの高回転型エンジンを搭載。クラストップのパワーもさることながら、125ccクラスであってもWP製前後サスペンションにバイブレ製ブレーキを踏襲というガチガチの本気さが伝わる入魂の一台だと言えるでしょう。
シート高835mmという数値が示す通り、着座位置はあくまでも高くスクランブラーというよりはエンデューロ寄り。姉妹シリーズのヴィットピレンとは異なる上向きのバーハンドルが自由度の高いライポジを実現しているため、さらに車格の良さを高めております。走りについてはやはりシリーズのDNAをしっかりと継承しており、7000回転前後のパワーバンドから水を得た魚のようにキビキビ動くのが何とも面白いところ。小排気量かつ高回転型エンジンではあるものの、6速ならば50km/h巡航程度は楽にこなせるだけのトルク感もあり、積載性の面さえカバーできれば街乗り最強クラスの走りを堪能することが可能です。さすがに新車販売価格53万9000円はおいそれと手を出すことをためらってしまうものの、デューク系のタフなエンジンとWP製前後サスによる衝撃吸収性、バイブレ製ブレーキの頼もしいストッピング性能を考えると十分見合った内容となっており、オーナー満足度はかなりのものだと言えるでしょう。
現在の中古バイク市場においては、わずかながら2021年モデルが出品され、直近12ヶ月間における取引台数2台の記録アリ。取引価格は43万円と41万円となっており、新車価格比では約80%といったところ。現行モデル新古車のリセールバリューとしては悪い数字ではなく、(急に長期の地方赴任が決まったけどどうしよう…)といったオーナー様にとっては朗報だと言えます。登場からまだ日がさほど経っていない現行モデルだけに、高額売却に期待するなら外車に関する確かな専門知識と買取実績を持つ業者への相談が非常に重要で、ハスクバーナ車に強ければ鬼に金棒。
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解説記事更新日：2022年03月31日

欧州におけるA1ライセンス(日本の小型二輪免許的位置付け)に対応した125ccモデルとして、グループ企業で親会社であるKTMの125デュークのエンジンを流用し、2021年2月にデビューしたのが本機スヴァルトピレン125。
兄貴分であるスヴァルトピレン250と同じ車体、前後WP製サスペンション、バイブレ製ブレーキシステムが自慢で、125ccスクランブラーとしての運動性能は極めてハイレベル。最高出力も15PS/9,500rpmと国産モデルを上回るハイスペックぶりで、人とは違う2種バイクを探している方にはまさにうってつけの存在。サブフレームのシート部を40mm延長した2020年モデルのスヴァルトピレン401の車体が下地であるだけに、タンデム性も十分なもの。難点はその個性的なスタイリングゆえの積載性の弱さですが、それを補って余りあるルックスが魅力。2021年モデルは53万9000円となかなかの価格設定ですが、欧州仕様と同一スペックでこの価格ならば十分に納得の行く出来映えだと言えるでしょう。まだカスタムパーツの流通は少ないものの、手頃な価格帯で実用性を高めるパーツが豊富なキジマより「アシストリアキャリア」、「ハンドルアップカラー」、「ヘルメットロック」などのパーツ類が販売中。ハスクバーナからもオプションパーツとして専用のアクラポビッチ製スリップオンサイレンサーが販売され、今後はさらに選択肢が拡がる見込みで、125ccクラスの中ではかなり面白い存在のひとつです。
現在の中古バイク市場においては、2022年モデルのリリースが正式決定となったことにより、試乗車上がりの低走行車両がわずかながら流通。ようやくデビューから1年が経過したばかりだけに、台数は2台と少ないものの、いずれも40万円を超える取引価格にて成約しており、新車販売価格比で約80%のリセールバリューと考えるとなかなか悪くない評価だと言えます。2022年モデルは5月からの販売予定となっておりますが、近年顕著な金属・プラ素材の原料高騰化の影響を受けたこと、新型コロナウイルスによる生産ラインの防疫対策などから新車販売価格が値上げされるなど、日本への流通量は意外に少なくなる可能性があります。これは売り手側にとっては好材料であり、2022年モデルが市場に流通し始める今が最高値で売るチャンスと言ってもよいでしょう。まだまだカスタムパーツの種類が少ない現状もあり、よほど気合いの入ったカスタム車両でない限りはマイナス判定となる恐れも少なく、訳ありで売却を検討中のオーナー様はこの機を逃さず検討されることをおすすめいたします。
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解説記事更新日：2022年03月31日

2021年モデルをそのままキャリーオーバーで販売することが決定したスヴァルトピレン125。
公式アナウンスでは5月販売予定となったものの、新車販売価格は前年比2万円増の55万9000円に。これは金属・プラ素材が世界的に高騰していることを受けての値上がりですが、生産国のインド工場への新型コロナウイルス対策に関するコスト増が反映された形に。また、2022年2月より起こったロシア-ウクライナ間の紛争により、石油関連製品の世界的な影響も憂慮されていることから、日本国内市場への投入時期はかなりズレこむことが予想されます。諸元・カラーリング等、ほぼ変更はないものの、2021年モデルよりも高年式車であるため、バイクシーズンの終わる秋頃から中古バイク市場に出回り始めるものと考えられるでしょう。こうした最新モデルの動向は、中古バイク業界にとっても取引相場を大きく左右する要素であるため、2022年3月現時点では一言では言い表せない部分が多々あります。
それらを前提とした上で、2021年の同時期に流通し始めた2021年モデルの業者間オークションの取引データを基にした今後の予測としては、2023年春先まではおおよそ40万円台～50万円まででの取引がメインになるものと推測されます。同時に前年モデルにあたる2021年モデルは、現行モデルの流通が始まったことで3～5万円前後の値下がり幅になる見通しで、高く売るためにはこの2022年モデルが流通し始める前に決断するのがベストだと言えるでしょう。具体的には10月から歳末にかけてのシーズンオフ直前あたりですが、その際には外車に関する確かな専門知識と買取実績を持つ業者を選ぶことが重要で、ハスクバーナ車あるいはKTM車に強いところであればなお良し。昨今のコロナ禍により、中古バイク全般が通勤・通学の手段として再評価されたことは記憶に新しいところですが、弊社直営店舗でもっとも販売台数を伸ばしたのは維持費が格安で機動性に優れる原付2種クラスでした。この点を踏まえ、弊社では51ccから125ccにかけての原付2種クラス全般の買取強化を実施しており、スヴァルトピレン125も当然その範疇に入るモデルのひとつであり、本気で高く売りたいとお考えのオーナー様に全力でお応えさせて頂く用意がございます。
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解説記事更新日：2022年03月31日

日本の免許制度においては原付2種クラスに該当することで、手軽に乗れる本格的スクランブラーとなる本機「スヴァルトピレン 125」は、2021年に国内導入された。そして、前年にはカラーチェンジ受け、2023年式は従来通りの仕様でラインアップを継続。日本向けのカラーリングと価格は以下の通り。

・継続「ブラック」　64.5万円(税込)

ボディカラーは引き続き、ブラックを基調にシートカウルやエンジンカバーの一部にカッパーを採用することで質実剛健なイメージを創り上げている。価格に関しては前年比で5.6万円アップとなっていた。ちなみに車体の基本コンポーネントを共用するKTMの「125 デューク」も同価格で販売されていた。

エンジンは、DOHC4バルブヘッドの水冷シングルユニットを搭載する。125ccの心臓部は9,500回転で15馬力を発生する。最大トルクは7,500回転12Nmというスペック。
足回りは、フロントにWP製の倒立フォークをセットする本格的な仕様だ。そこに17インチのワイヤースポークホイールにブロックタイヤを履いてByBre製ブレーキキットを装備する。リヤはスイングアームにWP製のモノショックと17インチホイールにディスクブレーキを組合せる。安全装備はボッシュのABSが採用される。

スタイリング面では、前後の灯火類がLED仕様で昼夜を問わず優れた視認性&被視認性を実現した。ちなみに上位排気量の「スヴァルトピレン 250」もエンジンこそ異なるが、シャシーや足回り、電子装備は共通する部分が多い。ただ、さらなる上位クラスの「スバルトピレン 401」には、調整式サスペンションやイージーシフトといった豪華装備が追加されていた。

買替や売る際の買取査定は、2023年式 スヴァルトピレン 125の中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年05月10日

ハスクバーナのストリートネイキッド「スヴァルトピレン」シリーズにおいてエントリークラスというポジションで2021年から展開されている本機「スヴァルトピレン 125」だが、2024年式でフルモデルチェンジが行われた。主なアップデート内容は以下の通り。

・エンジン変更
・新型ヘッドライト採用
・新型テールライト採用
・フルカラー液晶メーター採用
・クイックシフター採用
・コーナリングABS採用

大きな変更ポイントはエンジンがリニューアルされたことだろう。新たに搭載されたのは、SOHC4バルブヘッドでボア・ストロークが58mm×47.5mmの水冷ショートストローク単気筒エンジン。差高出力は10,000回転で15馬力を発生する。最大トルクは7,750回転11.5Nmというスペック。
従来モデルに採用されていたDOHC4バルブヘッドの9,000回転15馬力・7,500回転12Nmから僅かだが出力特性の変化が見られた。
駆動系統には従来まで上位排気量クラスにのみ標準装備されていたクイックシフトが採用されて利便性が大きく向上。コーナリングABSやフルカラー液晶メーターといった最新装備も新たに取り入れられてエントリークラスとは思えない豪華で充実した装備のマシンへと成長した。
さらにデザイン面ではLEDタイプのヘッドライトとテールライトのデザイン変更が実施されて、よりスタイリッシュでアグレッシブな印象が強まった。

なお2024年5月時点で、新型「スヴァルトピレン 125」の日本仕様は導入されていなかったが、欧州では4,899ポンドで販売されていた。

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解説記事更新日：2024年05月10日