TR650ストラーダ【2013年】毎週更新の買取査定相場
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TR650ストラーダ【2013年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白/黒となっています。
TR650ストラーダ【2013年】 買取査定に役立つ車両解説
2013年モデルとしてハスクバーナが放ったTR650 Stradaは、ブランドのラインナップ拡張を目指し、新たなファン層の獲得を狙った戦略的モデルです。当時、オフロード界で高い評価を得ていたハスクバーナが、BMWグループの技術を背景に、NUDA 900に続くストリート市場へのモデル攻勢を継続する姿勢を明確に打ち出しました。この車両の価値は、ビッグシングル特有の鼓動感と、ミドルクラスならではの軽快なハンドリング、そして既存のプラットフォームを研ぎ澄ませた軽量・ハイパワー・ストリート特化という設計思想に集約されます。短期間の生産ながら、今なお熱狂的なファンに語り継がれる一台です。
ハスクバーナの歩みは、1903年のスウェーデンでの創業に始まり、1986年のイタリア・カジバ傘下時代を経て、2007年にドイツのBMWグループへと合流するという、国境を越えた変遷を辿ってきました。TR650シリーズが市場へ投入された2013年は、激動の時期でした。同年1月、BMWはハスクバーナをKTMの親会社であるピーラー・インダストリーへ売却することで合意します。この経営権の移行により、TR650は先行したNUDA 900に続く第2弾モデルでありながら、BMWとの最後の共同プロジェクトという位置づけとなりました。競技用オフロードメーカーとしての地位を確立していたハスクバーナが、あえてオンロード市場へ深く切り込んだ背景には、BMWの信頼性を背景に、ブランドの裾野を広げるという戦略的意図がありました。BMW製エンジンを搭載した本モデルの市場投入と、ブランドの売却時期が重なったという経緯が、TR650に独自の希少性を与えています。
TR650 Stradaの核となるのは、BMW G650GSに搭載されていた信頼性の高いエンジンをベースとした652cc水冷単気筒ユニットですが、ハスクバーナによる改良は大きな変化をもたらしました。エンジン内部の燃焼効率を高め、鍛造ピストンの採用による軽量化、吸気・排気バルブの大型化などを行うことで、高回転域での性能を向上させています。これらの改良により、最高出力はベース車の35kW(48hp)を上回る43kW(58hp)を達成し、最大トルクはベース車と同等の60Nm(5,750rpm)を維持しています。14Lの燃料タンクをシート下へ配置する設計は低重心を実現し、装備重量186kgを記録しつつも、このクラスでは軽量な車体に仕上げられています。1,501mmのホイールベースは、高速域での直進安定性を担保しています。足回りには46mm径のSachs製倒立フォークと、前後190mmのストロークを誇るサスペンション、そしてBrembo製ブレーキを採用し、ハードな走行にも余裕を持って応える仕様です。
TR650シリーズは、オンロード特化のStradaと、オフロード志向のTerraの2モデル構成です。Stradaは10スポークのアルミキャストホイール(前19/後17インチ)にメッツラー・ツアランスEXPを装着し、低めのフロントフェンダーを備え、舗装路での機動性を高めています。Terraはスポークホイール(前21インチ、リアはABS無し仕様が18インチ、ABS仕様が17インチ)に未舗装路走行に適したエンデューロタイヤ、ハイフェンダーを装備しています。Stradaにおいて特筆すべきは、急ブレーキ時にタイヤがロックして滑るのを防ぐABSの標準装備です。左ハンドルのスイッチ操作で簡単にキャンセル可能なこの機能は、ストリートでの安全性を確保しつつも、時にはリアをスライドさせることも可能です。Stradaの車体サイズは全長2,248mm、全幅875mmですが、マスの集中化により取り回しは良好です。シート高は860mmに設定され、メディアの試乗インプレッションでは、身長170cm以上のライダーであれば不安は少ないだろうと述べられています。
TR650 Stradaが示した立ち位置は独特なものでした。当時の欧州ミドル・シングル市場には明確なライバルが存在していました。KTM 690 Dukeは「スーパーモタードの要素を取り入れたストリートファイター」として、Kawasaki Versys 650は「波乗りをするかのようにストリートを軽快に楽しめる操縦性が追求された」モデルとして存在しており、Stradaは「アーバンコミューターと週末のトレッカー」の両立が可能であると表現されました。ベースとなったBMW G650GS(35kW/48hp)に対し、43kW/58hpまで高められた出力は、高速道路での合流や追い越しにおいて余裕の差を生み出しました。また、90km/h定地走行時の燃費データ(3.2L/100km)に基づく350km以上の航続距離は、振動の少ないエンジン特性と相まって、単気筒モデルとしては高いツーリング適性を備えていました。日本国内価格87万7,000円(ABS仕様)という設定は、BMW由来の信頼性とハスクバーナのブランド価値を考慮すれば、戦略的な価格設定でした。
TR650 Stradaを所有する上で、まず留意すべきは2016年に発表されたNHTSAリコール(16V-124)です。これはMagneti Marelli製のエンジンを電子制御するコンピューターであるECU制御に起因する予期せぬエンストの問題です。低回転域でのアイドリング不安定さが指摘されることがありますが、多くのオーナーはECUの書き換え(リコール対応)や、ブースタープラグの装着による燃調の補正でこの課題をクリアしています。メンテナンス上のアドバイスとして、エアボックスの密閉性に関しては、構造上、微細な埃が侵入しやすい傾向があります。砂塵の多い環境を走る場合は、海外のオーナーコミュニティ投稿などで報告されている「UNI POD 2 stage foam air filter」への換装が、エンジンの健康寿命を延ばす選択となります。また、パーツ供給については、BMWからKTMへとブランドが移った経緯から、一部の純正部品調達に時間を要する場合があります。
生産期間が2012年から2013年と短命であったTR650 Stradaは、中古車市場において個体数が少なく、希少なモデルとなっています。2026年現在の市場動向において、ハスクバーナ全車種の平均買取相場は約43万円で、10年前と比較して9%の上昇傾向にあります。TR650に関しては国内の流通台数が極めて少なく、定まった相場形成がなされていないのが現状ですが、海外の評価サイトでは製造から3年目に価格が19%上昇に転じたデータもあり、そのポテンシャルは再評価されています。
なお、これらの価格や買取相場は2026年執筆時点のデータに基づいた参考値です。価格の換算は当時の相場、税率です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。
Husqvarna TR650 Stradaは、BMWの技術的合理性と、ハスクバーナが100年以上の歴史で培った設計思想を融合させたミドルシングルです。都市を走る鋭いレスポンス、シングルエンジン特有の鼓動、そしてイタリアン・デザインの流麗なラインを備えています。しかし、その希少性が高まり、適切な維持に専門知識が求められる今だからこそ、その価値を理解する専門業者に託すことも選択肢です。TR650の複雑なメカニズムと歴史的価値を理解するバイクパッションへ、あなたのStradaの価値をご相談ください。
| 車名/型式/年式 | Husqvarna TR650 Strada / TR650S / 2013年 |
|---|---|
| 発売年月 | 2013年2月(日本国内) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,248mm 全幅875mm 全高1,205mm・186kg(装備) |
| シート高・最低地上高(mm) | 860mm・250mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC単気筒・43kW (58hp) @ 7,250rpm・約31.3km/L(90km/h定地走行時) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフスターター・FI(Magneti Marelli)・14L |
| 新車販売価格 | 877,000円(税込, 日本国内仕様)/ $7,499(約70万円, 北米仕様) |
| ジャンル | モタード |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 TR650ストラーダ【2013年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年03月06日
【状態別の買取相場】 TR650ストラーダ【2013年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
21.4万円
20.2万円
2台
平均
最低
取引
26.6万円
26.0万円
2台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年03月06日
【走行距離別の買取相場】 TR650ストラーダ【2013年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 27.2万円 | 2台 |
| 平均 | 23.7万円 | ||
| 最低 | 20.2万円 | ||
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|||
| 1〜2万km | 最高 | 26.0万円 | 1台 |
| 平均 | 26.0万円 | ||
| 最低 | 26.0万円 | ||
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|||
| 2〜3万km | 最高 | 22.6万円 | 1台 |
| 平均 | 22.6万円 | ||
| 最低 | 22.6万円 | ||
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※データ更新:2026年03月06日
【カラー別の買取相場】 TR650ストラーダ【2013年】
- ■ ■
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ | 22.9 万円 | 3台 | ![]() |
||
| ■ | 27.2 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年03月06日
【実働車の取引価格帯】 TR650ストラーダ【2013年】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年03月06日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
TR650ストラーダ【2013年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月06日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | TR650ストラーダ【2013年】 | 27.4万円 | 4.5点 | 0H11E9DV | 9,238km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | TR650ストラーダ【2013年】 | 26.2万円 | 4.0点 | 0H11E2DV | 17,974km | ■ / ■ |
| 3 | TR650ストラーダ【2013年】 | 22.8万円 | 4.7点 | 0H11E1DV | 22,289km | ■ / ■ |
| 4 | TR650ストラーダ【2013年】 | 20.4万円 | 4.5点 | 0H11E2DV | 5,655km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





03月11日〜03月17日