Indian ブラックホーク【2011年】毎週更新の買取査定相場
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- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
Indian ブラックホーク【2011年】 に関するこのページの内容
Indian ブラックホーク【2011年】 買取査定に役立つ豆知識

米国企業ポラリスの傘下に入り、今でこそ高性能Vツインエンジンを始めとする完成度の高いモデルの数々で知られるようになったインディアンですが、その飛躍の原動力となった新生チーフシリーズが生み出される2年前、インディアンモーターサイクル創業110周年を記念する限定モデルとしてリリースされたのが、Stellican Ltd(ステリカンリミテッド)時代の最後を飾ったChief Black Howk(チーフ ブラックホーク)です。
本機のルーツはトルク・エンジニアリング社傘下時代にまで遡り、1950年に製造された"最後のインディアン"のひとつに数えられる80キュービックインチエンジンを搭載したチーフ系統のブラックホーク。車名のブラックホークはソーク族を率いたブラックホーク酋長(本名であるマカタイメシェキアキアクの愛称)で、1832年に生じた植民地戦争だる”ブラックホーク戦争”で後世に名を残した伝説的な酋長に由来するもの。その武勇は「史上もっとも勇猛なインディアン」として語り継がれ、アメリカ陸軍のヘリコプターとしても名を残していることからも察せられるビッグネームであり、その名を持つ本機がステリカンリミテッド時代の最後のモデルとなったのはなかなかに興味を惹かれるところ。
インディアン創業110周年記念モデルとして作られた車体は非常に見栄えが良く、全長2,552×全幅1,028×全高1,282mmという堂々たる体格の持ち主で、チーフシリーズの伝統である高張力鋼を主材とするパイプフレームを基本骨格とし、41mm径の正立式フロントフォークとトラベル量73mmのシングルショックとでセットアップ。これにアールデコ調のペイントスキームを採用したツートーンカラーの20.8リットルガソリンタンクにディープフェンダー等を組み合わせ、ホットロッドスタイルのクルーザーとしてまとめ上げました。と印象的なのはインディアンのウォーボンネット(ヘッドドレス)に見立てたミニフェアリングで、フロントフェンダーのウォーボンネットと合わせインディアン製モーターサイクルであることを強烈に主張しているのが最大の特徴。近しい時期にはH-DのFLHXストリートグライドがリニューアルされていることから、スタイリングに共通点の多い本機ブラックホークがライバルとして挙げられることが多々あるものの、FLHXストリートグライドが17インチホイール化されたことに対し、本機ブラックホークは前後16インチのワイヤースポークホイールとなっており、ブレンボ製ブレーキキャリパーと292mm径ディスクによって巨体に見合った制動力を有する仕様。専用テールカウルと合わせて一体感のある専用ソロシート、110周年を記念した刻印入りフレームバッジや本機ブラックホークのためにのみ製造されたオリジナルスピードメーター、ハードタイプの左右カスタムサドルバッグにミレニアムフットペグなど、ドレッシーで機能的な専用装備の数々が自慢の逸品。これほど美しいビジュアルにも関わらず、2011年当時のメーカー希望価格は日本円にしてわずか244万円強というのはまさしくバーゲンプライスというほかありません。
搭載されるエンジンもステルカンリミテッド時代では最高の性能を誇るもので、今日現在のチャレンジャーシリーズに搭載される水冷Vツインの由来にもなった空冷Vツイン『Power Plus105(パワープラス105)』を採用。総排気量1,720ccが生み出す最大トルクは135.5Nmにも達するハイスペックぶり。最大許容可能重量の553kg(1,220ポンド)を屁とも思わぬほどのパワフルさを発揮し、サイドバルブ時代の名残を持つ空冷Vツインとしては屈指のパフォーマンスマシンだと言えるでしょう。現在のパワープラスエンジンは水冷化されたことでさらなる強化を果たしたものの、圧縮比9.0:1の空冷2バルブユニットでこのトルクを叩き出すというのは途方もないことで、このパワーユニットが今日の新生インディアン製モーターサイクルの礎となっていると考えると、その高性能ぶりにも納得がいくというもの。これだけ猛々しいハイパワーを誇りながら、外観は美しいクロムメッキでドレッシーに仕上げられているのが小粋なところで、大排気量の空冷Vツインらしい荒々しさを感じる鼓動との対比ぶりも本機ならではの魅力となっております。
さすがにこれほどの巨体とハイパワーを誇るマシンを電子制御なしで走らせるのはかなりの覚悟が要りますが、5速ミッションの採用と緻密な計算に基づいたギア比で意外にもコントロール性は悪くなく、半クラッチでの操縦に慣れれば低速域では極太トルクにまかせラフな取り回しも十分に可能。1,737mmのロングホイールベースという設計上、渋滞時における小器用さは犠牲になっているものの、直進安定性と大地に根を張ったような路面追従性がそれを補って余りあるものへと変えており、重厚なクルーザーモデル好きには堪らない魅力が凝縮された珠玉の一台だと言えるでしょう。
カラーリングにはサンダーブラック&アイボリークリーム(※アクセントカラーとしてインディアンレッド)、サンダーブラック&インディアンレッドの2色が設定され、前者はアイボリークリームによる優雅さ、後者は真紅と漆黒による対比がブラックホークという車名に相応しい風格を醸し出す重要な役割を果たしているのも忘れてはならない注目すべきポイント。サンダーブラックは現行インディアン全モデルのベーシックカラーとなっているだけに言うに及ばずですが、アイボリークリームもまた新生インディアンのデザイン性に対する評価を高めている色だけに、この特別モデルが後のモデル群に与えた影響も大いに評価したいところ。同じく2011年に特別仕様車として限定販売された『Chief Black Howk Dark(チーフ ブラックホーク ダーク)』は外装の異なる兄弟分的な存在で、こちらもまた今日のダークホースシリーズのルーツとなっていることを鑑みると、この両者が果たした功績の大きさは推して知るべし。
往年のインディアンファンにとっては数多くの魅力が詰まった希少なモデルですが、2011年当時の日本国内で販売を手がけていたホワイトハウスオートモービルでも小台数の取り扱いであったこと、新車販売価格418万円というプライスタグなどの影響もあってコレクションモデルとなっている個体が多いのが中古バイク市場での実情。年間で20万台にも及ぶ中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」の場でも2015年以降の出品記録がないほどレア車化しており、今となってはお宝そのもの。さすがに2015年から歳月が流れてしまっているため、当時出品された車両のコンディションや最終落札価格を以って相場を語ることは憚られますが、新生インディアンが破竹の勢いで評価を高めていることや、世界経済の情勢変動で日本市場に眠るビンテージマシンが海外から熱い視線を集めていることなどを鑑みると、当時以上の評価額となる公算は限りなく高いと言えるでしょう。貴重な特別記念モデルではあるものの、事情あって手放すことを検討されておられるオーナー様にとっては過去最高値での買い取りが期待できる唯一無二の好機到来と考えてよく、買取査定だけでも受けてみる価値ありだと言えます。
ステリカンリミテッドから現在のポラリス傘下入りを果たすまでの過渡期に生まれた”最後のインディアン”にしてインディアン創業110周年記念モデルであるCTA型チーフ ブラックホークで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、H-Dのビッグツイン群との違いや独自の魅力への正しい理解に加え、1世紀以上に及ぶチーフシリーズに関する正確な知識と適切に車両状態を評価できる目利き力を大前提とした上で、業者間オークションなどへの転売だけではなく自社店舗による直販体制などを駆使した様々な販路によって利益が出せる業者であることがもっとも肝要だとされており、販売力の差が買取価格に直結するもっとも大きなファクターとまで言われております。弊社バイクパッションはそのどちらをも満たしており、特にH-D製ビッグツインを含む海外メーカー製バイクに関しても単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
インディアン・CTA型チーフ ブラックホークの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は海外メーカー製レアモデルの価値にも精通しているバイクパッションに!

車名/型式/年式 | Chief Black Howk(チーフブラックホーク)/CTA型/2011年モデル |
---|---|
発売年月 | 2011年(※インディアン創業110周年記念モデルとして限定販売) |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,552×全幅1,028×全高1,282mm・乾燥重量347kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高698.5mm・最低地上高--mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークSOHC2バルブV型2気筒(Power Plus105)・135.5Nm/--rpm・--km/L(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・20.8リットル |
新車販売価格 | $29,999(2011年1月当時レートで約244万円) |
ジャンル | クルーザー アメリカン |

【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 Indian ブラックホーク【2011年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年5月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】



【2024年間 vs 2025年】



【2022年間 vs 2025年】
取引台数

過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2025年05月09日

【状態別の取引額】 Indian ブラックホーク【2011年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年5月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
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平均
最低
取引
140.2万円
140.2万円
1台

平均
最低
取引
171.8万円
171.8万円
1台

平均
最低
取引
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平均
最低
取引
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
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不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

※データ更新:2025年05月09日

【走行距離別の取引額】 Indian ブラックホーク【2011年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格
2025年5月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
0〜4999km | 最高 | 171.8万円 | 2台 |
平均 | 156.0万円 | ||
最低 | 140.2万円 | ||
![]() |
※データ更新:2025年05月09日

【カラー別の取引額】 Indian ブラックホーク【2011年】
- ■ ■




買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年5月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 156.0 万円 | 2台 | ![]() |
※データ更新:2025年05月09日

【実働車の取引価格帯】 Indian ブラックホーク【2011年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2025年5月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2025年05月09日

買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

Indian ブラックホーク【2011年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年05月09日)



落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | Indian ブラックホーク【2011年】 | 172.0万円 | 6.2点 | CTA6D0BK | 2,750km | ■ / ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | Indian ブラックホーク【2011年】 | 140.4万円 | 6.2点 | CTA6D0BK | 2,751km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
