V7 Ⅲ ストーンS【2020年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
V7 Ⅲ ストーンS【2020年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは銀となっています。
V7 Ⅲ ストーンS【2020年】 買取査定に役立つ車両解説
1967年に誕生した初代V7から数えて50周年という節目に進化を遂げた「V7 III」シリーズにおいて、2020年に登場した「Stone S」は、モト・グッツィが守り続けてきた伝統のミニマリズムを最も洗練された形で具現化した限定モデルです。世界限定750台という希少性を持ち、ベースモデルである「Stone」の無駄を削ぎ落としたスタイリングを継承しながら、サテンクローム仕上げの燃料タンクをはじめとする専用装備でプレミアムな価値を付与されたこのモデルは、三代目V7シリーズの系譜における一つの到達点と言えます。現代のバイク開発が電子制御による完璧な制御や高効率なスペック数値を競い合う中で、Stone Sがライダーに提示するのは、数値化できない「機械としての純粋な楽しさ」という普遍的な価値です。ライダー自身の五感に訴えかけるアナログな対話こそがこのバイクの本質であり、所有すること自体がライダーのアイデンティティとなるような強い個性が、半世紀に及ぶ歴史的背景とともに現代の市場においても確固たる地位を築いています。
モト・グッツィの戦略的な進化を語る上で、V7 IIIの登場は厳しい環境規制への適応とブランドの伝統継承を両立させた極めて重要な経営判断の結果でした。2017年に投入されたV7 IIIは、先代のV7 IIからエンジンを大幅に再設計し、EURO4規制に適合させながらも、最高出力を約4馬力向上させるという技術的成果を果たしています。この刷新では、フロントフレームの強化やステアリングジオメトリの最適化、Kayaba製ショックアブソーバー、視認性を高める40mm幅広のミラーの採用など、目に見えない部分での熟成が図られました。法規制への適合を単なる義務的な対応で終わらせず、それを機にエンジンの完成度を高め、2020年のStone Sに至るまで多様な限定モデルを展開してきたメーカーの姿勢は、過去の遺産を現代の基準へと昇華させる挑戦の記録でもあります。
技術的な核となる空冷744cc 90° Vツインエンジンは、クランクシャフトを車体に対して「縦置き」に配置し、シャフトドライブで後輪を駆動するという、世界的に見ても極めて稀有なレイアウトを堅持しています。この配置がもたらす最大の技術的特徴は、アクセルを煽った瞬間にエンジンの慣性によって車体が右側へ傾こうとする「トルクリアクション」という物理的挙動です。アイドリングでさえ車体が生き物のように揺れ動くこの性質は、現代のバイクが排除しようとする「癖」そのものですが、モト・グッツィにおいてはライダーが機械とアナログに対話するための重要な要素として再定義されています。最高出力52HP (38kW)を6,200rpmで発生させ、常用域でのトルク特性を強化した再設計エンジンは、エンジンの唸りを全身で受け止める官能的な加速を実現しました。低速域からの力強い鼓動感とシャフトドライブ特有のダイレクトなトラクションが融合したその走りは、効率性のみを追求した並列エンジン車では決して到達できない領域にあります。
V7 IIIシリーズは、キャストホイールを採用したモダンな「Stone」から豪華な「Racer」まで多彩なラインナップを誇りますが、世界限定750台の「Stone S」はその中でも特異な真価を発揮しています。その象徴は渋い光を放つサテンクローム仕上げの燃料タンクであり、そこにはクラシックな質感を強調するブラックレザーのタンクストラップが配され、LED灯火類やスタイリッシュなバーエンドミラーといったモダンな専用装備が統合されています。シート高は身長166cmのライダーでも両足がしっかりとつく足つき性に優れた770mmを確保し、装備重量は209kg、燃料タンクは21.0リットルの大容量を誇ります。フロントには320mm径のディスクとBrembo製4ピストンキャリパーを装備し、現代的な安全基準を支えています。
モダンクラシック市場におけるV7 III Stone Sの立ち位置は、競合他車との比較を通じてより鮮明になります。Triumph Street Twinは900ccの270度クランク並列二気筒から65馬力を発揮し、乾燥重量約198kgという軽さを武器にしていますが、V7 III Stone Sは744cc・52馬力という数値以上に、乾燥重量189kgという軽量性と、メンテナンス性に優れたシャフトドライブという決定的な差別化要因を持っています。また、803ccで72〜75馬力を誇るDucati Scrambler Iconなどのライバルと比較しても、縦置きVツインという独自のレイアウトがもたらす挙動の希少性は際立っています。最高出力や加速性能では一歩譲る部分があるものの、モト・グッツィを選択するという決断は、他車には真似できない物理的な体験と伝統的なクラフトマンシップを優先するライダーの知的な選択を意味します。
極めて個性が強いStone Sと向き合うには、その特性を欠陥ではなく「愛すべきキャラクター」として理解する姿勢が必要です。実用上の留意点としては、フロントフォークが非調整式であるため路面状況によっては挙動が硬く感じられる場合があることなど、モト・グッツィ特有の設計構造に起因する事象が挙げられます。また、市場には高出力なライバルが多く存在し、価格も決して安価ではないという側面も否定できません。しかし、これらは空冷縦置きVツインという伝統を維持しつつ現代の規制に適合させた結果として現れるアナログな「手応え」の一部であり、完璧な機械にはない生き物のような鼓動感でもあります。
市場におけるStone Sの資産価値について、発売当時の日本国内メーカー希望小売価格はスタンダードなStoneが1,098,000円であったのに対し、Stone Sは1,298,000円でした。中古市場における買取相場を見ると、スタンダードな「V7 III Stone」は買取上限額が約50.8万円というデータが存在しますが、V7 III Stone Sに関しては世界限定750台という希少性ゆえに国内での流通個体が極めて少なく、具体的な取引データはありません。
なお、これらの価格や買取相場は2026年執筆時点のデータに基づいた参考値です。価格の換算は当時の相場、税率です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。
Moto Guzzi V7 III Stone Sは、50年にわたる縦置きVツインの歴史的遺産と、現代の洗練されたクラフトマンシップを体現する一台です。スペックの数値だけでは語り尽くせないトルクリアクションの鼓動や、シャフトドライブのダイレクトな挙動、そして世界限定750台という誇り高い称号は、オーナーの人生に唯一無二の彩りを与えてきましたことでしょう。もし今、この名車との別れを検討されているのであれば、それは単なる「売却」ではなく、あなたが大切に育んできた資産を、正当に評価される次のサイクルへと繋げるための賢明な決断です。高い希少性を誇るStone Sだからこそ、プロフェッショナルな査定を通じてその価値を最大化し、愛車の歩んできた軌跡を新たな未来へと委ねることは、次のバイクライフをより豊かにするための最良の選択となるでしょう。バイクパッションでは、こうした名車の適正な査定を随時承っております。
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi V7 III Stone S / 2BL- / 2020年 |
|---|---|
| 発売年月 | 2020年5月(日本国内) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,185mm 全幅800mm 全高1,110mm・209kg(装備) |
| シート高・最低地上高(mm) | 770mm・150mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV2バルブ90°V型2気筒・38kW (52HP) @ 6,200rpm・5.5 L/100km(約18.2km/L, 欧州参考値) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフスターター式・Marelli MIU G3(電子制御燃料噴射 )・21L |
| 新車販売価格 | 1,298,000円(税込, 日本国内仕様)/ $9,490(約102万円, 米国仕様) |
| ジャンル | ネオクラシック |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 V7 Ⅲ ストーンS【2020年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年03月06日
【状態別の買取相場】 V7 Ⅲ ストーンS【2020年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
79.8万円
79.8万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年03月06日
【走行距離別の買取相場】 V7 Ⅲ ストーンS【2020年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 79.8万円 | 1台 |
| 平均 | 79.8万円 | ||
| 最低 | 79.8万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年03月06日
【カラー別の買取相場】 V7 Ⅲ ストーンS【2020年】
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 79.8 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年03月06日
【実働車の取引価格帯】 V7 Ⅲ ストーンS【2020年】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年03月06日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
V7 Ⅲ ストーンS【2020年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月06日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | V7 Ⅲ ストーンS【2020年】 | 80.0万円 | 6.0点 | LDK001LM | 4,064km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





03月10日〜03月16日