V7 クラシック【2008~12年】毎週更新の買取査定相場
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- 買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
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V7 クラシック【2008~12年】 の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で27%下落。対3年前比で17%下落し、対前年比では5%上昇しています。
最も高く売れるカラーリングは白、最も高く売れる年式は2012年式となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は10.4万円が平均です。
V7 クラシック【2008~12年】 買取査定に役立つ車両解説

- マットブラック 2012年式
- 当時の新車価格
- 税抜 95万円 (税込99.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
42.8万円
- 現在の平均買取相場指標
-
37.9万円
- 上限参考買取率
- 45.0%
- 平均参考買取率
- 39.9%

- ホワイト 2008年式
- 当時の新車価格
- 税抜 120万円 (税込126万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
39.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
31.0万円
- 上限参考買取率
- 32.5%
- 平均参考買取率
- 25.8%

- ブラック 2010年式
- 当時の新車価格
- 税抜 120万円 (税込126万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
42.8万円
- 現在の平均買取相場指標
-
37.9万円
- 上限参考買取率
- 35.7%
- 平均参考買取率
- 31.6%

- レッド 2011年式
- 当時の新車価格
- 税抜 95万円 (税込99.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
25.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
25.2万円
- 上限参考買取率
- 26.5%
- 平均参考買取率
- 26.5%

- ブラック 2009年式
- 当時の新車価格
- 税抜 120万円 (税込120万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
42.8万円
- 現在の平均買取相場指標
-
37.9万円
- 上限参考買取率
- 35.7%
- 平均参考買取率
- 31.6%
モトグッツィが誇る「縦置き90度Vツイン+シャフトドライブ」の源流は1967年の初代「V7」にさかのぼる。当時イタリア最大排気量の703ccを擁したこのモデルは、その後の「V7スペシャル(1969年)」や「V7スポルト(1972年)」へと発展し、イタリアン・スポーツバイクの黄金時代を築いた。しかし1990年代以降は経営難に苦しみ、ブランドの栄光は遠のいていた。転換点となったのが2004年のピアッジオ・グループによる買収である。強固な資本力を得たマンデッロ・デル・ラリオの工場は、往年の名機を現代に甦らせる計画を始動。こうして2007年のミラノショー(EICMA)で発表されたのが、モダンレトロ市場の開拓を狙った戦略的ネイキッド「V7クラシック」であった。
2008年に正式発売された初期型V7クラシックは、当時の現行ミドルネイキッド「ブレヴァ750」のシャシーとパワーユニットをベースとしている。最大の特徴であるなだらかな白い燃料タンクや赤黒のラインは1969年式の「V7スペシャル」への直接的なオマージュであり、全体のスポーティなシルエットや2眼メーターの意匠には「V7スポルト」のDNAが巧みに織り込まれていた。車体構成は、着脱可能なリアサブフレームを持つスチール製チューブラー・ダブルクレードルフレームに、40mmのマルゾッキ製テレスコピックフォーク(ストローク130mm)を組み合わせ、リアにはシャフトドライブハウジングを兼ねた堅牢なスチール製スイングアームとツインショックを採用。前後ブレンボ製ブレーキに、フロント18インチ、リア17インチのワイヤースポークホイールを備えた。エンジンは744ccの空冷4ストロークOHV縦置き90度Vツイン(1気筒あたり2バルブ)で、ウェーバー・マレリ製インジェクション(ツインスロットルボディ)を搭載し、最高出力48馬力/6,800rpm、最大トルク55Nm/3,600rpmを発揮。乾燥重量は182kgと非常に軽量で、当時の17リットル容量の燃料タンクは樹脂製であった。
2009年には基本仕様を維持しつつ、セパレートハンドルやアップマフラー、伝説のレニャーノグリーンを纏ったスポーツ仕様の派生モデル「V7カフェクラシック」が追加された。2010年には、メッキタンクやキャンディレッド塗装のフレームが鮮烈な限定車「V7クラブマンレーサー」が投入され、これが大きな反響を呼んだことで、2011年には正式なカタログモデルである「V7レーサー」へと昇華。職人技を思わせる赤いコンポーネントとクロームタンクの組み合わせは、ブランドのイメージリーダーとなった。この間もV7クラシックはシリーズの基軸を支えるスタンダードとして不変のまま生産された。
2012年、V7シリーズは誕生以来最大となる劇的な刷新を迎える。シリンダーや燃焼室など230以上のパーツを新設計し、従来のツインスロットルからシングルスロットルボディへと吸気システムを一新した新型エンジンを投入。これにより最高出力は50hpに向上し、全域でのトルク感と環境性能が強化された。さらに、長年の懸案であった燃料タンクが樹脂製から待望の金属(スチール)製へと変更され、容量も22リットルへ大幅に拡大。航続距離の延伸やマグネット式タンクバッグの装着対応など実用性が一気に向上した。この歴史的な大刷新に伴い、初代の「V7クラシック」というグレード名は4年間の役目を終えて生産終了となる。2012年以降は、キャストホイール仕様の「V7ストーン」、ワイヤースポークでクラシックのグラフィックを引き継いだ実質的な後継の「V7スペシャル」、そして継続される「V7レーサー」の三本柱体制へと移行した。
V7クラシックが築いた強固な基盤は、2014年発表の「V7 II」へと受け継がれる。V7 IIではエンジン搭載位置を前傾させて足元を広げた新シャシーとなり、変速機も念願の6速へ再設計されたほか、ABSやトラクションコントロール(MGCT)などの安全電子制御が標準装備され、シリーズはさらなる成長を遂げていく。
当時の市場において、このセグメントには並列2気筒のトライアンフ・ボンネビルや、ハーレーダビッドソン・XL883スポーツスターがライバルとして君臨していたが、V7クラシックはこれらに対して小排気量・低出力ながら、「スポーツスターよりも約70kgも軽量である」という絶対的な軽さを武器に、ストリートやワインディングでの圧倒的な身軽さを実現していた。また、ボンネビルと比較した際のイタリアン・エキゾチックとしての質感も高く評価され、海外のテスターから「V7クラシックを前にすると、ノーマルのボンネビルが素っ気なく見える」と評されたほどである。ドゥカティのGT1000などと比較しても、親しみやすい価格とキャラクターで独自のポジションを築いていた。
最大の差異はそのメカニズムにある。クランクシャフトが進行方向に対して縦軸で回転するモトグッツィ特有の構造は、スロットルを煽った瞬間に車体が右へとわずかに傾く「ローリングトルク(反トルク作用)」を生み出す。走行中も加減速のたびに独特の鼓動感と車体のピッチングがリンクし、単なる移動手段を超えた生命体のようなフィーリングを乗り手に提供する。この唯一無二の乗り味こそが、スペックの数値を置き去りにする最大の魔力であった。
モトグッツィ V7クラシックは、モダンレトロ市場が本格化する遥か以前から、ブランドの哲学と歴史的アイデンティティを現代の技術で再解釈するという命題に正面から向き合ったパイオニアである。美しいスタイリング、有機的な乗り味、そしてイタリアの老舗としての矜持が渾然一体となったこのモデルは、後継世代へとバトンを繋ぎながら、モトグッツィの本質を雄弁に語り続けたヘリテージの教科書と呼ぶべき名車である。
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi V7 Classic / LW000型2008/LWJ00型2009~/2008〜2012年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2008年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2185mm 幅800mm 高さ1115mm 重さ182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高805mm最低地上高182mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・燃費16.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)126万円(2008〜2010) (税込)99.8万円(2011〜2012) |
| ジャンル | ネオクラシック |
【2008年式】V7 クラシック毎週更新の買取査定相場
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- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2008年式】V7 クラシック の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で19%下落。対3年前比で19%下落し、対前年比では7%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは白となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は10.4万円が平均です。
【2008年式】V7 クラシック 買取査定に役立つ車両解説
モトグッツィというブランドの歴史を語るとき、「V7」という名称が持つ重みは特別だ。その原点は1966年に遡る。モトグッツィ最初の横置きVツインは、ロンバルディア州マンデッロ・デル・ラーリオで開発された1966年型ループフレームのV7 700であり、「V」はVツインのエンジン形式を、「7」は700ccの排気量を意味していた。その後、1967年に703ccの横置き90度Vツインが初めて世に出され、当時イタリア最大排気量の市販車として登場した。さらにこの系譜は1969年のV7スペシャル、1972年のV7スポルトといった1970年代のモトグッツィを代表する傑作へと引き継がれ、イタリアン・バイクの象徴として世界的な地位を築いた。
その伝説的な名称が現代に復活したのが、2007年のミラノ・モーターサイクルショーだった。V7クラシックはヴィンテージスタイルの市場に向けた提案として発表されたネイキッドモデルであり、ブレバ750をベースに車体とエンジンに限定的な変更を加えた構成を取り、1969年のV7スペシャルと1972年のV7スポルトという過去の成功モデルを現代に呼び覚ます意図をもって設計された。2008年式はその翌年にあたる2年目の生産モデルであり、前年モデルから技術・外観・性能のいずれにおいても変更を加えることなく、まったく同一の仕様で市場に投入された。つまり2008年式は、2007年にデビューした初代V7クラシックの内容をそのまま継承したモデルということになる。
車体構成の核心は、ベースとなったブレバ750からの巧みな作り分けにある。エンジンはブレバ750の燃料噴射式2バルブユニットをそのまま流用しつつ、クラシックなツインショック式リアエンドを実現するためにチューブラーサブフレームを溶接で追加している。スポークホイールはグッツィ自身のネバダクルーザーから転用したクロームスポーク仕様であり、メーターはドゥカティ・モンスター向けに製造された双眼タイプのヴェーリアスタイルを採用している。フレームは着脱式のチューブラーデュプレックスフレームで、フロントには130mmのストロークを持つ40mmマルゾッキ製テレスコピックフォークを装備し、リアにはプリロード調整可能なツインショックを備えたアルミ製スイングアームを組み合わせ、118mmのホイールトラベルを確保している。
燃料タンクのシルエットは1972〜1974年のV7スポルトやMk1ル・マンに使われた曲線美豊かなタンクを忠実に模している。三角形のサイドパネルはブラックのスラット状エッジを持ち、V7スポルトとV7の両方の要素を取り込んだデザインだ。ホワイトのカラースキームはV7スペシャルへのオマージュであり、全体のスタイリングはグッツィの歴史から厳選されたディテールの集大成となっている。
スペック面では、744ccの空冷4ストローク90度Vツインエンジンが6,800rpmで48馬力を発生する。、乾燥重量は182kg、燃料タンク容量は17リットルで、推定燃費は約19km/Lとされている。この特性はまさに旧来のグッツィ的な性格を体現しており、トップギアの5速で2,000〜3,500rpmのゆったりとした巡航域でトルクがライダーを押し出す感覚が持ち味だ。変速機は5速、最終減速はグッツィ伝統のシャフトドライブを採用する。ブレーキは前後ともディスクブレーキを装備し、クロームメッキのヘッドライト、マレリ製のデジタル液晶メーター、上質なスイッチ類とミラー、「モトグッツィ」の文字が刻まれたシートなど、仕上げの細部に本物の質感が宿っている。
モデルライフの中での2008年式の立ち位置は、「定礎を固める年」として位置付けられる。翌2009年式では同じ基本構成を維持しながらもテクノロジー面で一段の進化が図られている。さらにラインナップも拡充され、2008年末にはV7カフェクラシックが追加された。これはV7スポルトのレニャーノグリーンを纏い、リアシートにインテグレートされたテール、高めに設定されたデュアル排気系を持つバリエーションだ。その後2014年まで生産が続けられたV7クラシックは、パワー不足や速度域での振動という限界を抱えながらも、スタイル・実用性・キャラクターの三拍子において高い評価を得た。
ライバル車種の文脈では、V7クラシックはトライアンフ・ボンネビルとハーレーダビッドソンXL883Rスポーツスターと同じ土俵に立つ存在だが、排気量と出力では一歩引いた位置にある。ボンネビルに対しては約17馬力劣り、トルクでも及ばない。ハーレーのスポーツスターに対しては、乾燥重量で実に70kgもの軽量化を実現している。スタイリングの本質的な差異という観点では、ボンネビルが基本的かつポップな印象に映るのに対し、V7クラシックはより洗練されたイタリアン的品格を持ち、フィラーキャップの航空機風アルミ仕上げなど随所に細部への執着が感じられる。
モトグッツィV7クラシック2008年式とは、単なるレトロバイクのリバイバルではない。チューブラースチールフレームと軽量な車体、適切な足まわりとブレーキの組み合わせは、レトロロードスターとして正直かつ実効的な走りを実現するものであり、オーナーたちはその完成度に長年にわたって高い満足を示し続けてきた。ブレバ750という現代的プラットフォームを骨格に、1960〜70年代の傑作モデル群から抽出したDNAを纏わせたこのマシンは、イタリアという土地が持つ二輪の美学を、信頼性と実用性を損なうことなく現代に届ける稀有な存在だ。V7の名が再び世界に響き渡った瞬間として、2008年式はその記念碑的意義を持ち続けている。
買替や売る際の買取査定は2008年式モト・グッツィV7クラシックの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi V7 Classic / LW000型/2008年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2008年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2185mm 幅800mm 高さ1115mm 重さ182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高805mm最低地上高182mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・燃費16.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)126万円 |
【2009年式】V7 クラシック毎週更新の買取査定相場
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【2009年式】V7 クラシック の買取査定相場
【2009年式】V7 クラシック 買取査定に役立つ車両解説
1967年、モトグッツィは伝説的なエンジニア、ジュリオ・チェーザレ・カルカーノの設計による縦置き90度Vツインエンジンを搭載した「V7」を世に送り出した。排気量703ccのその初代V7は、イタリア初のマキシバイクとして市場に衝撃を与え、プレスや公衆から熱狂的な歓迎を受けた。その後、V7スペシャル(1969年)、V7スポーツ(1972年)と展開され、モトグッツィの黄金時代を象徴するモデルとして世界中のライダーの記憶に深く刻まれることとなった。
そのV7の血脈を現代に蘇らせるべく、2007年のミラノモーターサイクルショー(EICMA)でモトグッツィが発表したのが、この新生V7クラシックだ。ヴィンテージスタイルの市場を明確なターゲットとして投入されたこのモデルは、ブレバ750をベースに、シャシーとエンジンに最小限の変更を施して完成させた。1969年のV7スペシャルと1972年のV7スポーツという二つの名車が持つ精神的・視覚的な美しさを21世紀に再解釈する、という明快なコンセプトの下に誕生したモデルである。
ブレバ750は2003年から販売されていたモデルで、そのルーツは1970年代後半のV50系スモールユニットに遡る。エンジンはヘロンヘッドを採用したOHV2バルブVツインで、フレームはスチール製ダブルクレードルというオーソドックスな構成を持つ。V7クラシックはこのブレバ750のプラットフォームを土台に、外観をクラシックスタイルへ大きく変貌させることで独自のアイデンティティを確立した。
2009年式V7クラシックの車体構成は、ASLスチール製チューブラー分割式ツインクレードルフレームを核として構成される。フロントサスペンションは40mmのマルゾッキ製テレスコピックフォークで、ストロークは130mm。リアはアルミ製スイングアームにプリロード調整機能付きツインショックを装備している。
エンジンは744cc空冷4ストロークVツインで最高出力49馬力(6,800rpm)、最大トルク56Nm(3,600rpm)を発生する。ボア×ストロークは80×74mm、圧縮比9.6:1。バルブ駆動はプッシュロッド式OHV。トランスミッションは5速リターンで、一次減速はヘリカルギア(16/21=1:1.3125)、二次減速はV7の伝統たるシャフトドライブ(8/33=1:4.825)を採用する。ブレーキはフロントに320mmフローティングディスク+4ピストンキャリパー、リアに260mmディスク+シングルピストンキャリパーという構成だ。タイヤはフロント18インチ、リア17インチのワイヤースポークホイールを履く。
外観面では、丸型ヘッドライト、容量17lの大型燃料タンク、グラブバー付きの2人乗り対応シート、両側出しデュアルエキゾースト、ワイヤースポークホイールといった、1960〜70年代のモトグッツィそのものを想起させるディテールを随所に凝らしている。車重は乾燥重量182kgで、シート高は805mmと、取り回しのしやすさも考慮されている。
V7クラシックは2008年モデルで市販化されたが、この年式は前モデル(2007年のショーデビュー版)から技術的・視覚的・性能的な仕様に変更を加えることはせず、燃料タンク、インストルメント、サイドパネルはV7スポルト、カラーリングはV7スペシャルと同様のホワイトを採用といった、往年の名車へのオマージュが散りばめられているのが特徴だ。2009年式は実質2年目の市販モデルとなり、基本的な仕様は2008年式を踏襲している。機械的な構成においては前年式から大幅な変更はなく、連続したモデルライフの中での安定供給という意味合いが強い。一方で同年には派生モデルとしてカフェクラシックも追加されており、こちらはV7スポーツと同一の「レニャーノグリーン」塗装、テールと一体化したシート、跳ね上げ式デュアルエキゾーストを持つカフェレーサースタイルのバリエーションとして位置づけられていた。
V7クラシックのモデルライフにおいて、2009年式はシリーズの基礎を固めた重要な年式だ。この第一世代V7シリーズは2008年の市販化から2012〜2013年頃まで続き、2015年にV7 IIへとアップデートされた。V7 IIではシャシーの改良、出力の向上、トランスミッションの6速化、さらにABSとトラクションコントロールが追加され、ストーン、スペシャル、レーサーの3バリエーション体制となった。2009年式は、このモデルが熟成の段階に入りつつも、大規模な刷新が行われる前のピュアな第一世代の頂点に位置する年式であり、後の発展の礎となった。
2009年の直接的なライバルとして筆頭に挙がるのが、トライアンフ ボンネビルT100だ。865cc空冷並列2気筒を搭載し、最高出力は67hpを誇る。価格は北米市場で8,799ドルと設定されており、V7クラシックの北米価格8,490ドルとほぼ同価格帯で競合した。V7クラシックがVツインによる低回転からの粘り強いトルクとシャフトドライブの独自性を武器とするのに対し、ボンネビルは865ccのより大きな排気量と67hpという明確な出力優位性、そして英国車ならではのブランドヒストリーを持つ。排気量と出力においてV7クラシックが744cc・49hp、ボンネビルが865cc・67hpと差があり、この点はV7に不利に映る。しかしV7クラシックが持つ縦置きVツインという唯一無二の構造、純イタリアン・ハンドクラフトの質感、そして90度Vツインの鼓動感はボンネビルとは明確に異なる価値であり、どちらが優れているという問題ではなく、乗り手が何を求めるかという哲学の違いでもある。 Motorcycle.com + 2
2009年式モトグッツィV7クラシックは、スペックシートだけで語れるマシンではない。1967年の初代V7から脈々と続くDNAを現代のフレームに落とし込み、燃料噴射という現代技術とスポークホイールやシャフトドライブという伝統的要素を共存させた、稀有な二輪車だ。加速性能や馬力を競うカテゴリーとは一線を画し、乗ること自体を目的として設計されたこのバイクは、モトグッツィというブランドの本質を最も直截に体現した一台として、その後のV7シリーズの方向性を定める原点となった。
買替や売る際の買取査定は2009年式モト・グッツィV7クラシックの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi V7 Classic /LWJ00型/2009年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2009年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2185mm 幅800mm 高さ1115mm 重さ182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高805mm最低地上高182mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・燃費16.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)126万円 |
【2010年式】V7 クラシック毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2010年式】V7 クラシック の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白となっています。
【2010年式】V7 クラシック 買取査定に役立つ車両解説
1967年、ジュリオ・チェーザレ・カルカーノが設計した初代V7は、当時の排気量記録を打ち立てる703ccの縦置きV型90度ツインシリンダーを搭載した、イタリア初のマキシバイクとして市場に衝撃を与えた。そのDNAは1969年のV7スペシャル、1972年のV7スポルトへと受け継がれ、モトグッツィという名を世界に知らしめた。そして初代誕生から40年の節目に当たる2007年、その精神的後継機として新生V7クラシックは発表されたのだ。
V7クラシックの誕生にはふたつの狙いがあった。ひとつはカルカーノが生み出した初代V7の40周年を祝うこと、もうひとつはクラシックかつ洗練されたレトロデザインを求める市場の高まる需要に応えることである。ベースとなったのはブラバ750というモデルで、シャーシおよびエンジンに限定的な改変を施した上でV7クラシックとして仕立てられた。このブラバは2003年から展開されていたモトグッツィの近代的なロードスター系譜であり、V7クラシックはその実用的なメカニズムをレトロなドレスで包み直した存在といえる。
車体の構成を見ると、フレームはスチール製パイプフレーム、フロントには130mmのトラベルを持つ40mmマルゾッキ製テレスコピックフォーク、リアにはプリロード調整機能付きツインショックを備えたスチールスイングアームを組み合わせており、リアトラベルは118mmを確保している。外観上の特徴として、丸型ヘッドライト、大型フューエルタンク、パッセンジャーグラブバーを備えた二人乗り対応のデュアルシート、左右に配置されたデュアルエキゾーストシステム、そしてワイヤースポークホイールが採用されていた。
2010年式V7クラシックが搭載するエンジンは744cc空冷4ストロークVツインで、ウェーバー・マレリ製フューエルインジェクションシステムによって管理される。最高出力は49馬力/6,800rpm、最大トルクは56Nm/3,600rpmを発生する。ボア×ストロークは80mm×74mmのオーバースクエア設計で、圧縮比は9.6:1。シリンダーヘッドは2バルブ構成で、スロットルボディは36mmのウェーバー・マレリ製を用いる。トランスミッションは5速、ケーブル作動式ドライクラッチ、ファイナルドライブはシャフト駆動を採用している。車体寸法はホイールベース約1,448mm、、シート高805mm、乾燥重量182kg、燃料タンク容量17Lである。ブレーキはフロントにブレンボ製対抗4POTキャリパー+シングルディスク、リアにはディスクブレーキを採用する。カラーリングはブラック&ゴールドトリム、またはホワイト&ブラック・レッドトリムの2色を用意し、スポークホイールを含むシンプルな構成で価格を抑えつつ、豊富なクロームメッキパーツでレトロの雰囲気を損なわない仕上がりとなっていた。
V7クラシックのモデルライフを振り返ると、2007年のミラノショーでのデビュー以来、基本仕様を大きく変えることなく、2010年式も1970年代の外観と感覚を継承しながら最新技術を組み込んだかたちで市場に投入された。前年2009年式との違いについては、エンジンや骨格に根本的な変更は確認されておらず、スペック面でも連続性が維持されている。2008年の初代ローンチ時、空冷VツインOHV、744cc、スポークホイールスタイリング、シャフトドライブという基本構成が確立されており、その仕様は実質的に2011年まで踏襲された。2010年式はこのファーストジェネレーションV7クラシックのモデルライフ末期に位置する。2012年にはエンジンの全面改良が行われ2014年にはV7 IIへと進化し、シャーシ刷新、エンジン出力向上、6速ギアボックス、ABS、トラクションコントロールを獲得した。つまり2010年式は2012年のエンジン改良(第二世代)の前段階といえる。
ライバル車種を見ると、最も直接的な競合はトライアンフ・ボンネビルで、排気量865ccと744ccの差があり、最高出力ではボンネビルが67hp対48hpと上回る。2010年時点でのV7クラシックの米国市場価格は8,790ドルであった。ボンネビルが並列2気筒という伝統的なブリティッシュスタイルを持つのに対し、V7クラシックは縦置きVツイン+シャフトドライブというイタリア独自のレイアウトで個性を際立たせる。90度のシリンダー挟角によって得られる完璧な一次バランスと、フューエルインジェクションが生み出すスムーズな吹け上がりは、V7クラシック固有の資産である。またライバルのボンネビルより純粋なキャラクターと魅力という点でV7が一歩先を行くという評価もあり、メンテナンスフリー性の高いシャフトドライブも長距離ツーリングやデイリーユースにおいて明確なアドバンテージとなっていた。
2010年式モトグッツィV7クラシックは、1967年の初代V7が体現した「精緻な美しさ」を現代技術で再解釈した、ピュアなヘリテイジバイクである。初代V7が刻んだ記憶——所有者の若き日々、友との旅、華やかな時代——を新しい世代が現代的な信頼性と利便性をもって手にできる。それがこのマシンの本質的な価値だ。性能数値でライバルを凌駕することを目指すのではなく、縦置きVツインの鼓動、シャフトドライブの低メンテナンス性、そして何より「本物のグッツィ」としての品格——それこそが2010年式V7クラシックを選ぶ理由であり、その価値は今日においても色あせていない。
買替や売る際の買取査定は2010年式モト・グッツィV7クラシックの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi V7 Classic / LWJ00型/2010年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2010年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2185mm 幅800mm 高さ1115mm 重さ182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高805mm 最低地上高182mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・燃費16.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)126万円 |
【2011年式】V7 クラシック毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2011年式】V7 クラシック の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
【2011年式】V7 クラシック 買取査定に役立つ車両解説
モトグッツィ V7クラシックは、2007年のミラノ・モーターショー(EICMA)においてヴィンテージスタイルの市場への提案として発表されたネイキッドモデルだ。その出自は、1921年創業という現存するバイクブランドの中ではイタリア最古参のアイデンティティそのものに深く根差している。ベースとなったのはブレヴァ750で、シャシーとエンジンに限定的な変更が加えられたものだった。V7クラシックが目指したのは、第二次世界大戦後にモトグッツィが誇った最も成功した2モデル、すなわち1969年製V7スペシャルと1972年製V7スポルトへの回帰であった。
外観面では、V7スポルトのフューエルタンク、メーター、サイドパネルと同じ意匠を採用し、V7スペシャルのホワイトカラースキームを踏襲した。ブランドが往年の栄光を現代に召喚するという手法は、当時勃興しつつあったレトロ・リバイバルトレンドの文脈で市場に明確に訴求した。
2008年には、1970年代の称賛された外観と雰囲気を継承しながら最新技術を融合させたモデルとして、V7クラシックが改めてラインナップを刷新する形でリリースされた。そして2011年式は、このブランドのラインナップにおけるベースモデルとして、レトロな佇まいをそのままに継続された年式となる。前年式からの変更点は特に設けられず、スペックおよびキャラクターは2010年式と同一のまま市場に供給された。
車体構成について詳述しよう。フレームには高強度スチール製の着脱式チューブラー・デュプレックス・クレイドルを採用し、フロントサスペンションにはマルゾッキ製などの40mmの油圧テレスコピックフォークを装着。そのストローク量は130mmだ。リアにはライトアロイキャスト製のスイングアームと、プリロード調整機能を備えた2本のダンパーが組み合わされ、118mmのホイールトラベルを確保している。ブレーキはフロントにブレンボ製320mmシングルディスク、リアに同260mmシングルディスクを装備する。
タイヤサイズはフロント110/70-17、リア130/80-17。ホイールはワイヤースポークで、シート高は805mm、全長2,185mm、全幅800mmというディメンションを持つ。乾燥重量182kg、燃料タンク容量は17リットルだ。
心臓部は744cc空冷4ストロークOHV Vツインエンジンで、フューエルタンク下に縦置きに搭載される。最高出力48馬力/6,200rpm、最大トルク58Nm(40lb-ft)/5,000rpmを発揮する。ボア×ストロークは80.0×74.0mm、圧縮比は9.6:1で、バルブ数はシリンダーあたり2バルブ。燃料供給はウェーバー・マレリ製インジェクションが担い、冷却方式は空冷だ。エンジンオイルは圧力ポンプによるローブ式潤滑を採用する。排気系は三元触媒+ラムダセンサーによる排ガス後処理システムを組み込んでいる。トランスミッションは5速で、最終減速はグッツィ伝統のシャフトドライブ。クラッチはクッションドライブ付きシングルディスク乾式だ。
モデルライフにおける2011年式の立ち位置を考えると、これは初代V7シリーズの最終章と言える。V7クラシックは2012年を最後に姿を消し、同時に後継格として新エンジンと視覚的差異を備えたV7ストーンが登場。V7クラシック・バージョンの進化形として位置付けられた。さらに2015年にはV7 IIプラットフォームへの刷新が行われ、エンジン改良と待望の6速トランスミッション、さらにトラクションコントロールとABS標準装備されるに至った。V7 IIではエンジン搭載位置を10mm低下させ4度前方に傾けることで重心を下げ、ライダーのレッグルームも改善された。つまり2011年式V7クラシックは、技術的な大刷新を前にした初代アーキテクチャーの完成形であり、もっとも純粋な初代の文法を体現した年式として評価できる。
2011年式V7クラシックの価格帯で直接ぶつかるライバルが、同年のトライアンフ・ボンネビルSEおよびT100で、両モデルとも865cc空冷並列2気筒エンジンを採用している。V7クラシックはこれと同価格帯で争うが、差異は明白だ。最大の違いはエンジンレイアウトとドライブトレインにある。V7が縦置き90度Vツイン+シャフトドライブというグッツィ固有の伝統を守るのに対し、ボンネビルはより大きな865ccの並列2気筒で、チェーンドライブを採用する。シャフトドライブの無メンテナンス性とエンジンの左右対称な振動がもたらす独自のフィールは、V7ならではの個性であり、トライアンフにはないものだ。一方でパワーの数値ではボンネビルが上回り、扱いやすさや汎用性という点ではそちらに分がある。加えてV7の5速ミッションは、ツーリングでの高速巡航においてボンネビル(当時も5速)と同等だが、2015年のV7 IIが6速化した際の対比で見ると、初代の弱点として後に認識されることになった。
2011年式V7クラシックは、ハイスペック競争に背を向け、イタリアが誇る歴史の重みをそのまま製品にしたマシンだ。性能よりも佇まい、ゼロヨンよりも街角での存在感。V7スペシャルとV7スポーツという黄金時代への敬意を、現代のインジェクションとブレンボで包み直したこの一台は、第二次世界大戦後のイタリア産業が世界に誇示したアイデンティティを、令和の現在においてもなお静かに主張し続けている。
買替や売る際の買取査定は2011年式モト・グッツィV7クラシックの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi V7 Classic / LWJ00型/2011年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2011年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2185mm 幅800mm 高さ1115mm 重さ182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高805mm最低地上高182mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・燃費16.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)99.8万円 |
【2012年式】V7 クラシック毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2012年式】V7 クラシック の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で10%上昇。対3年前比で6%下落し、対前年比では12%上昇しています。
最も高く売れるカラーリングはオレンジとなっています。
【2012年式】V7 クラシック 買取査定に役立つ車両解説
2012年式モトグッツィV7クラシックは、第一世代V7シリーズの終焉を静かに告げた一台だ。その立ち位置を正確に理解するには、まずこのモデルの来歴を辿る必要がある。
V7クラシックは2007年のミラノモーターショー(EICMA)でデビューし、ヴィンテージスタイルのオートバイ市場へのプロポーザルとして世に送り出された。ブレヴァ 750をベースに、シャシーとエンジンに限定的な変更を加えつつスーパーストラクチャーを換装したものだ。つまりゼロから設計されたモデルではなく、グッツィ伝統の縦置きVツイン+シャフトドライブというDNAをブレヴァ 750から受け継ぎながら、1960年代後半のオリジナルV7が持っていたアーキタイプを現代に召喚するかたちで誕生した。横置き90度Vツインエンジンとシャフトドライブという基本レイアウトは1960年代のV7から受け継いだものだが、ブレンボのディスクブレーキ、ウェーバー・マレリ電子式燃料噴射、マルゾッキ製フォークといったモダンな技術を纏い、外観は往年のクラシックでありながら走りは現代のバイクとして機能する。
車体構成の骨格は、2008年のデビュー以来一貫している。744cc空冷縦置きVツイン(シリンダーあたり2バルブ)、Weber-Marelli電子インジェクション、マニエッティ・マレリ製デジタル点火システムを搭載。最高出力48馬力、最大トルク58Nmを発生し、5速トランスミッションとシャフトドライブで後輪を駆動する。フレームはリムーバブルリアサブフレームを備えるダブルクレードル型チューブラースチール構造、フロントにマルゾッキ製40mmテレスコピックフォーク(ストローク130mm)、リアはプリロード調整機能付き2本ダンパーが組み合わされる。ブレーキはフロントに320mmシングルディスク+2ピストンキャリパー、リアに260mmディスク+2ピストンキャリパーという構成で、車重は乾燥重量182kg、シート高805mmとなっている。
そして2012年型の最大の特徴として正直に記しておかなければならない事実がある。AutoTraderのモデルデータベースにおいて、2012年式V7クラシックの「Revision Status」は明確に「Carryover(キャリーオーバー)」と記録されており、スペックも47.6馬力・40.3ft-lbと前年型から実質的な変更がない。これは何を意味するか。モトグッツィは2012年モデルイヤーにV7シリーズを大幅刷新し、シリンダーヘッド、ピストン、シリンダー、インテークマニホールド、エアボックスにいたるほぼ全面的な刷新を受けた新エンジンを投入したが、その恩恵を受けたのはV7 ストーン、V7 スペシャル、V7 レーサーの3バリエーションであり、V7クラシックはこのアップデートの対象外だった。すなわち2012年式V7クラシックとは、実態として2011年型のキャリーオーバー販売に他ならない。「2012年式」という年式表記を持ちながら、メカニズム的には前年型と同一内容のまま市場に存在し続けたモデルだ。なお2011年型クラシック自体も「前年モデルと同一スペックで変更なし」という位置づけであったことを踏まえると、V7クラシックというモデルは2008年のデビュー以降、実質的にほぼ内容を変えないまま数年間継続販売されたということになる。
このモデルライフの文脈において2012年型が持つ意味は、「変化」ではなく「完結」だ。2012年以降のV7シリーズはStone、Special、Racerという3本立てのラインナップへと再編された。クラシックはこの新体制には組み込まれず、第一世代の最後の表現として静かに退場した。後継となるV7 IIが2014年に登場し、6速ミッション、ABS、トラクションコントロールを備えた本格的な次世代モデルへと進化を果たした。V7 IIではエンジンが4度前傾・10mm低位置に搭載されることでレッグルームが30mm拡大され、クラッチレバー操力も軽減された。その後2017年にはV7 IIIが登場し、V9由来のシリンダーヘッドによる10%の出力向上、より軽いクラッチ、改良されたリアショックを手に入れている。2012年型クラシックは、こうした進化の系譜において、最も「素」の状態にあった時代の最後の証人と言える。
ライバル関係に目を向けると、トライアンフ ボンネビルT100が筆頭に挙がる。865cc空冷並列2気筒で66hp・トルク68Nmを発生し、スペック上の優位は明らかだ。価格的にはV7クラシックが若干だが価格は低く、ボンネビルT100に対して価格面でのアドバンテージがあった。しかしパフォーマンスでボンネビルを凌駕しようとするモデルではない。V7クラシックの価値はメンテナンスフリーのシャフトドライブ、ロック可能な燃料キャップ、ブレイデッドブレーキラインといった仕立ての質にあり、またボンネビルのチェーンドライブ並列2気筒とは根本的に異なるキャラクターとして差別化される。MCNのレビュアーは、V7クラシックとボンネビルを比較してグッツィの仕上げと質感のアドバンテージを評価しており、ボンネビルよりも好ましいと断言している。
V7はモトグッツィにとってトライアンフにおけるボンネビル、ノートンにおけるコマンドと同等に重要な車名であり、1967年の初代V7が確立した縦置き空冷Vツインとシャフトドライブという設計哲学を半世紀以上守り続けてきたブランドの、最も純粋な表現のひとつだ。2012年式V7クラシックは技術的なアップデートをほぼ受けることなくモデルライフを終えたが、それはこのモデルが「変化しなかった」ことではなく、「変化する必要のない完成度に達していた」という解釈も成立する。あるいは単純に、ラインナップ整理の前に静かに幕を下ろした過渡期のモデルと見ることもできる。いずれにせよ、電子制御もABSも持たない、飾り気のない縦置きVツインとシャフトドライブだけで完結するこのオートバイが持つ説得力は、数値では測れないところにある。
買替や売る際の買取査定は2012年式モト・グッツィV7クラシックの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi V7 Classic / LWJ00型/2012年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2012年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2185mm 幅800mm 高さ1115mm 重さ182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高805mm最低地上高182mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・燃費16.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)99.8万円 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 V7 クラシック 2010年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年06月17日
【状態別の買取相場】 V7 クラシック 2010年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 2 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
30.2万円
26.2万円
2台
平均
最低
取引
28.8万円
23.0万円
4台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年06月17日
【走行距離別の買取相場】 V7 クラシック 2010年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 2 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 34.2万円 | 1台 |
| 平均 | 34.2万円 | ||
| 最低 | 34.2万円 | ||
![]() |
|||
| 1〜2万km | 最高 | 40.8万円 | 1台 |
| 平均 | 40.8万円 | ||
| 最低 | 40.8万円 | ||
![]() |
|||
| 2〜3万km | 最高 | 25.2万円 | 1台 |
| 平均 | 25.2万円 | ||
| 最低 | 25.2万円 | ||
![]() |
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| 3〜5万km | 最高 | 26.2万円 | 2台 |
| 平均 | 26.1万円 | ||
| 最低 | 26.0万円 | ||
![]() |
|||
|
不明 メーター改 |
最高 | 23.0万円 | 1台 |
| 平均 | 23.0万円 | ||
| 最低 | 23.0万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年06月17日
【カラー別の買取相場】 V7 クラシック 2010年式
- ■
- ■
- ■
- ■ ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年6月時点から 2 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 26.1 万円 | 2台 | ![]() |
||
| ■ | 37.5 万円 | 2台 | ![]() |
||
| ■ | 25.2 万円 | 1台 | ![]() |
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| ■ / ■ | 23.0 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年06月17日
【実働車の取引価格帯】 V7 クラシック 2010年式
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年6月時点から 2 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年06月17日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
V7 クラシック【2008~12年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | V7 クラシック【2008~12年】 | 46.2万円 | 4.8点 | LWJ002CM | 9,156km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | V7 クラシック【2008~12年】 | 43.0万円 | 5.7点 | LWJ004CM | 7,608km | ■ |
| 3 | V7 クラシック【2008~12年】 | 41.4万円 | 5.0点 | LWJ003CM | 10,581km | ■ |
| 4 | V7 クラシック【2008~12年】 | 41.0万円 | 4.3点 | LWJ006AM | 11,280km | ■ |
| 5 | V7 クラシック【2008~12年】 | 39.2万円 | 4.7点 | LW00088M | 4,427km | ■ |
| 6 | V7 クラシック【2008~12年】 | 38.7万円 | 4.3点 | LWJ003CM | 15,662km | ■ |
| 7 | V7 クラシック【2008~12年】 | 35.1万円 | 5.0点 | LW00048M | 14,252km | ■ |
| 8 | V7 クラシック【2008~12年】 | 34.3万円 | 5.0点 | LWJ006AM | 9,607km | ■ |
| 9 | V7 クラシック【2008~12年】 | 34.3万円 | 4.5点 | LWJ000CM | 21,873km | ■ |
| 10 | V7 クラシック【2008~12年】 | 32.7万円 | 4.5点 | LW00098M | 24,394km | ■ |
| 11 | V7 クラシック【2008~12年】 | 31.9万円 | 4.3点 | LWJ005CM | 10,228km | ■ |
| 12 | V7 クラシック【2008~12年】 | 31.7万円 | 4.3点 | LW00098M | 16,601km | ■ |
| 13 | V7 クラシック【2008~12年】 | 31.1万円 | 4.8点 | LW000X8M | 14,846km | ■ |
| 14 | V7 クラシック【2008~12年】 | 30.3万円 | 4.5点 | LWJ005CM | 40,385km | ■ / ■ |
| 15 | V7 クラシック【2008~12年】 | 29.9万円 | 4.5点 | LWJ00XBM | 23,105km | ■ |
| 16 | V7 クラシック【2008~12年】 | 28.8万円 | 4.0点 | LW00008M | 6,463km | ■ |
| 17 | V7 クラシック【2008~12年】 | 27.0万円 | 4.7点 | LW00028M | 43,980km | ■ |
| 18 | V7 クラシック【2008~12年】 | 26.8万円 | 4.2点 | LWJ007CM | 35,353km | ■ |
| 19 | V7 クラシック【2008~12年】 | 26.0万円 | 4.8点 | LWJ000AM | 40,320km | ■ |
| 20 | V7 クラシック【2008~12年】 | 25.8万円 | 4.3点 | LWJ000AM | 38,797km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2008年式】V7 クラシック 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2008年式】V7 クラシック | 39.2万円 | 4.7点 | LW00088M | 4,427km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2008年式】V7 クラシック | 35.2万円 | 5.0点 | LW00048M | 14,108km | ■ |
| 3 | 【2008年式】V7 クラシック | 32.8万円 | 4.5点 | LW00098M | 24,147km | ■ |
| 4 | 【2008年式】V7 クラシック | 32.0万円 | 4.3点 | LW00098M | 16,108km | ■ |
| 5 | 【2008年式】V7 クラシック | 31.4万円 | 4.8点 | LW000X8M | 14,405km | ■ |
| 6 | 【2008年式】V7 クラシック | 29.1万円 | 4.0点 | LW00008M | 6,273km | ■ |
| 7 | 【2008年式】V7 クラシック | 27.3万円 | 4.7点 | LW00028M | 42,687km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2009年式】V7 クラシック 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2010年式】V7 クラシック 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2010年式】V7 クラシック | 41.0万円 | 4.3点 | LWJ006AM | 11,280km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2010年式】V7 クラシック | 34.4万円 | 5.0点 | LWJ006AM | 9,510km | ■ |
| 3 | 【2010年式】V7 クラシック | 26.4万円 | 4.8点 | LWJ000AM | 38,738km | ■ |
| 4 | 【2010年式】V7 クラシック | 26.2万円 | 4.3点 | LWJ000AM | 37,275km | ■ |
| 5 | 【2010年式】V7 クラシック | 25.4万円 | 4.3点 | LWJ006AM | 22,302km | ■ |
| 6 | 【2010年式】V7 クラシック | 23.1万円 | 4.2点 | LWJ007AM | 11,522km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2011年式】V7 クラシック 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2011年式】V7 クラシック | 30.2万円 | 4.5点 | LWJ00XBM | 22,418km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2012年式】V7 クラシック 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2012年式】V7 クラシック | 46.2万円 | 4.8点 | LWJ002CM | 9,156km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2012年式】V7 クラシック | 43.0万円 | 5.7点 | LWJ004CM | 7,608km | ■ |
| 3 | 【2012年式】V7 クラシック | 41.4万円 | 5.0点 | LWJ003CM | 10,581km | ■ |
| 4 | 【2012年式】V7 クラシック | 38.8万円 | 4.3点 | LWJ003CM | 15,504km | ■ |
| 5 | 【2012年式】V7 クラシック | 34.4万円 | 4.5点 | LWJ000CM | 21,652km | ■ |
| 6 | 【2012年式】V7 クラシック | 32.1万円 | 4.3点 | LWJ005CM | 10,026km | ■ |
| 7 | 【2012年式】V7 クラシック | 30.5万円 | 4.5点 | LWJ005CM | 39,585km | ■ / ■ |
| 8 | 【2012年式】V7 クラシック | 27.1万円 | 4.2点 | LWJ007CM | 34,313km | ■ |
| 9 | 【2012年式】V7 クラシック | 23.3万円 | 4.3点 | LWJ004CM | 24,957km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています




