【佐倉市】バイク買取査定は評判のパッション

モトコンポをご売却頂いたお客様の感想

義父のバイクで長らく置いてあったのですが、誰も乗らないので売却することに。
私自身も何台かバイクを乗り継いでおり、今までは有名なところに頼んでいたのですが、買取額や査定方法に不信感が募り、今回は別のところに頼もうということになりました。 そこでバイクに詳しい仲間から声が挙がったパッションさんの無料査定を試してみることにしたのが今回の査定の経緯です。

まず、その日すぐに佐倉市まで来てくれる対応の早さに好印象を持ちました。続いて査定に来たスタッフは押し出しとは無縁のソフトさがありこれも好感度（失礼ながら、金額に納得行かなければ簡単にお帰り願えるタイプ）。 査定が始まるとやはりバイクやメカニックに精通しており、査定の説明や雑談も楽しいものでした。マイナスを強調したり粘っこく買い叩こうとする魂胆が露骨に見えた過去の業者とは異なり、バイクにも私にも終始丁寧。
特に良かったのは、近年上がっているモトコンポの相場、エンジンを実働化するコストが安価で済みそうなことなど、私が把握できない専門的な部分を正直に明かしてくれるところ。そこに誠実さが現れていた。

40年前のおもちゃみたいなバイクだし、エンジンもかからなくなっているし、無料では譲らないが、数千円でも値段が付けば良いかな！と言うのが当初考えていた金額です。
結局、提示された買取額は20万円。これには正直驚かされました。査定中にも「1981年モデルとしては綺麗です」などポジティブな指摘が随所にあったので数万円くらいにはなるかなと思い始めていたのですが、 そこまでの買取額になるとは。
対応も金額も大満足。今後は小出君氏名でパッションさんにお願いする意向です。

お伺いした査定員より一言

無料査定にお伺いしましたのは上座総合公園に程近いオーナー様のご自宅です。 当日は午前中に習志野市と八千代市で3件の査定を終え、午後は佐倉市内と成田市で予定が入っていましたが、丁度空いていた13～14時の時間にピッタリと嵌りお電話を頂いてから1時間強でお伺いする運びとなりました。

オーナー様の愛車はモトコンポです。
1981年に発売された乗用車シティのトランクに積むことを想定したトランクバイクです。 ハンドルやステップを折り畳むと箱のような形状になり、決して広くないシティのラゲージスペース（幅127cm）に立った状態で横向きにスッポリと収まります。 そのサイズ感はレジャーバイクの代表的な機種モンキーと比較することで際立ちます。
モンキー（同1981年モデル）は全長134cm、全高84.5cm、装備重約66kg。対してモトコンポは全長118.5cm、全高91cm（折り畳むと45cmくらい）、装備重約45kgです。
小さなバイクとして連想されるモンキーよりも収納すると2回り小さいサイズです。

モトコンポは1981年モデルのみラインナップされた短命モデルですが実は良く売れました。 またシティのオプション的な位置づけで発売されたものの、45kgの物体を持ち上げてリアバンパーに傷を付けずに収納するの大変な作業です。
そのため弊社で買取したモトコンポのオーナー様でトランクバイクとして利用されていた方はおらず、皆様チョット乗りで使用されていたそうです。

発売から40年経過した2022年現在でも沢山の中古車が流通しているモトコンポ。 買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される業者間オークションの取引データを2022年5月時点で1年間遡って見ると。127台の取引が記録されています。
40年前の1年限定モデルの原付としては驚異的な流通数です。
モンキーと並んで代表的なレジャーバイクであるゴリラは1978～2007年に渡って長期間ラインナップされていましたが、同期間での取引台数は134台です。 ゴリラと比較すると単年モデルのモトコンポの流通数が際立つのがお分かりいただけると思います。

モトコンポの買取相場の変動

コロナ禍以降、新車供給が極端に細り中古バイクの相場が高騰する現象が続いていますが、レジャーバイクはどうかというと？
レジャーカテゴリに分類されるバイクには40近い機種が存在しますが、流通の多い人気機種は特に相場が上昇しています。 代表的な機種を挙げるとダックス50（3年前比＋52％）、モトラ（3年前比＋60％）、モンキーBAJA（3年前比＋54％）、モンキー（3年前比＋43％）、そしてモトコンポ（3年前比＋70％）です。

モトコンポに関しては、業者間市場において2021年12月に未使用の個体が過去最高の75.8万円で落札される取引を記録していますが、 実働車の平均取落札額が3年前の2019年には14万円だったに対し、2022年には24万円まで上昇しています。また不動車の平均落札額も8万円から14万円まで55％上昇しています。 発売当時の販売価格が8万円でしたからプレミアム化していると言っても過言ではございません。

ところで、ネット上にはカスタムベース車として人気がある、エンジンを積み替えると高額査定となると言った情報が散見されますが、業者間市場で直近1年間に取引された127台のうちカスタムが施されたのは5台に留まっています。
5台のうち3台はマフラーなどを社外品に交換しているライトカスタム車で、2台は同じく2.5馬力のハミング（1980年発売のファミリーバイク）に積み替えたカスタム車ですが、いずれもカスタムによって落札額が伸びた傾向はありませんでした。
モトコンポで高額取引の対象となるのは、エンジン・フレーム・足回りの基幹機能の状態が良く、外装が綺麗なノーマル車です。
※上記は買取業者の転売額＝販売業者の仕入れ額に相当するため、実際の買取額は市場での想定売却額から2万円程度差し引いた金額となります。

さてオーナー様のモトコンポですが、査定現場で目にした第一印象は「40年前のマシンとしては綺麗」でした。
ガレージ保管とのことで綺麗なルックスでしたが、10年以上動かしていないとのことでバッテリーが上がり、ガソリンは腐っているためエンジンが始動しない不動車となっていました。 エンジンの始動方式はキック式であることから、査定現場でキックを踏み込んでクランキング（エンジン内部のピストンの動き）を確認できたのはポジティブな結果です。 エンジン内部に故障が無いことから、キャブレターの分解洗浄とバッテリー＆ガソリン交換と、比較的軽い作業でエンジン始動が見込めます。
弊社修理工場で市価よりも安価に修理出来ますので、マイナス幅も市価より小幅に留めさせて頂きました。

要交換判定となっらゴム類の劣化

10年間動かしていない影響で、ゴム類が劣化しており所々で要交換判定が入りましたが、安価な汎用品であり弊社修理工場にストックが有りますのでコチラも買取の減額は小幅で済んでいます。

外装の色褪せ

その他減点となったのは、車体右側の外装の広範囲の色褪せ、トップカバー下のフレームの錆び、ジェネレーターカバーの塗装剥げなどです。
フレーム錆びはトップカバーを外さないと確認できない位置ですし、ジェネレーターカバーの塗装はげはある程度のリカバーが可能です。

トップカバー下のフレーム錆び

総合的な評価としてはエンジンが掛からない点を除けば、平均的な状態と言えます。
ポジティブ判定となったのは色褪せしている箇所があるものの1981年モデルとしては色艶の良いオリジナル外装、足回りなど細かいところに浮きやすいサビが少ない点です。
オリジナル外装の色艶は失ってしまうと回復が難しい部分です。ポジティブな点を最大限評価し、日本で一番バイクを売っている弊社横浜店での再販も視野に、不動車ながら実働車の平均買取相場同等の査定額をご提示して買取させて頂きました。

オーナー様から「そこまでの金額になるとは予想していなかった」と褒めて頂けたことがとても嬉しかったです。
日本一バイクを売っている直営販売店の強みを生かしての強みを生かして高額買取でこれからもオーナー様のご期待にお応えしていきたいです。