買取相場が底堅く状態の悪い難あり車両でも10万円台後半の買取額がお付けできるCRF250M。
査定させて頂いたのは2013年モデルのCRF250M。バッテリー上がりの他、破損や変形などの損傷が多く、色褪せや劣化などの使用感が色濃い、平均を大きく下回る難あり車両。
相場的には10万円台後半の査定額となる状態でしたが、エンジン状態の良さを最大限評価させていただき20.5万円の査定価格で買取させていただきました事例です。
20017年モデルで型式が変更されたCRF250M。年式モデルや状態に応じた詳しい買取相場についても下段でご案内いたしております。
また【毎週更新】MD38型 CRF250Mの最新買取相場&過去4年間の相場変動も必見です!
総合評点:4点
エンジン5 車体フレーム3 外装3 電気保安4 フロント4 リア4
外装
エンジン
足回り
フレーム/電装・保安部品
総合評価と買取価格
CRF250M|仕様変更と新車価格の推移
2パターンと絞られたカラーバリエーションで2013年にリリースされたCRF250M。
2015年にはシュラウドとサイドカバーのグラフィック変更(ストライプ化)、アウターチューブと前後のホイールリムをブラック化するカラーリング変更が実施されました。
2018年時点の現行2017年モデルでは、スロットルボディーの口径を大径化、エキパイの管径拡大、マフラー内部を2室構造に変更、フルデジタルメーターの採用、新設計のテールランプなどの仕様変更が実施されたほか、 カラーリングもエクストリームレッドに一本化され、シュラウドに一杯にCRFのデカールが拡がるグラフィックに変更されています。
ご自身のCRF250Mの年式は以下表の車台番号から調べるのが最も確実ですが、上記のような外観上の特徴からも特定することができます。
以下表は主な変更点と年式別の型式を纏めた表です。
CRF250M|年式モデルと型式・新車価格 | |||
---|---|---|---|
年式 | フレーム番号 | 新車価格 | 仕様変更 |
2013年 | MD38-11 | 48.9万円 | |
2015年 | MD38-12 | 50.3万円 | グラフィック カラー変更 |
2017年 | MD44-10 | 53.8万円 | マイナーチェンジ 型式変更 |
年式モデル別の買取相場
CRF250M|年式別の取引相場 | |||
---|---|---|---|
相場/ 年式モデル |
平均落札額 | 最高額 | 取引台数 |
2013年 | 27.6万円 | 54.0万円 | 50台 |
2015年 | 30.8万円 | 35.6万円 | 14台 |
2017年 | 30.6万円 | 42.6万円 | 3台 |
2013年モデルと2015年モデルのMD38型は、直近1年間に64台の取引があったのに対して、2017年モデルのMD44型は3台の取引しかありませんでした。
ある程度の取引台数があった2013年モデルと2015年モデルを比較すると、2015年モデルの方が平均で3万円ほど高く取引されています。
残念ながら、型式変更があった2017年モデルの取引台数は3台と台数が少なく傾向を読み取ることは出来ませんでした。
そこで、同じフレーム型式の共通仕様車で、2017年に同じく型式変更となった売れ筋のCRF250Lのデータを元に、型式変更に伴う買取相場の差異を検証してみたいと思います。
CRF250L|年式別の取引相場 | |||
---|---|---|---|
相場/ 年式モデル |
平均落札額 | 最高額 | 取引台数 |
2012年 | 24.7万円 | 34.0万円 | 168台 |
2015年 | 28.0万円 | 37.2万円 | 63台 |
2017年 | 32.5万円 | 39.0万円 | 12台 |
上記は、メーカー希望小売価格でCRF250Mに比べて4万円ほど廉価なCRF250Lの取引データです。
カラーリング変更となった2015年モデルは2012年モデルの比べて平均で3万円強高く、型式変更のあった2017年モデルで4万円強高い相場となっています。
上記のことから型式変更が買取価格に特別な意味を持つことはないと言えます。
高年式の方が状態が良いという側面も大きいのですが、結論としてCRF250LとCRF250Mは高年式のほうが買取相場が高い車種であると言えます。
当たり前のことのように受け止められる方も多いかと存じますが、カラーリング変更によってメーカー希望小売価格の上昇を超えるほどの相場差が出る車種は珍しいと言えます。
その意味でCRF250LとCRF250Mは年式モデルによる買取相場差が大きな車種といえます。
続いては、今回買取させていただきましたCRF250Mの型式であるMD38型にフォーカスしてより詳しい相場情報を見ていきたいと思います。
MD38型|状態別の買取相場
MD38型 CRF250M|評価点別の取引相場 | ||||
---|---|---|---|---|
状態/ 落札価格帯 |
評価点 6 |
評価点 5 |
評価点 3~4 |
評価点 1 |
50~54万円 | 0台 | 0台 | 1台 | 0台 |
45~49万円 | 0台 | 0台 | 0台 | 0台 |
40~44万円 | 0台 | 0台 | 0台 | 0台 |
35~39万円 | 0台 | 1台 | 1台 | 0台 |
30~34万円 | 3台 | 11台 | 3台 | 0台 |
25~29万円 | 0台 | 14台 | 14台 | 1台 |
20~24万円 | 0台 | 1台 | 15台 | 3台 |
15~19万円 | 0台 | 0台 | 0台 | 2台 |
買取額のボリュームゾーンは20万円台半ば
直近1年間で64台の実働車が取引されたMD38型のCRF250M。
取引の最高額は54万円、最低額は20.2万円、平均は28.3万円となっています。
最高額の54万円の個体を除くと、20.2~35.6万円の比較的コンパクトなレンジで取引されていて、48.9~50.3万円だったメーカー希望小売価格の4割強~7割程度の金額で取引されていることがわかります。
この数字は底値が固く堅調といえます。 最高額の54万円で取引された個体は、新車価格を上回る金額で取引されていますが、
その理由はフルパワー化されたエンジンや多数の高価な社外品が評価されたカスタム車となっていますので、中古CRF250Mの実質的な上限取引額は35万円程度と読めます。
評価点別にボリュームゾーンとなっている取引金額帯を見てみると、 極上車(評価点6)は30万円台前半、良好車(評価点5)は25~34万円台、軽い難あり車両(評価点4)は20万円台となっています。
状態(評価点)によって取引される金額にゾーンがあることが見て取れます。MD38型のCRF250Mは状態によって取引相場が読みやすい車種といえるでしょう。 上記の金額はいずれも、市場での取引金額であり、買取金額ではありません。 査定現場での買取額は、上記の取引金額から買取業者の経費(運送費や出品手数料など)と儲けを差し引いた額となります。
250ccの車両は、業者の経費と儲けの合計として3万円程度が適正でお客様にとって競争力のある金額となっています。
状態別に想定される市場での取引額から3万円程度を差し引いた額が競争力のある買取額といえます。
事故車も底堅い買取相場
事故車や不動車であることを示す評価点1のMD38型CRF250Mは直近1年間で5台が取引されました。
取引の最高額は25.2万円、最低額は16.8万円、平均は20.8万円となっています。
最低額の16.8万円と18で取引された個体はフロントフォークが大きくゆがんでいる事故車です。
20万円台で取引された3台は、写真からは損傷個所を特定できない綺麗な車体に見えますが、エンジン始動の記載があるので、微妙にフロントフォークが歪んでいる可能性がありそうです。
以上のように、フロントフォークが大きくゆがむ事故車でも10万円台後半の取引額となるように、CRF250Mの取引相場は非常に底堅いと言えます。
CRF250シリーズの変遷と買取相場
CRF250Mの年式モデルと型式 | |||
---|---|---|---|
タイプ | 型式 | 新車価格 | |
CRF250L | オン・オフ | MD38→MD44 | 49.7万円 |
CRF250M | モタード | MD38→MD44 | 53.8万円 |
CRF250ラリー | アドベンチャー | MD44 | 64.8万円 |
CRF250R | モトクロス競技車 | ME10 | 83.1万円 |
CRF250X | エンデューロ競技車/td> | ME11 | 71.9万円 |
最後に、CRF250シリーズの買取相場についてもご案内差し上げます。
まずはCRF250シリーズのヒストリーと変遷をざっと振り返ってみましょう。
CRF250シリーズの歴史を簡単に振り返ると、
2012年5月に一般向けCRF250シリーズの先陣を切ってリリースされたのがCRF250L
続いてモタードスタイルのCRF250Mが2013年に、
公道向け市販車両の最後発としてアドベンチャーモデルのCRF250 RALLYが2017年2月に発売されました。
上記表でお察しの通り、上記3モデルは同じフレーム型式の共通仕様車となっています。
一般向けCRF250シリーズの先駆けとなったモトクロッサーのCRF250Rは、2003年11月に名機CRF450Rのスケールダウン版として発売開始され、2014年モデルで初のフルモデルチェンジが実施されています。
CRF250Rをベースとしたエンデューロレース用競技車両のCRF250Xが2017年11月に国内向けにリリースされました。
CRF250シリーズで一番高く売れる車種は?
バリエーションモデル別の取引相場|CRF250シリーズ | |||
---|---|---|---|
相場/ 年式モデル |
平均落札額 | 最高額 | 取引台数 |
CRF250L (MD38) |
25.6万円 | 37.2万円 | 231台 |
CRF250L (MD44) |
32.5万円 | 39.0万円 | 12台 |
CRF250M (MD38) |
28.3万円 | 54.0万円 | 64台 |
CRF250M (MD44) |
30.6万円 | 42.6万円 | 3台 |
CRF250ラリー | 43.1万円 | 48.2万円 | 37台 |
CRF250R | 25.0万円 | 37.2万円 | 80台 |
CRF250X | 45.2万円 | 34.6万円 | 15台 |
公道向け市販車ではメーカー希望小売価格に概ね沿った相場差となっていますが、注目すべきは2017年モデルから発売されたアドベンチャータイプのCRF250ラリー。非常に高い相場で取引されています。
廉価な市販価格で一躍ヒット車種となったCRF250シリーズ。
買取相場は非常に堅調で、多少状態が悪くても良い査定額の付く車種となっています。
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CRF250M【MD34~MD44|2013~17年モデル】
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
相場情報:2018年6月6日時点
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