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FLHXSE 117買取査定事例|走行6万km 使用感強い2019年式

買取させて頂きましたのは2019年モデルのCVOストリートグライド FLHXSE 117。
走行距離は約6万kmで査定の評価点は4.2点となった1台です。機関は良好ながら車両全体に使用感がやや強く出ており、近く重整備を要しそうな不具合も散見されました。
2024年現在の相場にコンディションを照らして、利益ぎりぎりの査定額158万円で買取致しました事例です。

FLHXSE 117 CVOストリートグライド買取価格実例

事故不動
新車
  • 4

総合評点:4点

エンジン 5 車体フレーム 4 外装 4 電装保安部品 4 フロント周り 4 リア周り 4

【評価点の目安】
8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車
5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪
1点:事故不動
  • バイク名
  • FLHXSE 117 CVOストリートグライド
  • 買取価格
  • 1,580,000円
  • 年式
  • 2019年モデル
  • 走行距離
  • 59,100km
  • 車台番号
  • 5HD1PXLE2K
  • カラー
  • チャードスティール/ライトニング
  • エンジンの状態
  • 機能良好ですが、ヘッドからオイル漏れ・錆びや変色が有ります
  • エンジンの種類
  • Milwaukeeeight117
  • 外観の状態
  • 屋や使用感が出ています。随所に錆びや変色が見られます
  • 損傷や事故転倒歴
  • 両サイドカバーにやや目立つ外傷がございます
  • カスタムや改造
  • バックギア装着(故障しています)、マフラー・グリップ・タンクキャップ社外品
  • 買取年月
  • 2024年3月10日
  • ジャンル
  • ハーレーCVOハーレー ツーリング

【不調や使用感有】2019年CVOストリートグライドの買取査定内容

「売ろうか迷っているCVOを見て欲しい」とのご依頼を受けて査定させて頂くことになったのはCVOストリートグライドの2019年モデルです。
査定現場で目にしたオーナー様の愛車は極上車比率が極めて高いCVOにあって、乗りこまれたオートバイ独特のオーラを放っておりました。
「仲間と日本一周のツーリングを楽しんだ思い入れはあるけど、仲間が旧車に乗換えてるから私も乗り換えようと。。仲間が薦めてくれたのでパッションさんに先ずは診てもらおうと」と売却の経緯を教えて下さったオーナー様。
型式・コンディション・走行距離やカラーで査定額が大きく変わってくるFLHXSE。先ずは査定額の前提となっている相場情報からご紹介させてください。

FLHXSE 117の買取相場

ハーレーのレーシングブランド Screamin Eagleのステージキットがエンジンに組み込まれたCVOシリーズで唯一、全排気量(1801cc ⇒ 1868cc ⇒ 1923cc ⇒ 1977cc)でのラインナップを果たしているFLHXSEストリートグライドCVO。
M8 117(Milwaukee-Eightの1923ccエンジン)搭載機はCVOシリーズとしては3代目に位置します。

先ずは、M8 搭載のCVOストリートグライドと、そのベース機であるFLHXSストリートグライドスペシャル全排気量のリセールバリューを比較することで、 3代目 FLHXSEの再販価値を浮き彫りにしたいと思います。

尚、下記表で使用している落札額や台数は業者間オークションの数字となります。
業者間オークションとは、買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される会員業者間の市場
M8搭載【FLHXS/FLHXSE】の参考買取率比較
参考買取率 平均落札額 取引台数 新車価格
(FLHXSE 110)
2010-16年
38% 131万円 29台 343万円
FLHXSE 114
2017年
46% 189万円 7台 413万円
FLHXSE 117
2018-22年
59% 245万円 21台 413万円
FLHXSE 121
2023~
94% 469万円 1台 500万円
FLHXS 107
2017-18年
52% 149万円 12台 288万円
FLHXS 114
2019~
75% 229万円 52台 304万円
業者間オークションの取引履歴を2024年3月時点で12ヵ月間遡った数字
価格はすべて税抜
新車価格は、各機種で登場イヤーモデルのベースカラーを千円単位で四捨五入。
上記は、M8 搭載のCVOストリートグライド (FLHXSE)と、 そのベース機であるストリートグライドスペシャル(FLHXS)の参考買取率(リセールバリュー)を比較した表です。
参考買取率とは『業者間での平均取引額÷当時の新車価格』で算出した数字で、100%であれば当時と同じ値段で、50%であれば当時の半値で業者間にて取引されていることを示します。
※尚、業者間の取引額は、買取業者にとっては転売額(販売業者にとっては仕入れ額)に相当しますので、査定現場での買取額で換算すると3~5%ほど率は下がります。

型落ちで相場が下落するCVOストリートグライド

上記の比較表から取り上げたいトピックは2つございます。
(1)CVOストリートグライドは型落ちで相場が下がる。
FLHXSEはCVO機で最多となる4つの排気量がリリースされていますが、高年式の排気量モデルほど買取率が高いごく順当な結果となっています。
特に2023年モデルでハーレー史上最大となる121ci(1977cc)エンジンを搭載したFLHXSE 121(PX6型)の参考買取率はは94%と高く100%に迫る水準となっています。
現行最新モデルにおいて参考買取率の平均値は66%と言われていますので、94%というのは平均を凌駕する水準です。
1世代前のFLHXSE 117(2018-22年 PXL型)は59%、2世代前のFLHXSE 114(2017年 PXF型)は46%と型落ちに伴ってリセールバリューも希薄化していますが、1~2世代前の機種としては 平均的な水準です。

(2)CVOよりベースモデルの買取率が高い?
本機のご購入に際してCVOにするか・レギュラーモデルFLHX/Sにするか?比較検討したオーナー様もおられるのではないでしょうか?
同排気量を搭載したベース機FLHXS 114(2019~24年現行 KRP型)と、CVOのFLHXSE 114の買取率を比較すると、 ベース機が現行モデルのアドバンテージを発揮して29ポイントも高い結果となっています。
1世代前という括りで比較すると、FLHXS 107(2017-18年 KRC型)の52%に対して、FLHXSE 117は59%と、より高年式のCVOが7ポイント高い結果に。

意匠が施されたメ―カーカスタム機のCVOですが、販売台数とリセールバリューではベース機に及ばない機種も多いのも実情です。
例えばリアの迫力を引き出すカスタムが人気のブレイクアウト、チョロやチカーノといった定番カスタムが存在するFLHXロードキングやソフテイルデラックスなどが顕著な例ですが、カスタム比率が高い機種でベースグレードの買取率が高い傾向がございます。
ストリートグライドに関しては、バガースタイルカスタムが特徴的な機種ですが、M8 エンジン搭載位以降の中古車においてはカスタム比率が低いことからCVOとベース機でのリセールバリューに大きな乖離は認められません。

査定額に影響する順番は「評価点」「距離「カラー」

話題が少し逸れてしまいましたが、本題であるFLHXSE 117の買取相場に話を戻します。
直近1年間の参考買取率が59%である本機ですが、今後はどう推移していくのでしょうか?
発売からの相場変動を踏まえて予測してみましょう。
右欄下段上から2番目のグラフは、2017年からの相場(業者間での取引額)推移を示したグラフです。
平均取引額のピークは2018年の330万円で、新車供給が細ったコロナ禍の2020年に次点の329万円を記録しますが、その後は漸減基調で2023年には250万円割れに。 2024年に入り若干盛り返していますが、現行モデルFLHXSE 121の取引が活発になるに従い型落ちとなった本機の相場が下落していくことは想像に難くなく、ご売却をお考えであれば早めの売却が高額査定に繋がりやすいと読めます。

2024年に入り相場を盛り返しているFLHXSE 117。相場動向を色濃く反映するために直近1年間に焦点を当て、査定額に与える影響が大きい5要素「年式」「評価点」「走行距離」「カスタム」「カラー」を切り口に掘り下げてまいります。

1)年式
右欄下段上から3番目のグラフは、年式別の業者間での平均取引額です。
2018~20年モデルが236~249万円平均となっているのに対し、2021年モデルは291万円と突出して高いのですが。2021年モデルの取引台数は1台と少ないことから「高年式=高額査定」の図式が成り立つかと言えば傾向としては薄弱です。
しかしながら、
最高峰ファミリーに位置づけられるCVO機はベース機とは一線を画したアップデートが入るのが通例で、本機FLHXSE 117も例外ではなくラインナップ期中を通じて毎年アップデートを受けています。
特に19年・20年・21年と多様なアップデートが入り、登場18年モデルで413万円であった小売価格は最終22年モデルで459万円まで上がっています。
業者間の取引履歴からはイヤーモデルによる有意な相場差は認められませんが、弊社バイクパッションでは期中のアップデートも鑑みて高年式モデルに対してプラス査定を行っております。

2)FLHXSE 117【評価点別】業者間での落札額
平均落札額 最高額 最低額 台数
6点以上 277万円 291万円 260万円 3台
5点 245万円 285万円 181万円 16台
4点 201万円 224万円 179万円 2台
業者間オークションの取引履歴を2024年3月時点で12ヵ月間遡った数字
8点以上:未使用車や新車同等の状態
7点:プロが見て判別可能な減点がある超極上車
6点:新車比で軽微な使用感がある極上車
5点:ルーティンの整備で再販に回せる良好車
4点:軽い追加補修や整備が必要となる劣化または軽い難がある
3点:追加整備が必要な難がある車両
1点:事故車又は不動車
平均落札額に着目すると「高評価点=高額落札」の傾向が鮮明です。
極上を意味する【6点評価】以上を付けた個体は3台と少ないものの、260~291万円と比較的コンパクトなレンジで落札額の上位を固めています。
若干の使用感又は軽い難がある【4点評価】の個体は2台落札されていますが、179~224万円のレンジで落札額の下位を占めています。
中間となるのが、圧倒的に取引台数が多い【5点評価】の個体。16台が181~285万円とワイドなレンジで取引されています。 評価点【4点】と【6点以上】は業者間での落札額傾向がある程度読めます。しかし本機で平均的な評価となる5点判定の個体について落札額が幅広く読み難いものにしています。その理由としては主に以下が挙げられます。
・オークションという取引の性格上、入札(競り)が過熱すれば相場以上の価格に跳ねることがある(逆も然り)。
・4.5~5.4点までの評価点が四捨五入で一律 5点に組み込まれている点。
・同じ5点評価でも「重整備の可能性を孕む警告灯の点灯やオイル漏れ」が減点対象となったのか、「ケアに手間がかかるタンク内の錆び」もしくは「磨きで回復が見込めるアクセスの良い箇所の錆び」が対象となったのかで回復に掛かるコストが大きく変わってくるため。

3)FLHXSE 117【走行距離別】業者間での落札額
平均落札額 最高額 最低額 台数
~1万km未満 259万円 291万円 202万円 10台
1万km台 254万円 285万円 224万円 6台
2万km台 214万円 249万円 179万円 3台
3万km超 193万円 205万円 181万円 2台
業者間オークションの取引履歴を2024年3月時点で12ヵ月間遡った数字
評価点に続いて、「低走行=高額落札」とセオリー通りの結果が出ています。
傾向としては、走行距離が2万キロを超えると落札額が下落し、3万キロ超でその傾向が顕著になっていることが読み取れます。

4)カスタム
業者間で直近1年間に取引された21台のFLHXSE 117。そのうち、何らかの社外品を纏っていたのは約半数の10台で11台がフルノーマル仕様です。
社外品を装着していた10台についても、装着点数は1~4点に留まるライトカスタム車で占められており、査定額に大勢を与える様なフルカスタム車は見当たりません。
最も値の張る社外品はバックギア(工賃込みで30万円~)、次いでフルエキとなっていましたが、面白いのはフル装備ウルトラと比べると軽量で且つ足付きの良い本機CVOではリバースギアの装着率が低い点。
ウルトラではバックギアが付いていることで落札額が伸びる傾向がありますが、本機では装着率も低いこともあってその傾向は明確ではありませんでした。

またライトカスタムによって査定額が伸びる傾向も確認できていません。というのも落札額の上位はフルノーマル構成で占められていたためです。
査定額の伸びるカスタムについては下段で詳細致しますが、特にオプションのバックギアやマフラーは車検対応の純正品付きでプラスに作用いたしますが、純正品なしのライトカスタムはプラスになりにくい取引傾向となっています。

5)カラー
ラインナップ期中に延べ15カラーが展開された本機。
23年モデル以降のM8 121エンジンを搭載したCVO機からは小売価格が大幅に高い上位カラーが設定されましたが、M8 117のCVO機までは上位カラーが設定されておらず本機も各イヤーで設定されたカラーリングは同一価格となっていました。

延べ15カラーに対して、直近1年間の取引台数が21台ですから、カラー別の相場に言及するには至りませんが。
本機にはカラーリングに応じて、マフラーやエンジンとフォークにハンドルの仕上げが「クローム仕様」と「ブラック仕様」の2種類が存在します。その相場を比較したのが下記表です。

FLHXSE 117【仕上げカラー別】業者間での落札額
平均落札額 最高額 最低額 台数
クローム仕様 234万円 291万円 181万円 11台
ブラックアウト 257万円 280万円 179万円 10台
業者間オークションの取引履歴を2024年3月時点で12ヵ月間遡った数字
取引台数は10台と11台で拮抗しており人気は2分しているようです。
平均取引額で比較するとブラックアウト仕様が23万円高い結果となっておりますが、取引額の上位2台はクローム仕様でもあり、傾向は明確とは言えません。 しかしながら、ブラックアウト感がより強い19年の「ブラックフォレスト」の落札額が(走行距離や評価点以上に)跳ねている点や、 ベース機のストリートグライドではベースカラーのビビッドブラックが1番人気で相場も高いことから、弊社バイクパッションではブラックアウト仕上げに若干のプラス査定を致しております。

以上「年式」「評価点」「走行距離」「カスタム」「カラー」を切り口に直近1年間のFLHXSE 117の取引動向も見て参りましたが、業者間での落札額傾向を纏めると下記のようになります。
  • ▼FLHXSE 117 業者間での落札額傾向
  • 250~290万円台の11台
    走行距離1万キロ未満で状態が良くフルノーマルの個体が体中心
  • 230~240万円台の4台
    走行距離1万キロ台で状態の良い個体が中心
  • 170~220万円台の6台
    走行距離2万キロ超の個体、または嫌気される配線加工が施されている個体
以上の買取相場を踏まえて、走行5万キロ超の2019年モデルCVOストリートグライドの査定内容と買取額についてご紹介させて頂きます。 (尚、上記の業者間市場における落札額は、買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額に相当するため、実際の買取額は96~98%相当となります)

M8搭載【FLHXS/FLHXSE】の参考買取率比較

M8搭載【FLHXS/FLHXSE】の参考買取率比較

【FLHXSE 117】相場の推移

【FLHXSE 117】相場の推移

【FLHXSE 117】相場の推移

【FLHXSE 117】相場の推移

【FLHXSE 117】業者間の取引価格帯

【FLHXSE 117】業者間の取引価格帯

【FLHXSE 117】評価点別の取引価格帯

【FLHXSE 117】評価点別の取引価格帯

【FLHXSE 117】評価点別の取引価格帯

【FLHXSE 117】評価点別の取引価格帯
買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される業者間オークションの取引データ
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サイドカバーの瑕疵や、多数の貼付ステッカーが目を惹く外装

オーナー様の愛車のカラーリングは2019年モデルの「チャードスティール&ライトニング」です。
クロームが多用されたクローム仕様は査定員の好みでございますが、相場的にはエンジンやマフラーなどをブラック仕上げにした「ブラックアウト仕様」が高く、カラーリングでは気持ちビハインドを追ってのスタートとなってしまいました。。

先ずは車体の印象を左右する外装から査定を進めてまいります。
ガレージ保管でピカピカの個体が多い本機においては、やや強めの使用感が滲んでいるのはツアラー本来のロングトリップを多用されたことの裏返しでもある様です。
そのことを証明するように両サドルケースには日本全国の景勝地やハーレーのミーティングステッカーが満載に貼付されています。
取り回しの大変な重量級のマシンだけに、ディスプレイ感覚で楽しまれるオーナー様と、実用機として乗りこなすオーナー様に大別される傾向があるのですが、オーナー様のマシンは本来の用途で十二分に乗りこまれた貫禄がございます。

使い込まれた貫禄は、買取査定では使用感として減点に振れてしまうのは残念なところです。
例えばシート下にレザーカバーが垂れていますが、両側のサイドカバーとプロテクターに入っている広範囲の損傷を覆うために設置されているようで、遠目にも目立つ外傷の瑕疵となっております。

当年のCVO専用装備となっているスピーカー内蔵のサドルバッグにはステッカーが多数貼付されて目を惹きます。
見る人が見れば「おぉ乗り込んでるな~」と分かるのですが、再販に際しては好みが割れることから除去したいところです。ヒートガンを充てて綺麗に剥離できれば良いのですが、粘着痕を除去液で擦る作業を伴うとそれなりの時間が掛かります。 綺麗に除去しても、日焼け差としてステッカーの境界線が残ってしまう事が多くございます。特に長年貼付されてきたことを示す色褪せたステッカーは除去後に日焼け痕が目立つことから敢えてステッカーを剥がさないと言う選択も有りますが、 買い手を選ぶと言う点で買取価値の減額に繋がってしまいます。

やっこカウル インナーフェアリングにも細かいクラックが入っている箇所が認められるなど、外装全体の使用感と目立つ外傷がネガティブな評価に繋がってしまいました。
ツアラーとしての勲章。多数の各地名産ステッカー
右側サイドカバーとプロテクターの外傷
左側サイドカバーとプロテクターの外傷
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オイル漏れとサビがマイナス査定となったエンジン回り

右側ロッカーカバー下に「Screamin Eagle」プレートが嵌っているのが機種名の末尾に「SE」が付与されたCVO機の特徴。

続いてはScreamin Eagleのステージキットが組み込まれたM8 117 Screamin Eagleエンジンを査定してまいります。

先ずは視認や触診で使用感やオイル漏れの有無をチェックいたします。
外装に引き続いて やや使い込まれた印象を感じさせる佇まいとなっておりますが、 その正体はラジエーターの錆び、シリンダーブロック フィン部分の錆び、プライマリーカバーやロッカーカバーにプッシュロッドカバーの変色などによって醸し出されている様です。
プライマリーカバーは手が入り易いことから研磨である程度の回復も見込まれますが、シリンダーフィン部分やラジエーターは手が入りり抜くケアも大変なことから使用感が減額に繋がりやすい箇所となります。

車体の下に潜り込んでエンジン底部を触っていくとオイルが付着しています。跡を辿っていくとヘッド部分から漏れている様子です。
底部に付着している痕跡からは至急の修理を要する漏れ量ではない様子ですが、いずれはロヘッド部のパッキンの打ち直しが必要となる兆候ですのでこちらも買取の減額に繋がってしまいました。
因みにヘッド部のパッキン打ち直しは部品代は2千円程度ですが、工賃が市価で15万円~と高額になります。ヘッド部はエンジンを降ろさずに修理できる可能性があるものの、仮に腰下底部からの漏れとなるとエンジンを降ろして 割っての全分解が必要になってしまいます。漏れている箇所によってはとても高額の工賃が発生するのがオイル漏れの恐ろしいところです。

続いてイグニッションをONにしてエンジンを始動させます。始動は一発、バッテリー残量は充分なようです。
アイドリングも安定しています。アクセルの開閉の伴い吹け上りもスムーズで、ギアチェンジにも違和感はなく不調を示す異音などもございません。
かなり走り込まれているオーナー様の愛車ですが快調なエンジン機能が大切に盛られてきたことを物語っております。それだけに錆びや変色などの使用感とオイル漏れが惜しまれました。
M8 117 screamin eagleエンジンのフィン部分に錆が認められます
ラジエーターにはやや強い錆が出ています
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使用感がやや目立った足回り

スポーク部の仕上げが異なるものの2019年モデルではベース機FLHXSと同じくF19/R18インチのタービンホイールを履くFLHXSE 117。 20年モデルではフュージティヴタイプ ホイールに刷新されておりパッと見てイヤーモデルの識別が可能なポイントになっています。
引き続いては足回りを拝見してまいります。
足回りの査定では、機能部品の状態・構成パーツの使用感・消耗品の劣化状況をチェックいたします。

機能部品に挙げられるのは前後サスペンションとステムです。
車体の押し引きや沈み込みで動作確認を行います。前後サスペンションは正常に動作しオーバーホールを要するオイル漏れも認められません。 残念であったのはややサビが目立った点。そして車体の押し引きで軽い違和感が感じられた点です。左右に気持ちカクカクと振られるのはステムの歪みかホイールべアリングの劣化が疑われます。
ステムの視認と触診で歪みは認められなかったので、ホイールベアリングが劣化している可能性がございます。
オーナー様は乗っていて前輪が振られる印象は無かったのことなので、至急の修理を要するには至らないかと思いますが、多走行車の宿命で近いうちにホイールベアリングの交換が必要となりそうです。
因みに交換費用は部品代込みで1万円強となります。

引き続いて構成パーツの使用感ですが、手の入り難い箇所を中心にサビ・変色・傷が散見されます。
例えばブレーキディスクの錆び、キャリパーの変色、スイングアームの傷、ホイールの塗装剥離と傷などです。
消耗品関係ではタイヤの山が減っており一部ヒビ割れも入っており要交換時期に来ております。
ディスクローターに浮いている錆
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機能良好も周辺部に使用感があったフレーム回り

引き続いてはフレーム回りの査定になります。
フレーム剛性を損なうような衝撃痕や修正痕があった場合には、買取価値が大きく棄損されてしまうことから入念に検分するポイントとなります。
強い衝撃を受けた際の痕跡となる、ハンドルストッパーの曲がり・フレーム接合部の塗装剥離や皺は見当たりませんでした。また不自然な再塗装や溶接痕も認められず、充分に商品価値を有する高い剛性を保持したフレームであることが 確認できました。

残念であったのは目に付く使用感で、例えばフレーム全体が若干変色している点、ペグやフットボーなど周辺接合部品にやや色濃い使用感が出ている点、取付ボルトなどが一部腐食している点などが挙げられます。
フレーム周辺部。取付ボルトのあたりに腐食が見られます
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綺麗なコックピット回り、使用感の強いマフラー

2021年モデルでオーディオがロックフォード製ステージ2へアップグレード本機FLHXSE 117。 ベース機とは異なり6つのスピーカーがインストールされているCVO機。
引き続いて電装と保安部品の査定を進めてまいります。

電装系ではエンジン始動時に既にバッテリーやセル関係が正常動作していることを確認していますので、配線加工の有無や電子制御機構の動作確認を主にチェックいたします。
配線加工は修理が必要となった際に工数が大幅に増える可能性があるため嫌がられる改造の1つに挙げられるのですが、オーナー様の愛車には、パフォーマンスチューナーを含め後付けや変更した電装部品がないことからノーマル構成である点は 評価対象とさせて頂きました。

各種電子制御機構は、異常を知らせる警告灯も点灯しておらず、スイッチハウジングや液晶パネルの操作によって各種機能がモニター上で正常に反応していることが確認できました。
日常的に触れる機会の多い液晶パネルに4連インジケーターにも目立つ使用感は出ていません。ここまで使用感が減点対象となっていたオーナー様の愛車ですがコックピット回りは綺麗な状態を維持されていました。
跨って目に付くコックピット回りが綺麗であるのは好印象でございます。

保安部品はマフラー・ミラー・灯火類・ホーンなどが該当いたします。
各種機器は正常に動作いたしましたが、社外のマフラーにやや目立つ傷やサビが入っていた点が惜しまれました。
社外マフラーに入っている目立つ傷や変色
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故障のバックギアなどカスタムの査定評価

ライトカスタムが施されていたオーナー様のCVOストリートグライド。
オーナー様カスタムのハイライトはバックギアです。
ツーリングファミリー重量級マシンで特に重宝するアイテムとして査定額が上がり易いオプション品なのですが、故障しています。 具体的にはギアがリバースに入らず機能しない状態となっています。正常に機能すれば確かな査定額アップに繋がっていただけに非常に惜しまれました。

その他、装着されていた社外品はマフラー・タンクキャップ・グリップ。オプションでクランプマウントフットペグです。
装着している社外マフラーは使用感が強く車体の印象を損なっているだけに、車検対応の純正マフラーがあればノーマル戻しでリカバーが可能であっただけに純正品の欠品が惜しまれました。

本機CVOストリートグライドにフルカスタムを施すオーナー様は少なく中古で流通する個体はノーマル構成かライトカスタムで占められています。
定番の社外品にはマフラー・エアクリ・ハンドル・ミラー・ライト・ウインカー・ダービーカバー・タンクキャップ・フォークカバー・ペグ類・スクリーン・グリップなどが挙げられますが、 高価な社外品は純正品付きでプラス査定に寄与いたしますが、純正品が無いと価値が向上するかはケースバイケースとなります。
オプション品では上述のバックギアが価値の挙がる筆頭、次いでトップケースやバックレストといったところでしょうか。

本機で特に価値が高まるフルカスタム傾向をご紹介する前に、余談を挟ませて頂くと。
メーカーカスタム機CVOのルーツを辿れば、ウィリーGが1971年に送り出した名作 FX スーパーグライドに行き当たります。
ユーザーの間で流行っていたカスタムを取り入れたFXシリーズの元祖です。
FXの発売以来カスタムとの親和性を売りにしてきたハーレーですが。市場のカスタムニーズを反映した機種をリリースするだけでなく、カスタムビルダーやパーツメーカーを大切にしてきた点も見逃せません。 例えばカスタムショーやイベントの開催、カスタムビルビルダーの表彰などです。その功績が全バイクメーカーの中でも最も豊富なカスタムパーツが存在することに繋がっています。

本機Fストリートグライドシリーズも、KING OF HARLEYことウルトラで流行っていたカスタム傾向を取り入れ、ウルトラのバガースタイルとしてリリースされています。
そのため本機のカスタムで特に査定額が上がり易いのがバガースタイルを際立たせたカスタムです。
具体的には、扁平率の低いタイヤに大径フロントホイールを組んでフロントの高さを出し・リアサスをローダウンさせて・ストレッチタンク⇒薄型ソロシート⇒ (エアサス降下時には地上すれすれの)ストレッチサドルバッグ&ロングリアフェンダーで 流れるようなラインでリアに向けて車高を下げていくスタイルです。
特にサドルバッグを貫通させて排出させているエキゾーストや、26インチ大径フロントホイールに迫るロングフェンダーや小面積ディスクローターなどは目を惹きます。 更にオールペンや定番アイテムの社外化でシャープ感を強調し、クロームアウトやブラックアウトで統一感を出すことでフルカスタム感が高まります。
掛けた値段を取り返すには至りませんが大幅に査定額が跳ねる可能性を秘めています。
装着されているバックギアはリバースに入らず故障しています
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総合評価と買取額

以上のように査定させて頂きましたオーナー様の2019年モデルCVOストリートグライド。
査定の評価点は4.2点、走行距離は約6万kmです。
多走行でしたが機関は好調であった反面、外装の目立つ瑕疵をはじめ随所に使用感が認められました。
要交換時期を迎えているタイヤやベルト、要修理判定となる時期が近いエンジンのオイル漏れやホイールベアリングの劣化など重整備を必要とする不具合の兆候も認められました。

上段でご紹介した業者間オークションに出品した場合、想定される落札額は160万円台前半。
今回は、日本一中古ハーレーを売っている弊社系列店へ仕入れを打診したところ「M8 ストリートグライドは在庫が溜まっている」との回答で販売店仕入れ価格での査定額は叶いませんでした。
業者間市場で想定される落札額(買取業者にとっては転売額=販売業者にとっては仕入れ額相当である)160万円台前半から、出品手数料や陸送費などの諸経費を差し引いてギリギリ利益が見込める158万円を査定額として提示させて頂くことに。

オーナー様から「相場データも見せてくれて頑張ってくれた金額だと思えたし、仲間が進めてくれるだけあって対応も良かったから気持ちよく手放せる」との有難い回答を頂き買取のご成約となりました。
今回はCVOストリートグライドのご売却を誠にありがとうございました。

また後日、お仲間の方から査定のご依頼を頂戴しDUCATI Panigale V4を買取させて頂きましたことも合わせてこの場を借りて重ねて御礼申し上げます。
買取した2019年モデルCVOストリートグライド。スティール/ライトニング外装の色艶が若干褪せています
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CVOストリートグライドの買取相場

M8 117 SE搭載 2018~22年モデル

【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 21台
  • 平均価格: 2,455,857円
  • 最高価格: 2,940,000円
  • 最低価格: 1,794,000円

【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 0台
  • 平均価格: No Data
  • 最高価格: No Data
  • 最低価格: No Data

相場情報:2024年3月10日時点

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上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。

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