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ZX-10R SE買取査定事例|エンジン要修理の2019年モデル

買取させて頂きましたのは2019年モデルのZX-10R SE。
サーキットでアグレッシブに御使用されていたオーナー様の愛車は修理を要するエンジン不調がございました。
2024年現在の相場に照らすと118万円がギリギリの査定額となるところ、日本一バイクを売っている弊社販売店での再販も視野に130万円で買取致しました事例です。

ZX-10R SE買取価格実例

事故不動
新車
  • 4

総合評点:4点

エンジン 3 車体フレーム 5 外装 5 電装保安部品 5 フロント周り 5 リア周り 5

【評価点の目安】
8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車
5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪
1点:事故不動
  • バイク名
  • ZX-10R SE
  • 買取価格
  • 1,300,000円
  • 年式
  • 2019年モデル
  • 走行距離
  • 16,280km
  • 車台番号
  • ZXT02E-001
  • カラー
  • タリックカーボングレー×メタリックフラットプラチナグレー
  • エンジンの状態
  • ヘッドオイル滲み、腰下から大きな異音あり
  • 外観の状態
  • 色艶良好です
  • 損傷や事故転倒歴
  • レバー先端やタンデムステップに削れありますが、外装に目立つ傷はありません
  • カスタムや改造
  • マフラー・スクリーン・バーエンド外品、フレームスライダー・タンクパッド装着
  • 買取年月
  • 2024年4月1日
  • ジャンル
  • スーパースポーツ

【ローン残債130万円】ZX-10R SEの買取査定内容

「ローン中のバイクを売りたいので見て欲しい」とのご依頼を受けて査定させて頂くことになったのはZX-10R。
2019年モデルで設定された上位グレードSEです。
「対応も金額も抜群に良かったとの評判で友達に薦められたので。ローンが130万円残っているのでそれ以上になれば」と弊社にお声がけくださった経緯と売却希望額を教えて下さったオーナー様。
発売から5年が経過した2024年現在、130万円の査定額は簡単にクリアできる水準なのでしょうか?先ずはその答えとなる買取相場からご紹介させてください。

ZXT02L型 ZX10R/SEの買取相場

先ずは、リッターSS(スーパースポーツ)の括りで、本機ZX-10Rはどの様なリセールバリューを誇っているのか検証してみましょう。
スーパーバイク選手権(SBK)で戦うホモロゲーションモデル(レース参戦用の市販機)、そしてベースモデル10機のリセールバリューを比較したのが下記表になります。

尚、下記表で使用している落札額や台数は業者間オークションの数字となります。
業者間オークションとは、買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される会員業者間の市場
SBK【EURO5適合 スーパースポーツ】の参考買取率比較
参考買取率 平均落札額 取引台数 新車価格
ZX-10R
2021年-
85% 177万円 20台 209万円
ZX-10RR
2021年-
80% 238万円 6台 299万円
CBR1000RR-R
2020年-
71% 157万円 24台 220万円
RR-R SP
2020年-
75% 190万円 101台 253万円
YZF-R1
2020年-
83% 178万円 37台 215万円
R1M
2020年-
76% 219万円 4台 290万円
Panigale V4
2021年-
69% 177万円 13台 255万円
V4R
2021年-
- - 0台 421万円
S1000RR
2021年-
86% 180万円 21台 210万円
M1000RR
2021年-
76% 254万円 12台 344万円
業者間オークションの取引履歴を2024年4月時点で12ヵ月間遡った数字
価格はすべて税抜
新車価格は、各機種でEURO5に最初に適合したイヤーモデルの標準グレードを千円単位で四捨五入。
上記はEURO 5(2020年から順次適応の排ガス規制)に適合した、SBKで戦うホモロゲ機とそのベースグレードSSの参考買取率を比較した表です。
参考買取率とは『業者間での平均取引額÷当時の新車価格』で算出した数字で、100%であれば当時と同じ値段で、50%であれば当時の半値で業者間にて取引されていることを示します。 ※尚、業者間の取引額は、買取業者にとっては転売額(販売業者にとっては仕入れ額)に相当しますので、査定現場での買取額で換算すると3~5%ほど率は下がります。

いずれの機種も約70~80%台と非常に高い再販価値を誇っています。
一般的には現行の最新イヤーモデルの参考買取率は66%平均となっていますので、80%超えは非常に高い数字です。
意外であったのは2022~23年の直近2年間でSBKを制したパニガーレV4の参考買取率が最下位であった点、ベースグレードでは随一のパワーウェイトレシオ(201kg÷218馬力=0.92)を誇るRR-Rがブービーであった点。
本機ZX-10RはS1000RRの86%に次ぐ2位の85%となっており、SBK用スーパースポーツとしてライバル機の中で非常に高い再販価値を有しています。
本機を保有していられるオーナー様にとっては喜ばしい結果となったのではないでしょうか。

上記は2020~21年に掛けてユーロ5に適合した機種の最新型式にフォーカスした相場の比較ですが、本機ZX-10Rは海外向けは2004年から、国内向けは2019年から展開されているロングセラーです。
レースで培った最先端の技術がフィードバックされるスーパースポーツはアップデートのサイクルが早く、モデルチェンジやアップデートのタイミングに前後して買取相場が異なる特徴を有しています。

海外向けと、国内ZXT02E型(2019~20年モデル)、国内ZXT02L型(2021~24年現行モデル)で区分けして相場を比較すると下記のようになります。

ZX-10R【型式別】業者間での取引額
平均落札額 最高額 最低額 台数
海外向け
2004年-
58.5万円 130万円 50万円 73台
ZXT02E型
2019年-
126万円 166万円 70万円 12台
ZXT02L型
2021年-
175万円 209万円 99万円 17台
業者間オークションの取引履歴を2024年4月時点で6ヵ月間遡った数字
平均落札額は、設定年数が新しいほど高く、型式によって大きく異なっています。
右欄下段グラフが明らかにしていますが、EURO5対応の新型ZXT02Lが業者間市場に出てきたタイミングの2021年に旧型ZXT02Eの相場はガクッと下落し後漸減傾向にあるのに対し、 2024年現在も現行ZXT02L型は高値圏で堅調に相場が推移しています。
尚、本機はワールドワイドに24年現行モデルが展開されていますが、19年に国内向けが設定されたこと・Kawasaki海外向けモデルを逆輸入していたブライト社が業務を終了したことを受けて、 国内で流通する海外仕様の逆輸入車はその殆どが2018年モデルS型までとなっており、とりわけ2009年モデル以前のC型~E型が多く、その事が海外仕様の相場が数段低い最大の理由となっています。

国内向けでも(外装デザインの刷新を伴う仕様変更とEURO5適合を受けた)2021年モデルを境に相場が大きく異なることが浮き彫りになったZX-10Rですが。
今回買取事例としてご紹介させて頂くのはユーロ5適合する前の2019年モデル。更に国内では登場19年モデルのみ設定された上位グレードSEです。
引き続いてはユーロ4適合の国内向けZXT02E型(2019~20年モデル)について、査定額に影響を与える4要素(1)グレード(2)評価点(3)走行距離(4)カスタムを切り口に相場を掘り下げてまいります。

1)グレード
右欄下段一番下の表は、直近6か月間に業者間で取引されたZXT02E型ZX-10R 実働車12台の取引額一覧です。グレード別の相場を比較したのが下記表です。

ZXT02E型ZX-10R【グレード別】業者間での取引額
平均落札額 最高額 最低額 台数
SE 126万円 166万円 70万円 4台
KRT 126万円 166万円 70万円 12台
業者間オークションの取引履歴を2024年4月時点で6ヵ月間遡った数字
ZXT02E型のベースグレードであるKRT editionより、55万円高い価格が設定された上位グレードのZX-10R SEですが。
直近6か月間の平均落札額で比較すると上位グレードに見合った取引額とはなっていません。
しかしながら、SEの最下位70万円で落札された個体が転倒車であることから、最下位の個体を差し引いた平均落札額は145万円となります。

ライバル機CBR1000RR-R、パニガーレV4、YZF-R1にもOhlins製 電子制御サスペンションを最大の差別化要因とした上位グレードのSP、R1M、V4Sが存在しますが、いずれもベースグレード比で30万円ほど相場が高くなています。 ZX-10R SEの電子サスはSHOWA製ではありますが、ライバル機の相場動向も踏まえると本機もSEの相場が高いのが自然だと弊社バイクパッションでは認識しております。

(2)ZXT02E型【評価点別】業者間での取引額
平均落札額 最高額 最低額 台数
6点 148万円 166万円 138万円 4台
5点 126万円 137万円 114万円 5台
4点 96万円 129万円 70万円 3台
業者間オークションの取引履歴を2024年4月時点で6ヵ月間遡った数字
8点以上:未使用車や新車同等の状態
7点:プロが見て判別可能な減点がある超極上車
6点:新車比で軽微な使用感がある極上車
5点:ルーティンの整備で再販に回せる良好車
4点:軽い追加補修や整備が必要となる劣化または軽い難がある
3点:追加整備が必要な難がある車両
1点:事故車又は不動車
上記は直近6か月間に業者間で取引されたZXT02E型ZX-10Rの実働車12台について、評価点別の落札額を比較した表です。
平均落札額が高いほど平均落札額も高く、各評価点で取引額のレンジが分かれており、評価点が落札額(査定額)に直結することが示唆されています。

(3)ZXT02E型【走行距離別】業者間での取引額
平均落札額 最高額 最低額 台数
~1万km 132万円 166万円 70万円 6台
1万km台 124万円 137万円 110万円 4台
2万km台 110万円 131万円 89万円 2台
業者間オークションの取引履歴を2024年4月時点で6ヵ月間遡った数字
平均落札額で比較すると低走行=高額落札の図式が成り立つセオリー通りの結果となっています。
最下位70万円の落札額となった転倒車を除外すると、1万km未満の車両の最低落札額は130万円となり、その傾向は更に鮮明となります。

(4)ZXT02E型【カスタム別】業者間での取引額
平均落札額 最高額 最低額 台数
ノーマル仕様 139万円 166万円 110万円 6台
ライトカスタム 130万円 137万円 120万円 4台
個性的なオールペン 80万円 89万円 70万円 2台
業者間オークションの取引履歴を2024年4月時点で6ヵ月間遡った数字
直近6か月間で取引されたZXT02E型12台をカスタム傾向で分類すると、6台がノーマル仕様、4台がライトカスタム、そして2台が個性的なカラーリングのオールペン車となっています。
平均落札額にも現れていますが取引の上位4台はフルノーマル仕様で占められており、本機における高額査定の基本線はノーマル仕様です。

ライトカスタム車は、マフラー(主にスリップオン)・カーボン製カバーやフェンダー・バックステップkit・ハンドル・バーエンド・ウィンカー・ステップ・ライト球・スプロケなどの一部を社外化している個体ですが。 レーシーに酷使された(例えば溶けて要交換状態のタイヤを装着した)個体比率が高いのもノーマル仕様に相場が及ばない一因となっています。また灯火類の変更に伴う配線加工も地味に嫌がられる改造点に上げられます。
カスタムについては内容次第で査定額がぐっと跳ねることもあれば、逆も然りですが。弊社バイクパッションでは純正品付きのフルエキなどは確実にプラスに繋がるカスタムとして査定致しております。

落札額が極端に低い個性的なオールペンですが、具体的にはホイールを蛍光イエローに外装一式を水色に再塗装している個体が89万円、外装一式を白に再塗装したSEの転倒車が70万円と落札額の下位2位を占めています。
再販時に買い手対象を極端に絞る個性的なカスタムやオールペンは査定額にネガティブに強く作用してしまいます。

ZXT02E型の相場動向について「グレード」「評価点」「走行距離」「カスタム」を切り口に見て参りましたが、業者間での落札額の傾向を纏めると下記のようになります。
  • ▼ZXT02E型ZX-10R 業者間での落札額傾向
  • 160万円台の1台
    走行635kmの超極上フルノーマル「SE」
  • 138~140万円台の3台
    走行4千~8千kmの極上車でノーマル仕様
  • 130~137万円の3台
    5点評価の純正品付きライトカスタム車と、走行1万kmのノーマル車
  • 110~120万円台の3台
    5点評価の純正品なしライトカスタム車と、エンジン異音有のノーマル車
  • 70~80万円台の2台
    4点評価の転倒車両と個性的なオールペン車両
以上の買取相場を踏まえて、ライトカスタムが施された2019年モデルZX-10R SEの査定内容と買取額についてご紹介させて頂きます。 (尚、上記の業者間市場における落札額は、買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額に相当するため、実際の買取額は95~98%相当となります)

ZX-10R【型式別】相場の比較

ZX-10R【型式別】相場の比較

ZX-10R【型式別】相場の推移

ZX-10R【型式別】相場の推移

【ZXT02E型】相場の推移

【ZXT02E型】相場の推移

【ZXT02E型】業者間の取引価格帯

【ZXT02E型】業者間の取引価格帯

【ZXT02E型】評価点別の取引価格帯

【ZXT02E型】評価点別の取引価格帯

【ZXT02E型】業者間での取引額一覧

【ZXT02E型】業者間での取引額一覧
買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される業者間オークションの取引データ
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年式相応の艶感を肘していた外装。多数のステッカー貼付がマイナス査定に

オーナー様の愛車は、煌びやかなメタリックグレーと両サイドカウルに配されたテトラポッド形状のデカールが特徴的なZX-10Rの上位グレードSEです。
表層の傷を自己修復するハイリーデュラブルペイントが施されている点が上位グレードSEの差別化要因の1つに数えられますが、はたして本当に無傷の状態なのでしょうか。
先ずは車体の印象を左右する外装から査定を進めてまいります。

本機の外装を構成るのは、スクリーン・アッパーカウル・前後フェンダー・タンク・タンクカバー・シート・両サイドカウル・アンダーカウル・サイドカバー・シートカウル・シート下カバーとフルカウルのSSとあって多岐にわたります。
面積が大きく目に付きやすいサイドカウルの損傷や、タンクの凹み、外装全体の色褪せなどは買取額の大幅な減額に繋がりやすいと言えます。

オーナー様の愛車には自己修復ペインティングの効果もあってかシートカウルの線傷を除くと査定額に響くような外傷は認められませんでした。 使用感が殆ど見られない超の付く極上車と比較すると外装全体の色艶が若干後退している印象ですが、5年前に発売された2019年モデルとしては年式相応の艶感を保持しています。
残念であったのはステッカーが多数貼付されている点。好みが割れるステッカーが多数貼付されていることから再販に向けては除去したいところです。
ヒートガンで温めて綺麗に剥離できれば良いのですが、糊が残ると除去液を吹きかけて入念に除去する作業が必要になります。また除去後に日焼けの境界線が出てしまうこともございますので地味にマイナス査定に繋がることに。
好みの割れるステッカーが多数貼付された右サイドカウル
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大きな異音を発するエンジン状態

続いてはスパースポーツの肝となるエンジン回りを査定してまいります。
単純な最高馬力やパワーウェイトレシオの数字ではライバル機Panigale V4やCBR100RR-Rの後塵を拝す本機ですが、 その総合力は2015~20年まで6年連続(2017~20年はZX-10RR)でSBKのマニュファクチュアタイトルを獲得したことが証明しています。

先ずは視認触診で確認出来る範囲から進めていきます。
チェック項目はオイル漏れの有無や錆び腐食に傷といった使用感です。
検分致しましたところ傷は入っておらず目立つような錆びや腐食は認められませんでした。
ただしヘッドカバーにオイル滲みが認められた点、ラジエーターに細かい錆びが浮いており細かな減点対象がございました。

引き続いてエンジンを始動させ機能的なチェックを行います。 一発始動で始動性は良好です。アイドリングも安定していますが、クランクケースから「ゴトゴト」といった異音が発生しています。
その異音はクラッチレバーを握ると「ゴォー」といった音に変化することからクラッチ板が摩耗している可能性が濃厚です。
異音は大きく、ごく近いうちにクラッチが繋がらずギアチェンジが出来なくなる可能性が高いと言えます。
幸い、腰上からは異音はなく、腰下のプライマリーカバーを外してクラッチ版を交換することで回復は見込めますが、その修理費用は部品代込みで市価で5万円程度となります。 エンジンの整備としては軽整備に近い内容ではありますが、再販に向けては修理が必須の異音であることからエンジンの評価点は3点判定に。買取額に影響することになってしまいました。
腰下からクラッチ盤摩耗と思われる異音を発していたZX-10R SEのエンジン
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要交換判定のタイヤなどが影響し極上判定には至らなかった足回り

引き続いては上位グレードSEの差別化装備(SHOWA製電子制御フロントフォークとマルケジーニ製アルミ鍛造ホイール)が奢られた足回りを査定してまいります。
機種の本懐通りに峠やサーキットでアグレッシブに乗りこまれたオーナー様の愛車。
足回りは手が入り難い箇所でもあり劣化が現れやすく、飛び石などによる傷や塗装剥離が出易い箇所でもあります。
しかしながらオーナー様の愛車は特段目立つ傷や錆も無く、高度なライディングテクニックをお持ちであったこと、日頃から丁寧にケアされていたことが伺えます。

ただしアグレッシブな走りの代償として、 2016年モデルから本機に標準装備されているBATTLAX RACING STREET RS10のフロントタイヤは溝が消失しウォール部は一部溶けて摩耗しています。こちらは要交換判定に。
また手が入り難く目に付きにくいことからケアも忘れがちとなるステムやリアショックにサビが浮いていた点、クラッチレバー先端やスイングアームに削れ傷が入っていた点などが響き極上判定には一歩及びませんでした。
溝が無くなりウォールが溶けているBATTLAX RS10のフロントタイヤ
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フレーム周辺部品出るステップの削れ傷が細かな減点に

引き続いてはエンジン並んでと買取額に占める影響が大きなフレーム回りを査定してまいります。
レバー先端が削れていたことから、ハンドル周りに大きな衝撃を受けた痕跡が無いか?ハンドルストッパーを確認致しましたが無傷です。
フレームの瑕疵を見逃すと大赤字での買取となってしまうため、修正痕も含めフレーム接合部に塗装剥離や皺、不自然な溶接痕が無いかを入念に検分致しました。結果綺麗で剛性の高いフレームを保持していることが分かりました。

本機に採用されているのは剥き出しとなっている表面積が大きいツインスパーフレーム。SEの外装カラーリングとマッチするブラック仕上げとなっておりフレームの艶感も車体の印象を左右する要素に挙げられます。
隙の無い極上車と比べると外装に引き続いてフレームも若干艶感が後退している印象です。しかしながらシートレールを含めて減点対象となる傷は皆無でした。
残念であったのは、周辺接合部である右側ステップと左側のタンデムステップのステーが大きく削れている点です。
大きく削れているタンデムステップのステー
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電装・保安部品の査定

近年のスーパースポーツの主戦場に挙げられる電子制御機構。レース技術のフィードバックを受けて2010年代から目まぐるしい勢いで新機構や新バージョンが取り込まれています。
電子制御機構で常に一歩先を行っている感があるDUCATI陣営に引けを取らない機構が本機にも数々採用されています。 最後の査定項目はその電装回りと保安部品です。
先ず電装周りからですが、査定現場では走行することは致しませんので、コントローラーや液晶メーターを通じて各種機構が正常に反応して切り替わるかをチェックいたします。
結果、一通り正常動作することが確認できました。点灯していると買取額に大きく響く警告灯の点灯も無く、メーター周りに目立つ使用感も出ておらず減点対象はございませんでした。

ホーンや灯火類も全て正常動作致します。灯火類は全て純正で電装系に配線加工が無かったのも高評価です。
残念であったのはミラーカバーに傷が入っていた点。社外のマフラーを装着していますが純正品が無かった点となります。
使用感が少なく綺麗なコックピット回り
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カスタム内容の評価

オーナー様の愛車に装着されていた社外品は、マフラー(BEET NASSERT Evolution Type IIスリップオン)・スクリーン・バーエンドです。
オプションでタンクパッド・フレームスライダーが付いています。
社外マフラーは純正品が保管されていれば確実なプラス査定に繋がりましたが、ノーマル構成が業者間の取引額上位を占める本機ZXT02E型において純正品の欠品が惜しまれる結果に。
オプション品については大勢に影響を与えるパーツではございませんが、お気持ち程度のプラス査定とさせて頂きました。
社外のマフラー(BEET NASSERT Evolution Type IIスリップオン)装着
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総合評価と買取額

以上のように査定させて頂きました2019年モデルのZX-10R SE。 査定の総合評価はエンジンの3点評価が足を引っ張り4点判定に。走行距離は約1.6万km、純正品なしのライトカスタムです。

上段で触れた業者間オークションに出品した場合、想定される落札額は強気予想で130万円。現実的には120万円台想定です。
120万円台は買取業者にとっては転売額(販売業者にとっては仕入れ額)に相当しますので、出品手数料や陸送費などを差し引くと117万円が確実に利益を出すギリギリの査定額になります。

弊社バイクパッションがオーナー様にご提示致しました査定額はオーナー様のローンが一括返済できる130万円。
オーナー様から「その金額だと毎月の支払から開放されるのでオント助かります」とのご返答を頂戴し買取の成約となりました。

相場的には赤字必死の査定額を提示できた理由は3つございます。
1)修理単体での儲けを必要としない自社修理工場で市価より安価に修理が可能
2)日本一バイクを売っている弊社横浜店での再販を視野に
3)修理後と入念な磨きを経て5点プラス判定の状態に仕上げた際は業者間で140万円超の落札額が見込まれる

高く売りたいオートバイがございましたら弊社パッションにお声掛けくださいませ。誠心誠意の買取額でお応えさせて頂きます。
艶感は若干後退していますが綺麗な状態を保持していたZX-10R SE
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ZX-10R/SEの買取相場

ZXT02E型 2019~20年モデル

【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近6ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 12台
  • 平均価格: 1,263,308円
  • 最高価格: 1,660,000円
  • 最低価格: 702,000円

【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 2台
  • 平均価格: 249,500円
  • 最高価格: 306,000円
  • 最低価格: 193,000円

相場情報:2023年4月26日時点

最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。


上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。

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ZX-10R SEは売ろうと考え時が一番高く売れます

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