BMW R27 【1960~66年式】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
BMW R27 【1960~66年式】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は35.5万円が平均です。
BMW R27 【1960~66年式】 買取査定に役立つ車両解説

- アブス ブラック + ホワイトピンストライプ 1960年
- 当時の新車価格
- 2,430 DM (約20.8万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
121.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
74.3万円
- 上限参考買取率
- 581.7%
- 平均参考買取率
- 357.3%
BMWの戦後復興のアイコンとなったR25。48年のR24に端を発するこの単気筒シリーズの有終の美を飾った機種それがR27です。
1960年に登場した「R27」は、戦後のBMWを支え続けた250cc単気筒シリーズの歴史に幕を下ろした、記念碑的な「最終モデル」です。
敗戦による排気量制限のどん底からBMWの経営を救い出した救世主「初代R25(1950年)」に始まり、4万7,000台超の空前の大ヒットで大衆車の頂点を極めた「R25/3」、そしてアールズフォークを採用し高級ツアラーへと脱皮した先代「R26」。この約10年にわたる偉大な単気筒の血統をすべて受け継ぎ、満を持して登場した後継機にして究極の完成形がR27でした。
1960年代に入ると、日本のホンダ(CB72)を筆頭とする日本メーカー勢が、250ccクラスにおいて超高回転・マルチシリンダー化による「血みどろの馬力・スピード競争」を仕掛けてきました。しかしBMWは、その泥沼のスペック競争に真っ向から参戦する道を選びませんでした。 (※戦前のBMWは過給機付きエンジンでマン島TTレース等のWGP最高峰を制する「世界最速のレーシングブランド」でしたが、戦後のレース規則変更や多気筒化の波を受け、馬力競争から身を引き「アウトバーンを疲労なく走り抜ける最高級ツアラー」へと自らのブランド哲学を大転換させていたのです)。 彼らは「安くて速いバイク」を作るのではなく、この絶対的な哲学である「どこまでも快適に走り続けられる、最高品質のツアラー」を単気筒において極限まで突き詰めることを選択します。 そうして誕生したR27は、単気筒エンジンにおける「快適性と防振性」の物理的な限界点に到達した、まさに有終の美を飾るにふさわしいマスターピースとなりました。
■先代R26からのアップデート|単気筒の振動を完全に消し去った、極限の「完全ラバーマウント」
R26からの最も大きな、そして劇的な進化は、フレームとエンジンの結合方法にあります。
【宙に浮くエンジン(究極の完全ラバーマウント構造)】
先代のR26でもエンジンはラバーマウントされていましたが、R27ではさらに設計を徹底。エンジンとトランスミッションの塊を、フレームから完全に独立させて「4つの巨大な防振ゴムブロック(Schwingmetall)」の上に乗せるという、自動車のようなフル・フローティング構造を採用しました。 その防振性能はあまりにも完璧で、フレームとエンジンが完全に縁切りされているため、「エキゾーストパイプ(マフラー)すらもフレームに直接固定できず、ラバーを介して吊り下げる必要があった」ほどです。この狂気じみた防振設計により、R27は単気筒特有の振動をほぼ完全に消し去り、多気筒エンジンのようなシルキーで無振動な乗り心地を実現しました。
【単気筒シリーズ最大の「18馬力」へ到達】
圧縮比をR26の「6.8:1」から「8.2:1」へ大幅に引き上げ、新型のビング製キャブレターを採用することで、出力は歴代最大の「18馬力(最高速130km/h)」へと強化されました。日本製の高回転スポーツモデルには敵いませんでしたが、サイドカーを引いたり、長距離をクルージングするには十分すぎる力強いトルクを発揮しました。
【受け継がれたアールズフォークと、最後の「純正サイドカー対応機」】
R26で完成された極上のシャシー「アールズフォーク&リア・スイングアーム」はそのまま受け継がれました。さらに歴史的に特筆すべきは、このR27こそが「工場出荷時からサイドカー接続用の専用マウント(ボールジョイント)がフレームに溶接されていた」、BMW最後の単気筒モデルとなった点です。 (※これ以降の1970年代から現代に至るまで、BMWのサイドカーはすべて「社外ビルダーが特注のサブフレーム等を設計して後付けしたカスタム車両」となります。事実上の純正舟メーカーであったシュタイブ社も倒産し、バイク屋でポン付けの舟を買ってくるだけで安全な家族旅行に出かけられた牧歌的な「純正サイドカー時代」は、このR27をもって完全に幕を閉じたのです)。
■250ccクラスからの「名誉ある撤退」と、大排気量へのシフト
R27の新車価格はさらに跳ね上がり、「2,430 DM(当時の固定レート換算で約20.8万円)」という超高額モデルとなりました。 1960年代中盤になると、大衆の足は完全に「安価な四輪車」へと移行しており、250ccバイク市場は「若者向けの安くて速い日本製スポーツバイク」に完全に制圧されていました。そんな中、「四輪車と変わらない値段がする、過剰品質な250ccツアラー」であるR27は独自の存在感を放ちましたが、販売台数は先代のちょうど半分となる「15,364台」に留まりました。
そして1966年、BMWはR27の生産終了をもって、250cc単気筒モデルの生産から潔く「スッパリと撤退」します。彼らは小排気量での無用な価格競争・馬力競争を捨て、自らのブランド価値を「大排気量の水平対向ツインによる超高級ツアラー」へと全振りしていくという、現在へと続く独自の道(1969年の/5シリーズ)を歩み始めることになったのです。
■単気筒の完成形を求めるマニア垂涎の的(現在のヴィンテージ市場での価値)
現在のクラシックBMW市場において、R27は「戦後BMW単気筒シリーズの究極の完成形」として、熱狂的なマニアから極めて高い評価を受けています。
「どうせ単気筒に乗るなら、最も振動がなく、最もパワーがあり、最も完成された最終型に乗りたい」と考えるエンスージアストにとって、完全ラバーマウントのR27は唯一無二の選択肢です。現存数も先代より少ないため、ミントコンディションの個体は非常に高額で取引されています。その気になる国内の最新買取査定相場(業者間市場の取引データ)については、ページ上段の相場表にてリアルタイムで公開しております。BMWが誇りを持って世に送り出した、孤高のラスト・シングルの価値をぜひご確認ください!
| 車名/型式/年式 | BMW R27 / 1960年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1960年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,090x全幅790x全高730(シート高)mm・装備重量 約162kg(※マウント機構に先代R26比でより僅かに重量増) |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高730mm・最低地上高145mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV2バルブ単気筒・18PS/7,400rpm |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | キャブレター(ビング製 1/26/68)・15リットル |
| 新車販売価格 | 2,430 DM(当時の日本円換算で約20万8,000円) |
| ジャンル | BMW /2 /3 /5 /6 /7シリーズ | BMWのビンテージバイク(旧車) | プレミアム旧車 絶版車 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 R27
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年09月11日
【状態別の買取相場】 R27
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
91.8万円
62.5万円
2台
平均
最低
取引
67.4万円
60.0万円
5台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
35.5万円
35.5万円
1台
※データ更新:2026年09月11日
【走行距離別の買取相場】 R27
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 61.8万円 | 3台 |
| 平均 | 60.6万円 | ||
| 最低 | 60.0万円 | ||
| 1〜2万km | 最高 | 121.0万円 | 1台 |
| 平均 | 121.0万円 | ||
| 最低 | 121.0万円 | ||
| 5万km〜 | 最高 | 70.0万円 | 1台 |
| 平均 | 70.0万円 | ||
| 最低 | 70.0万円 | ||
|
不明 メーター改 |
最高 | 85.0万円 | 2台 |
| 平均 | 73.8万円 | ||
| 最低 | 62.5万円 | ||
※データ更新:2026年09月11日
【カラー別の買取相場】 R27
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年9月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 74.3 万円 | 7台 | |||
※データ更新:2026年09月11日
【実働車の取引価格帯】 R27
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年9月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年09月11日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
BMW R27 【1960~66年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年09月11日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | BMW R27 【1960~66年式】 | 121.2万円 | 3.5点 | 505 | 16,339km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | BMW R27 【1960~66年式】 | 85.2万円 | 3.0点 | 334 | 3,550km | ■ |
| 3 | BMW R27 【1960~66年式】 | 70.2万円 | 3.3点 | 47 | 63,104km | ■ |
| 4 | BMW R27 【1960~66年式】 | 62.7万円 | 3.7点 | 974 | 80km | ■ |
| 5 | BMW R27 【1960~66年式】 | 62.0万円 | 3.0点 | 114 | 5,970km | ■ |
| 6 | BMW R27 【1960~66年式】 | 60.1万円 | 3.5点 | 468 | 5,975km | ■ |
| 7 | BMW R27 【1960~66年式】 | 60.1万円 | 3.5点 | 468 | 5,975km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています




