R nineT/5【2020年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
R nineT/5【2020年】 の買取査定相場
平均買取額は、対3年前比で15%上昇し、平均買取額は、対前年比で35%上昇しています。
最も高く売れるカラーリングは青となっています。
R nineT/5【2020年】 買取査定に役立つ車両解説
BMW Motorrad R nineT /5は、2019年に発表されたヘリテイジモデルです。1969年に誕生した「/5シリーズ」の50周年、そしてベルリン・シュパンダウ工場での二輪車生産開始50周年という二重の記念碑として開発されました。クラシカルな外観に現代の電子制御技術を融合させ、メンテナンスフリーのシャフトドライブと独自のパラレバー式サスペンションにより、走る楽しさと実用性を高次元で両立させた一台です。
R nineT /5の開発背景には、BMWのモーターサイクル史における重要な転換点があります。1969年、四輪車部門の需要拡大に伴い二輪車生産拠点をミュンヘンからベルリン・シュパンダウ工場へ完全移転しました。この移転に合わせて投入された「/5シリーズ」は、完全新設計のシャーシとエンジンを採用し、走行性能と快適性の両立という新たな技術基準を確立しています。鍛造クランクシャフトの採用により剛性と潤滑効率が大幅に向上しています。2020年モデルは、この「/5シリーズ」誕生から50年という節目を祝うために企画されています。2020年モデルは、この「/5シリーズ」誕生から50年という節目を祝うために企画されています。2020年モデルはEURO4排出ガス規制に準拠し、最高出力110PSを維持していますが、2021年モデル以降はEURO5適合により109PSへ微減し、代わりに4,000〜6,000rpm域のトルク特性が強化されています。
エンジンは排気量1,169ccの空油冷水平対向2気筒で、最高出力110PS/7,750rpm、最大トルク116Nm/6,000rpmを発生します。DOHCシステムとラジアル配置バルブ構造により、燃焼効率とクラシカルなシリンダーヘッド形状を両立しています。燃料供給は電子制御インテークパイプインジェクションを採用し、燃料タンク容量17Lとの組み合わせにより理論上の航続距離は約320kmに達します。WMTCモード燃費は5.3L/100km、実用燃費換算で約18.87km/Lです。サスペンションは1960年代の意匠を再現するため43mm正立テレスコピックフォークを採用し、保護用のラバーゲイターが標準装備されます。これはベースモデルの倒立フォークとは異なる仕様です。リアサスペンションはBMW独自のパラレバー方式スイングアームを採用し、シャフトドライブ特有のリフト現象を物理的に抑制します。ブレーキはフロントに320mm径ツインディスク、リアに265mm径シングルディスクを装備し、急ブレーキ時にタイヤがロックして滑るのを防ぐABSと自動安定制御であるASCが標準搭載されています。車体サイズは全長2,105mm×全幅870mm×全高1,060mmです。
外装色は専用の「ルパン・ブルー・メタリック」で、手作業によるスモークエフェクト加工とダブルラインマーキングが施され、1960年代の職人技を再現しています。燃料タンクには専用ニーパッドが装着され、シートはクロスエンボス加工、ホワイトパイピング、クロームのトリムストリップを備えた専用ダブルシートが採用されています。クローム仕上げはバックミラー、エキゾーストマニフォールド、サイレンサーに至るまで徹底され、標準モデルとの差別化が図られています。タイヤサイズはフロント17インチ、リア17インチです。シート高は/5専用のダブルシート装備により825mmとなり、ベースモデルのR nineT Pure(日本仕様805mm)より高い設定です。日本仕様の標準パッケージにはグリップヒーター、ASC、ABS、ETC2.0車載器が含まれ、実用性と安全性が強化されています。
主要ライバルはKawasaki Z900RSとTriumph Bonneville T120です。Z900RSは水冷4気筒948cc、111PS、車両重量215kgで、当時の新車価格は1,328,400円でした。本モデルとの価格差は約66万円ですが、Z900RSの方が軽量である一方、R nineT /5は空油冷ボクサーエンジン、シャフトドライブ、外装の塗装品質で差別化しています。Bonneville T120は水冷2気筒1,200cc、80PS、車両重量244kg、シート高790mmで新車価格は1,576,500円でした。T120はトルク重視で出力は控えめ、重量は重い設定です。本モデルの販売価格1,986,000円は、主要ターゲット層である40〜50代の所得水準において、人生の節目に購入されるプレミアムな趣味車として設定されています。維持コスト面ではシャフトドライブによりチェーンメンテナンスが不要となる一方、乾式単板クラッチの交換時にはエンジンとトランスミッションを切り離す車体分割という多大な工数が必要で、数十万円単位の工賃が発生する点が競合車との違いです。
リコール情報として、米国では2020年モデルを含む一部車両において緊急制動時のブレーキランプ点滅プログラムが定常点灯基準に適合せず、修正プログラムの適用が実施されました。日本ではシリーズ初期モデル(2013年〜2016年製)においてパラレバーやスイッチ類のリコールがありましたが、本モデルはリコールの対象外となっています。ただし構造上、定期的な増し締めや電装系の点検は推奨されます。乾式クラッチは半クラッチの多用による摩耗に弱く、走行距離に応じたクラッチ板の管理が求められます。
米国大手オークションでは2024年3月に走行2,000マイルの個体が$10,500(約165万円)で落札されており、高年式車としての価値を維持しています。日本市場では標準的なR nineTが77万〜118万円程度で推移する中、/5モデル等の限定仕様車は150万〜190万円以上の高値を維持する傾向にあります。査定額への影響として、低走行かつフルオリジナル状態の維持が重要視され、カスタム箇所が多い場合は減価対象となる可能性が高くなります。
なお、これらの価格や買取相場は2026年執筆時点のデータに基づいた参考値です。価格の換算は当時の相場、税率です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。
BMW Motorrad R nineT /5は、1969年の「/5シリーズ」誕生50周年を記念した特別なモデルです。手作業によるスモークエフェクト加工と徹底されたクローム仕上げは職人技の結晶であり、限定モデルとして高い資産価値を維持しています。リコール対応の必要性や乾式クラッチの整備コストといった注意点はありますが、BMWのヘリテイジを体現する一台として、バイク文化における確固たる地位を築いています。バイクパッションでは、このような歴史的価値を持つマシンの適正な査定と買取を行っています。
| 車名/型式/年式 | BMW Motorrad R nineT /5 / - / 2020年式 |
|---|---|
| 発売年月 | 2019年10月(日本国内) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,105mm 全幅870mm 全高1,040mm・219kg(装備) |
| シート高・最低地上高(mm) | 825mm・不明 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストロークDOHC水平対向2気筒・81kW(110PS)@ 7,750rpm・18.9km/L(WMTCモード値) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフスターター式・電子制御式インテークパイプインジェクション・17L |
| 新車販売価格 | 1,986,000円(税込, 日本国内仕様)・$12,495(約135万円, 米国仕様) |
| ジャンル | ネオクラシック |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 R nineT/5【2020年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年02月06日
【状態別の買取相場】 R nineT/5【2020年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
143.3万円
122.5万円
3台
平均
最低
取引
138.6万円
118.2万円
4台
平均
最低
取引
116.0万円
108.4万円
2台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年02月06日
【走行距離別の買取相場】 R nineT/5【2020年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 165.5万円 | 3台 |
| 平均 | 149.1万円 | ||
| 最低 | 118.2万円 | ||
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|||
| 0.5〜1万km | 最高 | 150.5万円 | 4台 |
| 平均 | 131.1万円 | ||
| 最低 | 108.4万円 | ||
![]() |
|||
| 1〜2万km | 最高 | 122.5万円 | 2台 |
| 平均 | 122.3万円 | ||
| 最低 | 122.0万円 | ||
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|||
※データ更新:2026年02月06日
【カラー別の買取相場】 R nineT/5【2020年】
- ■
- ■ ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年2月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 136.8 万円 | 8台 | ![]() |
||
| ■ / ■ | 122.0 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年02月06日
【実働車の取引価格帯】 R nineT/5【2020年】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年2月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年02月06日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
R nineT/5【2020年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年02月06日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | R nineT/5【2020年】 | 165.7万円 | 7.0点 | 0J1108LZ | 3,645km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | R nineT/5【2020年】 | 163.7万円 | 6.5点 | 0J1101LZ | 25km | ■ |
| 3 | R nineT/5【2020年】 | 150.7万円 | 6.0点 | 0J1106LZ | 8,034km | ■ |
| 4 | R nineT/5【2020年】 | 142.2万円 | 6.7点 | 0J1107LZ | 5,654km | ■ |
| 5 | R nineT/5【2020年】 | 123.8万円 | 5.2点 | 0J1101LZ | 6,403km | ■ |
| 6 | R nineT/5【2020年】 | 122.6万円 | 7.2点 | 0J1101LZ | 11,517km | ■ |
| 7 | R nineT/5【2020年】 | 122.1万円 | 5.5点 | 0J1102LZ | 11,806km | ■ / ■ |
| 8 | R nineT/5【2020年】 | 118.3万円 | 5.7点 | 0J1100LZ | 4,558km | ■ |
| 9 | R nineT/5【2020年】 | 108.5万円 | 4.8点 | 0J1105LZ | 6,993km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





02月13日〜02月19日