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モンスター620【2002~06年式】

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データ最終更新:2025年12月05日

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モンスター620【2002~06年式】毎週更新の買取査定相場

モンスター620【2002~06年式】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】モンスター620【2002~06年式】
モンスター620【2002~06年式】

モンスター620は、初代モンスター600のコンセプトをより現代化し、排気量アップと装備の見直しにより実用性とパフォーマンスを底上げしたモデルです。モンスター600が持っていた入門機としての扱いやすさはそのままに、街乗りから郊外のワインディングまで余裕を感じさせるトルク特性と、電子制御世代へ接続する基礎体力を備えた一台へと進化しています。

冒頭でまず押さえておくべきは、モンスター600から620へのアップデートの核心がエンジンとブレーキを中心とした総合的な性能向上だったことです。600の空冷2バルブLツイン(57PS/排気量583cc)から、620では618ccに拡大され、最高出力61PS/8500rpm、最大トルク5.7kgm/6750rpmを獲得。実際の走行では、低中域の厚みが大きく違い、600では回転を引っ張らないと得られなかった力感が、620では流すようなアクセル操作でも自然に引き出せるようになっています。また、620はフロントブレーキを300mmデュアルディスク化(600はシングルディスク)し、実力に見合った制動力を手に入れています。軽快感は600と同様ながら、動力性能とブレーキの均衡が取れたことが620の大きな進化でした。
これらのアップデートにより、モンスター620は単なる排気量アップモデルではなく、初代600で培われた「都市型ネイキッドスポーツ」という設計思想を、より熟成させたモデルとして再定義されました。

2002年に登場したモンスター620は、排気量900・750・600という初期ラインの中で、最も「現代的な扱いやすさ」を目指したモデルです。当時のヨーロッパ市場ではミドルクラスの需要が高まり、免許制度の変化もあり、誰が乗ってもスポーティに扱えるバイクが求められていました。ドゥカティはこのニーズに応える形で600を620へ刷新し、都市走行からツーリングまで幅広く対応できる万能ネイキッドとして位置づけています。
2002~06年の生産期間は短めですが、その間にキャブ仕様からインジェクション(i.e.)へ移行し、ABSの選択肢まで用意されるなど、モンスターシリーズが電子制御へ移行する重要な過渡期を担ったモデルでした。

●アップデート遍歴
モンスター620は、期中で大きく三つの仕様パートに分けられます。

前期(2002年)
キャブレター仕様の最終世代とも言える構成で、軽快なレスポンスと素直な吹け上がりが特徴。街乗りでは柔らかさすら感じる扱いやすさで、シリーズの中ではクラシカルな乗り味を最もよく残しています。

中期(2003~04年)
インジェクション化により、燃焼効率と低速の粘りが向上。排ガス規制に対応しつつ走りが落ちない仕上がりで、実用性の面ではほぼ完成形に到達します。始動性が安定し、年間走行距離が少ないオーナーにも扱いやすい仕様です。

後期(2005~06年)
ABS仕様が登場し、都市型ネイキッドとして安全性の面でライバルに追いつきました。車体剛性や足回りの基本構成は共通ながら、制動安定性の高さにより初心者向けとしての評価がさらに強化された時期です。ライト周りやメーターの意匠に細かな違いがあり、実使用では視認性の改善が体感できる仕様です。

モンスター620の核心は、空冷L型2気筒2バルブ・デスモドロミックという古典的なドゥカティ構成のまま、日常域での扱いやすさを徹底的に高めたエンジンにあります。最高出力61PSという数値だけ見ると控えめですが、実際は2000rpmからのトルク立ち上がりが分厚く、都市部のストップアンドゴーでは600より圧倒的に楽です。
乾燥重量は168kg前後と軽く、トレリスフレームとの組み合わせによるヒラリ感はシリーズ共通の魅力。300mmダブルディスクの制動力は必要十分で、インジェクション化モデルではアクセル開度への追従がより滑らかになり、ワインディングでも「粘るように前へ出る」特性が味わえます。

●兄弟機/ライバル機との比較
620は、同時期のモンスターシリーズにおいて「最も扱いやすい中間排気量」という立場にあります。
モンスター620(61PS/168kg前後)
モンスター800(76PS/169kg前後)
モンスター900ie(80PS前後/185kg前後)
数字で見ると800や900は明らかにパワー優位ですが、800は高回転寄り、900は車重増と熱量の大きさがあり、都市部では620の軽快さが勝ります。620は低中速域での実用トルクが厚く、モンスターの楽しさを素直に味わえる設定で、街乗り・近距離・ワインディングの三拍子を最も軽やかにこなすモデルと言えます。

ライバル車との比較
同時期のミドルクラスでは、ホンダCB600Fホーネット(95PS/183kg)、ヤマハFZ6(98PS/186kg)など4気筒の中~高回転型モデルが主流でした。これらは高回転域で爆発的なパワーを発揮する一方、日常域ではトルクが薄く、街乗りでは扱いきれない側面もあります。
これに対し、モンスター620は最高出力61PSながら最大トルク5.7kgmを6750rpmで発揮し、2000〜5000rpmでの粘りがライバルの4気筒を上回ります。街中では4気筒勢より速くコーナーを立ち上がれることも多く、「速さより楽しさ」を重視した乗り味がミドルクラスの中で独自の存在となっていました。

●買取査定額アップにつながるポイント
モンスター620の査定評価が上がるのは、「当時の高品質パーツで実用性が向上するもの」が装着されている場合です。
・テルミニョーニのスリップオンマフラー
620用の純正オプション扱いで、当時のモンスターらしい乾いた空冷Lツインサウンドが得られるうえ、排気効率が改善されることから中古市場での評価は高くなりやすい傾向があります。
・マルケジーニの軽量ホイール(当時仕様)
軽量化効果が大きく、620の軽快な性格をさらに引き出すため、今でもプレミアが付きやすいパーツです。
・バックステップやクラッチ関連の高品質社外パーツ
調整幅の多いステップやクラッチ改善パーツは実用価値が高く、コンディション次第でプラス評価に働きます。

中古市場の動向
モンスター620は、現行では貴重になった空冷2バルブの軽量モンスターとして、近年再評価されつつあります。900や800系に比べて流通量は多めですが、状態の良いインジェクションモデルやABS付きは明確に需要が高く、整備履歴の明確な車体は安定して良い相場を保っています。キャブ仕様は車体状態の良し悪しが価格差に直結するため、整備済みのものは高めで推移しています。

モンスター620は、モンスター600の魅力をそのまま持ちながら、実用域の厚みと安全性を加えた「最も扱いやすい黄金バランスのモンスター」です。軽さ・トルク・適度なパワーという三要素が美しく揃っており、街乗りからツーリングまで幅広く楽しめる一台として、今後も中古市場で独自の価値を保ち続けるモデルと言えます。

解説記事更新日:2025年11月30日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 DUCATI Monster 620/M400A型/年式:2002〜2006年
発売年月 2002年
車両サイズ(mm)・重量(kg) (長さ)2,095mm (幅)780mm (高さ)1,115mm (車重)乾燥重量 168kg
シート高・最低地上高(mm) (シート高)770mm (最低地上高)—
エンジン機構・最高出力・燃費 ・空冷4ストローク90度Lツイン(2バルブ・デスモドロミック) ・排気量:618cc ・最高出力:60ps(9,500rpm)
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 ・始動方式:セル ・燃料供給:インジェクション(Marelli電子制御) ・タンク容量:14L
新車販売価格 北米価格 $6,495 (約812,000円):実勢レート
ジャンル DUCATI モンスターネイキッド
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 モンスター620【2002~06年式】

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
%

【2024年間 vs 2025年】

対3年前比
-
%

【2022年間 vs 2025年】

対10年前比
-
%

【2015年間 vs 2025年】

年間平均
取引台数
0

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2025年12月05日

【状態別の買取相場】 モンスター620【2002~06年式】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
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No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2025年12月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
10.4万円
10.4万円
10.4万円
1台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台

※データ更新:2025年12月05日

【走行距離別の買取相場】 モンスター620【2002~06年式】

最高額
平均落札額
最低額
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2025年12月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

0.5〜1万km 最高 10.4万円 1台
平均 10.4万円
最低 10.4万円

※データ更新:2025年12月05日

【カラー別の買取相場】 モンスター620【2002~06年式】

【カラー別 平均買取額の目安】

10.4 万円 1台

※データ更新:2025年12月05日

実働車の取引価格帯】 モンスター620【2002~06年式】

【取引価格帯と構成比】

最高
10 ~ 11
万円
%
100
構成比
最多
10 ~ 11
万円
%
100
構成比
最低
10 ~ 11
万円
%
100
構成比

※データ更新:2025年12月05日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

モンスター620【2002~06年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年12月05日)

バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 モンスター620【2002~06年式】 10.6万円 4.0点 M400AA2B 8,696km
No Data

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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10:00
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