デーモン150GR /Fi【2018~21年】毎週更新の買取査定相場

- 買取査定に役立つ豆知識
- 型式・年式別 平均取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
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デーモン150GR /Fi【2018~21年】 買取査定に役立つ豆知識

『ATV Panther(ATVパンサー)』の名でバギーメーカーとして誕生した2007年から着々と実績を積み重ね、2018年6月からGPX JAPAN株式会社の名称で日本におけるセールスを開始したタイ第3位のバイクメーカー・GPX。その日本市場におけるデビューイヤーで好調なセールスを収める原動力となったのが、149ccの空冷4ストシングルエンジンとフルカウルボディを与えられた本機・Demon 150GR(デーモン150GR)です。
排気量150ccの単気筒でフルカウルと言えば、2017年にアジア戦略モデルとしてデビューしたスズキ・GSX150Rと同様ですが、本機デーモン150GRはまさにその対抗馬と言える存在。ただし、前後ホイールサイズは14インチという小径タイヤを採用しており、全長1,835×全幅750×全高1,050mmのボディとの組み合わせで1,230mmのショートホイールベースを実現。この個性的なタイヤサイズは往年のNSR50やTZM50Rといった12インチのゼロハンスポーツと前後17インチのフルサイズスポーツとのちょうど中間に位置するもので、コンパクトなボディと単気筒エンジンならではの軽さを活かした軽快そのものの運動性能がウリのひとつ。2016年にデビューを果たしたレジェンド150と共通の空冷4ストシングルは最高出力こそNA(非公表)となっているものの、3,000rpm付近を意識してスロットル操作を行えば街乗りを楽しむには十分な加速力と低速トルクを有しており、メーカー公表による最高速度120km/hとまずまず優秀。小排気量の空冷4ストシングルという性質上、ある程度エンジン回転数を上げてのシフト操作を心がける必要はありますが、2009年に社名を『GPX Racing Bland』と改めた自信に見合ったバランスの良い出力特性はなかなかに魅力的。高速道路を利用しての長時間巡航はさすがに厳しいと言わざるを得ない一方、メーカー保証で3年または3万kmと設定されたエンジンの堅牢性と信頼性は日本車と比べても遜色がなく、新車販売価格が税込み34万4440円という設定であることを加味すると十分な満足度が得られると言えるでしょう。
コンパクトロードスポーツとして十分な運動性能を有している点も本機デーモン150GRの大きな魅力ですが、ドゥカティが誇るフラグシップマシン・パニガーレシリーズを彷彿とさせるデザインのフルカウルボディこそが本機最大の特徴。十分な強度と軽量性を兼ね備えたトレリスフレームに倒立式フロントフォークを採用し、YSS製7段階調節機構付のモノショックと前後14インチのアルミ合金製アロイホイールとでスポーツモデルに相応しいカチッとした足回りにセットアップ。このベースボディを面と線を多用したパニガーレスタイルのカウリングで覆うことにより、「リトルパニガーレ」と称しても遜色のない見事なスタイリングに仕上げました。シフトポジションやフューエル残量表示を備えたLCD液晶メーターにフルLED灯火器と85VのUSB充電ポート実装と、装備類についても申し分なし。前後ブレーキがシングルディスクであるがゆえのストッピング性能の甘さが唯一の泣き所ですが、非ABSながらも許容性が高くソフトなタッチ感だけに決して感触は悪くなく、エントリーモデルとしては十分及第点。バイクの基本にして重要事項である「曲がる・止まる・走る」を高いレベルで満たしており、フルエキゾーストを始めとする数々のアフターパーツメーカーとして知られる『ツキギレーシング』の月木博康氏が代表を務めるブランドの中核モデルとして、日本市場でも大きな反響を巻き起こしました。
日本でのデビュー2年目を迎えた翌20年モデルでは、フューエルインジェクション化しタンク容量を9リットル化すると共に、ニューカラーにグラフィックパターン変更でフルモデルチェンジを実施。型番もキャブレター仕様の「SLA409型」から「SLA419型」へ変わり販売継続となりましたが、同年に排気量を198ccへと拡大した上位グレード『デーモン200GR』が登場したことにより、GPXブランド内でのフルカウルスポーツとしての任を解かれることに。その翌年である2021年にはこのデーモン200GRもシリンダーヘッドを2バルブから4バルブ化した『デーモン200(デーモン200GR 4V)』としてモデルチェンジし、今日現在まで続くGPXブランドの中核モデルとして東南アジアの若者を中心に人気を博し続けております。ただし、インジェクション仕様の2020年に関しては新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、全世界の自動車・バイクメーカーの新車供給体制が著しく悪化した年でもあり、同年のイヤーモデルは日本の土を踏むことなく本国タイのみでの普及に留まり、日本では翌2021年のインジェクションモデルのみが流通した形に終わりました。
現在の中古バイク市場においては、前述の理由でキャブレター仕様のSLA409型が大多数を占める形で流通しており、インジェクション仕様となったSLA419型はごくごく少数派。それでも年間で20万台にもおよぶ中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」ではキャブ仕様・インジェクション仕様のどちらも取引記録が確認でき、一定以上の認知度を以って取引されているのが現状です。同オークションの取引記録を見てみますと、意外にも高値をつけているのはキャブレター仕様のSLA409型の方で、走行距離がわずか316kmという浅さの車両が記録した20万円の落札価格を筆頭に、最大の特徴であるパニガーレスタイルの外観状態がノーマルに近しい車両が平均取引価格16万円台後半と高めの水準で取引されており、インジェクション仕様のSLA419型は走行距離4,000km台と良好な車両状態ながらも伸び悩む結果となってしまいました。一般的な中古バイクの場合、走行距離の浅い高年式車ほど基本評価額が高くなる傾向にありますが、本機デーモン150GRの場合は本家ドゥカティのパニガーレに近しい車体デザインのSLA409型の方がユーザー受けが良く、メンテナンスの難易度が低いキャブレター仕様というアピールポイントなどで売りやすいという性質などを総合的に加味したのが現在の傾向だと言えるでしょう。年式に関する逆転現象が見られる新旧のデーモン150GRではありますが、どちらも見事なスタイリングと運動性能で東南アジア圏の若者を惹きつけた魅力的なマシンであることに変わりはなく、その他バイクへの乗り換え・買い替えや高額での売却を希望されるオーナー様は、現在の最新相場を知る過程のひとつとして買取査定だけでも受けてみられることを強くおすすめいたします。
タイ製のコンパクトフルカウルスポーツマシンとして日本の土を踏み、東京モーターサイクルショーなどで多くの反響を巻き起こし「GPX」のブランド名を知らしめたGPX・デーモン150GRで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、キャブ仕様車とインジェクション仕様車で異なる外装類などの車両に関する造詣の深さ、中古バイクとしてのコンディションを的確に見抜きその価値をオーナー様へ正しく説明できる目利き力と誠実さなど、流通数の少ない海外メーカー製バイクならではの「買取査定に関する不安感」を排除できる数々の要素が求められるというのが業界関係者の定説となっております。弊社バイクパッションはそうした重要な要素の数々を非常に高いレベルで満たしていることはもちろん、日本ではマイナーな海外メーカー製バイクや製造台数が極めて少ないレア車も多数取り扱ってきた実績に加え、中古バイク業界最高水準とお褒めを頂いている顧客満足度の高さにより、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
GPX・デーモン150GRシリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は海外メーカー製バイクの価値にも精通しているバイクパッションに!

車名/型式/年式 | GPX Demon150GR(GPX デーモン150GR)/SLA409型/2018年モデル(※画像・スペック共) |
---|---|
発売年月 | 2017年(※日本では2018年より販売開始) |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長1,835×全幅750×全高1,050mm・装備重量130kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高780mm・最低地上高159mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒・--ps・--km/L(※共にNA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・8リットル |
新車販売価格 | 34.444万円(2018年当時・税込) |
ジャンル | フルカウルスポーツ |

【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR毎週更新の買取査定相場

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【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR 買取査定に役立つ豆知識

「タイ王国第3位のシェア率」を謳い文句に、2018年より『ツキギレーシング』の月木博康氏が代表を務める『GPX JAPAN株式会社』の設立によって日本上陸を果たしたのが本機・Demon 150GR(デーモン150GR)。2016年に本国・タイでデビューしたストリートファイター『Legend150(レジェンド150)』をベースに、フルフェアリングをまとったオンロードシングルスポーツとしての味付けが施された話題作です。
149ccの空冷4スト単気筒エンジンにトレリスフレームというプラットフォームはレジェンド150と共通ですが、ドゥカティ・パニガーレシリーズを彷彿とさせる多面的なフルカウルボディとなっているのが最大の特徴。「SLA409」の型番を与えられたこのモデルでは全5色のカラーバリエーションが設定され、中でも秀逸だったのは掲載画像のレッド。フロントウインカー下部に「DEMON」の車名ロゴをあしらった以外はデザイン上の華美なポイントを最大限に廃し、「リトルパニガーレ」と呼ぶに相応しい見事なシルエットで話題を呼びました。
日本での新車販売価格34万円強とリーズナブルなプライスタグとなった一方、車体に関しては非常に入念な作り込みがなされているのも大きなポイントで、本家パニガーレのごとくゴールドが目を惹く倒立式フロントフォークとYSS製7段階調節機構付のモノショックを足回りに採用。サーキットユースも可能な優れた足回りには前後14インチのアルミ合金製アロイホイールという珍しいサイズをチョイスし、一般的なフルカウルスポーツの17インチホイールよりも小回りの利く軽やかな操縦性と取り回しとなっております。また、レジェンド150がシンプルな丸型スピードメーターひとつを据えたコックピットであったのに対し、本機デーモン150GRはパネルが3色に変更可能なLCD液晶メーターにフルLED灯火器を導入しており、メーター下部にはUSB充電ポート付き。排気量149ccの単気筒エンジンという仕様上、高速道路での長時間走行は厳しいもののETC2.0対応の電装と収納スペースが設けられている点など、新車乗り出し価格40万円以下の車両としては非常に高いコストパフォーマンスで東京モーターサイクルショーに訪れた初見ユーザーたちからの熱い視線を一身に集め、デビュー初年度から順調な滑り出しを期することに成功しました。
搭載されるパワーユニットはレジェンド150と同様の空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンにキャブレターを組み合わせたもので、出力に関しては完全なNA(ノーアンサー)扱いながら、街乗りに適した最高出力9.15PSと公表されたレジェンド150同様の扱いやすい出力特性となっており、3,000rpm付近を意識してスロットル操作とクラッチミートを心がければ十分なトルクと加速力を発揮でき、自力で交通の流れを作り出すことは十分可能。小排気量ながらも低速トルクの粘りもそれなりにあり、クイックな操縦性と相まって小さめのサーキットならば非常に楽しめるスポーツマシンだと言えるでしょう。フューエルインジェクションよりも分解整備がしやすいキャブレター仕様となっているのもよく、初心者でもジェット交換などを始めとする簡易チューニングやメンテナンスを覚えやすい点も本機デーモン150GRの魅力のひとつ。この構成は2019年モデルまでキャリーオーバーの形で続きましたが、2020年にフューエルインジェクションを導入したSLA419型が登場したことで世代交代を果たし、2020年モデルを以って生産終了。現役期間の3年間で変更点はなく、一番人気のレッドを筆頭にイエロー/ブラック/レッド&ホワイト/グレー&ホワイトの全5色もそのままにキャリーオーバーモデルとして販売が重ねられました。
現在の中古バイク市場においては、フューエルインジェクション導入でフルモデルチェンジを果たしたSLA419型の現役期間が約1年と非常に短かったこともあり、「デーモン150GR」として流通している車両の大多数を占める存在。これは年間で20万台にもおよぶ中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」にも色濃く表れており、同オークションにおける80%余りを占めております。同オークションの取引記録を見てみますと、2023年から2025年までを対象とした集計では実動車11件のデータが確認でき、上は20万円から下は8万円台後半までとやや広いレンジで相場を形成。この中で注目に値するのは最高値の20万円で落札された2台の車両の相違点で、片や走行距離が300kmと非常に浅いイエローの車両、片や走行距離1万5,000km弱とそれなりに乗り込まれたレッド。一般的な中古バイクの場合、型番が同じ車種であれば走行距離が浅く使用感が少ない車両ほど高値がつくものですが、本機デーモン150GRの場合はそれが逆となっているのがポイント。これは前述したドゥカティ・パニガーレに通じるフルカウルボディに栄えるレッドがユーザーに好まれるということを如実に示しており、車両状態の良し悪しと同時にカラーリングによる評価の高低が存在するという点は留意しておきたいところ。昨今では小排気量車も軒並みインジェクション化が進んでいる中、パニガーレスタイルのデザインにキャブ仕様というSLA409型のデーモン150GRはなかなか貴重な存在であるだけに、その他バイクへの乗り換え・買い替え、あるいは高額での売却を希望されるオーナー様にとっては高額買取に期待できる状況だと言ってもよく、検討材料のひとつとして買取査定だけでも受けてみる価値は大いにありだと言えるでしょう。
タイ製のコンパクトフルカウルスポーツマシンとして日本の土を踏み、東京モーターサイクルショーなどで多くの反響を巻き起こし「GPX」のブランド名を知らしめたGPX・デーモン150GRで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、キャブ仕様車とインジェクション仕様車で異なる外装類などの車両に関する造詣の深さ、中古バイクとしてのコンディションを的確に見抜きその価値をオーナー様へ正しく説明できる目利き力と誠実さなど、流通数の少ない海外メーカー製バイクならではの「買取査定に関する不安感」を排除できる数々の要素が求められるというのが業界関係者の定説となっております。弊社バイクパッションはそうした重要な要素の数々を非常に高いレベルで満たしていることはもちろん、日本ではマイナーな海外メーカー製バイクや製造台数が極めて少ないレア車も多数取り扱ってきた実績に加え、中古バイク業界最高水準とお褒めを頂いている顧客満足度の高さにより、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
GPX・デーモン150GRシリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は海外メーカー製バイクの価値にも精通しているバイクパッションに!

車名/型式/年式 | GPX Demon150GR(GPX デーモン150GR)/SLA409型/2018年モデル |
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発売年月 | 2017年(※日本では2018年より販売開始) |
前型式からの主な変更点 | ニューモデル |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長1,835×全幅750×全高1,050mm・装備重量130kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高780mm・最低地上高159mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒・--ps・--km/L(※共にNA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・8リットル |
新車販売価格 | 34.344万円(2018年当時・税込) |

【2021年式】デーモン150GR FI毎週更新の買取査定相場

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- カラー別の取引額
- 取引価格帯
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【2021年式】デーモン150GR FI 買取査定に役立つ豆知識

タイ大都市を中心に増加した「PM2.5問題」や排ガス規制などへの対処策として、ユーロ5を2年前倒しで施行することが決まったことに対し、GPXは主力モデルのインジェクション化を実施することに。販売における主力モデルのひとつであったデーモン150GRにも白羽の矢が当たり、2020年モデルにて専用インジェクションを導入してのフルモデルチェンジが実施されました。
トレリスフレームとフルカウルによるボディと前後14インチホイールという基本構成は前年までのキャブ仕様車・デーモン150GR同様ですが、「SLA419」の型番を与えられたこのインジェクションモデルではシャーシを始めとする車体構成パーツの多くを見直し、全長2,020×全幅747×全高1,145mmとSLA409型よりも一回り大きくサイズアップ。ホイールベースが1,350mmとなったことによる直進安定性と250ccクラス並みに存在感のあるボディとしつつも、前後14インチタイヤによる独特の軽快な運動性と小回りの利く特性とを融合させ、GPXならではのスポーティさを持たせたユニークな車体特性の持ち主に生まれ変わりました。
搭載されるエンジンはキャブ仕様車と同様の空冷4ストシングルですが、『GPX-FI』と命名された専用インジェクションを採用し、最高出力を10.2kW(13.8PS相当)/8,000rpmにパワーアップ。前進であるキャブ仕様のSLA409型では最高出力等の公表は行われなかったものの、プラットフォームを共有する『Legend150(レジェンド150)』に準拠していたことと比較すると全域でのパワーアップが体感でき、インジェクションによる正確な始動性やスロットルレスポンスの向上ぶりが光る内容。排ガス規制への適合化のため、エキゾースト内触媒といった様々な変更が加えられたことで装備重量155kgにまで増加しているものの、それを優に上回るパワーアップを果たしたことは間違いなく、先代のSLA409型と比べ飛躍的に扱いやすい出力特性へ進化したと言えます。
先代のSLA409型で大きな反響を呼んだ「リトルパニガーレ」とも呼べるカウリングも見直しが図られ、大型SSらしいデザイン性はそのままにグラフィックパターンを変更し、カラーリングをブラック&レッド、ブラック$ゴールド、ホワイト&レッドと全てツートーン化してリニューアル。一回り大きくなった骨格に対応するサイズアップはもちろんのこと、日常的なメンテナンスへの配慮としてカウル接合に関する全ての固定ビスを均一サイズ化するといった細かい変更もあり、タイ国第3位のシェアを誇るメーカーらしい熟成化も評価に値するポイント。ややマニアックなものとしてはチェーンサイズが428になったことで、走行時のフリクションロスの軽減化や静粛性といった細かい点でもアップデートが見られるところにメーカーとしての技術力の高さがうかがえるでしょう。
こうして意気揚々とフルモデルチェンジを遂げた新型デーモン150GR FIでしたが、同年初頭に起こった新型コロナウイルスの世界的流行により、全世界の貿易事情悪化という大きな壁に阻まれることとなり、日本市場への上陸は本国タイから数ヶ月遅れの2020年10月より開始。翌2021年には排気量198ccの新型水冷4ストロークエンジンを搭載した次世代モデルの登場が控えていたこともあり、2021年12月を以って完全生産終了を迎えるという極めて短い現役期間となってしまいました。
現在の中古バイク市場においては、日本上陸が大きくずれ込んでしまった前述理由に加え、生産販売期間の短さなどが影響し流通台数はかなり少なめ。「デーモン150GR」というくくりで見てもキャブ仕様のSLA409型の方が中古バイクとしての大多数を占めているというのが実情で、インジェクション仕様のSLA419型はレア車の部類に属しています。年間で20万台もの中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」の場でも出物はほとんどなく、2021年から2025年までを対象とした集計でかろうじて実動車1台の取引記録が確認できる程度。さすがにこの乏しいデータを以って相場の全てを語るわけにも参りませんが、当該データでは走行距離2万km強とかなり乗り込まれたブラック&ゴールドの車両が出品されており、11万8000円の価格にて成約に至っています。一般的な中古バイクの場合、高年式であるほど基本評価額が高くなる傾向にありますが、本機デーモン150GRは「リトルパニガーレ」と呼べるスタイリングで大きな反響を呼んだモデルであっただけに、カウルデザインとグラフィックパターン変更などで「パニガーレらしさ」が控えめになったこと、ボディサイズが大きくなったことで「マスコットバイク」としてのアピールポイントがやや薄まったことなどが微妙な評価に甘んじる結果になってしまったと言えるでしょう。もちろん、走行距離が年式の割に嵩んでいることや使用感の多寡といった面があることも確かですが、玉数が多いSLA409型と比べるとやや低めの相場となってしまっていることは否めません。とは言え、コンパクトスポーツマシンとしては優秀であるだけに、その他バイクへの乗り換え・買い替え、あるいは高額での売却を希望されるオーナー様は積極的に買取査定に出してみるだけの価値は十分にあると言えるでしょう。
タイ製のコンパクトフルカウルスポーツマシンとして日本の土を踏み、東京モーターサイクルショーなどで多くの反響を巻き起こし「GPX」のブランド名を知らしめたGPX・デーモン150GRで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、キャブ仕様車とインジェクション仕様車で異なる外装類などの車両に関する造詣の深さ、中古バイクとしてのコンディションを的確に見抜きその価値をオーナー様へ正しく説明できる目利き力と誠実さなど、流通数の少ない海外メーカー製バイクならではの「買取査定に関する不安感」を排除できる数々の要素が求められるというのが業界関係者の定説となっております。弊社バイクパッションはそうした重要な要素の数々を非常に高いレベルで満たしていることはもちろん、日本ではマイナーな海外メーカー製バイクや製造台数が極めて少ないレア車も多数取り扱ってきた実績に加え、中古バイク業界最高水準とお褒めを頂いている顧客満足度の高さにより、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
GPX・デーモン150GRシリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は海外メーカー製バイクの価値にも精通しているバイクパッションに!

車名/型式/年式 | GPX DEMON 150GR FI(GPX デーモン150GR FI)/SLA419型/2021年モデル |
---|---|
発売年月 | 2020年(※2021年モデルとして販売) |
前型式からの主な変更点 | フルモデルチェンジ |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,020×全幅747×全高1,145mm・装備重量155kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高815mm・最低地上高159mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒・10.2kW(13.8PS相当)/8,000rpm・--km/L(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・9リットル |
新車販売価格 | 40.48万円(2021年当時・税込) |

実働車【型式・年式別 平均取引額】 【2021年式】デーモン150GR FI
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年2月時点から 3 年 間遡った数字
【年式別】平均買取額の目安
※データ更新:2025年02月07日

【実働車|過去5年間の買取相場の推移】 【2021年式】デーモン150GR FI
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年2月時点から 5 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】



【2024年 vs 2025年】



【2022年 vs 2025年】
取引台数

過去5年間の取引台数÷5
※データ更新:2025年02月07日

実働車【型式・年式別|買取相場の推移】 【2021年式】デーモン150GR FI
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年2月時点から 5 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
対前年比 | 対3年前比 | 2025年の取引台数 |
※データ更新:2025年02月07日

【状態別の取引額】 【2021年式】デーモン150GR FI
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年2月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
11.6万円
11.6万円
1台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

※データ更新:2025年02月07日

【走行距離別の取引額】 【2021年式】デーモン150GR FI
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格
2025年2月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
2〜3万km | 最高 | 11.6万円 | 1台 |
平均 | 11.6万円 | ||
最低 | 11.6万円 | ||
![]() |
※データ更新:2025年02月07日

【カラー別の取引額】 【2021年式】デーモン150GR FI
- ■ ■

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年2月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 11.6 万円 | 1台 | ![]() |
※データ更新:2025年02月07日

【実働車の取引価格帯】 【2021年式】デーモン150GR FI
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2025年2月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2025年02月07日

買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

デーモン150GR /Fi【2018~21年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年02月07日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 26.7万円 | 5.7点 | SLA419LB | 3,115km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 20.0万円 | 4.3点 | SLA409JB | 316km | ■ |
3 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 20.0万円 | 5.0点 | SLA409LB | 14,016km | ■ |
4 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 19.7万円 | 5.3点 | SLA409JB | 3,266km | ■ / ■ |
5 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 15.6万円 | 4.5点 | SLA409JB | 10,751km | ■ |
6 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 15.5万円 | 5.3点 | SLA409LB | 2,896km | ■ |
7 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 14.9万円 | 6.3点 | SLA409JB | 3,700km | ■ / ■ |
8 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 14.3万円 | 4.3点 | SLA409JB | 1,539km | ■ / ■ |
9 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 14.1万円 | 4.5点 | SLA419LB | 4,287km | ■ / ■ |
10 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 13.5万円 | 4.8点 | SLA409JB | 2,449km | ■ |
11 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 12.9万円 | 4.2点 | SLA409JB | 4,981km | ■ |
12 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 12.9万円 | 4.8点 | SLA419LB | 1,997km | ■ / ■ |
13 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 11.5万円 | 4.2点 | SLA419MB | 21,838km | ■ / ■ |
14 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 11.1万円 | 4.7点 | SLA409JB | 12,536km | ■ / ■ |
15 | デーモン150GR /Fi【2018~21年】 | 8.9万円 | 4.7点 | SLA409JB | 8,958km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR 上位20台の取引額 (データ更新:2025年02月07日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 26.7万円 | 5.7点 | SLA419LB | 3,115km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 20.0万円 | 4.3点 | SLA409JB | 316km | ■ |
3 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 20.0万円 | 5.0点 | SLA409LB | 14,016km | ■ |
4 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 19.7万円 | 5.3点 | SLA409JB | 3,266km | ■ / ■ |
5 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 15.6万円 | 4.5点 | SLA409JB | 10,751km | ■ |
6 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 15.5万円 | 5.3点 | SLA409LB | 2,896km | ■ |
7 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 14.9万円 | 6.3点 | SLA409JB | 3,700km | ■ / ■ |
8 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 14.3万円 | 4.3点 | SLA409JB | 1,539km | ■ / ■ |
9 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 14.1万円 | 4.5点 | SLA419LB | 4,287km | ■ / ■ |
10 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 13.5万円 | 4.8点 | SLA409JB | 2,449km | ■ |
11 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 12.9万円 | 4.2点 | SLA409JB | 4,981km | ■ |
12 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 12.9万円 | 4.8点 | SLA419LB | 1,997km | ■ / ■ |
13 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 11.1万円 | 4.7点 | SLA409JB | 12,536km | ■ / ■ |
14 | 【2018~20年式 キャブ車】デーモン150GR | 8.9万円 | 4.7点 | SLA409JB | 8,958km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

【2021年式】デーモン150GR FI 上位20台の取引額 (データ更新:2025年02月07日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | 【2021年式】デーモン150GR FI | 11.8万円 | 4.2点 | SLA419MB | 21,190km | ■ / ■ |
---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
