レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 の買取査定相場
平均買取額は、対3年前比で40%下落し、平均買取額は、対前年比で17%下落しています。
最も高く売れるカラーリングはガンメタとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて2.6~13.5万円です。
レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 買取査定に役立つ車両解説
昨今の国内二輪車市場では、数値上の性能競争とは一線を画す「ネオクラシック」というカテゴリーが確固たる地位を築いています。往年のオートバイが持つ普遍的な美しさと現代技術を融合させたこの分野において、タイのバイクメーカーGPXが投入した「Legend 250 TWIN II(レジェンド ツイン)」は、独自の存在感を放っています。
国産メーカーが環境規制や効率化の波に押され、小排気量帯の多気筒エンジンをラインナップから消滅させていく中、GPXはあえて「空冷並列2気筒」という伝統的なレイアウトを武器に市場へ参入しました。Honda Rebel 250(レブル)が圧倒的なシェアを握る軽二輪市場において、Legend 250 TWIN IIはクラスを超えた重厚な車体構成と、金属の質感を前面に押し出したクラシカルな造形で対抗し、感性や雰囲気を重視するライダーの支持を集めています。
GPXが日本市場への本格参入を開始した2010年代後半、250ccクラスの新車価格は高騰の一途をたどり、60万円を超えることが常識となりつつありました。その中でGPXは、「安価でありながら所有欲を満たす質感を持つバイク」という空白地帯を的確に突きました。2020年1月に導入された初期モデル(TWIN)は、セパレートハンドルを採用したカフェレーサースタイルで話題を呼びましたが、前傾姿勢の厳しさが日常使いのハードルとなっていました。そこで、市場の声を反映して2021年3月に投入されたのが、「TWIN II」です。ハンドル位置を高く設定したバーハンドル仕様へ変更することで、長距離ツーリングから街乗りまで快適にこなせるオールラウンダーへと進化を遂げました。
この車両の核心部であるエンジンは、排気量234ccの空冷4ストローク並列2気筒SOHCで特筆すべきは、クランクシャフトに「360度クランク」を採用している点です。現代のスポーツバイクで主流の180度クランクとは異なり、2つのピストンが同時に上下運動を行うことで、等間隔爆発による滑らかなトルク特性と、「ドコドコ」という力強い鼓動感を生み出します。絶対的な馬力や最高速ではなく、アクセルを開けた瞬間のトラクション感や独特の重厚な排気音を楽しむ、ネオクラシックに最適なエンジン設計と言えます。
ボア・ストロークは共に53mmのスクエア設定。回転上昇の鋭さと低中速トルクの粘りを両立させ、発進時のクラッチ操作に神経を使わず、渋滞路でも扱いやすい特性を実現しました。最高出力12kW(約16.3ps)は控えめですが、これは高回転を絞り出すパワーではなく、常用域で使い切れるパワーであることを意味します。
燃料供給装置には、アメリカのデルファイ社製システムをベースとした「GPX-Fi」が採用されています。吸気温度や気圧の変化に合わせて最適な燃料噴射を行うことで、季節を問わず安定した始動性とアイドリングを提供します。クラシカルな空冷エンジンの外観を持ちながら、中身は現代的な電子制御によって管理されており、キャブレター車のような儀式を必要とせず、ボタン一つで目覚める信頼性は日常の足として使う上で大きな安心材料となります。
冷却方式にあえて水冷ではなく空冷を選択したことも、このモデルのアイデンティティ形成に寄与しています。ラジエーターや冷却水ホースに隠されることなく、シリンダーに刻まれた冷却フィンの造形美が際立ちます。エンジン前面の大型オイルクーラーは、熱的に厳しい空冷エンジンの油温を安定させる機能部品であると同時に、メカニカルな外観を引き締めるアクセントとしても機能しており、査定時の評価ポイントの一つとなっています。
車体構成においては、この価格帯のモデルとしては異例とも言える豪華なパーツが投入されています。フロントサスペンションには剛性の高い倒立フォークが採用されており、太く輝くアウターチューブが車体にクラスを超えた迫力を与えています。さらに、フロントブレーキにはダブルディスクを採用。250ccクラスではシングルディスクが一般的ですが、あえてダブルディスクとすることで、制動力の余裕とともに左右対称の均整の取れたフロントビューを実現し、所有満足度を大きく引き上げています。
リアサスペンションに関しても、TWIN IIから大きなアップグレードが施されました。タイの著名サスペンションメーカーであるYSS製のショックアブソーバーが標準装備となり、さらにリザーバータンク付きのモデルへと進化しました。これによりオイル容量が増え、気泡の発生を防ぐことで減衰力が安定し、路面追従性と乗り心地が向上しています。日本国内で販売されたカラーバリエーションは、当初のグレーに加え、後にブラック、マットブラックが追加された計3色のラインナップでした。
モデル変遷において、日本市場では2022年にスポークホイールの「Legend 250 TWIN III」へ移行しIIの販売は終了しましたが、海外ではIIの系譜が続いています。2023年3月、マレーシアで発表された「Legend 250 TWIN II 2023年モデル」では、キャストホイール仕様のまま新色「Forest Green(フォレストグリーン)」が追加されました。クラシックな外観とメンテナンスフリーなキャストホイールの実用性を両立させたい海外ニーズに応えた独自の進化であり、仕向け地による「スポーク化(日本)」と「キャスト継続(海外)」と異なる進化を遂げている点も、グローバルモデルならではの特徴です。
競合比較において、Legend 250 TWIN IIの立ち位置は明確です。最大のライバルHonda Rebel 250は、2025年スタンダードモデルが638,000円、水冷単気筒で信頼性と足つきの良さが魅力ですが、Legend 250 TWIN IIは498,300円と圧倒的なコストパフォーマンスと、Rebelにはない「空冷2気筒の鼓動感」で対抗します。また、Yamaha SR400と比較した場合、SRは400ccで車検が必要かつキック始動のみです。Legendは車検不要な250ccかつセル始動という利便性を備え、維持費と実用性を重視する層の受け皿となります。
兄弟車のLegend 150Fi(399,300円)も150ccであるため高速道路の走行は可能ですが、250ccのTWIN IIはより余裕のあるトルクと車体サイズにより、高速巡航時の安定性と快適性において優位性があります。
購入後の運用における弱点やメンテナンスの注意点は、最も有名なのが「停車時にニュートラルギアに入りにくい」という症状です。これは新車時の構造的な特性によるものですが、明確な解決策が存在します。2022年に登場した改良モデル「TWIN III」では、クラッチスプリングの本数が4本から6本に増やされ、クラッチ盤の材質も変更されるなどの対策が施されました。このTWIN III用の対策済みクラッチ部品はTWIN IIにも流用可能であり、交換することで症状が劇的に改善されることが確認されています。中古車を選定する際や売却時の査定において、この対策部品への交換履歴は車両の価値を左右する重要なポイントとなります。
また、並行輸入車と正規輸入車の違いにも注意が必要です。GPXジャパンが取り扱う正規輸入車は、日本の道路運送車両法に適合した仕様となっており、国内の燃料事情に合わせたエンジン制御装置であるECU(エンジン・コントロール・ユニット)の設定が施されています。対して、並行輸入車は現地の燃料事情(エタノール混合燃料など)に合わせた設定のままとなっている場合があり、日本のガソリンを使用すると燃調が合わず不調を招くリスクがあります。信頼性の観点から、正規輸入車であることは査定時の評価を安定させる要素となります。
買取相場と市場評価に関しては、シビアな現実と希望が混在しています。最新の市場データによると、Legend 250 TWIN IIの平均買取相場は新車価格から3年経過時点で約48%の下落率を示しています。これは一般的な国産人気モデルと比較すると大きな下落幅であり、購入者は「乗り潰す」覚悟か、あるいは「安く買って楽しむ」という割り切りが必要です。特に注意すべきは「走行距離8,000kmの壁」です。データ分析によると、走行距離が8,000kmを超えた車両は、消耗品の交換時期の重複や耐久性への心理的な不安から、買取評価額が一段階下がる傾向が見られます。売却を検討されている方は、このラインを超える前にアクションを起こすことが高値売却の秘訣と言えます。
しかし、直近の相場動向を見ると、価格の下落は底を打ち、微増傾向に転じています。新車価格の高騰が続く中で、手頃な価格で本格的なネオクラシックを楽しめるモデルとして再評価が進んでいる証拠です。特に「ブラック」や「マットブラック」のカラーリングは人気が高く、安定した需要があります。また、前述のクラッチ対策済みであったり、外装のメッキパーツに錆がなくコンディションが良好な個体であれば、平均相場を大きく上回る評価が十分に期待できます。なお、これらの価格や買取相場は2025年執筆時点のデータに基づいた参考値です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。
GPX Legend 250 TWIN IIは、スペックシートの数値だけでは語れない、感性に訴えかける魅力を持ったバイクです。360度クランクが刻む鼓動、重厚なハンドリング、そして風景に溶け込むデザインは、ライダーに「移動」ではなく「旅」の喜びを再認識させてくれます。再販価値の面では国産人気車に及ばない側面もありますが、その導入コストの低さと得られる満足感を天秤にかければ、十分に魅力的な選択肢です。
市場には所有者の好みが反映された個性の強い個体が多く流通しているため、売却を検討する際は、そのカスタム内容やメンテナンスの履歴(特にクラッチ対策や正規輸入車であるか否か)を正しく評価できる専門店に相談することが、適正な価値を引き出すための鍵となります。Legend 250 TWIN IIのような個性的な輸入車の価値を最大限に評価するためには、専門的な知識が必要です。バイクパッションは様々なメーカーの車両に精通しておりますので、愛車の売却をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
| 車名/型式/年式 | GPX Legend 250 Twin II / - / 2021-2023年 |
|---|---|
| 発売年月 | 2021年3月(国内) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,040mm 全幅785mm 全高1,120mm・156kg(装備) |
| シート高・最低地上高(mm) | 790mm・180mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストローク並列2気筒SOHC 2バルブ・12kW (約16.3ps) @ 8,000rpm・不明 |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルスターター式・GPX-Fi・14.5L |
| 新車販売価格 | 2021年式:498,300円(税込, 国内仕様)/ 2023年式:13,888 RM(約420,000円〜470,000円相当, マレーシア仕様) |
| ジャンル | ネイキッド |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年03月06日
【状態別の買取相場】 レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 2 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
17.9万円
16.8万円
3台
平均
最低
取引
16.2万円
9.8万円
11台
平均
最低
取引
12.3万円
7.0万円
9台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
8.4万円
3.6万円
2台
※データ更新:2026年03月06日
【走行距離別の買取相場】 レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 2 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 19.2万円 | 12台 |
| 平均 | 15.6万円 | ||
| 最低 | 9.0万円 | ||
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| 0.5〜1万km | 最高 | 18.6万円 | 5台 |
| 平均 | 15.7万円 | ||
| 最低 | 13.6万円 | ||
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|||
| 1〜2万km | 最高 | 15.0万円 | 1台 |
| 平均 | 15.0万円 | ||
| 最低 | 15.0万円 | ||
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|
不明 メーター改 |
最高 | 16.8万円 | 5台 |
| 平均 | 12.4万円 | ||
| 最低 | 7.0万円 | ||
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※データ更新:2026年03月06日
【カラー別の買取相場】 レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年3月時点から 2 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 14.8 万円 | 7台 | ![]() |
||
| ■ | 15.0 万円 | 7台 | ![]() |
||
| ■ | 15.0 万円 | 5台 | ![]() |
||
| ■ | 14.7 万円 | 4台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年03月06日
【実働車の取引価格帯】 レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年3月時点から 2 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年03月06日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月06日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 19.4万円 | 6.0点 | SYA509MB | 2,305km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 19.0万円 | 5.0点 | SYA509MB | 1,222km | ■ |
| 3 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 18.8万円 | 4.7点 | SYA509MB | 8,616km | ■ |
| 4 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 18.2万円 | 5.2点 | SYA509MB | 1,995km | ■ |
| 5 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 18.0万円 | 5.5点 | SYA509MB | 1,556km | ■ |
| 6 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 17.5万円 | 4.3点 | SYA509MB | 7,292km | ■ |
| 7 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 17.5万円 | 5.0点 | SYA509MB | 4,256km | ■ |
| 8 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 17.5万円 | 4.5点 | SYA509MB | 3,087km | ■ |
| 9 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 16.9万円 | 5.7点 | SYA509MB | 7,779km | ■ |
| 10 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 16.7万円 | 5.2点 | SYA509MB | 2,439km | ■ |
| 11 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 15.9万円 | 5.0点 | SYA509MB | 1,797km | ■ |
| 12 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 15.5万円 | 4.5点 | SYA509MB | 1,787km | ■ |
| 13 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 14.9万円 | 5.2点 | SYA509MB | 11,896km | ■ |
| 14 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 14.5万円 | 4.7点 | SYA509MB | 7,987km | ■ |
| 15 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 14.1万円 | 4.3点 | SYA509MB | 8,083km | ■ |
| 16 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 13.6万円 | 4.3点 | SYA509MB | 57km | ■ |
| 17 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 13.4万円 | 4.3点 | SYA509LB | 8,758km | ■ |
| 18 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 12.4万円 | 4.3点 | SYA509MB | 473km | ■ |
| 19 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 11.4万円 | 4.3点 | SYA509MB | 2,668km | ■ |
| 20 | レジェンド250ツインⅡ【2021~23年】 | 11.0万円 | 3.8点 | SYA509MB | 4,096km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





03月11日〜03月17日