Gilera クロノ125【1989~93年】毎週更新の買取査定相場
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Gilera クロノ125【1989~93年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白/ピンクとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて3.0~24.2万円です。
Gilera クロノ125【1989~93年】 買取査定に役立つ車両解説
ジレラ・クロノ125は、イタリアン2ストローク125ccスポーツが百花繚乱の頂点に達した時代に投入された、ジレラ最後の本格125ccロードレーサー・レプリカである。社名「ジレラ」はイタリア・アルコレで1909年に創業された歴史あるブランドだが、1969年にピアッジオ・グループの傘下に入って以降は変遷の激しい時期が続き、1980年代後半には125ccスポーツ市場での再起を期して、SP01(1989年)、SP02(1990年)、そしてクロノ(1991〜1992年)と続く一連の小排気量レプリカ・シリーズを送り出した。クロノはその系譜の頂点に位置し、社内呼称はTipo 164、別名「SP/E」または「SP 91」として知られる。
この時期のイタリアでは、125ccスーパースポーツが事実上の入門レースカテゴリーとして社会的にも定着しており、カジバ・ミト、アプリリアAF1、ヤマハTZR125R、ホンダNSR125Rと熾烈な販売競争を繰り広げていた。クロノはその激戦のなかで、SP02の正常進化として登場し、エンジン側に意欲的な改良を加えた一方、フロント16インチホイールを保持するなど、シャシー思想ではむしろ過去寄りの選択を残した独自の存在でもあった。カラーリングはSP02のイタリア国旗カラーから、白を基調にフューシャ(マゼンタ)とブルーを差し色とする新グラフィックへと刷新され、より鮮烈な印象を放った。
エンジンは水冷2ストローク・シングルシリンダーで、排気量124cc、ボア×ストローク56×50.5mm、圧縮比12.5:1。キャブレターはデロルトVHSA32ES(32mm口径)を採用。クロノで導入された最大の技術的トピックは、電子制御サーボモーター駆動の排気バルブ「APTS(Automatic Power Tuning System)」である。SP02までは機械式で作動していた排気バルブを、ECUがエンジン回転数に応じてソレノイドを介して駆動する方式へと改めたことで、SP02では11,000rpmに設定されていたレッドゾーンを12,000rpm(実用上は12,500rpm付近)まで引き上げた。
シリンダー(コード254/A)、ピストン、コンロッドも新設計とされ、排気系・キャブセッティングも刷新されている。最高出力はメーカー公称で約30馬力/9,900rpm前後、最大トルク18Nm/10,250rpmを発生する。トランスミッションは6速、最終駆動はチェーン。ただし、SP02までと同じく公道走行を前提とした幅広いギア比のままトラック向けには最適化されておらず、スポーツ・プロダクション選手権で戦うライダーからは「1速ロング、2〜6速クロス」というレース志向のレシオに対する要望が強く残った。
シャシーは「TwinBox」と呼ばれるスチール製ツインスパー・ビームフレームで、SP01以来の構造を継承する。フロントサスペンションはマルゾッキ製40mm倒立フォーク、リアはモノショックを採用。ブレーキは前300mm/後240mmシングルディスクに2ピストン・キャリパーを組み合わせる。ホイールはダイカスト・アルミ製で、フロント16インチ(100/80-16)、リア17インチ(130/70-17)。乾燥重量は118kg、燃料タンク容量は13L、最高速度は172km/h付近とされる。装備としてはセル始動、アナログメーター、シングルシート(ランバーサポート付き)を備え、外装は新意匠の細身のテールカウルが採用された。
直接のライバルは、当時のイタリア・日本勢が揃った125ccレプリカ・カテゴリーの主役たちである。カジバ・ミト(特に1990年デビューのI型、後の1991年Mito II、1994年Mito EV)は同じくTwinBox系フレームを持ちながらフロント17インチを採用しており、シャシー面でクロノに対し優位に立った。アプリリアAF1 125(後のRS125)は1990年代を通じてシリーズ化を進め、サーキットで圧倒的な戦果を上げる。日本勢ではホンダNSR125R、ヤマハTZR125R、スズキRG125ガンマがそれぞれ独自の文法で並び立ち、欧州市場では特にイタリア勢と日本勢が二大潮流を成していた。
社内系譜では、SP01(1989年)→SP02(1990年)が直接の母体となる。これらは初代フロントが17インチ(後にUSD化に伴いマージしたが基本構成は不変)を採用し、クロノに至って電子制御排気バルブ等の改良を受けた。並行ラインとしては、ジレラが1991年に意欲的に投入した未来志向のCX 125(Tipo 158、ハブステアー風フロントサスペンションを採用した特異な実験作)が存在するが、CXは商業的に失敗し、クロノが事実上の主力スポーツモデルとなった。後継のGFR 125(Tipo 167、1993年)は、クロノからの設計刷新を試みたジレラ最後の125ccロードスポーツである。
モデルの変遷
1988年:ジレラがフルカウル125スポーツとしてKZ/KK系を市場投入し、その後のSPシリーズの土台が形成される。
1989年5月:SP01(Tipo 152)発売。「市販車として企画された初の本格125ccレース・マシン」を標榜し、手首が痛むほど前傾の強いライディング・ポジションとバックステップを与えられた、ジレラ史上もっともサーキット指向の125ccストラダーレ。シリンダーコード254のリードバルブ式2ストローク単気筒、機械式排気バルブを採用。価格は当時のイタリア市場で約560万リラ。
1990年4月:SP02(Tipo 152)発売。1989年11月のミラノショーで発表。外観上はSP01とほぼ同等だが、新色(白/黄/赤のイタリア・トリコロール)、40mm倒立フォーク、より大型のエアボックスを導入。エンジン本体(シリンダーコード254)は基本据え置きながらキャブセッティングと排気系を見直し、SP01の先鋭的すぎる出力特性を実用域で扱いやすい方向に調整した。
1991年:クロノ(Tipo 164、SP/E/SP 91)発売。1990年ボローニャ・モーターショーで発表。電子制御サーボ駆動のAPTS排気バルブ、新シリンダー(254/A)、新ピストン・コンロッド、新排気、新キャブセッティング、12,000rpmレッドゾーンの新タコメーターを導入。テールカウルが細身化され、白/フューシャ/ブルーの新グラフィックを採用。同年、姉妹ラインとして実験色の濃いCX 125も並行展開された。スポーツ・プロダクション選手権では、フロント16インチ仕様のタイヤ開発が停滞し、結果としてジレラがハンディキャップを背負う構図となった。
1992年:クロノ継続販売。エンジン・車体に大きな変更はなく、サーキット競技力ではアプリリアやカジバに対し相対的に劣勢となっていく。
1993年:GFR 125(Tipo 167)に世代交代。GFR(Gilera For Racing)の登場とともにクロノは終売。GFR自体もジレラ最後の125ccロードスポーツ・モデルとなり、その後ジレラは125ccスポーツ市場から事実上撤退する。
市場動向と中古車としての価値
クロノ125を含むSP系列は、生産台数自体がカジバやアプリリアと比べて少なく、現代では市場流通が限定的である。特に走行可能な良好個体は、イタリア国内および欧州コレクター市場で集中的に取引されており、日本国内での流通はきわめて稀。1990年代125レプリカ・ブームの再評価機運と相まって、APTS搭載のクロノ/SP91は同世代のSP01/SP02よりも一段高い評価を受ける傾向がある。
ただし注意点として、APTS排気バルブのサーボモーター・センサー類は経年劣化に弱く、配線・電装系の整備履歴が中古車選定での最重要項目となる。シリンダー、ピストンの供給は新品では事実上途絶しており、社外品およびストック品に依存する状態。フロント16インチ規格に適合する高性能タイヤの選択肢も限られるため、サーキット走行を視野に入れる場合は事前にタイヤ事情を確認する必要がある。フレームは強固なTwinBoxスチールで腐食さえ進行していなければ実用性は高く、走らせて楽しむ個体としての価値は依然として失われていない。
クロノ125は、1980年代後半〜1990年代初頭のイタリアン125レプリカ文化を最も純粋な形で体現した一台である。レーシング・カテゴリーとしての125クラスがまだ世界選手権の入口として機能していた時代に、街乗りや通学を一切妥協せず「公道で走れるGPマシン」を目指したジレラの理想主義が、APTS搭載という野心的な電子制御技術と、フロント16インチという過去を引きずる選択の同居として結晶している。
技術的に進歩した部分と、競技現場では時代遅れになりつつあった部分が同じ車体に同居していたという事実は、皮肉でも欠陥でもなく、この時代のメーカーが背負っていた葛藤そのものである。アプリリアやカジバが17インチ化と専用キット開発で先鋭化していった一方で、ジレラはクロノ・GFRと続く2世代を最後に125スポーツ市場から退出した。その意味でクロノは、ジレラというブランドが「メーカーとして125ccスポーツを真剣に作っていた最後の時期」の記念碑である。乗り手にとっての価値は、性能数値ではなく、その時代固有の挑戦と限界の両方を一台の中に体感できる稀少性に宿る。
| 車名/型式/年式 | Gilera Crono 125 / 164-03型 / 1989〜1993年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1989~1993年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)-- (幅)-- (高さ)-- (重さ)118kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)-- / (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷2ストローク単気筒・30馬力(9,900rpm)・15.7km/L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル始動・キャブ(デロルトVHSA32ES 32mm)/13L |
| 新車販売価格 | イタリア価格 6,180,000リラ 約650,000円(実勢レート0.14円/ITL) |
| ジャンル | レーサーレプリカ |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 クロノ125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月24日
【状態別の買取相場】 クロノ125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
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取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
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0台
平均
最低
取引
0.0万円
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0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
14.6万円
14.6万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
11.0万円
4.0万円
3台
※データ更新:2026年07月24日
【走行距離別の買取相場】 クロノ125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 14.6万円 | 1台 |
| 平均 | 14.6万円 | ||
| 最低 | 14.6万円 | ||
※データ更新:2026年07月24日
【カラー別の買取相場】 クロノ125
- ■ ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ | 14.6 万円 | 1台 | |||
※データ更新:2026年07月24日
【実働車の取引価格帯】 クロノ125
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月24日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
Gilera クロノ125【1989~93年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月24日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | Gilera クロノ125【1989~93年】 | 14.8万円 | 3.2点 | 164-030 | 5,610km | ■ / ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています






