ランナーST125【2008〜16年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
ランナーST125【2008〜16年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングはツヤケシクロとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて0.1~2.2万円です。
ランナーST125【2008〜16年】 買取査定に役立つ車両解説

- レッド 2012年
- 当時の新車価格
- 税抜 43.6万円 (税込45.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
4.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
4.2万円
- 上限参考買取率
- 9.6%
- 平均参考買取率
- 9.6%

- ブラック 2013年
- 当時の新車価格
- 税抜 43.6万円 (税込45.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
7.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
5.2万円
- 上限参考買取率
- 16.5%
- 平均参考買取率
- 11.9%
ジレラ・ランナーST 125は、2005年の第2世代ランナーへの大幅リスタイリング、そして2009年の全面刷新を経て、シリーズの125ccクラスとして最終形に到達した一台である。「ST」とはスポーツ・ツーリングの略であり、2008年から2016年までの約8年間にわたり、ランナー・ファミリー終焉期の中核車種として欧州市場で販売された。前任のVX 125(2001〜2008年)が4-ストローク化されたランナー125初代世代の主力だったのに対し、ST 125はピアジオ・グループのLEADERユニット熟成版を載せ、装備面で「マキシスクーター的な実用性」を強化した世代である。
外観はランナー伝統の剥き出しトレリス・フレーム意匠と二眼ヘッドライト構成を継承しつつ、よりアーバン・モビリティ志向に整えられた。2009年のリスタイリングでは、新形状フロントフェンダー、ペイント仕上げのサイドスポイラー、モダンなダッシュボード・グラフィック、スリムなリアビューミラー、レッドアウトラインを施したブラックホイール、スリム化されたヘッドランプ、ハンドガード機能を兼ねた延長ウインドスクリーンが標準装備として導入され、ストリート・ファイター的な視覚的押し出しが明確化された。カラーリングはレッドとブラックのツートーン2色を基本構成とする、スポーツ・スクーターとしての象徴的な色彩設計が施されている。
ジレラ・ランナーは1997年に50cc 2-ストローク・モデルでデビューしたシリーズだが、初期の2-ストローク高出力時代を象徴したFXR 180/180 SPと比較すると、ST 125は明確に異なる性格を持つ。すなわち「過激な2-ストローク・スポーツ・スクーター」から「実用性と装備の充実を備えた4-ストローク・スポーツ・ツーリング・スクーター」への成熟が、本車両に体現されている。
エンジンはピアジオ・グループ製「LEADER」ファミリーの水冷4-ストローク単気筒SOHC 4バルブ・ユニットで、排気量は124cc。ボア×ストロークは57×48.6mmのショートストローク寄り構成を採る。最高出力14.5馬力(10.6kW)/9,750rpm、最大トルク11.70Nm/8,000rpmを発生する。同じLEADERユニットは姉妹車のピアジオ・X8 125、カルナビ125、ジレラ・ネクサス125など、ピアジオ・グループ各車に広く展開されており、信頼性面で十分な実績を持つ熟成型ユニットである。
駆動方式は自動遠心式乾式クラッチ+CVT(無段変速)のツイスト・アンド・ゴー構成で、最終駆動はVベルト式。マニュアル変速操作は存在せず、ライダーはスロットル操作のみで走行する。始動方式はセル式のみで、初期世代に併設されていたキック始動は廃止された。供給方式はキャブレターを継続するが、後期生産個体ではEuro 3対応のための調整が施されている。
車体構造はランナー伝統のスチール製クレードル+トレリス・フレームを継承する。フロントサスペンションは油圧式テレスコピック・フォーク、リアサスペンションは左右ツインの油圧式ショックアブソーバーを採用する。シリーズ初代世代のFXR 180 SPで装備されていた倒立フォークはST 125では正立式に戻され、コスト・実用性のバランスを優先した設定となっている。
ブレーキはフロントが240mmディスク+ダブルピストン・キャリパー、リアが220mmディスク+ダブルピストン・キャリパーで構成され、前後ダブルピストン化されている点は当時の125ccスクーター・クラスでは充実した装備内容に属する。
寸法・重量については、シート高815mm、乾燥重量119kg(一部資料では2009年式以降の装備重量を134kgと記載)、最高速度は108km/h(メーター表示で約70mph、実測約65mph)を公称する。ダッシュボードには時計と燃料計を備え、シート下収納は中型ヘルメット1個分に相当する容量を確保している。リアキャリアも標準装備され、トップボックスや荷物の積載に対応する。
兄弟車として、シリーズ内には50cc 2-ストロークのSP 50(2008〜2016年)、Purejet 50(直噴2-ストローク、2003〜2008年)、200ccクラスのST 200が並ぶ。ST 200はST 125と車体構成を共有しつつ、より大排気量のLEADERユニットを搭載する上位グレードで、ランナー終末期のシリーズ構成は実質的にSP 50/ST 125/ST 200の三本柱で構成された。125ccの2-ストローク版FX 125(1998〜2002年)や180cc系のFXR/VXRと比べると、ST世代は明確に「実用4-ストローク・スポーツ・スクーター」への性格転換を完了している。
ライバル車として、欧州市場で直接競合したのはホンダSH125iスポーティ、ピアジオX8 125(同グループ製品)、ピアジオ・カルナビ125、プジョー・サテリス125、ヤマハ・シグナスX 125、ヤマハ・ズーマ125、SYM VSエクセルⅡ125、キムコ・ストレート125、アドリー・キャット125Dなど、Aライセンス保有者向けの125ccスポーツ/コミューター・スクーターの主要モデル群である。ピアジオ自身のX8 125やカルナビ125とは社内競合関係にあったが、ST 125はアグレッシブなトレリス・フレーム意匠とストリート・ファイター的な視覚的個性で明確に差別化を図っていた。
価格帯では、ホンダSHシリーズの量産モデルに対して若干高めの位置取りとなり、「イタリア製スポーツ・スクーターとしての個性」をプレミアム要素とした販売戦略を採っていた。
モデルの変遷
1997年、ジレラ・ランナーが50cc 2-ストロークで欧州市場デビュー(デザイン:マラベーゼ・デザイン社)。
1998年、125cc 2-ストローク仕様のFX 125が追加。
1999年、180cc 2-ストロークのFXR 180/180 SPがシリーズ最高性能モデルとして登場。
2001年、初の4-ストローク仕様としてVX 125とVXR 180が追加(ピアジオLEADERユニット)。
2002年、FX系2-ストローク125ccモデル、FXR 180系2-ストローク180ccモデルが順次生産終了。
2003年、VXR 180がVXR 200(198cc)に発展。Purejet 50(直噴2-ストローク)追加。
2005年、シリーズ全体が大幅リスタイリングを受け、第2世代ランナーへ移行。
2008年、ST 125およびST 200が新規導入。VX 125の後継として位置付けられる。本記事の主役であるST 125は、2008年が市販初年度にあたる。
2009年、ST 125・ST 200に第一次フェイスリフトが実施され、新形状フロントフェンダー、ペイント仕上げサイドスポイラー、モダン・ダッシュボード・グラフィック、スリム・ヘッドランプ、延長ウインドスクリーンが標準装備化。同年、シリーズ全体が新型へ移行した。
2010〜2015年、機械構成・装備に大きな変更はなく継続販売。Euro 3規制対応のための燃料系・排気系の細部調整が随時実施。
2016年、ST 125を含むランナー・シリーズ全体が生産終了。後継モデルの設定はなく、ジレラ・ブランドのスポーツ・スクーター文化は事実上ここで一区切りとなった。
市場動向と中古車としての価値
ST 125は、欧州市場では2008〜2016年の8年間にわたり安定した販売実績を維持し、現在の中古市場でも比較的潤沢な流通量を確保している。特に英国・イタリア・フランスなどジレラ・ランナーの伝統的主要市場では、A1免許保有者向けの実用スポーツ・スクーターとして根強い需要が継続している。
日本国内では正規輸入の規模が限定的で、現存個体の多くは並行輸入車両である。
維持の観点では、ピアジオ・グループ製LEADERユニットを共有する姉妹車(ピアジオX8、カルナビ等)から駆動系・電装系のコンポーネントが流用可能なため、機関部の部品供給は比較的安定している。一方、ST 125固有の外装パネル、ヘッドライト、テールランプ、ダッシュボード、ST専用デカール類は新品入手が困難になりつつあり、レストア時の主要な障壁となっている。ジレラ・ランナー・オーナーズ・グループ(Facebook等)といったオンライン・コミュニティが現役で活動しており、情報・部品の二次流通における重要な役割を果たしている。
ライディング面では、「Piaggioグループ製スクーターに共通するオーバー・スプリング/アンダー・ダンパーな足回り特性が大きな段差で目立つ」「125cc 4-ストローク特有のCVT駆動らしい単調なフィーリング」といった指摘がある一方、「スウィングアーム・エンジン構造のスクーターとしては群を抜いて優秀なハンドリング」「街中の機動性に優れる」という評価が定着している。
ST 125は、ジレラ・ランナー・シリーズが約20年の歴史を経て到達した、最も「成熟した」一台である。1997年に2-ストローク50ccで始まったランナーの物語は、180 SPに代表される過激な2-ストローク・スポーツ・スクーター時代を経て、最終的に14.5馬力の穏当な4-ストローク125ccという、A1免許層を主要顧客とする実用スポーツ・スクーターへと収斂した。ST 125は、その収斂の到達点である。
このバイクの本質的な価値は、「スポーツ性能の追求」ではなく「シリーズの完成度」にある。180 SPの倒立フォークもツインピストン・ブレーキも、175ccの2-ストローク・ユニットも持たない代わりに、ST 125は前後ダブルピストン・ディスクブレーキ、Euro 3対応の整った排ガス性能、ピアジオ・グループの広範な部品供給網、そして約8年間にわたる安定した生産実績という、実用車両としての完成要素を備えている。
ライダーにとってのST 125の意味は、「ランナー・シリーズの最終章を所有する」という文脈と、「日常の通勤・通学に使える堅実な相棒」という実用価値の両立にある。2016年でジレラ・ランナーが幕を閉じ、後継モデルが設定されなかったことを考えると、ST 125は「マラベーゼ・デザインによるトレリス・フレーム意匠の最終量産形」という、デザイン史的にも一つの節目を担う車両である。シリーズ初期の2-ストローク・ハイパフォーマンス文化と比べれば穏当な存在だが、その穏当さこそが、ジレラ・ランナーが20年を生き延びた理由でもあった。
| 車名/型式/年式 | Gilera Runner ST 125 / M4630型 / 2008〜2016年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2008~2016年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)1840 (幅)750 (高さ)1250 (重さ)119kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)815mm (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4-ストローク単気筒SOHC 4バルブ・14.5馬力(9,750rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル始動・キャブレター/8.7L |
| 新車販売価格 | 新車価格 458,000円(税込):2008年 |
| ジャンル | スクーター |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ランナーST125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月03日
【状態別の買取相場】 ランナーST125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
6.8万円
6.4万円
2台
平均
最低
取引
4.8万円
3.0万円
5台
平均
最低
取引
4.0万円
4.0万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
1.7万円
0.9万円
4台
※データ更新:2026年07月03日
【走行距離別の買取相場】 ランナーST125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 7.2万円 | 2台 |
| 平均 | 7.2万円 | ||
| 最低 | 7.2万円 | ||
![]() |
|||
| 0.5〜1万km | 最高 | 6.6万円 | 1台 |
| 平均 | 6.6万円 | ||
| 最低 | 6.6万円 | ||
![]() |
|||
| 2〜3万km | 最高 | 4.2万円 | 2台 |
| 平均 | 3.6万円 | ||
| 最低 | 3.0万円 | ||
![]() |
|||
| 3〜5万km | 最高 | 4.0万円 | 2台 |
| 平均 | 3.6万円 | ||
| 最低 | 3.2万円 | ||
![]() |
|||
|
不明 メーター改 |
最高 | 6.4万円 | 1台 |
| 平均 | 6.4万円 | ||
| 最低 | 6.4万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年07月03日
【カラー別の買取相場】 ランナーST125
- ■
- ■
- ■ ■
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年7月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 5.2 万円 | 4台 | ![]() |
||
| ■ | 4.8 万円 | 2台 | ![]() |
||
| ■ / ■ | 4.2 万円 | 1台 | ![]() |
||
| ■ | 7.2 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年07月03日
【実働車の取引価格帯】 ランナーST125
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年7月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月03日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
ランナーST125【2008〜16年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月03日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | ランナーST125【2008〜16年】 | 7.4万円 | 4.2点 | M4630100 | 3,190km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | ランナーST125【2008〜16年】 | 7.4万円 | 4.5点 | M4630100 | 3,269km | ■ |
| 3 | ランナーST125【2008〜16年】 | 6.8万円 | 4.0点 | M4630100 | 8,669km | ■ |
| 4 | ランナーST125【2008〜16年】 | 6.6万円 | 4.5点 | M4630100 | 6,808km | ■ |
| 5 | ランナーST125【2008〜16年】 | 4.4万円 | 4.0点 | M4630100 | 23,487km | ■ / ■ |
| 6 | ランナーST125【2008〜16年】 | 4.1万円 | 3.7点 | M4630100 | 38,714km | ■ |
| 7 | ランナーST125【2008〜16年】 | 3.3万円 | 4.2点 | M4630100 | 38,721km | ■ |
| 8 | ランナーST125【2008〜16年】 | 3.1万円 | 4.0点 | M4630100 | 23,728km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています






