Gilera サトゥルノ500【1987~91年】毎週更新の買取査定相場
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Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 の買取査定相場
平均買取額は、対3年前比で51%下落し、平均買取額は、対前年比で40%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて8.2~29.5万円です。
Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 買取査定に役立つ車両解説
ジレラ・サトゥルノは、1946年にジュゼッペ・モンディアル時代のジレラが世に送り出した名車「サトゥルノ」の系譜を、40年の時を経て蘇らせた稀少なリバイバル・モデルである。1980年代後半、日本市場におけるネオ・クラシック志向と軽量シングルへの根強い嗜好を背景に、日本の貿易商社イトウ(Itoh)の働きかけによってプロジェクトが始動した。設計はジレラのエンジニア、サンドロ・コロンボと日本人デザイナー・萩原(N. Hagiwara)の共同作業によるもので、ラテンの情感と日本的な合理性を融合させた稀有な企画車両として完成した。
1987年12月、東京の「メガショー」でプロトタイプが公開され、翌1988年に350cc版が日本専用として先行発売、続いて500cc「ビアルベロ(Bialbero、二本のカムシャフトの意)」が登場した。当初は日本市場向けに限られていたが、1988年末には欧州を含む一般販売へと展開された。
外観は、レッドのハーフフェアリング、丸型ヘッドライト、シングルシート、右上方マウントの2-into-1エキゾーストという、80年代後半のカフェスポーツらしい構成にまとめられ、3本スポーク・アルミホイール、レッド塗装のフレーム・スイングアーム・ホイールに、ブラックアウトされた排気系・ミラー・シート・ウインドスクリーンを組み合わせる、極めて意識的な色彩設計が施されている。
エンジンは水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ、デロルト製キャブレターを採用し、最高出力44馬力/7,000rpm、最大トルク46Nm/6,000rpmを発生する。「ビアルベロ」の名はそのDOHC構成に由来し、ジレラがオフロード向けに開発していた4バルブ・シングル(通称Bi4ユニット)のロードゴーイング転用版である。
ミッションは5速マニュアル、最終駆動はチェーン。スターターはセル式を備える。
車体はスチール製トレリスフレームを骨格とし、エンジンを構造部材として懸架する明快な構成を採る。フロントサスペンションは40mmマルゾッキ製テレスコピックフォーク、リアは調整機構付きマルゾッキ製シングルショックを装備する。なお最終生産年(1991年)の一部車両ではマルゾッキに代わりフォルチェッラ(Forcella Italia)製フォークが装着された個体が確認されている。
ブレーキはフロント300mmディスク+ブレンボ4ピストン・キャリパー、リア240mmディスク+ブレンボ2ピストン・キャリパーという、当時のレーサーレプリカ・クラスにも引けを取らない構成を持つ。ホイールはマービック(Marvic)製3本スポーク鍛造アルミ17インチ、タイヤサイズはフロント110/70-17、リア140/70-17を純正指定する。
公称乾燥重量はわずか157kg程度に抑えられ、44馬力という穏当なスペックに対して極めて優れたパワーウェイトレシオを実現している。
兄弟車として、シリーズ最初期に登場した「サトゥルノ350」(1987〜1988年、日本専売)が挙げられる。348cc・33馬力・PHMデロルト・キャブを備える縮小排気量版で、車体構成は500とほぼ共通である。さらに1990〜1991年には、イタリア選手権スーパーモノ・カテゴリー参戦用の限定モデル「サトゥルノ・ビアルベロ600ピューマ・コルサ(Piuma Corsa)」が51台のみ生産され、軽合金カーペンタル製ツインスパー「TwinBox」フレームを纏ったレーサー仕様として珍重されている。
ライバル車としては、同時期に同じく日本市場のクラシック志向を意識して送り出されたホンダGB500クラブマン(1989〜1990年)、ホンダXBR500(1985〜1990年)、伝統的な空冷シングルの代表格ヤマハSR500が直接競合する位置に立つ。ただしSR500とXBRが空冷OHVあるいは空冷OHCの素朴な構成を採るのに対し、サトゥルノ500は水冷DOHC 4バルブとブレンボ4ピストン・キャリパーを備え、機構的にはむしろ後年(1993年)登場のドゥカティ・スーパーモノに先んじた「現代的なスポーツ・シングル」の系譜に近い。価格帯も大きく異なり、英国導入時のサトゥルノは£4,999と、当時のホンダCBR600(£4,000未満)を上回る高価格帯に置かれていた。
モデルの変遷
1987年12月、東京・メガショーにてプロトタイプ発表。
1988年、サトゥルノ350が日本市場で先行販売開始。同年後半、サトゥルノ・ビアルベロ500が一般販売(まず日本、続いて欧州)へ展開。
1989年、機械構成・装備・カラーともに前年から変更なし。
1990年、機械構成変更なし。同年12月、英国に小規模ロット(50台)が初輸入される。
1990〜1991年、レース仕様「ピューマ・コルサ600」が51台限定で生産。
1991年、サトゥルノ500最終生産年。最終ロットの一部にはマルゾッキ製ではなくフォルチェッラ製フォークが装着された。
1993年、親会社ピアジオによりジレラ社が公式に終了。サトゥルノはジレラ・ブランド最後期を飾るスポーツ・モデルとなった。
総生産台数は限定的で、フルプロダクションの市販車として残存する個体は世界的に少数に留まる。
市場動向と中古車としての価値
サトゥルノ500は新車時から限定的な販売ボリュームしか持たず、現在の中古市場では稀少車として明確なコレクター価値を獲得している。日本市場は当初から主要販売先であったため、欧州や北米と比較して国内の現存個体数は相対的に多いとされるが、それでも市場に流通する頻度は限られる。
維持の観点では、デロルト製キャブレター、マルゾッキ製サスペンション、ブレンボ製ブレーキ、マービック製ホイールという当時の欧州製パーツ群が中心となるため、部品供給はジレラ専門ショップや欧州ルートに依存する場面が多い。エンジン本体はジレラ製の4バルブ単気筒ユニットを共有するオフロード兄弟車(XR系等)から流用可能な部品も存在するため、機関部の維持は車体外装部品ほど困難ではない。コレクターズアイテムとしての性格が強く、実用走行よりも保管・展示を目的とした購入が中心的傾向である。
サトゥルノ500は、80年代後半という大排気量マルチ全盛期において、敢えて単気筒という選択肢を高密度に磨き上げた異色作である。44馬力という出力数値だけを見れば派手さはないが、157kgという乾燥重量と現代的なシャシー、レース水準のブレーキを組み合わせたパッケージは、出力を超えた走行体験を成立させる。実際に所有経験者の多くが、「4速に入れたまま、ブレーキをほとんど使わずにライン取りに集中する乗り方」という独特の楽しみ方を語る。
このバイクの本質的価値は、スペック値ではなく「軽量シングル・スポーツとは何か」を提示した思想性にある。ジレラというブランドが1993年に幕を閉じる直前、日本側からの要請をきっかけに生まれた数年限りのリバイバルという成立背景もまた、本車に独特の物語性を与えている。商業的成功よりも、ジレラ社の終焉と共に消えゆく職人的なシングル・スポーツ文化を象徴する一台として、現在まで一定のファン層に支持され続けている。乗り手にとって、これは単なる古いイタリア車ではなく、「最後のジレラ」を所有するという文脈そのものを楽しむ車両である。
| 車名/型式/年式 | Gilera Nuovo Saturno Bialbero 500 / HN02型、NH02型、20041型、20006型 / 1987〜1991年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1987~1991年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)-- (幅)-- (高さ)-- (重さ)157kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)-- / (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ・44馬力(7,000rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル始動・キャブレター(デロルト製)/20L |
| 新車販売価格 | 新車価格 900,000円 |
| ジャンル | カフェレーサー | ハーフカウル |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 サトゥルノ500
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月24日
【状態別の買取相場】 サトゥルノ500
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
43.6万円
43.6万円
1台
平均
最低
取引
31.1万円
18.2万円
6台
平均
最低
取引
29.8万円
29.8万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
19.0万円
10.7万円
10台
※データ更新:2026年07月24日
【走行距離別の買取相場】 サトゥルノ500
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 35.4万円 | 3台 |
| 平均 | 31.7万円 | ||
| 最低 | 29.8万円 | ||
| 1〜2万km | 最高 | 43.6万円 | 3台 |
| 平均 | 37.0万円 | ||
| 最低 | 25.0万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 18.2万円 | 1台 |
| 平均 | 18.2万円 | ||
| 最低 | 18.2万円 | ||
|
不明 メーター改 |
最高 | 35.6万円 | 1台 |
| 平均 | 35.6万円 | ||
| 最低 | 35.6万円 | ||
※データ更新:2026年07月24日
【カラー別の買取相場】 サトゥルノ500
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 37.9 万円 | 4台 | |||
| ■ | 26.8 万円 | 2台 | |||
| ■ | 30.0 万円 | 1台 | |||
| ■ | 25.0 万円 | 1台 | |||
※データ更新:2026年07月24日
【実働車の取引価格帯】 サトゥルノ500
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月24日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月24日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 | 43.8万円 | 4.5点 | 200415R | 13,571km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 | 42.7万円 | 3.8点 | NH02-001 | 14,419km | ■ |
| 3 | Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 | 35.8万円 | 3.7点 | 200066R | 3,652km | ■ |
| 4 | Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 | 35.6万円 | 3.8点 | NH02-002 | 8,267km | ■ |
| 5 | Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 | 30.2万円 | 3.7点 | NH02-004 | 5,236km | ■ |
| 6 | Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 | 29.9万円 | 3.2点 | NH02-000 | 9,225km | ■ |
| 7 | Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 | 25.1万円 | 3.8点 | HN02-002 | 13,887km | ■ |
| 8 | Gilera サトゥルノ500【1987~91年】 | 18.3万円 | 3.8点 | NH02-004 | 47,768km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています







