XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】毎週更新の買取査定相場
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- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】 に関するこのページの内容
XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】 買取査定に役立つ豆知識
『バトル・オブ・ザ・ツイン (BOTT)』。
「排気量1,000cc以下の市販車両で、単気筒または2気筒エンジン搭載車のみ」というレギュレーションで競われた【デイトナ200】BOTT クラスの大舞台で、1983年に華々しい栄光をH-Dにもたらしたのが”ルシファーズ・ハンマー”の名で知られるアイアンスポーツの至宝・XR1000です。
AMAダートトラックレースを中心に幾度ものチャンピオンに輝き『世界で最も成功したレーサー』との呼び名も高いXR750のノウハウをフィードバックし、BOTTのホモロゲーションモデルとして開発され、その生産期間はわずか2年。初年度である83年は1,018台、2年目にして生産終了となった84年は759台と、総生産台数は1,800台未満。これだけでもオールドハーレーファンの関心を引くのに十分ですが、圧巻なのはそのパフォーマンス。アイアンスポーツ最速モデルと知られるXLX-61で生み出された「XLXフレーム(35thフレームあるいはエボフレーム)をベースに、過酷なレースに耐え得る補強を中心にさらにブラッシュアップ。アイアンスポーツの基本であるフロント19&リア16インチのホイールと車体構成はそのままに、カリフォルニアのチューナーであったジェリー・ブランチにより仕上げられたXR-750のアルミ製エンジンヘッドとXLX-61の腰下とを組み合わせ、最高出力70PSにも及ぶハイパワーを引き出したエンジンを搭載しました。ベースモデルのXLX-61の最高出力が61PS(出向地によっては56PS)であったことを踏まえると、これだけでも刮目に値するほどのスペックですが、レーシングキットを組み込むことで90PS化、さらにワークスチューンを施した後は100PSを超えるパフォーマンスを発揮したと言うのですから恐れ入るばかり。もちろん、ポート加工やピストンにコンロッド、シリンダーにデロルト製加速ポンプ付きツインキャブ、K&N製ビッグエアフィルターに2in2左出しアップマフラーといった専用品による底上げがなされてのことではあるものの、それを差し引いても驚異的なポテンシャルだと言わざるを得ません。しかもこれだけのスペシャルマシン開発であるのにもかかわらず、開発担当であったディック・オブライエンはわずか60日で本機のデモ車両をH-D経営陣に提出したと言われているのですから、何から何まで規格外。
こうして生み出されたホモロゲーションモデル・XR1000と同時併行で開発が進められたレース車両は、70年代にH-Dレース用車両として開発されたXR-TTのボディを用いて”ルシファーズ・ハンマー”と命名されることに。ジェイ・スプリングスティーンが駆って1983年に参戦したBOTTではその名前の由来通り、アメリカロードレース界に侵略してきた日本車をはじめ、当時の最新テクノロジーを誇ったドゥカティ・750F1をも”魔王の鉄槌”のごとく叩きのめし、4速ミッションエンジンでありながら83年から85年までBOTT3連覇という快挙を成し遂げました。現在では人気漫画「特攻の拓」作中に登場する天羽時貞の愛車で知られるこの名称のルーツらしく、常識破りのモンスターであったと言えるでしょう。
こうした背景と同時に、総生産台数1,800台足らずという事実に加え、ハーレー唯一のアイアンスポーツロードレーサー、ビンテージハーレーブームによる追い風などがその希少価値を後押しし、今では中古バイク市場でも価格高騰。2010年にビューエル系エンジンを搭載したXR1200が登場したことで、若年層からの関心が寄せられたことも多少の関わりがあるとは言え、極上車両は400万円を超える価格で販売されるケースも。世界でも現存数が少ないレアモデルだけに、フルノーマルあるいは純正パーツ欠品数の少ないライトカスタム車ほど高額買取への期待度は高い傾向にあります。2023年現時点では、83年モデルの黒とそれ以降のメタリックグレー・黒&オレンジのカラーリングによる差はほぼなく、純粋に車両コンディションが評価額の大きな決め手となります。
希少性の高いモデルだけに、生半可な見識では正確な車両評価をつけることが至難となるショベルヘッド搭載モデルですが、確かな経験と知識に裏打ちされた熟練査定スタッフが担当する弊社バイクパッションであれば、XR1000に関しても心配御無用。デロルト製キャブの特性であるリターンスプリングの硬さに起因するスロットルの重さや、押し引きの際に左方向へわずかに傾く車両特性など、本機ならではの車両特性をも正確に把握できる業界最高レベルの査定スタッフが担当し、現有オーナー様が心から納得のいく査定内容でお応えさせて頂くことをお約束いたします。現行ハーレーはもとより、ビンテージハーレーに至るまで、直接お客様へ再販売可能な整備力と販売体制により、販売仕入れ価格を適用しての高額買取にもご期待頂けます。ハーレー専門店を上回る高額買取りをお望みのオーナー様は、ぜひ弊社出張買取査定をお試しくださいませ!
車名/型式/年式 | XR1000(またはXR1000)1984年モデル(画像は1084年モデル) |
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発売年月 | 1983年~1984年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,270×全幅940×全高1,180mm・乾燥重量228kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高743mm・最低地上高--mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV V型2気筒998cc(コーンショベル)・70PS/5,600rpm・--km/l(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・8.3リットル(※公称値2.2ガロン) |
新車販売価格 | $6,995 |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 | ハーレー ショベル | ビンテージ ハーレー | ハーレー スポーツスター |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
259.8万円
251.0万円
2台
平均
最低
取引
165.6万円
126.6万円
2台
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】 | 268.8万円 | 4.3点 | 1CDH37EY | 6,844km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】 | 251.2万円 | 3.5点 | 1CDH21DY | 10,497km | ■ |
3 | XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】 | 204.7万円 | 3.3点 | 1CDH23DY | 9,285km | ■ / ■ |
4 | XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】 | 126.8万円 | 3.7点 | 1CDH31EY | 3,088km | ■ / ■ |
【事故 不動 故障車】 XR1000ショベル スポーツスター【1983~84年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています