FLHTCUL TC ウルトラクラシックロー【2015年式｜TC103】毎週更新の買取査定相場

創業から110年を迎えたハーレー・ダビッドソンは、世界各地のユーザーの声をマシン開発にフィードバックする計画「PROJECT RUSHMORE」を2014年モデルで展開。そして、2015年モデルのツーリングファミリーラインアップには、アジア圏のライダーからの声が届いたのか、ウルトラシリーズの2モデルでローダウン仕様が展開された。その1台が、本モデル「FLHTCUL TC ウルトラ クラシック ロー」である。
ベースになっているのは、前年に水冷機構を採用したTwin-Cooled Twin Cam103ユニットを搭載する「FLHTCU TC ウルトラ クラシック」だ。
車体のコホンコンポーネントは共用しており、パワートレインも同じで最大トルクは4,000回転127Nmというスペック。
カラーバリエーションは、モノトーンカラー3パターンとツートーンカラー3パターンのトータル6カラーを設定。「ビビッドブラック」は、351.5万円(税込)で展開。他2カラーの「ブリリアントシルバー」と「ミステリアスレッドサングロ」は、355.5万円(税込)で登場した。ツートーン仕様の「ミステリアスレッドサングロ×ブラッケンドカイエンサングロ」、「ホワイトホットパール×ブルーホットパール」、「アンバーウィスキー×チャコールパール」は、359.4万円(税込)だった。ちなみにベースモデルも同じカラーバリエーションで展開されていた。
スタンダード仕様と異なるのは、主に足回りのスペックが中心となる。フロント・リアともに1インチローダウン仕様のプレミアムロワードサスペンションを装備。最低地上高は20mm低い115mmとなる。シートに関しても専用の肉抜き仕様を装着することで通常グレードより55mmも低い685mmとなっている。跨って乗り比べてみると感じるのは、足つき性が向上しているのはもちろんのこと、アイポイントが下がることで目に映る景色まで異なって見える。そして、重心が下がることで走行安定性も良くなっており、通常モデルとは一味も二味も違った走行フィーリングを楽しめるだろう。
ちなみに同じシート高と最低地上高の「FLHTKL TC ウルトラリミテッド ロー」も展開されたが、装備の違いから車両重量は本モデルより4kg重い412kgだった。
なお、今年度のニューカマーとして登場した「FLHTCUL TC ウルトラクラシック ロー」だが、デビューモデルが最終仕様となり翌年のラインアップには含まれなかった。

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解説記事更新日：2022年04月17日