FXRST ローライダー エルディアブロ【2022年|M8 117】毎週更新の買取査定相場
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FXRST ローライダー エルディアブロ【2022年|M8 117】 買取査定に役立つ豆知識
120年に及ぶハーレーのヒストリーにおいて印象的なマシンを現代技術と共に復刻する特別なシリーズ「アイコンコレクション」。2021年には「FLH エレクトラグライド リバイバル」が、その第1弾モデルとして登場したが、2022年式には第2弾モデルが展開された。それが本モデル「FXRST ローライダー エルディアブロ」である。
ベースになっているのは、ソフテイルのハイスペックスピードクルーザー「ローライダー ST」で、全体的なスタイルや細かなディテールは1983年デビューの「FXRT スポーツグライド」がモチーフとなっている。
マシンの心臓部には、ブラックアウトされた1,923ccの空冷ビッグツイン「Milwaukee Eight 117」エンジンを搭載する。最高出力は4,750回転103馬力、最大トルクは3,500回転169Nmというスペック。
足回りは、フロントに43㎜径の軽量スリム倒立フォークを装備して19インチのダークブロンズアルミキャストホイールをセット。ブレーキは4ピストンキャリパーを組み合わせる300㎜のダブルディスク仕様。リヤはシート下にモノショックを設置するソフテイルフレームで、フロントと同デザインの16インチホイールに180㎜タイヤを履く。ブレーキは292㎜ディスクと2ピストンキャリパーという仕様。
ここまでのマシン構成は「FXLRST ローライダー ST」と変わらないわけだが、本モデルは特別限定マシンということで以下の専用ディテールが採用されている。
・オリジナルピンストライプカスタムペイント
・ロックフォードフォズゲート共同開発オーディオ
・シリアルナンバー
「ローライダー ST」との差別化が図られているのは、主にデザインと機能装備面となっていた。そしてフェアリングの内側には、ハーレーがロックフォードフォズゲート社と共同開発した高性能オーディオシステムをインストールすることで快適な音響空間をライダーに提供する。またタンクトップには限定モデルの証となるシリアルナンバーも付される。
モチーフとなっている「FXRT スポーツグライド」からの再現ディテールとしては、レッドベースのボディとフロントフェアリング、燃料タンク、サドルバッグに配されるピンストライプが特徴的だ。
ただ、本モデルは名車をオマージュした最新マシンということで、メカニカルはもちろんのこと異なっているポイントもいくつかある。
まず、「FXRT」がロングタイプの大型スクリーンを装着していたのに対して「FXRST ローライダー エルディアブロ」は、ショートタイプのスモーク仕上げを採用することでスタイリッシュな印象。さらに「FXRT」は、快適性重視のバックレスト付きダブルシートが採用されていたのに対して、本モデルはソロシートでシャープなフォルムだ。
比較対象モデルとしては、BMWモトラッドが同年に発売した「R18 B」が候補に挙がる。フロントフェアリングとリヤサドルバッグを装着するバガースタイルのクルーザーだ。
重量は410㎏で本モデルより80㎏も重い。その超ヘビー級マシンが抱える心臓部は、1,801ccの空水冷ボクサーツインユニット。最高出力が4,750回転91馬力で、最大トルクは3,000回転158Nmというスペック。ホイールベースも1,700㎜で、「FXRST ローライダー エルディアブロ」より85㎜ロングな設計。ロングクルージングがメインであれば「R18 B」が抜群の安定感を誇るが、パンチの効いた刺激的なフィーリングを欲するなら本モデルだろう。
なお特別限定モデルとして展開された「FXRST ローライダー エルディアブロ」だが、生産台数は世界限定1,500台。日本市場向けには139台が用意され2022年9月に410.3万円(税込)で発売された。
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車名/型式/年式 | FXRST ローライダー エルディアブロ /2022年モデル |
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発売年月 | 2022年9月 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長 2,365mm ホイールベース 1,615mm 重量 327kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高 720mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | Milwaukee Eight 117・ 169Nm/3,500rpm |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・18.9L |
新車販売価格 | 410.3万円(税込) |
ジャンル | ハーレー ツーリング | Harley アイコンコレクション | ローライダー |