RTL260R【2023~現行】毎週更新の買取査定相場
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- 上位20台の取引額
RTL260R【2023~現行】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
RTL260R【2023~現行】 買取査定に役立つ車両解説
RTL260Rというバイクは、ホンダの競技用車両開発を担うHRC(Honda Racing Corporation)が、長年にわたるトライアルという過酷な競技での経験と情熱を注ぎ込んで生み出した特別なマシンです。このバイクが持つ技術的な魅力と、競技用モデルならではの生産台数の少なさは、一般的な量産車とは一線を画す高い市場価値を形成しています。もしこの唯一無二の存在を手放すことを考えているのなら、この一台が持つ真の価値を深く理解することで、その決断が単なる売却ではなく、特別な物語を次世代に繋ぐ行為だと感じられるはずです。
ホンダがトライアル競技に本格的に参入したのは1974年、伝説的なライダーであるサミー・ミラーとの共同開発が始まりでした。ここから開発は加速し、1980年代には4ストロークエンジンのRTL360でエディ・ルジャーンが世界選手権を制覇するという偉業を成し遂げます。当時、トライアル界の主流は軽量で瞬発力に優れる2ストロークエンジンであり、この勝利は4ストロークの可能性を世界に強く印象付けました。RTL260Rの直接のルーツは、その技術的系譜を継ぐTLシリーズを経て、2008年に登場したRTL260Fにあります。RTL260Fは、4ストロークならではの粘り強く扱いやすい特性で多くのライダーに支持されました。RTL260Rは、この優れたDNAを継承しつつ、2023年という時代の最新技術を注ぎ込んで再構築されたマシンなのです。
2023年、RTL260Fから車名をRTL260Rへと一新したこのモデルは、単なるマイナーチェンジではありませんでした。それは、ホンダのフラッグシップモデルであるRTL301RRの軽量パーツを惜しみなく投入することで、パフォーマンスを飛躍的に向上させた、まさに本格的なモデルチェンジでした。具体的には、小型のブレーキマスターシリンダー、小型のクラッチマスターシリンダー、軽量な前後中空ホイールハブ、小型フューエルタンク、軽量フューエルポンプ、そしてアルミ製サイドスタンドといった多数の軽量パーツが採用されています。これらの変更点は、一見すると小さな部品の更新に見えるかもしれませんが、トライアルという競技の場で求められるのは、ほんの数グラムの軽量化と重心の最適化です。これらの改良は、極限の軽快感を追求した設計思想の現れであり、ライダーがマシンと一体となってセクションを攻略する感覚をさらに研ぎ澄ませています。
RTL260Rの心臓部には、水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒、総排気量258.9ccという構成のエンジンが搭載されています。このエンジンは、単に力強いだけでなく、極めて粘り強く、コントロールしやすいパワー特性を持っています。トライアル競技では、ごくわずかなスロットル操作でマシンをコントロールし、岩場や泥の中をじわじわと這い上がっていくような、繊細な駆動力が求められます。このエンジンの持つ特性は、まさにごく低速域でクラッチを少し繋ぎすぎてもエンストしにくく、初心者でも安心してマシンを前に進められるという感覚をライダーに与えてくれる、大きな武器と言えるでしょう。燃料供給には、キャブレターでは実現が難しかった微妙なスロットルワークに対する正確なレスポンスをもたらすPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)が採用されました。これにより、ライダーの意図を忠実に路面に伝え、複雑なセクションでも思い通りにマシンを操ることが可能です。さらに、このモデルには2つのライディングモードが搭載されており、より穏やかなレスポンスで初心者にも優しい設定に切り替えることもできます。車体は、高剛性のオールアルミツインチューブフレームを採用しています。このフレームは、ライダーの動きと路面からの入力をダイレクトに感じ取るための「骨格」であり、その剛性と軽さが、前後SHOWA製サスペンションがもたらすしなやかな動きと相まって、驚くほど軽快なハンドリングを実現しています。
RTL260Rのライバルとしては、スペインのブランドであるGASGAS(ガスガス)やBeta(ベータ)が挙げられます。例えば、GASGAS TXTレーシング 250は、RTL260Rと同じ250ccクラスに位置し、価格帯も近しいモデルです。RTL260Rが4ストロークエンジンの粘り強さでじっくりとセクションを攻略する乗り味を目指しているのに対し、GASGAS TXTレーシング 250は、2ストロークエンジンの瞬発力と軽快さを活かした走りを持ち味としています。また、車体構成にも違いがあり、RTL260Rが軽量なアルミフレームを採用しているのに対し、ガスガスはクロモリ鋼管フレームです。これらのモデルは一般的に6速トランスミッションを備えているため、RTL260Rが採用する5速ミッションとは異なるギア構成を持っていました。RTL260Rが、主流とは一線を画す4ストロークエンジンと独自の車体構成で、いかに挑戦的なポジションを築いていたかが分かります。同じ4ストロークのライバルでは、BetaのEVO 300 4Tが挙げられます。こちらは300ccという排気量ながら、非常に扱いやすく優しい乗り味で、なおかつ余裕のあるパワーが魅力的だと評価されています。
RTL260Rは、一般公道での走行を想定していない純粋な競技用モデルです。そのため、日々のメンテナンスが非常に重要になります。特にクラッチは、トライアル走行で頻繁に酷使されるため、定期的な点検や調整、そして必要に応じてワイヤー交換やグリスアップといった潤滑を怠ることはできません。また、トライアルバイクは低速で高負荷な走行を長時間続けるため、「熱ダレ」(エンジンの熱によるパワーダウン)を起こしやすい特性があります。この対策として、こまめにエンジンを止めて冷やすことや、適切な粘度のエンジンオイルを選び定期的に交換することが有効です。さらに、ライダーの体重移動や足を使った「二輪二足」を意識した走り方を身につけることで、エンジンに過度な負担をかけずに走ることも重要です。過去には、RTLシリーズの一部の車両で、左側クランクケースカバーのエンジンオイル通路の加工が不適切で、エンジンオイルの供給不足により異音や焼き付きが発生する可能性があるという不具合が報告されました。これについては、メーカーによって対象となる車両のエンジンを良品と無償で交換する改善措置が行われています。中古車として購入する場合は、この対策が完了しているかを確認することが安心して乗り続けるための一歩となるでしょう。
RTL260Rのような競技用モデルは、一般的な中古バイク市場にはほとんど出回ることがありません。そのため、その客観的な価値を判断する際には、業者間オークションの取引データや、トライアル専門のショップでの販売価格が重要な材料となります。インターネットオークションサイトなどで「RTL260R」を検索した際に、「平均落札価格が約8,000円」といったデータを目にすることがあるかもしれません。しかし、これは車両全体ではなく、個別のパーツやアクセサリーの取引の平均値であり、車両本体の価値を示すものではありません。実際に、数千円から1万円台で、スプロケットやフェンダー、ステップなどのパーツが頻繁に取引されています。この種の情報を鵜呑みにすると、RTL260Rが持つ真の価値を見誤るという重大な間違いにつながります。
一方で、しっかりとメンテナンスされ、競技車両として高いパフォーマンスを維持している完成車両は、30万円から40万円台で安定した取引実績があります。さらに、一部の専門販売店では、整備済みの2023年式RTL260Rが約95万円で、または新車価格に近い約130万円の価格で販売されているケースも見受けられます。これは、新車価格が110万円(税込)であるRTL260Rが、わずか1年足らずでこの水準の価値を維持していることを示しており、一般的なバイクの価値とは一線を画す、非常に高い資産価値があることを証明しています。この価値の根源は、HRCというブランドが持つ信頼性と、徹底的に性能を追求した車両そのものの希少性にあります。一般的なバイクが走行距離や年式によって価値が下がっていくのに対し、RTL260Rは「普遍的な価値」を持つ特別な存在として市場に認識されているのです。さらに、2025年モデルでは新車価格が1,297,000円(税込)に改定されることが発表されており、今後さらにその価値が高まる可能性を示唆しています。
RTL260Rは、ホンダがトライアルという過酷な競技のために生み出した、技術と情熱の結晶です。その粘り強い4ストロークエンジンと精密なPGM-FI、そして徹底的に軽量化された車体は、初心者にも深いコントロールの喜びをもたらします。同時に、HRCという特別なブランドの血統と、流通台数の少ない競技車両という特性は、一般的なバイクとは比べものにならないほど高い市場価値を生み出しています。もしこの特別なバイクを次に繋ぐ時が来たのなら、その唯一無二の価値を正当に評価してくれる専門家にご相談ください。私たちバイクパッションは、あなたのRTL260Rが持つ特別な物語と価値を理解し、その情熱を次のオーナーへと確実に届けるお手伝いをいたします。
| 車名/型式/年式 | HONDA RTL260R / 2023年~現行(発売年月・価格以外は全て共通) |
|---|---|
| 発売年月 | 2023年モデル:2022年12月 / 2024年モデル:2023年11月 / 2025年モデル:2025年1月下旬 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,020mm 全幅840mm 全高1,135mm・72.0kg (乾燥) |
| シート高・最低地上高(mm) | 650mm ・335mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒・14.8kW(20.1PS)/7,000rpm・不明 |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | キックスターター式・PGM-FI(電子制御燃料噴射装置)・1.9L |
| 新車販売価格 | 2023年モデル:1,100,000円(税込)/ 2024年モデル:1,198,000円(税込)/ 2025年モデル:1,297,000円(税込) |
| ジャンル | オフロード コンペ競技用 | トライアル バイク |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 RTL260R【2023~現行】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年02月06日
【状態別の買取相場】 RTL260R【2023~現行】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
61.5万円
61.5万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年02月06日
【走行距離別の買取相場】 RTL260R【2023~現行】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
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不明 メーター改 |
最高 | 61.5万円 | 1台 |
| 平均 | 61.5万円 | ||
| 最低 | 61.5万円 | ||
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※データ更新:2026年02月06日
【カラー別の買取相場】 RTL260R【2023~現行】
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 61.5 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年02月06日
【実働車の取引価格帯】 RTL260R【2023~現行】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年02月06日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
RTL260R【2023~現行】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年02月06日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | RTL260R【2023~現行】 | 61.7万円 | 4.5点 | RTL260FF-230 | 0km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





02月13日〜02月19日