1997年8月に初期モデルが発売。排気量は49ccのみで、おもに若者や女性向けを意識して開発された。1972～1999年まで販売されたシャリィの後継車に位置している。
スーパーカブ50をベースとしているが、リトルカブでは「扱いやすさ」を追及している。具体的にはホイール径を小さくし（17インチ⇒14インチ）シート高を30mm下げたことにより車体がコンパクトになっており、小回りの効きが良くなっている。
1998年にはセルとキック併用タイプが追加され、1999年には排出ガス規制に対応するためキャブのセッティング変更とブローバイガス還元装置を搭載したモデルが発売された。
2007年にも排出ガス規制に対応するため燃料供給装置をインジェクション化している。
その後は2008年と2013年にカブ誕生50周年と55周年記念モデルが発売され、2015年に形状立体商標登録記念モデルが発売された。最終的には2016年の排出ガス規制をクリアすることなどが難しく、2017年に生産終了となった。

今や絶版車となったリトルカブ。中古市場でのタマ数は多く、カスタムパーツの豊富さなどからまだまだ人気は衰えません。特に年式の新しい車体や限定モデルは高値で取り引きされております。もし売却をお考えであれば、買取査定はその価値のわかるパッションまでお問い合わせください！

解説記事更新日：2021年07月12日

1997年8月、ホンダから発売されたリトルカブ。
当時すでに人気が出ていたスーパーカブをベースに前・後輪のタイヤサイズを小径化(スーパーカブ:17インチ→14インチ)し、シート高もスーパーカブが735mmなのに対しリトルカブは705mmと、足着き性や取り回し性を向上、小柄な女性でも乗りやすかったことで人気を博したロングセラーモデルだ。タイヤサイズの小径化にともない、ステップやサイドスタンド、キックペダル、マフラーの高さを変更し、最低地上高と走行時のバンク角を確保した。
カタログ値の燃費は125km/1Lという驚愕の低燃費だった。あくまでカタログ値ではあるが当時ホンダがカブの燃費の良さを推しているのがひしひしと伝わってくる。
デザインは、スーパーカブの基本スタイルを継承しつつ、ハンドル廻り、レッグシールド、フロントフェンダー、シート、リアキャリアなどの形状をコンパクトに変更している。
カラーバリエーションは、ツートーンカラーのスプリングターフグリーンメタリック×ココナッツホワイト、ジョリーレッド×ココナッツホワイト、スパークリングシルバーメタリック×モロッコブラウンの3色に設定した。
新車販売価格は15.9万円だった。
売る際のリセールバリューだが、最後の仕様変更となった2007年モデル以降が1段高く、50周年⇒55周年⇒最終15年のスペシャルモデルはさらに高くなる。年式に関わらず走行が若い車両は高い査定額が付きやすく、不動車や故障車でも買取額が付きやすい。買取査定は違いの分かるパッションに！

解説記事更新日：2021年01月14日

セル付きモデルはキック式の翌年1988年12月に発売された。
当時すでに人気が出ていたスーパーカブをベースに前・後輪のタイヤサイズを小径化(スーパーカブ:17インチ→14インチ)し、シート高もスーパーカブが735mmなのに対しリトルカブは705mmと、足着き性や取り回し性を向上、小柄な女性でも乗りやすかったことで人気を博したロングセラーモデルだ。タイヤサイズの小径化にともない、ステップやサイドスタンド、キックペダル、マフラーの高さを変更し、最低地上高と走行時のバンク角を確保した。
デザインは、スーパーカブの基本スタイルを継承しつつ、ハンドル廻り、レッグシールド、フロントフェンダー、シート、リアキャリアなどの形状をコンパクトに変更している。
キックタイプが3段変速ミッションだったのに比べセルフスタータータイプは4段変速ミッションを採用、キックタイプに比べさらに低燃費で(キックタイプ125.0km/L→セルフスタータータイプ132.0km/L)になり、あくまでカタログ値ではあるがカブの燃費の良さをアピールしていた。尚、マフラーガードを新採用している。
新車販売価格は17.9万円で標準モデルより2万円高かった。

解説記事更新日：2021年10月06日

1998年モデルとしてはホンダの創立50周年を記念したスペシャルカラーモデルを発売。カラーはスーパーカブ初代モデル「C100」をイメージしたマルエムブルーを設定。レッグシールド、フロントフェンダー、サイドカバーを薄い水色で統一するとともに、シートには赤を採用した。
新車販売価格はスペシャルモデルであえいながらも標準モデルと同じ15.9万円だった。

解説記事更新日：2021年10月06日

セル付きタイプもキック式も同様に
1999年モデルのマイナーチェンジではキャブレターのセッティング変更やブローバイガス還元装置を採用し国内排ガス規制に対応。型式がA-C50からBA-AA01に変わった。
外観の変更点はとしてはステッカーをレトロ調、リアキャリアをボディと同色、フロントトップカバーエンブレムのカラーを変更し、サイドカバーステッカーを廃止した。
セル付きタイプのカラーバリエーションはバージンベージュとアバグリーンの2色を設定。尚、バージンベージュのみ、シートとハンドルグリップがブラウンに設定された。
新車販売価格は18.4万円で先代モデルからほぼ据え置きだ。

解説記事更新日：2021年10月06日

1999年モデルのマイナーチェンジではキャブレターのセッティング変更やブローバイガス還元装置を採用し国内排ガス規制に対応。型式がA-C50からBA-AA01に変わった。
外観の変更点はとしてはステッカーをレトロ調、リアキャリアをボディと同色、フロントトップカバーエンブレムのカラーを変更し、サイドカバーステッカーを廃止した。
カラーバリエーションはスパークリングシルバーメタリックとジョリーレッドの2色を設定、尚、ジョリーレッドのみハンドルグリップがブラウンに設定された。
新車販売価格は16.4万円だった。

解説記事更新日：2021年10月06日

セル付きタイプもキック式も同様に
2000年には2回のスペシャルモデルの発売があった。
1回目は1月に発売されたリトルカブ新春スペシャルモデルで、ホワイトのボディカラーに当時流行っていたスケルトン素材をレッグシールドに、サイドカバーにはメッキ加工を施しサイドカバーのロゴも専用デザインに変更。限定3000台の発売で新車販売価格は16.9万円だった。

解説記事更新日：2021年10月06日

2000年には2回のスペシャルモデルの発売があった。
1回目は1月に発売されたリトルカブ新春スペシャルモデルで、ホワイトのボディカラーに当時流行っていたスケルトン素材をレッグシールドに、サイドカバーにはメッキ加工を施しサイドカバーのロゴも専用デザインに変更。限定3000台の発売で新車販売価格は16.9万円だった。
2回目は8月で、リトルカブスペシャルという車名で登場。ボディとレッグシールドにピュアブラックを採用、サイドカバーにメッキ加工を施し、ロゴマークはレッドに設定されている。 限定4000台の発売で新車販売価格は16.9万円だった。

解説記事更新日：2021年10月06日

セル付きタイプもキック式も同様に
2001年モデルでの変更点はカラーチェンジで、キックタイプ、セルフスタータータイプ共に新色としてプラズマイエローを追加。既存のスパークリングシルバーメタリック、バージンベージュ、アバグリーン、ジョリーレッドと合わせて計5色のカラーバリエーションとなった。
新車販売価格は18.4万円で先代モデルからほぼ据え置きだ。

解説記事更新日：2021年10月06日

2001年モデルでの変更点はカラーチェンジで、キックタイプ、セルフスタータータイプ共に新色としてプラズマイエローを追加。既存のスパークリングシルバーメタリック、バージンベージュ、アバグリーン、ジョリーレッドと合わせて計5色のカラーバリエーションとなった。
新車販売価格は16.4万円だった。

解説記事更新日：2021年10月06日

2002年にはスペシャルカラーモデルを発売。バイスブルーをボディカラーのベースに、レッグシールドにはデニムブルーを、サイドカバーにはメッキ加工を施し、サイドカバーのロゴも専用デザインになっている。
また、別売の盗難抑止のアラームキットが装着できるプレワイヤリングを新たに装備した。
キックタイプ、セルスタータータイプ合わせて限定3000台の販売で、新車販売価格は16.9万円と先代モデルからほぼ据え置きだった。

解説記事更新日：2021年10月06日

セル付きタイプもキック式も同様に
2002年にはスペシャルカラーモデルを発売。バイスブルーをボディカラーのベースに、レッグシールドにはデニムブルーを、サイドカバーにはメッキ加工を施し、サイドカバーのロゴも専用デザインになっている。
また、別売の盗難抑止のアラームキットが装着できるプレワイヤリングを新たに装備した。
キックタイプ、セルスタータータイプ合わせて限定3000台の販売で、新車販売価格は18.9万円と先代モデルからほぼ据え置きだった。

解説記事更新日：2021年10月06日

セル付きタイプもキック式も同様に
2004年モデルでの変更点はレッグシールドのカラーリング変更を伴うカラーチェンジで、キックスタータータイプ、セルフスタータータイプ共に新色としてバイスブルー（レッグシールド部：ココナッツホワイト）、シャスタホワイト（レッグシールド部：シャスタホワイト）、インディグレーメタリック（レッグシールド部：ブラック）の3色を設定。既存のプラズマイエロー（レッグシールド部：バージンベージュ）とアバグリーン（レッグシールド部：ココナッツホワイト）を合わせて計5色のカラーバリエーションとなった。
新車販売価格は18.4万円と先代モデルからほぼ据え置きだった。

解説記事更新日：2021年10月06日

2004年モデルでの変更点はレッグシールドのカラーリング変更を伴うカラーチェンジで、キックスタータータイプ、セルフスタータータイプ共に新色としてバイスブルー（レッグシールド部：ココナッツホワイト）、シャスタホワイト（レッグシールド部：シャスタホワイト）、インディグレーメタリック（レッグシールド部：ブラック）の3色を設定。既存のプラズマイエロー（レッグシールド部：バージンベージュ）とアバグリーン（レッグシールド部：ココナッツホワイト）を合わせて計5色のカラーバリエーションとなった。
新車販売価格は16.4万円で先代モデルからほぼ据え置きだ。

解説記事更新日：2021年10月06日

2005年モデルとしてはキックタイプ、セルフスタータータイプ共にスペシャルカラーモデルとしてリトルカブ・スペシャルを発売。シルバーメッキを施した「Little Cub」文字の立体エンブレムをシート下部に、サイドカバーにもシルバーメッキ加工を採用し、目を惹くストライプデザインを施した。
シートはフォックスベージュとシルキーホワイトのツートーンシートに設定。ボディのカラーはプコブルーだった。
新車販売価格は17万円で先代モデルからほぼ据え置きだ。

解説記事更新日：2021年10月06日

セル付きタイプもキック式も同様に
2005年モデルとしてはキックタイプ、セルフスタータータイプ共にスペシャルカラーモデルとしてリトルカブ・スペシャルを発売。シルバーメッキを施した「Little Cub」文字の立体エンブレムをシート下部に、サイドカバーにもシルバーメッキ加工を採用し、目を惹くストライプデザインを施した。
シートはフォックスベージュとシルキーホワイトのツートーンシートに設定。ボディのカラーはプコブルーだった。
新車販売価格は17万円で先代モデルか据え置きだ。

解説記事更新日：2021年10月06日

2007年モデルのマイナーチェンジではマフラーにキャタライザーを内蔵し平成18年の国内排ガス規制に対応、PGM-FIを搭載しインジェクション車となった。外観ではシルバーだったエンジンのクランクケースカバーをブラックに変更、また、マフラーガードの形状も変更している。
カラーバリエーションはプコブルー、バージンベージュ、ムーンストーンシルバーメタリック、ブラック、タスマニアグリーンメタリックの5色を設定した。
新車販売価格は20万円で先代モデルから3万円値上がりした。

解説記事更新日：2021年10月06日

セル付きタイプもキック式も同様に
2007年モデルのマイナーチェンジではマフラーにキャタライザーを内蔵し平成18年の国内排ガス規制に対応、PGM-FIを搭載しインジェクション車となった。外観ではシルバーだったエンジンのクランクケースカバーをブラックに変更、また、マフラーガードの形状も変更している。
カラーバリエーションはプコブルー、バージンベージュ、ムーンストーンシルバーメタリック、ブラック、タスマニアグリーンメタリックの5色を設定した。
新車販売価格は22万円で先代モデルから3万円値上がりした。

解説記事更新日：2021年10月06日

2008年には、初代スーパーカブC110が1958年に発売されてから50周年を記念した特別仕様モデルを受注限定生産で発売。リトルカブ・50周年スペシャルは、ボディカラーをパールコーラルリーフブルーに、シートにはリードレッドを採用。また、サイドカバーに50周年ー記念エンブレムを採用していた。
新車販売価格は20万円で先代モデルから据え置きだった。本2008年モデルはキックスタータータイプのみでの販売。かつキックスタータータイプは本2008年モデルを最後に生産終了した。これ以降はセル、キック併用タイプのみの販売となった。

解説記事更新日：2021年10月06日

2013年モデルでは2008年に発売されていた先代のスーパーカブシリーズ50周年スペシャルモデルに続き、その5年後ということで55周年スペシャルモデルを発売。55周年リトルカブはスペシャルカラーとしてブラックとファイティングレッドの2色を設定。両カラーともに、レッド塗装の前・後リムと、ブラック塗装の前・後ブレーキハブを採用している。また、左右のサイドカバーにはクロームメッキ加工を施し、スーパーカブ誕生55周年を記念したステッカーが配されている。
新車販売価格は23.8万円で先代モデルから約4万円の値上がりがあった。

解説記事更新日：2021年10月06日

最終モデルとなっている2015年モデルではスーパーカブの立体商標登録を記念し、スペシャルカラーのリトルカブ・スペシャルを受注期間限定で発売した。車体色にはパールコーラルリーフブルーを採用、シートは、レッドとホワイトのツートーンに設定。フロントエンブレムとサイドカバーの「スーパーカブ号」マークは立体商標登録を記念したレトロなデザインになっている。
新車販売価格は22万円だった。

解説記事更新日：2021年10月06日

「リトルカブ」はファッショナブルでコンパクトな50ccバイクという位置づけで1997年8月に発売された。往年の名車である「スーパーカブ」をベースに乗りやすさを向上させシニアをターゲットとして開発されたモデルだが、結果として若者から女性まで幅広い年齢層から支持を集める人気モデルとなった。
基本コンポーネントは「スーパーカブ」と共用であり、空冷4サイクル単気筒50ccのC50E型エンジンを搭載してデビューした。最高出力は7,000回転4.5馬力で、燃費はリッターあたり125kmと優れた省燃費性能も「スーパーカブ」譲りだ。始動方式はキックのみ。
もともと低床バックボーンフレームで乗り降りがしやすい設計だが、「リトルカブ」はタイヤサイズを「スーパーカブ」の前後17インチから3インチダウンの14インチとすることでシート高を低くし、さらなる乗降性と足つき性の向上を図った。ホイール小径化による恩恵は取り回しのし易さだけでなく利便性も向上している。車体高が低くなることで、リアキャリアの高さもベースモデルより30mm低くなった。そのため、荷物積み降ろし時の作業効率が良くなり小柄な人でも扱い易いサイズになっている。タイヤサイズの調整のみで車体全体を下げてしまうとサイドスタンドやペダル類の位置も下がっていしまいコーナーリング時などに車体を傾けた際に路面と接触してしまうが、各パーツの位置と高さは安全に走行できるように設計変更されている。
発売開始以来、特別仕様モデルを展開しながら1999年には排ガス規制に対応するため型式変更を伴うマイナーチェンジを実施。2007年にも平成18年排ガス規制に対応するためのマイナーチェンジを行い2008年モデルまで生産された。

売る際の買取査定は、リトルカブ キック式の価値に精通しているパッションに！

解説記事更新日：2021年08月26日

1997年8月にデビューした「リトルカブ」は、「スーパーカブ」のタイヤを小径化することで乗り降りしやすさや荷物の積み降ろし易さを向上させシニア層をターゲットにしたモデルだった。しかし、そのスタイリングや使い勝手の良さは幅広いユーザー層に受け入れられ、若者の間でファッショナブルなシティコミューター的存在として支持されるようになった。もちろんビジネスユースでも活躍していた。ただ、ベースモデルの「スーパーカブ」がもともとビジネス要素の濃いモデルであったことから、始動方式がキックスターターのみだった。そこで、さらなる利便性を高めるためにセルスターター搭載モデルがラインアップに加えられた。
パワートレインはキックスターターモデルと同じ、空冷4サイクル単気筒C50E型エンジンを搭載。最高出力も7,000回転4.5馬力と同スペックだが、燃費に関してはリッターあたり132kmとキックモデルよりも7km優れている。この差は、トランスミッションをキックモデルでは3速であったところをセル付きモデルでは4速リターンを採用することによって実現した。車両価格はキックタイプが159,000円(税別)でセル付きタイプは179,000円(税別)と20,000円の差であった。利便性や燃費性能、走行性能を考えると割安感さえある価格設定だ。
発売開始翌年の1999年には、排ガス規制に対応するためキック式モデルと同じく型式変更を伴うマイナーチェンジを実施。2007年にも排ガス規制に対応するための仕様変更を行い2015年モデルまで販売された。

売る際の買取査定は、リトルカブ セル付きの価値に精通しているパッションに！

解説記事更新日：2021年08月26日