NR750【1992年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 取引価格帯
- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
NR750【1992年】 に関するこのページの内容
NR750【1992年】 買取査定に役立つ豆知識

ホンダは1992年に楕円形ピストンにコンロッドが2本という特殊なエンジン構造を採用したマシンを投入した。それが、同年5月に発売された「NR750」である。ちなみに楕円ピストン仕様のエンジンを市販モデルで搭載したのは、本モデルが世界初のことである。そのため、ホンダのニュースリリースでも「NR750」は、最先端技術を結集した次世代スポーツバイクとして紹介されていた。
車体はホンダオリジナルで目の字型断面の極太アルミツインチューブを使用したバックボーン型フレーム。そこにマウントされるのは、DOHC8バルブ水冷4ストロークV型4気筒エンジンだ。各気筒に吸・排気それぞれ4本で合計8バルブを採用。4気筒で32バルブとなる。そしてコンロッドはチタン製でツインプラグ仕様。燃料供給方式は新開発となる多連式8ボアスロットルボディ式のPGM-FIを採用している。楕円形ピストンという特殊な構造は、通常の丸形ピストン仕様よりもショートストローク化を実現できる。「NR750」に搭載されるRC40E型エンジンのボア・ストロークは、101.2mm(長径)×50.6mm(短径)×42mm(行程)というスペックで、最高出力は11,500回転で77馬力を発揮する。ちなみにこの数値は当時の自主規制に対応させた出力となっており、海外仕様は14,000回転で130馬力を発揮した。トランスミッションは6速リターン式で、乾燥重量は223kgだった。
足回りは、フロントに倒立フォークを装備し16インチタイヤと310mmのダブルディスクブレーキを組みわせる。キャリパーは異径4ポット対抗ピストン仕様。リアは片持ちスイングアームのプロアームに17インチホイールとシングルディスクブレーキを装備。ホイールは前後共に軽量高剛性のマグネシウム製が装着されている。
さらにスポーツマシンにとって主要なパーツとなるフェアリンとボディカウルはカーボン製という豪華なモデル。エンジンの構造だけでなく各部に採用されたパーツも通常のフルカウル市販モデルとは一線を画したマシンというわけである。
マシン構成が特別であれば、価格も特別級だ。税抜き車両価格は、520万円で300台のみの販売とされた。ただ、高額な車両であったことや当時の国内の経済状況がバブル崩壊と重なったことも影響し、直ちに完売という流れとはならなかった。しかしそれも既に約30年前の話。現在の国内中古バイク市場では僅か数台が流通している程度で、価格も当時の新車価格を大きく上回る1,000万円以上のプライスが掲げられている。2021年間には、年間に約15万台のバイクが取引される業者間オークション市場において取引額ベスト3を独占し、史上初の4桁落札額となる1,104万円を記録した。
買替や売る際の買取査定は、NR750の中古価値に精通しているバイクパッションに!
解説記事更新日:2022年04月26日

車名/型式/年式 | NR750/ RC40型 / 1992年モデル |
---|---|
発売年月 | 1992年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ2085 (幅)890 (高さ)1090 (重さ)244 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)780 (最低地上高)130 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHCV型4気筒・77PS・20.8km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
新車販売価格 | 520万円 |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 | レーサーレプリカ |

- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 NR750【1992年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2023年6月時点から48ヵ月間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2023年06月02日
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 NR750【1992年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2023年6月時点から48ヵ月間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2023年06月02日

【状態別の取引額】 NR750【1992年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2023年6月時点から48ヵ月間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
1,104.0万円
1,104.0万円
1台

平均
最低
取引
783.4万円
600.8万円
2台

平均
最低
取引
788.0万円
600.0万円
3台

※データ更新:2023年06月02日

- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去5年間の買取相場の推移】 NR750【1992年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2023年6月時点から60ヵ月間遡った数字
【平均買取相場の変動】


【2022年間 vs 2023年間】


【2020年間 vs 2023年間】
取引台数

過去4年間の取引台数÷4
※データ更新:2023年06月02日
【事故 不動 故障車|過去5年間の買取相場の推移】 NR750【1992年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2023年6月時点から60ヵ月間遡った数字
【平均買取相場の変動】

【2022年間 vs 2023年間】

【2020年間 vs 2023年間】
取引台数

過去4年間の取引台数÷4
※データ更新:2023年06月02日

買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

- 事故 不動車
- 実働車
NR750【1992年】 上位20台の取引額 (データ更新:2023年06月02日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | NR750【1992年】 | 1,104.2万円 | 4.3点 | RC40-100 | 4,743km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | NR750【1992年】 | 1,000.1万円 | 3.3点 | RC40-100 | 250km | ■ |
3 | NR750【1992年】 | 966.2万円 | 4.3点 | RC40-100 | 5,644km | ■ |
4 | NR750【1992年】 | 764.2万円 | 3.3点 | RC40-100 | 9,221km | ■ |
5 | NR750【1992年】 | 601.0万円 | 4.0点 | RC40-100 | 9,987km | ■ |
6 | NR750【1992年】 | 600.1万円 | 3.3点 | RC40-100 | 31,934km | ■ |
【事故 不動 故障車】 NR750【1992年】 上位20台の取引額 (データ更新:2023年06月02日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
