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V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】

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データ最終更新:2026年06月19日

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V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】毎週更新の買取査定相場

V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】
V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】|ブラック2004年モデル

「ルマン」という名が持つ重さは、モトグッツィという伝説の重さに等しい。その名は1976年の850 Le Mansに端を発し、フランス・ル・マンの24時間耐久レースに由来する。オリジナルの850ルマンはクリップオンハンドルとビキニフェアリングを持つカフェレーサーとして誕生したが、後継機を重ねるにつれてスポーツツアラーへと進化していく。その長い系譜の最終到達点のひとつが、V11ルマン ネルコルサである。
V11ファミリーの起点は1997年のミラノ・モーターショーに遡る。当時の同社の厳しい財政状況から、V11は1999年まで市場投入が遅延したという事実が、この時代のモトグッツィの置かれた苦境を物語っている。それでも同社はV11をベースに大胆なアップデートを継続し、2001〜2002年にかけてフレームを補強して高速安定性を向上させ、ホイールベースを1,490mmへと拡大。同時にエキゾーストの排圧を均等化するバランスパイプをエンジン前部(オルタネーター下部)に追加した。この時期に、フォークマウントのハーフフェアリングを持つ「V11ルマン」が正式に派生している。

こうして固まったV11ルマンのプラットフォームを引き継いだ特別仕様車として、2003年に登場したのがネルコルサだ。2003年のV11ルマン ネルコルサは170台限定の特別仕様車として発売された。同年のロッソコルサと同一のメカニカル・スペックを持ちながら、ブラックアウトされた外装を特徴とする。そのコンセプトは明快だった。フランスの耐久レースの名を冠した「ルマン」に、イタリア語で「レーシングブラック」を意味する「ネルコルサ」を組み合わせることで、視覚的にも思想的にも最も攻撃的なグッツィを志向したのだ。市場向けのキャッチコピーにも「スポーツツーリングの再定義」と謳われており、単なるドレスアップ仕様ではなく、オーリンズ・サスペンション、ブレンボ・ゴールドシリーズのブレーキ、そしてカーボン製フロントフェンダーをパッケージした、トラックまで乗り込める実戦志向のマシンとして打ち出された。

車体構成は徹底的に吟味されたものだ。エンジンは1,064cc・空冷90度Vツイン(ボア×ストローク92×80mm)で、マニエッティ・マレッリ製IAWマルチポイント順次噴射FIを採用。最高出力91hp/7,800rpm、最大トルク94Nm/6,000rpmを発生する。変速機は6速でファイナルドライブはシャフト。フロントサスペンションは43mmのオーリンズ製フルアジャスタブル倒立フォーク、リアはカンチレバースイングアームにオーリンズ製モノショックを組み合わせる。ブレーキはフロントに320mm×2ディスク+4ポットキャリパー、リアに282mmシングルディスク+2ポットキャリパーという構成だ。車重226kg、ホイールベース1,490mm、シート高800mmというディメンションは、決して軽快ではないが、低重心の縦置きVツインが生み出すどっしりとした安定感と表裏一体である。
圧縮比は9.8:1に引き上げられ、2本のエキゾーストポートを繋ぐクロスオーバーパイプが採用された。新たな点火マッピングはより線形でプログレッシブなトルク特性をもたらしており、ロッソコルサとのスペック上の共通点は多いものの、ネルコルサならではの仕上げとしてミッドナイトブラック×ダークシルバーのチェッカーフラッググラフィックと赤く塗られたロッカーカバーが採用された。

各年式の変遷を追うと、2003年は前述の通り170台限定のローンチモデルとして登場した。2004年モデルは前年と同一スペックで継続生産され、フロントフェアリングに丸形ヘッドライト、中型スクリーン、シングルシート、両側排気サイレンサー、ブラック仕上げの3スポークアルミホイールという構成に変更はない。ただし細部としてトルク値がわずかに95Nmへ引き上げられたとする資料も存在する。2004年にはV11スポルト本体とスタンダードのV11ルマンが生産終了となり、ネルコルサおよびロッソコルサがV11ルマンファミリーの実質的な継承役を担った。なおこの時期には派生モデルの動きも活発で、2003年にはV11スポルト・バッラビオ、V11ルマン・ロッソコルサ、V11カフェスポルトが登場しており、V11プラットフォームの多様な可能性が示された。2005年モデルもロッソコルサとまったく同一のスペックを踏襲しつつ、ブラックアウトの外装を維持したまま生産が続き、同年をもって生産終了となった。

モデルライフを通じて大きな機構的変更こそなかったが、点火マッピングの更新によって扱いやすいトルク特性が磨かれ、V11の弱点とも言われた中回転域のギクシャク感の解消に取り組んだ形跡がある。後継という観点では、V11ルマンファミリー消滅後、その魂を引き継ぐ直接的後継機は存在しなかった。同社は路線を変え、グリーゾやブレーヴァなど近代的な設計の大排気量モデルへとシフトしていった。ブランドとして「ルマン」の名が再び使われることはなく、ネルコルサはその最終章に位置づけられる。

競合という観点で見ると、当時の同クラスのライバルとして挙がるのはドゥカティ749S、トライアンフ・スピードトリプル955i、あるいはBMW R1100Sといったマシンたちだ。ネルコルサのライバルとしてTriumph Sprint STも参照されるように、市場においてはスポーツツアラー的な文脈でも評価されていた。数値上の馬力では91hpと同クラスに見劣りするのは否定できないが、ネルコルサの差別化軸はそこではない。縦置き90度Vツインが生む独特のエンジンフィールと鼓動感、シャフトドライブが織りなす独特のドライブフィーリング、そして170台という限定生産がもたらす希少性──これらはいかなるライバルも代替できないものだ。ECUの燃調に起因する中回転域のギクシャク感はオーナーの間でも知られた課題であり、純正アップグレードECUによってその問題を解消した個体も存在する点も付記しておきたい。

V11ルマン ネルコルサは、純粋な性能競争よりも、機能美と個性で選ばれることを前提に設計された存在だ。ブラックに染め上げられたVツインが放つ視覚的な迫力は、今日の目で見ても色褪せない。モトグッツィが財政難と戦いながら磨き上げた「ルマン」の系譜、その掉尾を飾るにふさわしい一台である。

解説記事更新日:2026年05月27日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 Motoguzzi V11 LeMans Nero Cors / KTA02型/2003〜2005年モデル
発売年月 2003年
車両サイズ(mm)・重量(kg) 長さ2150mm 幅810mm 高さ1210mm 重さ226kg
シート高・最低地上高(mm) シート高800mm最低地上高178mm
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷4ストロークOHV1064ccV型2気筒・91馬力(7800回転)・燃費18km/1L
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・インジェクション・20.7リットル
ジャンル カフェレーサー ハーフカウル
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 V11 ルマン ネルコルサ

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
%

【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
%

【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
-
%

【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
0

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年06月19日

【状態別の買取相場】 V11 ルマン ネルコルサ

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年6月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
43.0万円
43.0万円
43.0万円
1台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
34.2万円
34.2万円
34.2万円
1台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】において。直近120カ月間で最も平均買取相場が高いのは5点(良好)のコンディションとなっています。 これはルーティンの軽整備で再販できるコンディションの良い車両が高額査定に繋がりやすいことを示唆しています。

※データ更新:2026年06月19日

【走行距離別の買取相場】 V11 ルマン ネルコルサ

最高額
平均落札額
最低額
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年6月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

3〜5万km 最高 43.0万円 1台
平均 43.0万円
最低 43.0万円
5万km 最高 34.2万円 1台
平均 34.2万円
最低 34.2万円
V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】において。直近120カ月間で最も平均買取相場が高いのは3〜5万kmの走行距離区分となっています。

※データ更新:2026年06月19日

【カラー別の買取相場】 V11 ルマン ネルコルサ

【カラー別 平均買取額の目安】

43.0 万円 1台
/ 34.2 万円 1台
V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】において。直近120カ月間で、中古市場で最も平均買取相場が高いのは黒系です。

※データ更新:2026年06月19日

実働車の取引価格帯】 V11 ルマン ネルコルサ

【取引価格帯と構成比】

最高
43 ~ 44
万円
%
50
構成比
最多
43 ~ 44
万円
%
50
構成比
最低
34 ~ 35
万円
%
50
構成比
V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】において。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは43 ~ 44万円で50%の構成比となっています。

※データ更新:2026年06月19日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月19日)

バ
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カウンター 
針
落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】 43.2万円 4.5点 KTA0203M 37,445km
2 V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】 34.4万円 4.0点 KTA0204M 58,194km
No Data
V11 ルマン ネルコルサ【2003~05年】において。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近120カ月間に最高値を付けたのは43.2万円で黒系・走行距離37,445km・評価4.5点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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