GS50は、2005年に発売された2スト単気筒の50ccバイクです。
スズキのGSと言えば、1970年代に発売されていた4ストDOHCモデルがありますが、GS50はOHCですから、車名以外にそれらとの関連はありません。
エンジンはバーディ用のめっきシリンダーエンジンで、8リットルタンク、黒いマフラーサイレンサーやリアカウル等はワンクラス上の車格に感じられます。スズキではこれを「大型バイクにステップアップする入門車として位置づけた」としています。リッターあたり95.0kmという高燃費と8リットル燃料タンクは、計算上で750km以上の航続距離を実現しました。
カラーリングは《ブラック》、《レッド》があります。
2006（平成18）年の排ガス規制に対応せず、2008年まで製造されました。しかし後継機種はなく、2021年現在、スズキが製造している原付一種はスクーターが3車種あるのみです。GS50はもっと長く製造してもらいたかったところです。
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解説記事更新日：2021年09月05日

オートバイ本来のスポーティーで軽快な走りを楽しめる入門マシンという位置づけで登場した「GS50」のデビューモデルは、2005年2月に発売された。
カラーラインアップは、「マーブルエラキスレッド」、「キャンディパスキュアパープル」、そして1ヶ月遅れで「ソリッドブラック」が追加され3カラーで展開された。
価格は208,950円(税込)だった。
バックボーンフレームに空冷4ストロークSOHC単気筒のA406型エンジンを搭載。最高出力は8,500回転で5馬力を発揮。ビジネスバイク「4サイクルバーディ」に搭載されたエンジンを流用したユニットだが、放熱性と耐摩耗性に優れた高速めっきシリンダーを採用している。トランスミッションはクラッチレバー付きの4速リターンを採用。始動方式はキックスターターのみでセルは非搭載だ。
ライバルモデルとしては、ヤマハの「YB-1 Four」が台頭していた。レトロデザインでスタイリングは異なるが、4速リターンミッションを採用した操る楽しさを味わえる50ccバイクという面では共通ポイントも多い。ただ、最高出力は4.1馬力で本モデルよりは非力なマシンだった。
「GS50」は、タンク容量が8Lあったので満タン給油で約760kmも走行できるという長い航続距離も魅力的なモデルだ。

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解説記事更新日：2021年11月15日

マメタンベースの初代GS50のネーミングを受け継ぎ、バーディ系エンジンを採用して2005年にリリースされたのが、4スト50ccの中でも驚異的な燃費性能を誇るNA41A型GS50。
2005年モデルの当時発行カタログによれば、1リッター換算での燃費は公称で96.0km(30km/h時)。容量8リットルのタンクサイズで換算した場合、航続可能距離は実に760km。東京-新大阪間を優に走破できる数値となっており、原付1種クラスの中ではトップクラス。前後14インチホイールに4速ミッション、全長1,730mmの車体との組み合わせは、マメタンルックスの初代GS50とは異なるキャラクター性ではあるものの、どことなく愛嬌を感じさせるルックスであり、気軽に楽しめてなおかつ日常使いの出来るバイクのお手本であるとも言えるでしょう。一時はいわゆる族車カスタムで乗られることもありましたが、昨今では比較的落ち着いたオリジナルの外観を活かしたスタイルが主流に。最高出力5.0PSと、近年の4ストミニとしてはややパワー感のある出力ではありますが、中速域を重視したフラットな出力特性で乗り味はかなりマイルド。それでいて必要十分なパワーと4速ミッションによる操縦性のよさがあり、街乗りで乗るにはもってこい。装備重量で75kgという軽さも大きな美点のひとつで、前後ともクルマに挟まれたような渋滞時でも腕力だけで軽々と車体をずらして移動できるほど運動性は高く、ホビーバイクに近い乗り方も可能なのが面白いところ。オンロード仕様となってはいるものの、50ccとしては比較的低速トルクがしっかりしているため、多少のぬかるみも問題なし。慣れてくるとちょっとした林道ツーリングすらこなせるほどで、スズキ車らしいタフさも備えているのがバイク好きには堪らないポイントだと言えるでしょう。2005年モデルではマーブルエラキスレッド、キャンディパスキュアパープル、ソリッドブラックの3色設定で販売が開始しましたが、翌2006年モデルではキャンディパスキュアパープルが廃止となり、代わりにグラススプラッシュホワイトが追加に。
現在の中古バイク市場においては、当時販売面でのライバルであったヤマハ・RZ50同様、今となっては数少ない50ccミッション車として一定以上の評価を確立。直近12ヶ月内での取引台数も実動・不動合わせて43台と十分な流通数。しかし、昨今のコロナ禍における中古バイク全体の評価の見直しが追い風となり、2020年以降は車両価格が上昇傾向に。業者間オークションでの最高取引価格が27万円超えの車両が記録されるなど、車両状態次第では20万円クラスも狙えるため、現在保有されているオーナー様にとっては売り時の旬を迎えつつあるバイクのひとつです。カラーリングに関してはオーソドックなソリッドブラックに人気が集まる傾向にあり、次いで2006年モデル特有カラーリングのグラススプラッシュホワイトが現存数としては少ないことから、高額買取の狙い目となっております。
弊社バイクパッションにおきましては、青春時代にバーディで新聞配達に勤しんだバイト経験を持つ若手スタッフが査定を担当。バーディ系エンジン特有のミッショントラブルなども含め、あらゆる状態のNA41A型GS50の現車価値を的確に評価し、高額買取を実現可能な体制を整えております。カスタム車両に関しても大歓迎で、スプロケット変更といった実用的なカスタムに関してもご相談頂ければ査定評価額に上乗せさせて頂けるケースもございます。フルノーマル車から事故車・不動車まで、NA41A型GS50のことなら違いの分かる弊社までお気軽にご相談くださいませ！

解説記事更新日：2022年01月08日