ミニフリー【1954年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
ミニフリー【1954年】 に関するこのページの内容
ミニフリー【1954年】 買取査定に役立つ豆知識

ミニフリーは、スズキが1954年に発売したミニフリー号に搭載されていた自転車に補助エンジンを指します。「モペット(モペッド)」は「Motor」と「Pedal」を組み合わせた言葉ですが、足漕ぎ式あるいは原動機で走れる車両を指します。
元をたどれば、52年に発売されたスズキのバイク用エンジン第一号は排気量36ccの【パワーフリー】でモペッドのパワーフリー号に搭載されていました、それが53年に58ccの【ダイヤモンドフリー】に進化、ミニフリーでは50ccとなっています。日本のバイク産業が夜明けを迎えた時代の製品です。
因みにハーレーの1号機 MODEL 1(1905年発売)やインディアンの1号機 シングル(1902年発売)、トライアンフの1号機 No.1(1902年製造)もモペッドであり、国内メーカーではHONDAの1号機 MODEL A(1947年発売)もモペッドでした。
自転車用「補助」エンジンではありますが、ユーザーが自転車に後付けするのは構造上難しいため、完成品として販売されます。エンジンはペダル回転軸の斜め上に取り付けられており、後輪に取り付けられたプーリーをゴムベルトで駆動します。
エンジンは空冷2スト単気筒50ccで、ボア×ストロークは38mm×44mm、最大出力は1.8馬力/4,500回転です。燃料消費率は70km/L、最高速度は45km/hでした。
写真では分かりづらいですが、リアキャリア右側にガソリンタンクがあり、当時の2ストは混合ガソリンを給油しなければなりません。エンジン下に弧を描く筒はマフラーです。
クラッチレバーの操作によって自転車走行、エンジン駆動を切り替えられるのも特長です。
始動は、クラッチを切ってペダルを踏み、勢いがついたらクラッチを離します。いわば、押しがけです。ちなみにクラッチは乾式多板。エンジン位置が低いために低重心で、操縦性の良さも好評でした。当時のカタログには「楽しいお出かけに・・・」という言葉が書かれています。
ミニフリーの全国統一価格は2.3万円です。初代パワーフリー号が3.6万円、2代目ダイヤモンドフリー号が3.6万円であったことから大幅な値引きを受けての販売となりましたが、当時の大卒初任給は8,700円であることを考慮すれば、安くてすぐ買えるという価格ではありません。
1957年にマイナーチェンジ、最大出力が2.0馬力にアップしました。58年に価格を500円アップ。
ライバルは、1948年製モペッド【ホンダA型】、52年【F型】があげられます。
なおミニフリーは、1958年にプレスフレームに搭載した完成車【スズキモペットSM1】として4.5万円で発売されました。この時代のスズキ車では【コレダST5】も有名です。
現存するミニフリーは極めて少なく、走れる状態の車両はさらに稀となります。走るというよりは歴史的価値のある車両として保存するのがふさわしいでしょう。ミニフリーが倉庫で眠っていたり、オブジェとして飾ってあったりして売却をご検討でしたら、買取査定のご相談はミニフリーの価値を正確に見抜くバイクパッションにお任せください。
因みにハーレーのMODEL 1に至っては北米のオークションで24.5万ドルで、インディアンのシングルは15万ドルで落札された記録があります。

車名/型式/年式 | ミニフリー / -型 / 1954年モデル |
---|---|
発売年月 | 1954年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)- (幅)- (高さ)- (重さ)6kg(エンジンのみ) |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)- (最低地上高)- |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷2ストローク単気筒・1.8馬力(4,500rpm)・70km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | ペダル入力・キャブレター・2リットル |
新車販売価格 | 2.3万円 |
ジャンル | 2スト | モペッド |

【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ミニフリー【1954年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年3月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】



【2024年 vs 2025年】



【2022年 vs 2025年】
取引台数

過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2025年03月07日

【状態別の取引額】 ミニフリー【1954年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年3月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
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取引
0.0万円
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
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0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
17.6万円
17.6万円
1台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

※データ更新:2025年03月07日

【走行距離別の取引額】 ミニフリー【1954年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格
2025年3月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
不明 メーター改 |
最高 | 17.6万円 | 1台 |
平均 | 17.6万円 | ||
最低 | 17.6万円 | ||
![]() |
※データ更新:2025年03月07日

【カラー別の取引額】 ミニフリー【1954年】
- ■

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年3月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 17.6 万円 | 1台 | ![]() |
※データ更新:2025年03月07日

【実働車の取引価格帯】 ミニフリー【1954年】
買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2025年3月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2025年03月07日

買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

ミニフリー【1954年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年03月07日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ミニフリー【1954年】 | 17.8万円 | 3.3点 | 36 | 0km | ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
