T90/Tiger90 【1963~69年】毎週更新の買取査定相場
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T90/Tiger90 【1963~69年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白となっています。
T90/Tiger90 【1963~69年】 買取査定に役立つ車両解説
トライアンフ T90(タイガー90)は、1960年代のカフェレーサー全盛期において、若年層や中型排気量を好むライダーをターゲットに開発されたスポーツモデルです。そのルーツは1957年に登場した「Twenty One(3TA)」にありますが、実用重視の3TAに対し、T90は高圧縮ピストンの採用やスポーティな外装への変更により、明確に「走りのマシン」としてのアイデンティティを与えられました。1963年に「ユニット構造」の350ccエンジンを搭載してデビューしたこのモデルは、大排気量車と同じ風格を持ちながらも、扱いやすいパワーとクラス随一のスタイリングを両立させ、当時のトライアンフにおけるスポーツラインナップの重要な一翼を担いました。
心臓部には、ボア58.3mm×ストローク65.5mmからなる349ccの水冷ならぬ空冷4ストローク垂直ツインエンジンを搭載しています。9.0:1という当時としては高い圧縮比から生み出される最高出力は27bhp(約27.4PS)に達し、7,500回転まで淀みなく吹け上がるエモーショナルな特性を誇ります。シャシーは伝統的なシングルダウンチューブフレームを採用しており、軽量な車体と相まってクイックなハンドリングを実現しています。特筆すべきは、初期型に採用された「ビキニ・フェアリング」と呼ばれるリア周りの外装で、後にボンネビルスタイルのスリムな泥除けへと変更されますが、どの年式においてもトライアンフらしい気品ある造形美がメカニズムと調和しています。
ライバルであるホンダ CB72(250cc)が最高出力24PS、乾燥重量約153kgと、スペック上では本機に近い数値をマークしていましたが、350ccの排気量を持つT90は中速域のトルク感において一日の長があります。CB72が精密機械のような高回転型のピーキーな性格なのに対し、T90はバーチカルツイン特有のパルス感を伴う力強い立ち上がりを見せ、数値以上の力強さを感じさせます。また、身内のライバルとも言えるBSA B25(250cc単気筒)はさらに軽量で税制面でも有利でしたが、エンジンの質感や「小さなボンネビル」としての華やかさにおいては、T90が圧倒的な存在感を放っていました。
1963年にユニット構造のT90として登場した際、当初は3TA譲りのリアフェンダーカウル(ビキニフェアリング)を装備していました。しかし翌1964年にはこれを廃止し、よりスポーティな「ボンネビルスタイル」へと刷新されます。1966年には電装系が6Vから12Vへと強化され、ゼナーダイオードによる電圧制御が導入されるなど、信頼性が大幅に向上しました。1967年にはゼナーダイオードの取り付け位置がヘッドライト下のフィン付きキャスト部分に移動するなど細かな改良が加えられ、1968年に主要な生産を終了。最終年の1969年には、アイルランド警察(Garda)向けなどの極少数のみが限定的に生産されました。
現在、T90はクラシック・トライアンフの中でも「知る人ぞ知る名車」として安定した人気を保っています。評価の分かれ目は、当時のオリジナルの仕様(特にカラーリングやパーツの整合性)が維持されているかどうかにあります。特にマッチングナンバーの個体や、短期間しか生産されなかった初期のビキニフェアリング仕様は、コレクターの間で非常に高い価値が認められています。
トライアンフ T90は、まさに「黄金時代の英国車」を最も凝縮した形で見せてくれる一台です。大型モデルのような重厚感はありませんが、その分だけエンジンの鼓動をダイレクトに感じ、自らの手で操っているという実感を強く得ることができます。125ccや250ccでは味わえないツインの余裕と、650ccにはない軽快なステップワーク。その絶妙なバランスこそがT90の真骨頂であり、現代の交通環境においても、その輝きは少しも失われていません。
| 車名/型式/年式 | Triumph T90 Tiger 90 / 9型/ 1963-1969年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1963-1969年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2090 (幅)673 (高さ)965 (重さ)153kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)762 (最低地上高)190 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストOHV2気筒・27.4馬力(7,500回転) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | キック・キャブレター・13.5リットル |
| ジャンル | Triumphタイガー |
【事故不動|過去10年間の買取相場の推移】 Tiger90
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年05月13日
【状態別の買取相場】 Tiger90
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
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平均
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取引
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不動
平均
最低
取引
21.2万円
21.2万円
1台
※データ更新:2026年05月13日
【走行距離別の買取相場】 Tiger90
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 5万km〜 | 最高 | 21.2万円 | 1台 |
| 平均 | 21.2万円 | ||
| 最低 | 21.2万円 | ||
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※データ更新:2026年05月13日
【カラー別の買取相場】 Tiger90
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 21.2 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年05月13日
【事故不動の取引価格帯】 Tiger90
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年5月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年05月13日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
T90/Tiger90 【1963~69年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年05月13日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | T90/Tiger90 【1963~69年】 | 21.4万円 | 0点 | 3 | 61,884km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています








05月16日〜05月22日