SR400の買取事例を査定価格を公開して一挙大公開!
型式・年式別に、限定や記念モデル別に、状態別に実際の事例を見ながら適正な買取価格を把握して頂くことが出来ます。
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【SR400】買取事例一覧
買取査定価格
760,000円買取査定価格
350,000円買取査定価格
260,000円買取査定価格
160,000円買取査定価格
145,000円買取査定価格
80,000円買取査定価格
585,000円買取査定価格
10,000円買取査定価格
40,000円1)SR400の変遷/モデルチェンジと新車価格
1978年に発売が開始されて以来、途中に生産終了期間を挟んで2019年現在まで40年以上のロングセラー車種でヤマハのフラッグシップでもあるSR400。
40年以上の長き生産販売期間中にマイナーチェンジを含めて数多くの仕様変更が実施されてきましたが、進化の歴史でSR400を大分類すると型式変更を伴うフルモデルチェンジを境に初代~5代目と区分されています。
以下、大分類したSR400の進化の歴史を纏めてみました。
SR400の歴史/型式変更を伴う仕様変更 | |||
---|---|---|---|
年式モデル | 区分通称 | 型式(フレーム番号) | 新車価格 |
1978年 | 初代 | 2H6 | 34.0万円 |
1985年 | 2代目 | 1JR | 39.9万円 |
2001年 | 3代目 | RH01J | 45.0万円 |
2010年 | 4代目 | RH03J | 57.7万円 |
2018年 | 5代目 | RH16J | 57.2万円 |
1978年の発売から40年以上が経過した2019年現在でも現役モデルとして進化しているSR400。
長い歴史の中で数々の仕様変更が実施されてきましたが、初代の2H6型から現行の5代目RH16J型に至るまで、一目見て「あっSR400だ」と分かる独特のフォルムとスタイリングを貫いています。
初代から現行モデルまで一貫して399cc空冷単気筒のエンジンがキック式始動であることはオーナー様には周知のことでしょう。
スタイリング&フォルムから基本的なエンジン機構や鋼管メインフレームの構造といった、車体の屋台骨を支える基礎的な領域については40年以上長いの生産販売期間において目立つような変更は施されていません。
一貫した普遍性を物語るように車体サイズ・重量と最高出力を、新登場の1978年モデルと現行最新の2018年モデルで比較してみると、現行モデルの車体重量は175kg(1978年は172kg)、 全長・全高・全幅は現行モデルが208・111・75cm(1978年モデルは210・109・75cm)、最高出力は現行モデルが24馬力(1978年モデルは27馬力)となっています。
それでは、SR400史上で大分類できる4回の型式変更で主にどのような仕様変更が実施されたのか振り返ってみましょう。
以上が(2019年時点で)40年以上に渡る生産販売期間中に実施された型式変更を伴う4回の仕様変更の概要です。
上記4回の仕様変更の他にも数々のマイナーチェンジが実施されたSR400ですが、型式変更を伴う仕様変更に着目したのは買取相場が動くタイミングであることが最大の理由です。
なぜ?フレームの型式が買取相場で重要かというと、オートバイの車種情報はフレームの型式に依存していることが1つの大きな理由です。
例えばフレームはSR400ながらエンジンはRZ350の350ccエンジンを搭載し、外装などフレーム以外の部品を全てRZ350に組み替えて見た目は排気量も見た目もRZ350そのままであったとしても、 当該車種の固有情報はフレームに刻印されている車台番号に依存しているため正式な固有の車種名はSR400となります。
極端な例ですが(国産バイクの場合は特に)買取や販売における車種情報はフレームの型式によって決定されます。
そのため、買取業界では型式変更があったタイミングで車種の進化系統を区分しています。
近年では排出ガス規制対応に伴うマイナーチェンジでも型式変更が実施される傾向が散見されますが、型式変更を伴う仕様変更はフルモデルチェンジであることが多く、 仕様変更のタイミングで買取相場が大きく動くのが通例です。もっと噛み砕いて言いますと、型式変更で型落ちとなった旧型モデルの相場が下がっていくのが通例です。
過去4回の型式変更で大胆な仕様変更が実施されなかったSR400ですが、はたして5つの型式が存在するSR400の買取相場も同様に型落ちモデルの相場が階段式に低くなっているのか? さて、それではいよいよ本題のSR400の型式別の買取相場について見てみましょう。
2)【初代~5代目】SR400最も高く売れる型式は?
型式別の取引相場|SR400実働車 | ||||
---|---|---|---|---|
相場/ 年式モデル |
平均落札額 | 最高額 | 最高額 | 取引台数 |
1978年~ 2H6型 |
10.1万円 | 22.6万円 | 3.6万円 | 13台 |
1985年~ 1JR型 |
8.7万円 | 39.2万円 | 0.2万円 | 368台 |
2001年~ RH01J型 |
13.6万円 | 43.4万円 | 3.8万円 | 568台 |
2010年~ RH03J型 |
27.3万円 | 55.2万円 | 8.4万円 | 316台 |
2018年~ RH16J型 |
41.2万円 | 42.4万円 | 40.0万円 | 2台 |
事故車・不動車 | ||||
1978年~ 2H6型 |
4.6万円 | 8.6万円 | 2.4万円 | 8台 |
1985年~ 1JR型 |
4.1万円 | 10.3万円 | 0.8万円 | 105台 |
2001年~ RH01J型 |
5.8万円 | 14.9万円 | 1.8万円 | 63台 |
2010年~ RH03J型 |
12.7万円 | 22.4万円 | 3.2万円 | 29台 |
2018年~ RH16J型 |
NA | NA | NA | 0台 |
2010年モデルのRH03J型の前後で買取相場が激変
上記は、買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引データを2019年5月時点から過去1年間遡った数字で、SR400の型式別の取引金額を比較した表です。
買取相場に言及する前に触れておきたいのが取引台数の多さ。直近1年間で初代2H6型~現行RH16J型まで合計1267台のSR400の実働車が取引されています。
400ccとしては近年最も販売台数の多いCB400SFシリーズ(1992~現行モデル:参考記事CB400スーパーフォア買取事例一覧)の1672台、 アメリカンとして一世を風靡したドラッグスター400シリーズ(1998~2016年モデル:参考記事ドラッグスター買取事例一覧)の1652台に続く、第3位の取引台数となっています。 因みに第4位は近年のスポーツバイクとして大ヒット作となったNinja400シリーズ(2014~現行モデル:参考記事Ninja400/R買取事例一覧)の634台となっています。 さて買取相場について言及すると、現行モデルのセオリーに漏れずSR400も概ね新しい型式の相場が高く古い型式の相場が低くなっている傾向が読み取れます。
SR400の型式別の買取相場のトピックについて以下にご紹介いたします。
2代目1JRが初代2H6型よりも安いのは・・・
仕様的にも買取相場も差異の少ない初代と2代目のSR400ですが、(一部プレミアム化している絶版車を除く)型式変更で旧型となったモデルの相場が下落していく通例と異なり、 SR400の場合は2代目よりも初代の方が相場が若干高い逆転現象が起きています。相場の差は1万円程度で少ないのですが、 市場の取引金額のため正解はなく推測になりますが、理由を探すと2代目1JR型が制動力に劣るドラムブレーキを搭載していたことが嫌気されていたと見ることもできそうです。
4代目RH03J型が高いのは・・・
4代目となるRH03J型の2010年モデル以降と以前で相場が大きく変化しているのは、2010年モデルの仕様変更でFI化され、エンジン出力がパワーアップされた事、更にクラッチやキックが軽くなり非常に扱いやすくなっている点が 評価されているのではないかと推測できます。
弊社バイクパッションの直営販売店でも多数のSR400を陳列して販売していますが、お客様からお勧めの型式に関するご質問を頂いた際には、RH01J以前のモデルに比べると値段は高いですが扱いやすさからRH03J型をお勧めしています。
3代目RH01J型はフルカスタム車に高額査定が集中・・・
弊社販売店でもベテランの方でカスタム志向の強いお客様は、FI化に伴いカスタム範囲が制限されたRH03J以降を嫌い、カスタム自由度の高いRH01J以前の型式を選ばれます。
「単車の原点を具現化したシンプルモデル(SR400のコンセプト)」のSR400はカスタム車が多く、特にその傾向はカスタム自由度の高いRH01J型以前で特に顕著です。
そのことは、高値で取引されているRH01J型の大半がカスタム車で占められていることと無縁ではありません。
RH01J型ではファクトリー制作のフルカスタム車や高価な社外品を纏ったカスタム車に高額査定の余地が見込める相場環境となっています。
5代目RH16J型は中古市場のデータがない状態・・・
2018年発売の現行RH16J型は、直近1年間での取引が僅か2台。走行500km程度の超極上車が40万円と42万円台で取引されています。
新車本体価格が57.2万円であることを考えると、中古相場的には人気の車種だけあって高い相場環境となっています。
今後、取引台数が増えていくに従って平均相場は若干下落基調になっていくと思われますが、現在では超極上車が40万円強で取引されている相場環境となっています。
事故車・不動車の割合が非常に少ないSR400
事故車や不動車の平均取引金額に着目すると、いずれの型式(取引の無かったRH16J型を除く)も実働車の凡そ半値となっています。
約半値という数字は、400ccとしては平均を大きく上回る数字ですが、上述の400ccで取引台数が最も多い車種であるCB400SFシリーズ(約6~7割)には劣る数字となています。
とはいえ、シングルシリンダーのSR400は機構がシンプルな分、不動車から実働車への回復コストが安価な分不動車であれば実働車に準じた査定価格での買取が可見込める相場環境となっています。
また、普遍的な乗り味が特徴のSR400はパワーを売りにした他の400ccと比べると事故車の割合が非常に少なく、パーツ需要は比較的薄いために、部品取りとなる事故車の査定価格は伸びにくい傾向となっています。
各型式の事故車や不動車の買取相場については以下で詳述させて頂きます。
以上、SR400のヒストリーを型式で区分して買取相場をご案内させて頂きました。
以下からは各型式別に詳細な相場情報をご案内差し上げます。
3)初代2H6型の変遷と買取相場
平均的な買取額は一桁万円
1978年~1984年モデルの2H6型の初代SR400。
毎年のように新車価格が変動した、SR400史上で最も新車価格に値動きがあった型式です。
それだけに年式モデル別の買取相場を比較検証したかったのですが。
買取業者の転売先である業者間オークション市場の落札データを過去1年間遡っても、2H6型全体で13台の取引しかなく、年式モデルでの比較が困難なサンプル数となっています。
2H6型全体を通じて見ると、カスタム車や丁寧に保管されていた見栄えのする状態の良い個体は20万円台前半での取引もありますが、年式並みの個体は3~9万円台での取引が中心となっています。
上記金額はいずれも買取業者の転売金額に相当するので、買取業者の経費(出品手数料や運送費)と儲けを差し引いた金額が正味の査定額となると、状態が良い個体は10万円台、年式並みの個体や難の目立つ個体は1桁万円が中心となります。
4)2代目1JR型の変遷と買取相場
【年式別】1JR型の取引相場|SR400実働車 | ||||
---|---|---|---|---|
相場/ 年式モデル |
平均落札額 | 最高額 | 最高額 | 取引台数 |
1JR 全体 | 8.7万円 | 39.2万円 | 0.2万円 | 368台 |
1988年~ | 7.7万円 | 19.0万円 | 3.0万円 | 58台 |
1992年SE | - | - | - | 0台 |
1993年~ | 10.8万円 | 39.2万円 | 0.2万円 | 294台 |
SR400S< | 10.8万円 | 19.0万円 | 3.2万円 | 14台 |
20周年 | 5.4万円 | 5.8万円 | 5.0万円 | 2台 |
事故車・不動車 | ||||
1JR 全体 | 4.1万円 | 10.3万円 | 0.8万円 | 105台 |
1988年~ | 4.1万円 | 9.5万円 | 1.6万円 | 26台 |
1993年~ | 4.1万円 | 10.3万円 | 0.8万円 | 75台 |
SR400S | 4.0万円 | 4.7万円 | 3.3万円 | 2台 |
20周年 | 4.8万円 | 5.0万円 | 4.6万円 | 2台 |
上記は、1985~2000年モデルの1JR型SR400を新車時の販売価格と限定モデルで区分して、査定額の前提指標となっている買取業者の転売先である業者間オークション市場の落札金額を比較した表です。
以下、買取相場のトピックについてご紹介差し上げます。
1993年以降のモデルが3万円ほど高く売れる
ベーシックモデルが1985~2000年モデルまでリリースされていた1JR型SR400。新車価格が動いたのはマイナーチェンジが実施された1993年の1回で2.6万円値上がりしました。
査定額の前提指標である業者間市場での平均落札金額を比較すると、1991年モデル以前が7.7万円であるのに対して、1993年モデル以降は10.8万円と、1993年モデルの前後で3万円ほど異なっています。
このことは査定現場での買取額でも平均して1993年モデル以降の方が3万円高くなることを示唆しています。
2019年現在では20~34年前の1JR型ではありますが、年式によって買取相場が異なります。
限定モデル/記念モデルにプレミアムはない
RH01J(2001年~)以降のSR400では多数の記念モデルや限定モデルが、発売当初からベーシックモデルより一段高い金額で多数販売されていて、買取相場も準じてプレミアムが付いているのですが。
SR400史上初の記念モデルとなったSR400誕生20周年記念モデル(20th Aniiversary Model)やSR400Sリミテッドエディションについてはベーシックモデルと変わらない買取相場となっています。
残念ながら1JR型のSR400は限定モデルや記念モデルはベーシックモデルに準じた査定額となります。
事故車や不動車でも値が付く買取相場
1JR型のSR400の事故車や不動車は、買取業者の転売先である業者間オークション史上のデータを過去1年間遡って105台の取引がありました。
年式モデル別のサンプル数は少ないものの、全体を通じて見ると0.8万円~10.3万円のレンジで取引されています。
上記金額はいずれも買取業者の転売金額に相当するので、買取業者の経費(出品手数料や運送費)と儲けを差し引いた金額が正味の査定額となるのですが、最低取引額が0.8万円であることを考えると、 一見して分かる全損事故車でない限り買取のお値段は付けられそうです。故障車や不動車に関しては修理コストに応じて1万円~8万円程度の査定額となります。
5)3代目RH01J型の変遷と買取相場
【年式別】RH01J型の取引相場|SR400実働車 | ||||
---|---|---|---|---|
相場/ 年式モデル |
平均落札額 | 最高額 | 最高額 | 取引台数 |
RH01J 全体 | 13.6万円 | 43.4万円 | 3.8万円 | 568台 |
2001年~ | 9.7万円 | 34.6万円 | 3.8万円 | 133台 |
2003年~ | 13.0万円 | 40.2万円 | 4.2万円 | 164台 |
25周年モデル | 20.8万円 | 40.2万円 | 8.6万円 | 10台 |
50周年モデル | 14.5万円 | 22.0万円 | 5.8万円 | 10台 |
2005年~ | 15.8万円 | 42.2万円 | 4.0万円 | 236台 |
YSPスペシャル | 20.0万円 | 37.0万円 | 8.4万円 | 4台 |
30周年モデル | 32.4万円 | 42.2万円 | 26.2万円 | 11台 |
事故車・不動車 | ||||
RH01J 全体 | 5.8万円 | 14.9万円 | 1.8万円 | 63台 |
2001年~ | 5.5万円 | 9.2万円 | 2.9万円 | 21台 |
2003年~ | 4.5万円 | 10.0万円 | 1.8万円 | 13台 |
25周年モデル | 6.4万円 | 8.5万円 | 2.5万円 | 4台 |
50周年モデル | 6.4万円 | 8.8万円 | 5.1万円 | 4台 |
2005年~ | 6.8万円 | 14.9万円 | 2.4万円 | 17台 |
YSPスペシャル | - | - | - | 0台 |
30周年モデル | 6.4万円 | 8.8万円 | 5.1万円 | 4台 |
上記は、2001~2008年モデルのRH01J型SR400を新車時の販売価格で区分して、査定額の前提指標となっている買取業者の転売先である業者間オークション市場の落札金額を比較した表です。
以下、買取相場のトピックについてご紹介差し上げます。
高額査定の中心はフルカスタム車
全ての年式モデルや記念限定モデルに共通しているのが、平均取引額と最高取引額の差の大きさ。
直近1年間で買取業者の転売先である業者間オークション市場において、RH01J型SR400の実働車は568台の取引データがありますが、そのうち30万円台以上で落札された車両は16台。
16台のうち実に8台はフルカスタム車。2010年モデルからFI化されたことで社外品パーツの領域が狭められましたが、 RH01J型はカスタム自由度が高く、一見するとSR400?と見紛うようなフルカスタム車からSR400の定番スタイルのフルカスタム車には査定時に買取額の伸びしろが期待できる相場環境となっています。
また高価な社外品はプラス査定に働きます。
ベーシックモデルは高年式に相場が高い
2001~2008年モデルまで存在するRH01J型。ベーシックモデルの当初の新車価格は45万円でしたが、2003年モデルの仕様変更で46万円に、そして2015年のカラーリング&グラフィック変更時に3千円上がり46.3万円となりました。
販売期中に目立つような仕様変更も価格変更もなかったRH01J型ですが、査定額の前提指標である業者間市場での落札金額は新車時の販売価格差よりも開いています。
平均取引額で比較してみると、2001~2002年モデルが9.7万円、2003~2004年モデルが13万円、2005~2008年モデルが15.8万円と、高年式になるに従って買取相場が高くなっています。
乗り味やスタイルに差異のほとんどないRH01J型ですが、高年式ほど買取相場が高くなっています!
アニバーサリーモデルは高く売れる
RH01J期間中にリリースされたアニバーサリーモデルは、SR400誕生25周年記念モデル(25th Anniversary Model)、30周年記念モデル(30th Anniversary Model)、ヤマハ生誕50周年記念モデル(50th Anniversary Model)、 YSPブラックスペシャルの4モデルとなっています。いずれの記念限定モデルもベーシックモデルよりも6~12万円ほど高い価格設定でリリースされています。 査定額の前提指標である業者間市場での落札金額を比較してみると、SR400誕生のアニバーサリーモデルは際立って高くなっています。 25周年記念モデルは7万円ほど、30周年記念モデルは12万円ほど高く売れる相場となっており、新車時の価格差がそのまま買取額に反映される相場環境となっています。 またSR400 YSPブラックスペシャルも4万円ほど高い相場となっていますが、対してYAMAHA生誕60周年記念モデルは同年モデルのベーシックモデルと同様の買取相場となっており残念ながら買取でプレミアムが付かないモデルとなっています。
事故車や不動車は
実働車が直近1年間で568台取引されたのに対して、事故車や不動車は63台に留まったRH01J型のSR400。
サンプル数が少ないために年式モデル別の傾向は読み取りことは出来ませんでした。
全体で総括すると、修復コストが安価な不動車は10万円台前半で取引されています。他方事故車は10万円未満での取引金額となり、 フレームが損傷している全損事故車は残存パーツの価値で1~3万円程度で取引されています。
上記はいずれも買取業者の転売金額であり、買取業者の諸経費(出品手数料や運送費)と儲けを差し引いた金額が、査定現場での実際の買取額となります。
踏まえると、全損事故車は数千円~数万円。事故車は数万円~6万円程度。故障不動車は3~10万円台の査定金額となります。
6)4代目RH03J型の変遷と買取相場
【年式別】RH03J型の取引相場|SR400実働車 | ||||
---|---|---|---|---|
相場/ 年式モデル |
平均落札額 | 最高額 | 最高額 | 取引台数 |
RH03J 全体 | 27.3万円 | 55.2万円 | 8.4万円 | 316台 |
2010年~ | 22.5万円 | 45.0万円 | 11.8万円 | 104台 |
35周年記念 | 27.1万円 | 46.4万円 | 16.0万円 | 39台 |
2014年 | 27.4万円 | 39.0万円 | 11.2万円 | 45台 |
60周年記念 | 40.1万円 | 45.4万円 | 22.8万円 | 12台 |
2016年~ | 34.4万円 | 55.2万円 | 21.0万円 | 65台 |
事故車・不動車 | ||||
RH03J 全体 | 12.7万円 | 22.4万円 | 3.2万円 | 29台 |
2010年~ | 9.8万円 | 18.3万円 | 3.2万円 | 14台 |
35周年記念 | 9.8万円 | 12.4万円 | 7.9万円 | 3台 |
2014年 | 14.2万円 | 18.6万円 | 11.9万円 | 4台 |
60周年記念 | 15.1万円 | 15.1万円 | 15.1万円 | 1台 |
2016年~ | 17.9万円 | 22.4万円 | 14.4万円 | 7台 |
YAMAHA生誕60thアニバーサリーモデルが高い!
2010~2017年モデルまで毎年のように7モデルが投入されたRH03J型ですが、最も高い買取相場を形成しているのは2015年モデルのヤマハ生誕60周年記念モデル(60th Anniversary Model)です。
SR400の他にもYZF-R1M、XJR1300RACER、XSR700/900、マジェスティS、VMAX1700、BOLT C specなどにベーシックモデルよりも高価な設定で60th Anniversary Modelが販売されていましたが、いずれのモデルも高い買取相場を形成しています。
SR400に限らず60周年アニバーサリーモデルは査定時に一段高い金額で売れると考えて間違いがないでしょう。
因みにSR400ではRH03J全体の平均取引額が27.3万円であるのに対して、60周年記念モデルは40.1万円となっています。
取引数が少なくいずれの個体も状態が良かったという点を割り引いてもベーシックモデルよりも10万円程度高値の査定額がつく相場となっています。 新車時の価格差が約5万円だったことを考えると、買取時の価値は2倍に膨らんでると言えます。
(RH01J型の販売時のヤマハ生誕50周年記念モデルの買取相場がベーシックモデル並みであったことを考えると、60周年記念モデルのプレミアムはそのカラーリングにあると読み取れそうです)
SR400誕生の記念モデルにプレミアムが付かないRH03J型
2013年に発売されたSR400誕生35周年記念モデル(35th Anniversary Model)は、それまで高値で設定されていたSR400史上の記念モデルにおいて初めて値下げが断行された異質の存在といえます。
この35周年記念モデルと買取相場を比較するモデルとしては、翌年に同価格で投入された2014年モデルとの比較が良いでしょう。
平均取引金額を比較すると、35周年記念モデルが27.1万円であるのに対して、2014年モデルが27.4万円、差はないといえます。
RH03J型においてはSR400誕生記念モデルについては限定モデルでありながらプレミアムが付かない買取相場となっています。
ベーシックモデルは高年式ほど高い
生産販売期中に目立った仕様変更が実施されなかったRH03Jがたですが、予想に反して年式モデルの買取相場は段階的に異なっています。
同一の新車価格で販売されていた年式モデルをグループ化して平均取引額を比較してみると、 新車価格が最も高価であった2010~2012年モデルが22.5万円、最も廉価な新車価格であった2014年モデルが27.4万円、最終の2016~2017年モデルが34.4万円となっています。
これは年式が古くなるに従って車体の劣化が進み買取価値が損なわれる点も影響していますが、高年式の方が売れやすいとい販売店の仕入れ需要も影響しています。
RH03J型はのベーシックモデルは新車価格とは乖離して高年式の方が高く売れる相場環境となっています!
RH03J型の事故車や不動車は
サンプル数が少なく年式モデル別の比較に傾向が見られません
。 RH03J型全体で総括して見ると、修復コストが安価な不動車は10万円台後半~20万円台前半で取引されています。他方一見して分かる事故車は10万円未満での取引金額となり、 フレームが損傷している全損事故車は残存パーツの価値で数万円程度で取引されています。
上記はいずれも買取業者の転売金額であり、買取業者の諸経費(出品手数料や運送費)と儲けを差し引いた金額が、査定現場での実際の買取額となります。
踏まえると、全損事故車は数千円~数万円。事故車は数万円~8万円程度。故障不動車は8~10万円台後半の査定金額となります。
7)5代目RH16J型の変遷と買取相場
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