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データ最終更新:2024年04月26日

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RZV500R買取査定事例|使用感有のフルノーマル車

買取させて頂きましたのはRZV500R。
外装の色艶は良く、要オーバーホール判定となったキャブレターを除けば機能的な不具合も認められませんでした。しかし足回りやエンジン回りに錆びや腐食が目に付いた他、外装割れなどもあり相対的には上の下判定となった1台です。 2023年現在の相場に照らせば165万円が競争力の高い査定額となるところを。独自の販売技術と自社修理工場の強みを生かし190万円で買取致しました事例です。

RZV500R買取価格実例

事故不動
新車
  • 4

総合評点:4点

エンジン 4 車体フレーム 4 外装 4 電装保安部品 4 フロント周り 4 リア周り 4

【評価点の目安】
8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車
5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪
1点:事故不動
  • バイク名
  • RZV500R
  • 買取価格
  • 1,900,000円
  • 年式
  • 1984
  • 走行距離
  • 4,455km
  • 車台番号
  • 51X-021
  • カラー
  • 白赤
  • エンジンの状態
  • 機能良好ですが、塗装剥離や腐食が見られます
  • 外観の状態
  • 外装各所に割れや小傷ありますが、色艶良好です
  • 損傷や事故転倒歴
  • 小傷は各所にありますが、目立つ損傷はありません
  • カスタムや改造
  • フルノーマル
  • 買取年月
  • 2023年9月25日
  • ジャンル
  • プレミアム旧車 絶版車レーサーレプリカ

相場以上での買取となったRZV500R

「車検が切れたバイクを売りたい」とのご依頼を受けて査定させて頂くことになったのはRZV500R。
車検証を拝見させて頂いたところ、車検は切れているものの所有権は入っておらず直ぐに現金買取ができることが確認できました。
「長年憧れ続けて4年前に入手したバイクなのですが、殆ど乗らないことに気付いて。。思入れもあるので4年前に購入した車両価格の180万円くらいになれば」と売却の経緯と売却ラインを教えて下さったオーナー様。
パッと見て綺麗な色艶を保持していたオーナー様の愛車。機能的なコンディションも良ければ180万円超えも十分可能だと踏んだ査定員。
なぜ瞬時にそう判断できたのか?
先ずは、名機RZV500Rの来歴を踏まえて、その答えとなる買取相場をご紹介させてください。

RZV500Rの買取相場

数多のレーサーレプリカが存在する中で、最も買取価値が高いマシンに数えられるRZV500R。
その理由は、ご存知の通りその来歴にあります。

二輪ロードレースの最高峰 WGP 500(2002年からMotoGPに改称)で戦っていたYZR500のレプリカ機ことRZV500R。
70年以上の歴史を持つWGP→MotoGPにおいて、同一排気量でレプリカが市販されたのは、1984年のはRZV500Rが最初で、1985年のRG500Γが最後です。
RG500Γは1982年シーズンでタイトルを獲得したフランコ・ウンチーニが駆ったRGΓ500がベース。RZV500Rは同年途中からケニー・ロバーツが駆ったOW61がベースとなっています。

自動車で例えればF1マシンのレプリカ

市販車ベースで競われるSBK(スーパーバイク世界選手権)とは異なり、レース専用であるMotoGPマシンは門外不出の最新技術の塊ですから、同スケールのレプリカが発売されたのは後にも先にも上記2台だけです。
自動車に例えれば、アイルトン・セナが駆ったマクラーレン・ホンダや、ネルソン・ピケが駆ったブラバム・BMWのレプリカに匹敵すると言っても間違いではありません。

レーサーレプリカの中でも別格の存在と言えるRZV500RとRG500Γ。歴史的な2台を比較すると。

【RG500Γ vs RZV500R】の徹底比較
RZV500R
(RD500LC)
RG500Γ
生産期間 1984-85 1985-87
生産台数 3,700台
(10,200台)
9,284台
ベースマシン 1982年型YZR500
OW61
(83年型120馬力~)
1982年型RGΓ500
XR45
130馬力
販売価格 82.5万円 76万円
エンジンレイアウト V4 スクエア4
最高馬力 64馬力/8,500回転
(88馬力/9,500)
64馬力/8,400回転
(95馬力/9,500)
最大トルク 56Nm/7,500回転
(65Nm/8,500)
57Nm/7,500回転
(72Nm/8,000)
重量 173kg
(182kg)
156kg
PWR 2.7kg/ps
(2.1kg/ps)
2.4kg/ps
(1.6kg/ps)
()カッコ内の数字は海外仕様
RZV500Rの海外仕様は仕向け地によってRD500LC/RZ500LCの名称
後発のメリットを生かして、RZV500Rよりもレプリカ度を高めて発売されたRG500Γがスペック面では一歩勝っていると言えます(当時もその声は大きかった)。
では、2023年現在の買取率(リセールバリュー)はどうでしょうか?
年間に約20万台のバイクが取引される業者間オークションの取引データを使用して比較してみましょう。

【RG500Γ vs RZV500R】の参考買取率比較
参考買取率 平均落札額 取引台数 新車価格
RZV500R 196% 162万円 10台 82.5万円
RG500Γ 237% 180万円 5台 76万円
業者間オークションの取引履歴を2023年9月時点で12ヵ月間遡った数字
業者間オークションとは、買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される会員業者間の市場
参考買取率とは、『現在の業者間での平均取引額÷当時の新車価格』で算出した数字です。100%であれば新車価格と同額で取引されることを、200%であれば倍の値段で取引されている事を意味します。
RZV500Rの参考買取率は196%、RG500ガンマのそれは237%となっており、2機種とも大きなプレミアムが付いていることが分かります。(査定現場での買取額で買取率を換算すると、業者間市場へ出品する手数料や陸送費などの他買取業者の儲けも差し引かれるため数%下がります)

それでは、いよいよRZV500Rの買取相場について見ていきましょう。

買取相場が右肩上がりのRZV500R

右欄下段一番上のグラフをご覧ください。
業者間市場で取引されたRZV500Rについて、直近8年間の価格推移を示したグラフですが、右肩上がりが鮮明となっています。
2016年時点では70万円台であった平均取引額は、2021年に160万円台に突入、2022年には反落しますが、2023年には再び160万円台に乗せています。

1980年代半ば~90年代半ばにかけて巻き起こった空前絶後のバイクブームを牽引した2スト・レーサーレプリカ。 2010年頃から当時の人気を博した機種の人気がジワリと再燃してきたことを受けて2ストレプリカの相場は徐々に上がっていきます。当時憧れの対象であった本機も2010年代は緩やかな相場上昇を続けてきました。
更に2020年に入るとコロナ禍で新車供給が急減したことで中古バイク全体の相場が急騰。本機も例に漏れず2021年には2年前比で2倍近い上昇を記録します。

2しかし、コロナ禍が落ち着きバブルが崩壊した2022年には反落します。バブル崩壊で特に相場が下落したのが、CB750FOURやZ1にルーツを発する70~80年代前半に発売されたCB系やZ系の旧車カテゴリ、 そして入手困難となっていた現行モデルの人気機種です。
2023年現在、旧車や人気の現行機の相場はバブル前の水準に揺り戻していますが、本機は反発しています。ここにRZV500Rの地力の強さが見て取れます。
ガンマ500も含め、NSR最終MC28型やガンマ最終VJ23型といった2stレプリカの一部人気機種は2023年現在も過去30年でピークの値段での売却が期待できる稀有な機種となっています。

時系列で相場が大きく動いている本機RZV500R。
続いては鮮度の高い情報として直近1年間に絞って相場を見て参りましょう。

【RZV500R】業者間での落札額一覧
総合評価 距離 カスタム
補足
222万円 4.2点 1.2万km ノーマル
エンジン・フレーム5点
198万円 4.2点 メーター交換 ライトカスタム
レストア車
187万円 3.8点 メーター交換 ライトカスタム
レストア車
178万円 3.8点 0.6万km ノーマル
機能不良無し
163万円 3.7点 1.1万km ノーマル
エンジン5点
150万円 4点 2.1万km ノーマル
軽い機能不良
140万円 3.8点 1.6万km ノーマル
エンジン3点
129万円 3.3点 0.6万km ノーマル
エンジン3点
129万円 3.7点 1.8万km カスタム
他車種部品流用多数
125万円 3.3点 0.7万km エンジン2点
アンダーカウル欠品
業者間オークションの取引履歴を2023年9月時点で12ヵ月間遡った数字
業者間で、直近1年間に取引されたRZV500Rの実働車は10台。
上記表はその10台について、取引額が高い順に並べた表です。横列では、単一年式の機種において査定額に新る比重が高い「総合評価点」「走行距離」「カスタム」そして「総合評価では見えてこない特記事項」を記載しています。

10台を俯瞰すると、総合評価点が高いほど落札額が高い傾向が見て取れますが、走行距離については巻き戻し歴のある減算車やメーター交換車も混在しており有意な傾向は見えません。
カスタムについては(下段の査定内容で詳述しております)、オールペンも入っていない当時物のフル純正が高額査定の基本線ですが。走行性能を高めるカスタムはプラス査定が期待できる反面、 他車種(特に足回りにXJR1200)のパーツを多く転用するカスタムは値を下げる傾向がございます。

因みに総合評価点について補足すると、「5点」はルーティンの整備で再販に回せる状態。「4点」は使用感が出ている他、追加の軽整備が必要な状態。3点は強めの使用感に加えて工数の掛かる追加整備が必要な状態を指します。
2発売から40年が経過しているマシンですから、5点判定を獲得するのは極めて困難で率で言えば数%程度に留まります。

2また総合評価点は、エンジン・前/後フレーム・足回り・外装・電装保安部品の6部位の各評価点によって決定されるため、同じ評価点であっても重み付けの高いエンジンが5点なのか、影響度の低い電装保安部品が5点なのかによって 業者間の取引額(査定現場での査定額)も大きく変わってまいります。その点は一番右枠の「補足」で記されています。

上記を加味して取引額の傾向を纏めると以下の様になります。
  • ▼RZV500R 業者間での落札額傾向
  • 180~220万円台の3台
    使用感が少なくコンディション良好なフルレストア車
  • 150~170万円台の3台
    外装に軽い瑕疵、または軽い機能劣化ありますが、総じて機能良好なノーマル車
  • 120~140万円台の4台
    エンジンに難がある、若しく機能劣化が散見される、他車種のパーツが多数転用されている車両
基本的にはエンジンやフレームなど基幹機能の調子が良く、(フルレストアでなければ尚良いですが)使用感が少ない個体の取引額が高く。
再販に向けて工数の掛かる整備が必要になる瑕疵が認められる個体や、他車種のパーツを転用した純正度が低い個体は取引額が伸び悩む傾向にあります。

以上の買取相場を踏まえて、フルノーマル構成であったRZV500Rの査定内容と買取額についてご紹介させて頂きます。
2(尚、上記の業者間市場における落札額は、買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額に相当するため、実際の買取額は96~98%相当となります)

【RZV500R】相場の推移

【RZV500R】相場の推移

【RZV500R】業者間の取引価格帯

【RZV500R】業者間の取引価格帯

【RZV500R】評価点別の取引価格帯

【RZV500R】評価点別の取引価格帯

【RZV500R】業者間での取引詳細

【RZV500R】業者間での取引詳細
買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される業者間オークションの取引データ
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アンダーカウルにクラックの修正痕

WGPチャンピオンマシンYZR500のレプリカながらパッと見て異ったルックスに見えるRZV500R。
その理由は、市販化するにあたって車体のシルエットを形成している外装各パーツの形状が変更されている点にあります。具体的には張り出しの短いアッパーカウル・エンジンフルカバードではないサイドカウル・厚みのあるシート などに市販機らしさが宿っております。

先ずは車体の印象を左右する外装から査定を進めてまいります。
2023年現在、発売から40年が経過しているRZVですが、オーナー様の愛車は綺麗な色艶を保持しています。
各デカールも綺麗に残っており、アクセントカラーのとなっているブルーのラインにブレや歪みもありません。そのことからメーカー塗装のままであることが推察できます。
メーカー塗装のままで、この色艶は高評価に値します。

逆に評価を下げたのはカウル各所に見られた傷です。
大きい傷としては、アンダーカウルの底部に認められたクラックの修正痕。5cmほどのクラックを接着剤で簡易補修した痕が数か所確認出来ます。 傷の大きさの割には、目立たない箇所であることが幸いして査定の減額は軽微で済んでいます。
またサイドカウルにも擦り傷を簡易的にタッチアップで補修している痕跡が確認できます。こちらは仕事が丁寧であることが幸いし減点は小幅に留まりました。
その他、シートカバーに細かい破れ、フェンダーやシートカウルにもやや目立つ小傷が散見されます。
細かい部分で減点が入りましたが大きな減点は皆無であり、40年前のマシンとしては相対的に良好な状態を維持しています。
アンダーカウル底部に認められたクラックの補修痕
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要オーバーホール判定のキャブがマイナス査定に

海外仕様のRD500LCが88馬力であるのに対し、キャブジェットを変更することで当時のメーカー自主規制に収まる最高64馬力仕様となっている国内向けRZV500R(因みにベースであるWGPマシンOW61は約120馬力です)。

続いてはレーサーレプリカの肝となるエンジン回りの査定です。

先ずは、カウルの隙間から覗く格好で視認・触診していきます。
綺麗な外装と比べると若干ヤレ感が出ています。 具体的にはクランクケースに薄っすらと浮かんでいる腐食。腐食や塗装剥げ隠しの雑なタッチアップ修正。ラジエターに薄っすら浮いている錆び。キャブレターの付け根あたりは漏れたガソリンが沈着して黄ばんでいる等です。
残念であったのはキャブ化荒のガソリン漏れです。再販に当たってはキャブレターのオーバーホール(パッキン交換)を見込む必要があり、マイナス査定が入りました。
しかしながら買取価値を大きく下げるオイル漏れは認められませんでした。

続いてエンジンを始動させます。
始動は一発、アイドリングも安定しており、吹け上がりも良好、ギアチェンジもスムーズです。
腰下・腰上・ヘッド部分から異音が出ていないか耳を澄まして確認しましたが、気になる不良音は出ていません。
見た目の使用感やキャブからのガソリン漏れが悔やまれましたが、エンジン本体のコンディションが良好であったのは高評価です。
写真では分かりにくいですがラジエターフィン全体に軽い錆びが浮いています
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錆び・傷・塗装剥離が散見された足回り

続いては足回りの査定です。
手が入りにくい箇所であることから、経年の使用劣化が出やすい部位ですが、オーナー様の愛車にも40年の歳月を経た劣化が刻まれています。
主だった減点対象を挙げれば、
トップブリッジの目立つ腐食、アウターチューブの傷や腐食、ホイールの塗装剥離や傷、リザーブタンクの塗装割れ、ハンドルの雑なタッチアップ、グリップエンドの削れ傷、スイッチボックスの変色、ブレーキマスターシリンダー の錆び、チェーンケースの変色、スイングアームの腐食や傷等です。

しかしながら足回りの基幹部品である前後サスペンションはオイル漏れも無く機能的には良好です。
見た目の使用感で買取価値を刻んだものの、機能的には整備を必要とする減点対象は無く、消耗品にも要交換判定は入りませんでした。
再販に向けては入念な研磨作業を加えて使用感を除去したいところですが、機能的な減点対象が入らなかったのは高評価です。
ステム部に目立つ点錆や腐食が見られます
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細部に使用感が出ていたフレーム回り

国内仕様にのみアルミニウム シャーシが奢られているRZV500R。
続いてはエンジンと並んで買取価値に影響を与えるフレーム回りの査定です。

先ずはメインフレームに剛性を損なうような瑕疵や修正痕が無いかを検分します。
グリップエンドが削れていたことから、ある程度想定は出来ましたがハンドルストッパーに凹みが見られます。しかしながら凹みは小さなもので衝撃が大きなもので無かったことを物語っています。
衝撃を受けた際に、皺寄りや塗装剥離が出やすいフレームの溶接個所を入念に確認しましたが、フレームの剛性を損なうような痕跡は見当たりませんでした。

しかしながら細かいマイナス査定も入りました。
2メインフレームやダウンチューブそしてシートレールには点錆が散見された他、周辺接合部であるスタンドやステップ周辺にはやや濃い使用感が出ており、細部の使用感が買取価値を刻む結果に。
ステップやシフトペダルの付け根に使用感が滲んでいます
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カスタム内容と査定額の伸びしろ

オーナー様の愛車は、純正パーツとメーカー塗装を維持したフルノーマル仕様です。
WGPレーサーのレプリカ機という来歴からパーツ自体にも価値があり、高額査定の基本線はフルノーマルです。その意味でオーナー様のRZV500Rは高い買取価値を有しています。

とはいっても40年前のレーサーレプリカですので、走行性能を向上させるようなカスタムは買取価値上がるケースもございます。
例えば、JimLomas製のチャンバー、ステムを変更した上でのオーリンズ製サスペンション、サポートを変更してのBrembo製キャリパー、点火系の強化、リアタイヤ&ホイールのワイド化などです。
純正品付きであれば上記の社外品は確実なプラス査定に寄与します。

対して、安易な他車種部品の流用は買取価値を損ねることも少なくありません。
損傷した純正品の代替部品として、またはガチガチな足回りを普段使いで乗りやすくするために、XJRの足回り(サス・ホイール・ブレーキ回り・ステム・ハンドル)を移植している個体も散見されますが、 XJRとRZVではパーツ自体の価値が異なりますので、高価な社外品と組み合わせの無い単純な移植は減点対象となっていしまいます。

外装については、黒×黄色ブロックの「USインターカラー」にオールペンしている個体も散見されます。
USインターカラーは、ケニー・ロバーツが駆って1980年のWGPを制した0W48R(1980年型YZR500)をモチーフにしていますが、メーカー純正カラーである白×赤の方が高い査定額となります。 ただし色褪せの目立つ純正カラーに対してであれば、綺麗に仕上げられたUSインターカラーのオールペンに分があると言えます。
また、ワンオフパーツを纏いWGPレーサーと同様のカウル形状を再現した個体も見られますが、こちらは仕上がりによっては査定額が大きく伸びることも。

最後にレストアについて。
最も価値が高いのは、再塗装の入らない純正を保持した綺麗な逸品なです。
再塗装が嫌気される原因の1つに、傷や損傷隠しで行われるケースが多く素の状態に疑問符が付くことが挙げられます。
しかしながら使用感の強いフル純正と比べれば、エンジンやフレームなど全バラシして各パーツの研磨や整備そして再塗装を行っているフルレストア車両は大きなプラス査定に繋がります。
シートカウル出しが2本、左右両サイド出しが2本。4本のマフラーが決まっているRZV500Rのリアアングル
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総合評価と買取額

ポジティブな査定項目
  • 相対的に色艶の良い外装
  • 基幹部品の良好なコンディション
  • フル純正の車体構成
ネガティブな査定項目
  • 足回りやエンジン回りに出ていた使用感
  • 要オーバーホール判定となったキャブレター
  • 外装各所の傷やクラック修正痕
以上のように査定させて頂きましたオーナー様のRZV500R。
査定の評価点は4.0点。走行距離は純正メーター読みで4千キロ台。
基幹部品の状態は良好で、キャブレターを除けば再販に向けて大きな追加整備を必要としない点は大きなプラス材料です。
対して足回りやエンジン回りの見た目は、使用感が滲んでおりフルレストアを行った個体と比べると見劣りするのも事実です。

上段で触れた業者間オークションに出品した場合、想定される落札額は弱気予想で170万円。強気予想で190万円です。
上記は、買取業者にとっては転売額(販売業者にとっては仕入れ額)に相当しますので、出品手数料や運送費などの経費を差し引くと165万円が何とか確実に儲けが出せる査定額となります。

弊社が提示させて頂いた金額は190万円。
「まさか4年前に購入した金額以上で売れるとは思わなかった」とオーナー様からのご快諾を受けて買取の成約となりました。

弊社が相場以上の価格を提示できた理由には秘密がございます。
RZV500Rは、WGPレプリカであることに加え、海外仕様RD500LCよりも10kg近く軽い日本限定仕様です。
国内よりも海外で、特にモーターレースが熱い欧州市場で人気がある機種です。そのため業者間市場では英国をはじめとした貿易業者が参加すると値段が跳ねる傾向があります。
この事実は、買取業者でも事情に精通している当社のみが把握していることです。
そのため、あるテクニック(極秘です)を使って出品すると、買い手である貿易業者の目を惹き落札額が伸びることを知っています。
そのテクニックも踏まえた上で、自社工場で市価よりも安価にプチレストアを行えば200万円超の落札額は堅いと計算できたことが190万円の査定額に繋がりました。
買取したフルノーマル仕様のRZV500R
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RZV500Rの買取相場

1984年モデル

【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 10台
  • 平均価格: 1,622,200円
  • 最高価格: 2,220,000円
  • 最低価格: 1,252,000円

【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 4台
  • 平均価格: 687,000円
  • 最高価格: 912,000円
  • 最低価格: 472,000円

相場情報:2023年8月12日時点

最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。


上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。

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RZV500Rは売ろうと考え時が一番高く売れます

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