ビモータ DB4R3【1999~2000年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
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- 上位20台の取引額
ビモータ DB4R3【1999~2000年】 に関するこのページの内容
ビモータ DB4R3【1999~2000年】 買取査定に役立つ豆知識
DB3マントラに寄せられた厳しい意見を反省し、自身が得意とするフルカウルスポーツへと立ち返ったことにより、従来の顧客やファンからの関心と信用を取り戻すことに成功したビモータ・DB4。そのDB4をベースに、日本国内での総代理店となっていたレッドバロン傘下企業の「レッドブロコーポレーション」によるチューニングが施された特別モデルが、1999年からリリースされたDB4Rシリーズです。
1999年リリースのDB4初年度モデルををベースとしたコンプリートマシンという位置付けのDB4Rシリーズは、オリジナルANIMオーバルフルエキゾーストシステム、アルカンタラ製シングルシート、LEDウインカー内蔵のビルトインミラーにチタンコートスクリーン、容量16リットルのオリジナル樹脂製タンクなどの専用装備でベースモデルをカスタマイズし、高級スポーツモデルとしての印象が強かったビモータ製マシンを180万円を切る新車販売価格で提供。99年の初年度モデルはDB4R1という名称を付与され、TDMRレーシングキャブレターを装着し、力強い加速力と中回転域からモリモリ湧き上がるトルク特性に仕上げた戦闘力の高さで反響を呼びました。
この初年度モデルのDB4R1はフルカウル仕様車のみが設定されましたが、翌2000年モデルではベースモデルがFI化したことにより、RED BROによる独自チューニングが施されたECUを搭載することでDB4R1と同様の出力特性に変更し、フルカウル仕様車のDB4R2とハールカウル仕様車のDB4R3という2グレード体制になり、前者は174万円、後者は169万円というかなり思い切ったディスカウント戦略を敢行。しかし折悪しく、ベースモデルの製造元であったビモータ自体が倒産してしまったことにより、不具合発生時のパーツや維持面での不安などを覚えるユーザーが増えてしまったことにより、その殆どがデッドストック化してしまうという悲劇に見舞われました。
言うなれば時代の荒波に揉まれた末の悲劇でしたが、スポーツバイクとしての品質は掛け値なしの一級品。楕円形状のアルミ合金製トレスフレームによる高剛性とコーナリングマシンとして設計された深いバンク角、チューンドエンジンによる実戦的な出力特性のエンジンは素晴らしく、オリジナルエキゾーストの咆哮はピュアレーサーと比べても遜色がないほどの大迫力。シート下にETCキットと書類が入るスペースを確保したことにより、ベースモデルよりもシート高が20mm高くなってしまってはいるものの、アルカンタラ製シートのスリムな形状で足つき性をカバーするなど、日本の法制度やサーキット以外での汎用性も考慮されているのがポイント。乾式クラッチも本家本元のドゥカティ・900SSほど操作に苦労しないよう見直しが図られ、エキスパート・エンスー向けのコンプリートモデルでありつつもフレンドリーな作りだったと言えるでしょう。ただし、販売の際は購入者に関税証明書などの書類一式と車両を同時に引き渡して納車完了…という形を採っていた店舗があったためか、初期状態では前後サスやブレンボ製ブレーキシステムの感触が柔らかすぎて思い切って攻められない、というオーナーからの意見を相次ぎ、シティユースとピュアスポーツの両立化を狙ったがゆえの「痛し痒し」というジレンマも抱えてしまったのがウィークポイントでしたが、それだけに自身の手によって理想のセッティングが出せたときの達成感は別格で、様々な意味でオーナーを育てるマシンだったと言えるでしょう。
DB4Rシリーズそれぞれの違いは以下の通りです。(※乾燥重量は登録時の車検証表記の数値・公式による公称販売台数はそれぞれ35台限定)
・DB4R1(1999年)…キャブレター&フルカウル&シングルシート仕様車・乾燥重量165kg・新車販売価格179万円
・DB4R2(2000年)…インジェクション&フルカウル&ダブルシート仕様車・乾燥重量170kg・新車販売価格174万円
・DB4R3(2000年)…インジェクション&ハーフカウル&ダブルシート仕様車・乾燥重量170kg・新車販売価格169万円
フルコンプリートマシンという性質上、ライバルを挙げるのは難しいものの、ちょうどDB4R1と同じ1999年にモトコルセがプロデュースした『DB4C』が異母姉妹といった立ち位置になっており、こちらの方はエンジンを944ccにスープアップし、FCRキャブレターとマルケジーニ製マグネシウムホイールを装着しているのが本機との違い。世界限定50台のみで限定販売されたものの、DB4R1の販売台数が35台であったため、本機DB4Rシリーズの方がレアモデルだという見方をしてもいいでしょう。
それぞれ35台のみというごく僅かな台数が製造されたコンプリートマシンだけに、いずれのモデルも中古バイク市場に出てくることは少なく、年間で20万台に及ぶ中古バイクが取引される中古バイク業界最大のマーケットである業者間オークションでもお目にかかれる機会がほぼないレアモデルとして認知されております。この業者間オークションにおける取引記録を見てみますと、2014年から2024年までにかけての10年間では2019年に出品された実動車1件のデータがあるのみで、走行距離3,000km未満かつ『極上車』に近いことを示す総合評価4.7点という高い数値であったものの、最終落札価格は45万2000円といささか低めの評価額で競りが終了してしまいました。ただし、このデータはあくまでも2019年当時のものであり、最新の相場データではないことに留意しておく必要がございます。特に2023年暮れごろより顕著になり始めた円安情勢により、同時期から2024年夏時点では70年代の日本メーカー製絶版車、生産台数がわずかなホモロゲーションモデル、海外メーカー製の名だたる名機の入札に参加してくるケースが増加しており、毎開催ごとに相場が動くという活況となっております。本機DB4Rシリーズは日本市場限定で販売されたコンプリートマシンですが、昨今のインターネットやSNSの普及によって存在を知る海外コレクターも増加しており、数ある海外メーカー製バイクの中でも相場の動向が注視されているモデルのひとつ。
日々変動する為替事情により、この状況がいつまで続くのかは神のみぞ知るというところという前置きはありますが、高額での売却を希望されておられるオーナー様にとって、現在の状況は千載一遇の好機と言っても過言ではなく、迷っておられるならば早い段階で買取査定を受けてみることを強くおすすめいたします。
レッドブロ監修によるチューニングが施されたスペシャルマシンであるビモータ・DB4Rシリーズで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、職人による手作業で組立てされた特殊な車体構造への正しい理解と造詣の深さ、特別なチューニングが施された本機特有のエンジンや車体構成への正確な知識と各要素を的確に評価できる目利き力、数々の高性能パーツが専用装備として採用された本機ならではの車体構成に関する知識、並びにビモータを含む海外メーカー製絶版車に関する最新の相場知識など、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
ビモータ・DB4Rシリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は希少な海外モデルの価値にも精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | DB4R1&R2&R3(DB4R1&R2&R3)/DB4J型/2000年モデル(※画像・スペックはDB4R3) |
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発売年月 | 1999年(※2000年モデルとして発売開始) |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,000×全幅800×全高--mm・乾燥重量170kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高820mm・最低地上高--mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークSOHC2バルブV型2気筒(デスモドロミック)・--PS・--km/L(共にNA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・18リットル |
新車販売価格 | 169万円(※1999年当時・日本限定35台・税込) |
ジャンル | フルカウルスポーツ |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ DB4R3【1999~2000年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【状態別の取引額】 ビモータ DB4R3【1999~2000年】
【状態別買取額の目安】
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【走行距離別の取引額】 ビモータ DB4R3【1999~2000年】
【走行距離別買取額の目安】
0〜4999km | 最高 | 45.0万円 | 1台 |
平均 | 45.0万円 | ||
最低 | 45.0万円 | ||
【カラー別の取引額】 ビモータ DB4R3【1999~2000年】
- ■ ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 45.0 万円 | 1台 |
【実働車の取引価格帯】 ビモータ DB4R3【1999~2000年】
【取引価格帯と構成比】
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
ビモータ DB4R3【1999~2000年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年01月10日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ DB4R3【1999~2000年】 | 45.2万円 | 4.7点 | DB4J00YR | 2,149km | ■ / ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています