ビモータ SB4【1983年】毎週更新の買取査定相場
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ビモータ SB4【1983年】 に関するこのページの内容
ビモータ SB4【1983年】 買取査定に役立つ豆知識
「設計時点で世界最高のモーターサイクルが持つエンジンと、自社技術の粋を結集して作り上げた世界最高の車体を組み合わせる」。この基本理念を踏襲し、1982年時点で世界最高のモーターサイクルとして選ばれたスズキ・GSX1100Sカタナのエンジンを採用して作られたのが、SBシリーズ第4弾のSB4シリーズです。
もはや芸術品の域にまで達したクロムモリブデン鋼製パイプを用いたセミクレードルタイプのフレームを基本骨格とし、バックボーンチューブがシリンダーヘッドの外側と周囲を包み込む独自の形状を採用。三角形のブレスチューブがステアリング ヘッドをバックボーンチューブへと連結させ、バックボーンチューブからエンジンマウント部前面まで伸びるクロモリ製パイプが2本のダウンチューブを形成するというもので、思わず溜め息が漏れそうになるほど美しく独創的。そのダウンチューブがアビオナル製スイング アームピボットマウントプレートを介し、長方形のクロモリ製スイングアームへと繋がり、SBシリーズならではの魅せるフレームワークとなっているのが最大の見所。モーターサイクルとしての美しさもさることながら、クイックリリース式のピボットアクスルクランプと減衰圧およびリバウンドダンピング調整機構付きのセリアーニ製40mm径フロントフォークと7段階調整が可能なデ・カーボン製モノショックリアユニットでセットアップ。その前後足回りにはビモータオリジナルのアルミホイールと16インチタイヤをチョイスし、強靭で重量配分50:50に近い理想的な車体バランスを実現しました。
搭載されるのはGSX1100Sカタナのパワーユニットですが、ベースモデルの1100カタナの最高出力111PS/8,500rpmに対し、本機SB4のエンジンは112PS/8,750rpmと若干ながら高回転型の出力特性にチューニングされており、レースの舞台で強力な武器となる「コーナーアウトからの鋭い加速力」と短いストレートでもタイムが稼げる瞬発力の強化が図られた独自仕様。エンジンに過度の負担をかけないよう、チューニングによるハイパワー化こそ控えめですが、乾燥重量212kgと1100カタナ比で20kgも軽いボディにより、1.892/kgというパワーウェイトレシオを実現し、デビュー当時のロードテストで最高速度249.4km/hをマークしてみせました。
1982年から1983年にかけ、総生産台数272台という少数生産モデルのSB4は、ビモータの歴史の中で初めてハーフカウルモデルとフルカウルモデルが設定され、フルカウルタイプのモデルが「SB4S」の名を与えられました。SB4とSB4S、どちらも真珠のようなホワイトにレッドのスピードラインがあしらわれたグラフィックパターンですが、1982年の最初期に製造されたSB4は掲載画像のようにテールカウル部に「SB4」のロゴがなく、1983年製造モデルの途中から車名ロゴが付与されるように。フルカウルモデルのSB4Sは車名末尾の「S」が示す通りの特別仕様車という位置付けで、こちらは1984年モデル(製造自体は1983年から)という扱い。最初期はキット販売でしたが、途中から組み立て済みの完成車も用意され、キット販売車は72台、組み立て済み完成車は34台が製造され、標準モデルと合わせた総生産台数は272台と記録されております。
エンジンカバー類が丸見えのハーフカウルと、フルカバードタイプのフルカウルかでおおよその見分けができますが、当時アメリカ国内でビモータの販売を引き受けていたPerformance Works(パフォーマンスワークス。当時の米法人ビモータ・ウエスト傘下)が搭載エンジンを含む様々なパーツの提供とセットアップを行うフルオーダープランで組み立てを請け負っていたため、フレームナンバーや専用装備などと合わせて見分けることが基本となります。4in1の集合マフラーとオイルクーラーがSB4Sの専用装備として付与されており、このふたつが装備されてフレームナンバーが270番以降の個体ならばSB4Sである可能性は高いと言えるでしょう。ちなみに、前述のパフォーマンスワークスは、SB4Sに合わせバンス & ハインズ製鍛造ピストン等でチューニングした1,260ccエンジン、Moto-X Fox製リアショックユニットといった専用オプションを設定し、いわゆる「ハーレー保護法」が施行されたアメリカ市場でのビモータ車のPRを積極的に担う役割を果たしました。
現在の中古バイク市場においては、現役時代は日本市場への正式導入がなかったため標準モデルのSB4と特別仕様車のSB4Sの違いがわからず混同されていることがままあり、中古バイク業界最大のマーケットである業者間オークションの場でも、2015年ごろまでSB4と一括りで扱われていました。マッシモ・タンブリーニが在籍したビモータ黄金期に作られた世界的にも希少なモデルであるため、業者間オークションに残る取引記録も2016年に出品された実動車1台の記録があるのみで、これを以て相場を語るのは憚られてしまうのが正直なところ。外観状態やオリジナル度、エンジンコンディションなどの諸条件によって車両評価額は大きく異なってくるものの、2023年末ごろから顕著になりつつある為替レートの差に目をつけた海外業者が日本市場で海外メーカー製絶版車を探し求めるケースが増加しており、世界的な名車のひとつに数え上げられる本機・SB4シリーズはその影響で有利な取引条件が引き出しやすくなっていることを鑑みると、売却を考えておられる現有オーナー様にとっては絶好のチャンスだと言えるでしょう。
タンブリーニが手がけた車体とGSX1100Sカタナのエンジンを搭載した世界的評価の高いビモータ・SB4シリーズで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、職人による手作業で組立てされた特殊性への理解、標準モデルのSB4と特別仕様車SB4Sの違いを含む正確な知識と造詣の深さ、前述のパフォーマンスワークスに由来するエンジンや構成パーツなどの違いと仕様を理解した上で車両コンディションを正確に見抜ける目利き力、ビモータを含む海外メーカー製絶版車に関する最新の相場知識など、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
ビモータ・SB4シリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は希少な海外モデルの価値にも精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | SB4&SB4S/SB4型/1982年モデル(※画像・スペックはSB4 1982年モデル) |
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発売年月 | 1982年~1983年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,115×全幅680×全高1,150mm・乾燥重量212kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高・最低地上高 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・112PS/8,750rpm・17.85km/L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | $11,000(1982年当時・海外専用モデル) |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 | スーパースポーツ |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 ビモータ SB4【1983年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 ビモータ SB4【1983年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 ビモータ SB4【1983年】
【状態別買取額の目安】
平均
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取引
0.0万円
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平均
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最低
取引
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平均
最低
取引
0.0万円
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平均
最低
取引
91.0万円
91.0万円
1台
平均
最低
取引
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平均
最低
取引
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不動
平均
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取引
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0.0万円
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- 事故 不動車
- 実働車
【走行距離別の取引額】ビモータ SB4【1983年】
【走行距離別買取額の目安】
5万km〜 | 最高 | 91.0万円 | 1台 |
平均 | 91.0万円 | ||
最低 | 91.0万円 | ||
- 事故 不動車
- 実働車
【カラー別の取引額】ビモータ SB4【1983年】
- ■ ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 91.0万円 | 1台 |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ SB4【1983年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ SB4【1983年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
ビモータ SB4【1983年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ SB4【1983年】 | 91.2万円 | 4.0点 | 5362ナラ | 50,691km | ■ / ■ |
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【事故 不動 故障車】 ビモータ SB4【1983年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています