bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】毎週更新の買取査定相場
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- 上位20台の取引額
bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白となっています。
bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】 買取査定に役立つ車両解説
巨匠ピエルルイジ・マルコーニの手による量販車としては唯一無二のセンターハブステアリング機構を実装化し、「これぞ近未来のモーターサイクル」との評を得て全世界にその名を轟かせたビモータ・テージ1D。デビューの華々しさからは一転し、その後はビモータ自身の倒産劇などでモーターサイクル市場からは忘れられた存在となりかけていましたが、イタリア人資産家ロベルト・コミーニの資金注入で再生を果たした新生ビモータによって再び公の場に姿を現すこととなったのが、"第3のテージ"こと本機『Bimota Tesi 3D(ビモータ テージ 3D)』シリーズです。
フロントにもスイングアームを採用するという独創的な構造で世界中をあっと言わせたシリーズの祖であるテージ 1Dは1994年モデルを以て生産を終え、その後は2000年のビモータ倒産によって一代限りで咲いた時代の徒花として忘れ去られようとしていましたが、ビモータ所属エンジニアであったアスカニオ・ロドリゴによって生産終了後も研究が進んでいたことにより、同氏が2001年に立ち上げた『Vyrus(ヴァイルス)』にて『984 C3 2V』というモデルでその独自構造が生き永らえておりました。その後、イタリアの資産家ロベルト・コミーニの資金によって蘇った新生ビモータがOEMの形でヴァイルスから984 C3 2VのOEMの形で供給を受け、『ビモータ テージ2D』の名称で販売された後、984 C3 2Vを元に自社技術で進化させた正当なナンバリングタイトルとなって復活を果たしたのが本機の大まかな成り立ち。
最大の特徴はそのスタイリングの変化にあり、新開発のアルミ合金製オメガプレートフレームに深紅のクロモリ製バイプトレリススイングアームにてビモータならではの「魅せる骨格」を前面に押し出したスポーツネイキッド化したこと。スイングアームには緩衝装置としての役割だけを任せ、ハンドリングといった操舵性に関する部分はフロントホイールハブに専任するという徹底的な役割分担を課したことにより、互いが干渉し合ってぎこちない車体挙動となってしまっていたテージ 1Dのウィークポイントを見事に克服。500V-Due(500V-デュエ)の担当デザイナーとして苦い経験を持つセルジオ・ロビアーノが名誉挽回とばかりに全身全霊を尽くして設計した複数のクロモリ製バイプで構成されたフロント周りは緻密に計算された安定度の高さを誇るまでの神がかった絶妙さとなり、WSBKに参戦してもおかしくないほどバランス性に優れたものへと刷新されました。これは「スポーツネイキッド」というジャンルにおいては非常に重要なことで、乗り手自身がメカニカルな部分を視認できることで車体全体を理解することにも繋がり、「フロントフォークが存在しないにも関わらずしっかりと荷重できる」という確信を持てるように。むしろ、ピッチングによって車体姿勢が大きく変わっても旋回性と安定性が微塵も損なわれず、乗り手自身が絶大な信頼感を抱けるようになったのが先代までを凌駕する進化の証だと言えるでしょう。
前身であるヴァイルス 984 C3 2Vとテージ 2Dに搭載されていたのは1気筒あたり2本の点火プラグを持つ「デュアルスパーク」をウリにしていたドゥカティ・ムルティストラーダ1000の空冷Lツインデスモで、オリジナルであるドゥカティ・ムルティストラーダ1100シリーズに搭載されている最高出力95PS/8,000rpmに対し、Bimota-Athena製のオリジナルECUやインジェクションなどで独自チューニングを施し95PS/7,750rpmと若干低速寄りに変更。これは日常的に乗れる「スポーツネイキッド」を目指した本機テージ 3Dの基本コンセプトと極限のスポーツ性を誇るビモータ車というブランドの威信を両立するための絶妙なバランスだと言ってもよく、全域で優れたパフォーマンスを発揮できる仕様。
その絶妙な出力特性はエンジンに火を入れた瞬間から確信に値するレベルで、エキパイから2-1の形でまとめられた三元触媒によるエキゾーストシステムが歯切れのよい音を奏で始め、「走るバイク」特有の雰囲気満点。1,100ccの大排気量を活かしたファジーなシフト操作から十分なトルクを発揮してくれるためスムーズな出足も確認でき、3,000回転以下での取り回しに関しても不満なく乗れるのには脱帽させられてしまうほど。3,500rpmからは芯のあるフラットさと豪快さを備えたパワフルな加速力を発揮し、高速道路を利用しての弾丸ツーリングであっても悠々とこなせるレベルだと言えます。ここまでは2000年以降の大排気量スポーツモデルの多くに共通する強みだと言えますが、本機テージ 3Dがその本領を発揮するのはワインディングやクローズドコースで、オーバー気味のスピードでコーナーインしても車体の挙動に一切の曖昧さがないのはまさしく進化の証。剛性の高さと柔軟性を誇るクロモリ製パイプで構成された新たなフロントスイングアームのバランス性は言うまでもなく、「Ω」の字を描く形状から命名されたオメガプレートフレームによる先代比での絶大な信頼感、および乾燥重量170kg未満という軽さが実感できる軽快なハンドリング性に酔いしれることができ、(一般的なメーカーのストリートファイターでは太刀打ちできないのでは?)とすら思えてしまうほどの運動性能に魅力されてしまいます。スポーツ性特化型のために荷物を積載しての遠出といった用途こそ不向きですが、新車販売価格498万円というプライスタグに見合うだけの価値は大いにあると言ってもよく、新たに排気量1,078ccの新型空冷Lツイン・エヴォルツィオーネをエンジンとしフルモデルチェンジを図った『TESI-3D NAKED(テージ 3Dネイキッド』となって世代交代を果たした上で、さらなるチューニングと前後オーリンズサスを導入しハイパフォーマンス化した『TESI-3DC(テージ 3DC)』、Moto Corseによるスペシャルチューンドモデル『TESI-3DCR(テージ 3DCR)』の3グレード体制で今なお販売継続中のロングセラーモデルとなっているのにも納得の出来栄えだと言えるでしょう。
現在の中古バイク市場においては、新車販売価格の高額さがオーナーになるために聳え立つ高い壁となっていることで流通数こそ少ないものの、3グレード体制化する前のイヤーモデルが中古バイクとして時折市場に姿を見せることもあり、幻の存在とまではなっていないのが実情。その証として、年間で20万台もの中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」の取引記録では2025年春時点から遡って10年(120か月)までの範囲内で実動車2件の取引記録があり、「根気よく探せば見つかる」という程度には流通している状況。ただし、モデルイヤーによってその車両評価額は天と地ほどの差が生じているのもまた事実で、走行距離が15,575kmとやや嵩んでおりヤレ感も強めに出ていた2007年モデルの落札価格が203万円であったのに対し、走行距離5,000km台で使用感がそこまで出ていなかったフルモデルチェンジ後のテージ 3Dネイキッドは425万円強と新車販売価格の80%以上となる非常に高いリセールバリュー。これはエンジン等が刷新された高年式車であることを鑑みると納得できるものですが、年式・車両コンディションによって基本評価額が大きく異なることがよくわかるデータだと言えるでしょう。デビュー初年度である2007年から2009年までは完全受注生産モデルであったということなど、非常に複雑な背景事情を持つ本機であるだけに、外車の取り扱いにそこまで自信のない業者にとっては評価が非常に難しく、正当な評価額を下すことが至難の業だと言われることもしばしば。取り扱うにはメカニックに関する深い造詣はもとより、ビモータ車用の補修パーツを調達できるルートの確保や再販売に向けた整備力などが求められるため、外車に自信のない業者にとっては「できれば避けて通りたい車種のひとつ」となってしまっていることも大きな要因のひとつになっているのが実情だと言えます。もっとも、これは過去に多くのビモータ車を取り扱ってきた弊社バイクパッションにとっては些末事と言えるもので、車両状態の見極め難易度が高く取り扱うためのハードルが高いとされるテージシリーズに関しても、サウジアラビアや本国イタリアを含む欧州といった世界の主要マーケットでの独自のパイプラインを持つ強みを活かし、再販化によって利益が最大限に狙えるものとして業界最高峰の高額買取を可能としております。日本国内での販売が十分見込める車両であれば、業界屈指の顧客満足度の高さに基づいたバックオーダーシステムに基づいた自社店舗における「販売仕入れ価格」を適用しての買取価格の上乗せにも期待大。現有オーナー様が心から満足できる高額買取を実現するための用意が十全に整っているという自負がございます。同業他社では買取価格の設定だけですら臆してしまうような海外メーカー製レアモデルであっても、オーナー様がご満足いただける圧倒的な買取価格にてお応えさせていただく自信アリ。相見積もりであっても大歓迎させていただきますので、まずはお気軽にご相談をお寄せくださいませ。
ビモータ・テージ 3Dシリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はあらゆるメーカー製のプレミアマシン・レアモデルの価値にも精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Bimota TESI-3D Naked(ビモータ テージ3D)/BT3D型/2007年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2007年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,005×全幅720×全高1,140mm・乾燥重量168kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高800mm・最低地上高--mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストロークSOHC2バルブV型2気筒(Lツインデスモ)・98PS(72kW相当)/7,750rpm・--km/L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・16リットル |
| 新車販売価格 | 完全受注生産モデル(※2007年当時参考価格32,000ドル前後) |
| ジャンル | ネイキッド |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2024年間 vs 2025年】
【2022年間 vs 2025年】
【2015年間 vs 2025年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2025年11月28日
【状態別の買取相場】 bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
425.0万円
425.0万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2025年11月28日
【走行距離別の買取相場】 bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 425.0万円 | 1台 |
| 平均 | 425.0万円 | ||
| 最低 | 425.0万円 | ||
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※データ更新:2025年11月28日
【カラー別の買取相場】 bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 425.0 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2025年11月28日
【実働車の取引価格帯】 bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2025年11月28日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年11月28日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | bimota テージ/Tesi 3D【2007~09年】 | 425.2万円 | 5.0点 | BT3D00AR | 5,447km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





12月06日〜12月12日