ビモータ YB5【1987年】毎週更新の買取査定相場
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- カラー別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
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- 上位20台の取引額
ビモータ YB5【1987年】 に関するこのページの内容
ビモータ YB5【1987年】 買取査定に役立つ豆知識
TT-F1の世界王者に輝いたYB4RのフレームにFZ750のエンジンを搭載したYB4から一転、クロモリ製パイプフレーム&アルミピボットの車体構成にツアラー・FJ1200のエンジンとを組み合わせてリリースされたのが、1986年に発表されたBimota YB5 Folgore(ビモータ YB5フォルゴレ。通称・YB5)です。
ビモータのおけるマッシモ・タンブリーニが携わったパーツを用いた最後の作品として知られるこのYB5フォルゴレは、伝統的なクロームモリブデン鋼製のパイプを用いたダブルクレードルフレームに機械加工のアビオナル製ビレット合金サイドプレートというビモータ独自の車体構成が最大の特徴。主なポイントとしては、フレーム内にネック部を設ける、トリプルクランプの上下で角度の異なるフォークマウント、全幅680mmというスマートさを実現するため限界まで狭められたハンドル角など、どれを取っても他に類を見ないほど。先代にあたるYB4が前後16インチホイールであったのに対し、本機YB5フォルゴレは前後18インチホイールとミシュラン製ラジアスタイヤを、マルゾッキ製42mm径M1Rフロントフォーク、リアにはシングルタイプのセンターショックアブソーバーを採用してセットアップされており、重量配分50:50というバイクにとってはもっとも理想的な前後重量バランスを実現。ややリアの柔軟性に欠ける部分があり、同時期の海外市場で評価の高かったホンダ・CBR1000Fやスズキ・GSX-R1100らには街乗り適性の面では一歩譲るものの、「Folgore(イタリア語で稲妻)」という車名に相応しく大排気量車としては異常なほどクイックな反応を見せるボディとなっており、ハンドルをわずかに切るだけで瞬時にラインを切り替えられるほど鮮やかな動きを可能としているのが最大の魅力だと言えるでしょう。
搭載されるエンジンは前述の通りヤマハ・FJ1200の空冷4発がベースですが、オリジナルが最高出力130PS/9,ooorpmであるのに対し、本機YB5フォルゴレに搭載されるエンジンは130.5PS/8,700rpmとより低回転でピークパワーを発揮する出力特性へとチューニングされており、よりスポーティで実戦的な特性になっているのがポイント。1,189ccの空冷4ストローク4気筒エンジンでミクニ製36mm径BSRキャブという仕様上、高回転になるにつれエンジンからの振動が強大になることさえ除けば当時最強の市販スポーツマシン、と評された実力は十分にあり、強烈なトルクと243km/hという当時記録された最高速が伊達や酔狂ではないことが理解できます。惜しむらくは日本の道路事情ではそれを堪能できる機会が極めて少ないことですが、市販ロット196台・キット12台分のみで総合計208台しか製造されなかったこと、マッシモ・タンブリーニが1983年にカジバへ去り残されたパーツを用いて製造された正真正銘最後のモデルであることなど、希少価値の高さを含めてオーナー満足度の高い一台だと言えるでしょう。
ちなみに海外ではリリース時のビモータ全モデルの中でもっとも高価なモデルであったため、当時は高嶺の花であった憧れの名車に乗ることを夢にした熱心なファンが程度の良い個体を入手し、カリロ製コンロッドやJE製鍛造ピストン、軽量クランクシャフトにケイヒン製37mm径CRキャブなどでチューニングしたフルチューンドマシンがロードテストで150PSを超える数値をマークし、今日現在でも通じるポテンシャルの高さでマニアからの注目を集めました。
現在の中古バイク市場においては、現役当時の日本ではビモータ全モデルの中でもハードすぎるサスセッティングなど、乗り手の質を非常に選ぶキャラクター性であったことなどにより、些か不遇のモデルとなっていたYB5でしたが、2019年頃からその希少性が再評価されるようになり相場が上昇。2018年に業者間オークションに出品された際の記録では53万円の落札価格となっていたものが、2022年にはほぼ同等の車両状態で95万円にまで上昇し過去最高値を記録。2024年春時点でも使用感強めの実動車2台がそれぞれ80万円を上回る価格で成約に至っており、対5前年比ではビモータ全モデルの中でもトップクラスの伸び率を誇るまでになっております。フロントのステム部を下から覗き込めばわかるように、ダストシールがないなどオーナーによるこまめなメンテナンスを要する本機の特質上、コンディション良好な個体の絶対数が少ないと言われているだけに、愛情をかけて動態維持をされてこられたオーナー様にとっては非常に鼻が高い査定結果を得られると言っても過言ではありません。現在の相場価値などを知る上でも、愛車を買取査定に出してみるのもオーナー様にとってはまた一興だと言えるでしょう。
故マッシモ・タンブリーニがビモータに遺したパーツを用いた最後のマシンであるビモータ・YB5で高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、世界全体でわずか208台のみが製造されたという希少性はもちろんのこと、職人による手作業で組立てされた特殊性に伴う車両に関する造詣の深さ、チューナーの手による搭載エンジンの性質への理解とコンディションを見極める能力の高さなど、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
ビモータ・YB5の買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は希少な海外モデルの価値にも精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | YB5/YB5型/1987年モデル |
---|---|
発売年月 | 1986年~1987年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,100×全幅680×全高1,200mm・乾燥重量216kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高--mm・最低地上高170mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・130.5PS/8,700rpm・16.6km/L(公称値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・--リットル(NA) |
新車販売価格 | 273万円(1987年当時・輸入代理店価格) |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 ビモータ YB5【1987年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 ビモータ YB5【1987年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 ビモータ YB5【1987年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
78.3万円
52.6万円
5台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
44.2万円
44.2万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【走行距離別の取引額】ビモータ YB5【1987年】
【走行距離別買取額の目安】
0.5〜1万km | 最高 | 80.4万円 | 1台 |
平均 | 80.4万円 | ||
最低 | 80.4万円 | ||
1〜2万km | 最高 | 95.6万円 | 4台 |
平均 | 77.7万円 | ||
最低 | 52.6万円 | ||
【事故 不動 故障車走行距離別の取引額】ビモータ YB5【1987年】
【走行距離別買取額の目安】
1〜2万km | 最高 | 44.2万円 | 1台 |
平均 | 44.2万円 | ||
最低 | 44.2万円 | ||
- 事故 不動車
- 実働車
【カラー別の取引額】ビモータ YB5【1987年】
- ■ ■
- ■ ■ ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 86.1万円 | 3台 | |||
■ / ■ / ■ | 66.5万円 | 2台 |
【事故 不動 故障車カラー別の取引額】ビモータ YB5【1987年】
- ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 44.2万円 | 1台 |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ YB5【1987年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ YB5【1987年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
ビモータ YB5【1987年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ YB5【1987年】 | 95.8万円 | 3.8点 | 54 | 14,358km | ■ / ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ビモータ YB5【1987年】 | 82.4万円 | 3.8点 | YB5-001 | 16,230km | ■ / ■ |
3 | ビモータ YB5【1987年】 | 80.7万円 | 3.5点 | YB5-000 | 13,465km | ■ / ■ |
4 | ビモータ YB5【1987年】 | 80.6万円 | 3.8点 | 32 | 8,766km | ■ / ■ / ■ |
5 | ビモータ YB5【1987年】 | 52.8万円 | 4.0点 | 176 | 11,930km | ■ / ■ / ■ |
【事故 不動 故障車】 ビモータ YB5【1987年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ YB5【1987年】 | 44.4万円 | 0点 | YB5-000 | 13,465km | ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています