R1200CL 【2003~04年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 高く売れる型式・年式
- 買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
R1200CL 【2003~04年】 の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で8%上昇。対3年前比で22%上昇し、対前年比では同水準です。
最も高く売れるカラーリングは茶、最も高く売れる年式は2004年式となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて15.5~34.2万円です。
R1200CL 【2003~04年】 買取査定に役立つ車両解説

- パールシルバーメタリック 2003年式
- 当時の新車価格
- 税抜 236万円 (税込247.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
47.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
32.1万円
- 上限参考買取率
- 20.0%
- 平均参考買取率
- 13.6%

- モハベブラウンメタリック 2003年式
- 当時の新車価格
- 税抜 236万円 (税込247.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
49.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
43.2万円
- 上限参考買取率
- 20.8%
- 平均参考買取率
- 18.3%
BMWが北米クルーザー市場への本格侵攻を図るべく投入した「R1200CL」は、2002年に発表され、実質的なモデルライフとなった2003年から2004年にかけて独自の存在感を放ったラグジュアリー・クルーザーである。
1997年、BMWはブランド初の本格クルーザーとして「R1200C」を世に送り出した。映画『007 ネバー・ダイ・トゥモロー』にも登場したR1200Cは、既存のハーレーダビッドソン的なアメリカン・クルーザー像とは一線を画す独自のデザインで注目を集めた。しかし、世界最大のアメリカ市場における「本格的なフルドレス・ツアラー」への強い要求に応えるため、BMWはこのR1200Cをベースに徹底的なアップグレードを施した派生フラッグシップとして、2002年にR1200CL(Cruiser Luxury)を発表し、2003年型モデルとして市場へ投入した。本機のポジショニングは、R1200Cの「クルーザーとしての基本骨格」に、BMWが誇る本格グランドツアラー「K1200LT」の要素を融合させた「ラグジュアリー・クルーザー」という前例のないポジションであった。
ベースとなったR1200Cからのアップグレードおよび車体構成の変更は多岐にわたる。最も顕著な特徴は、フロントフォークではなくステアリング(ハンドル)マウントとされた超大型のバットウイング型フェアリングである。ここにはハイビーム・ロービーム独立の独立4灯式ヘッドライトが埋め込まれており、夜間の圧倒的な視認性と唯一無二のフロントマスクを確立している。さらに、サイドパニアケースおよびリアのトップケースが標準で完全一体型設計として備えられ、ロングツーリングにおける抜群の積載力を獲得した。
パワートレインには、排気量1,170ccの空油冷水平対向2気筒(ボクサー)エンジンを搭載する。最高出力61ps/5,000rpm、最大トルク98Nm/3,000rpmというスペックは、スポーツ志向のボクサー機に比べて大幅に低回転重視へチューニングされたものであり、極低回転からトルクフルに巨体を押し出すキャラクターとなっている。ミッションはR1200Cの5速からオーバードライブ付きの6速へと変更され、高速巡航時の静粛性と燃費性能が飛躍的に向上した。
サスペンションシステムにはBMW独自の「テレレバー」をフロントに採用しているが、極太の150/80-16サイズという異例のフロントタイヤを保持するため、フォーク幅(スパン)を大きく拡げた専用設計が施された。リアにはモノレバーを装備し、ブレーキシステムには、レバー操作を電子制御モーターでアシストする「サーボ付きインテグラルABS(サーボアシストブレーキ)」が採用され、制動性能の強化が図られた。
2003年モデルとして本格投入された初期型は、シングルスパーク仕様のボクサーエンジンでスタートした。翌2004年モデルにおいては、主要な変更として「ツインスパーク(デュアル・イグニッション)化」が実施された。1シリンダーあたり2本の点火プラグを配置することで燃焼効率を改善し、低回転域でのドライバビリティ向上、排出ガスのクリーン化、および燃費性能の向上が図られた。
また、R1200Cシリーズの進化過程において、2003年末には第5の派生モデルとして「R1200C Montauk(モントーク)」が登場した。モントークは、R1200CLの太いフロントタイヤやワイドなテレレバーサスペンション、縦型デュアルヘッドライトなどの車体要素を継承しつつ、大型カウルやハードケースを取り除いて小ぶりなスクリーンを備えた、スポーティかつマッスルなストリートクルーザーとしての役割を担った。
R1200CLを含むR1200Cシリーズ全体は、登場からわずか数年後の2004年に一斉に生産終了を迎えた。BMWは「古くささを排し、より先進的かつダイナミックな方向性」へとブランド戦略を大幅に舵を切ったためである。この転換により、BMWは「R1200GS」をはじめとする新型1,200ccDOHCボクサー世代や直列4気筒の「K1200S」などへリソースを集中させることとなった。
R1200CLの直系となる直接的な後継車は長らく存在しなかった。ツアラーとしての実質的な受け皿は「R1200RT」や「K1200LT」などの純粋なグランドツアラーが引き継ぐこととなったが、BMWが「大型空冷ボクサーエンジンを搭載したアメリカン・クルーザー」という領域に再び挑むのは、それから約16年の歳月を経た2020年の「BMW R18」シリーズ(および大型カウルを備えたR18 B / R18 Transcontinental)の登場まで待つこととなる。
市場においてR1200CLが直接ターゲットとし、競合した絶対的なライバルは、アメリカン・フルドレス・ツアラーの象徴である「ハーレーダビッドソン エレクトラグライド(FLHTCU Ultra Classic)」、ならびに日本車勢の「ホンダ ゴールドウイング(GL1800)」や「ヤマハ ロイヤルスター・ベンチャー」であった。
発売当時の日本国内価格は税抜き236万円であり、ライバル陣営と同等以上のハイエンドな価格帯に位置していた。ライバルとの最大の差異は、そのパワートレインとシャシー技術の思想にある。ハーレーダビッドソンがVツインエンジンによるOHV独特の鼓動感や伝統的なスチールフレームによる情緒的魅力を前面に押し出し、ゴールドウイングが滑らかな水平対向6気筒による力強い静粛性を強みとしたのに対し、R1200CLは空油冷ボクサー2気筒という極めて独自性の強い心臓部を選択した。
さらに、フロントのテレレバー機構によるブレーキング時のノーズダイブ抑制性能や、サーボアシスト付きインテグラルABSによる強大な制動力、シャフトドライブによるメンテナンスフリー性など、ドイツ車らしい高度な機能性と先進技術が徹底的に盛り込まれていた。しかし、アメリカン・クルーザー市場が求めた大排気量Vツインの圧倒的パワーやトルク感に対して、61psの1.2Lボクサーエンジンは動力性能の面でやや控えめであり、独特すぎるスタイリングと相まって極めてマニアックな選択肢となった。
BMW R1200CLは、ドイツの質実剛健なエンジニアリングとアメリカン・カスタムカルチャーの融合という、極めて野心的な試みから生まれたマシンであった。2003年から2004年という極めて短いモデルライフで姿を消したものの、特徴的な4灯ヘッドライト、テレレバーサスペンション、そしてボクサーエンジンによる低重心設計がもたらす走りは、今なお異彩を放ち続けている。BMWがクルーザーという伝統的カテゴリーに挑み、その技術的プライドを形にした至高の意欲作として、モーターサイクル史に刻まれる一台である。
買替や売る際の買取査定は2003〜2004年式 BMW R1200CLの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200CL/0442型/2003〜2004年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2003年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2415mm 幅1075mm 高さ1545mm 装備重量308kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高745mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・19.6km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)247.8万円 |
| ジャンル | クルーザー アメリカン |
【2003年式】BMWR1200CL毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2003年式】BMWR1200CL の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で8%上昇。対3年前比で24%上昇し、対前年比では同水準です。
最も高く売れるカラーリングは茶となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて15.5~34.2万円です。
【2003年式】BMWR1200CL 買取査定に役立つ車両解説

- パールシルバーメタリック
- 当時の新車価格
- 税抜 236万円 (税込247.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
47.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
32.5万円
- 上限参考買取率
- 20.0%
- 平均参考買取率
- 13.8%

- モハベブラウンメタリック
- 当時の新車価格
- 税抜 236万円 (税込247.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
49.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
43.2万円
- 上限参考買取率
- 20.8%
- 平均参考買取率
- 18.3%
2003年、BMWが市場に投入した「R1200CL」は、同社独自のクルーザーシリーズであるR1200C(1997年誕生)をベースに開発された、新時代のラグジュアリー・ツアラーである。当時、BMWはフラットツイン(水平対向2気筒)エンジンを搭載したクルーザー市場への参入を意欲的に進めており、R1200CLはその3番目の派生モデルとしてデビューを果たした。R1200CLはBMW伝統のボクサーツイン独特の低重心と鼓動感を活かしつつ、K1200LTに匹敵する極上の快適装備を融合させた、伝統と革新を併せ持つクルージングマシンとして位置付けられたのである。
ベースとなった標準的なクルーザーであるR1200Cからのアップグレードは多岐にわたり、単なる装備の追加にとどまらないドラスティックな車体構成の再構築が行われた。最も顕著な変更点は、フロントフォークではなくハンドルバーに直接固定された巨大なフロントフェアリング(カウル)と、そこに配置された特徴的な異形4灯式ヘッドライトである。さらに、ボディと同色に塗装された左右のパニアケース(サイドケース)およびパッセンジャー用の背もたれを兼ねた大型トップケースが標準装備された。これらの豪華装備の採用に伴い、車両重量は乾燥重量で294kg、装備重量で308kgへと大幅に増加した。この重量増に対応するため、サスペンションシステムには他のR1200Cシリーズとは異なる専用セッティングが施された。フロントサスペンションのBMW独自システム「テレレバー」はCL専用にワイド化され、フォーク径も変更されて強度が確保されている。また、足回りにおける大きな特徴としてホイールおよびタイヤサイズの変更が挙げられる。R1200Cのフロント18インチから、CLでは16インチへと小径化され、そこにフロント用としては極めて異例な150mm幅のワイドタイヤ(150/80-16)が組み合わされた。リアタイヤも170/80-15サイズとなり、堂々たる体躯を支える足元が構築された。さらに、トランスミッションはR1200Cの5本速から、高速巡航時の静粛性と燃費性能を向上させるため、オーバードライブ特性を持つ6速ミッションへとアップグレードされたのである。
デビュー年である2003年式モデルの特徴は、この斬新なラグジュアリーツアラーの「原点」としての構成にある。心臓部には排気量1,169.6ccの空油冷4ストローク水平対向2気筒4バルブOHVエンジンが搭載され、最高出力61馬力/5,000rpm、最大トルク98Nm/3,000rpmという低回転型の実用的なスペックを誇った。この2003年式の決定的な特徴として、シリンダーあたり1本のプラグを持つ「シングルスパーク」仕様であったことが挙げられる。翌2004年式からは燃焼効率向上と環境規制対応のために2本のプラグを持つツインスパーク仕様へと変更されるため、シングルスパーク特有のダイレクトな爆発感とシンプルなエンジン構造を持つのはこのデビューイヤーモデルならではのアイデンティティである。コックピットには大型の防風スクリーンに加え、速度計と回転計のほかにアナログ式の時計や燃料計が整然と配置され、クルーズコントロールやシートヒーター、高級オーディオシステムといった快適装備の数々が2003年式のプレミアム感を演出していた。
R1200CLのモデルライフは非常に短く、実質的に2003年から2005年頃までのわずか数年間にとどまった。この2003年式はその短い歴史の幕開けを飾る記念碑的な立ち位置であり、BMWのクルーザー戦略において最も豪華で野心的なフラッグシップであった。翌2004年モデルに向けては、前述の通りツインスパークエンジンへの移行という技術的アップデートが行われ、エミッション性能や低速域でのスロットルレスポンスが洗練されていくこととなる。しかし、欧米におけるクラシックなアメリカンスタイルを好む層にとって、BMWの独創的すぎる4灯ヘッドライトや近未来的かつ重厚なデザインは好悪が分かれ、商業的には大きな成功を収めるには至らなかった。結果として、R1200Cシリーズ全体が2000年代中頃までにBMWのラインナップから姿を消すこととなり、R1200CLもまた一代限りのモデルとして歴史に名を刻むことになった。
2003年当時、R1200CLがターゲットとしたライバル車種の筆頭は、ハーレーダビッドソンの「FLHTCUI エレクトラグライド・ウルトラクラシック」である。また、水冷V型4気筒を搭載したヤマハの「ロイヤルスター・ベンチャー」や、より先進的なメガツアラーとして君臨していたホンダの「GL1800 ゴールドウイング」も強力な競合であった。性能面においてライバルと最も異なっていたのは、そのアプローチである。ハーレーが伝統的なVツインの大排気量(当時1,450ccのツインカム88)によるトルクと様式美を前面に押し出していたのに対し、R1200CLは1,170ccという比較的控えめな排気量でありながら、テレレバーサスペンションによるノーズダイブのない極めて安定したハンドリングと、シャフトドライブによるメンテナンスフリーの駆動伝達、そして確実な制動力を生み出すインテグラルABSという「走る・曲がる・止まる」の基本性能において、圧倒的な工業的完成度の高さを誇っていた。ゴールドウイングのような圧倒的なパワーとシルキーさを持つ水冷水平対向6気筒エンジンと比較すると、R1200CLのボクサーツインは最高出力61馬力と控えめであったが、2気筒ならではの有機的な鼓動感と軽快なクランク特性がもたらす独特のライディングフィールにおいて明確な差異化を図っていた。
2003年式のBMW R1200CLは、伝統的なバイエルンの質実剛健なモーターサイクル製造哲学を、アメリカンテイスト溢れるラグジュアリークルーザーという異国の様式美へと大胆に昇華させた野心作であった。その前衛的なスタイリングと独特のメカニズムは、当時の市場において異彩を放ち、短命に終わったものの、決して色褪せることのない強烈な個性を確立していた。
買替や売る際の買取査定は2003年式 BMW R1200CLの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200CL/0442型/2003年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2003年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2415mm 幅1075mm 高さ1545mm 装備重量308kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高745mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・19.6km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)247.8万円 |
【2004年式】BMWR1200CL毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2004年式】BMWR1200CL の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは銀となっています。
【2004年式】BMWR1200CL 買取査定に役立つ車両解説

- パールシルバーメタリック
- 当時の新車価格
- 税抜 236万円 (税込247.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
30.6万円
- 現在の平均買取相場指標
-
30.6万円
- 上限参考買取率
- 13.0%
- 平均参考買取率
- 13.0%
BMWがラグジュアリー・クルーザー市場へ本格的な攻勢をかけるべく投入したR1200CLは、同社初の本格的クルーザーとして1997年に誕生したR1200Cシリーズをルーツに持つ。ベースとなったR1200Cは、映画での露出や独特のデザインで一定の成功を収めていたが、アメリカ市場を中心とする長距離グランドツーリングの需要を満たすには、より本格的な装備を施したフルドレス・ツアラーの存在が不可欠であった。そこで、ネイキッドスタイルであったR1200Cのプラットフォームを発展させ、大型フェアリングや固定式サドルバッグ、トップケースを満載した「ラグジュアリー・ツアラー」として市場に送り出されたのがR1200CLである。先代にあたる標準的なR1200Cからのアップグレードとしては、単なる外装の追加にとどまらず、長距離を快適かつ安全に走破するための車体剛性の強化や、ツーリング性能に特化した全く新しいパッケージングが施された点が挙げられる。
このマシンの最大の特徴であり、従来のクルーザーと一線を画す構成要素が、ハンドルマウントされた巨大なフロントフェアリングである。ここには特徴的な縦目および横目を組み合わせた個性的な4灯式ヘッドライトが埋め込まれ、優れた防風効果を発揮する大型スクリーンとバックミラーが一体化されている。足回りには、BMW独自のフロントサスペンション機構であるテレレバー、およびリアのモノレバーが採用されているが、車重増加に対応してリフレッシュされている。特に注目すべき変更点はホイールとタイヤのサイズであり、標準のR1200Cよりも大幅にワイド化されたフロント150/80-16、リア170/80-15という極太のタイヤが装着され、クルーザーらしい重厚な直進安定性と独特のハンドリング特性を生み出している。また、トランスミッションは従来の5速から、高速巡航時のエンジン回転数を低く抑えて静粛性と燃費を高めるオーバードライブ特性を持たせた、新開発の6速トランスミッションへと変更された。
2004年式モデルにおける最も重要な改良点は、心臓部である空油冷式水平対向2気筒エンジンの「ツインスパーク化」である。シリンダーあたり2本の点火プラグを持つこの仕様変更は、燃焼効率を大幅に向上させ、有害な排出ガスの削減を果たすとともに、ボクサーツイン特有の低回転域における燃焼のばらつきやサージング(息継ぎ現象)を解消することに成功した。最高出力は61馬力(5,000rpm)、最大トルクは98Nm(3,000rpm)という諸元自体は前年式から据え置きであるが、実用域におけるトルクの滑らかさとスロットルレスポンスの洗練度は大きく向上している。ボアストロークは101mm×73mm、総排気量は1170ccで、燃料供給にはボッシュ製のモトロニックMA2.4インジェクションシステムが継続採用された。日本国内における2004年式の新車販売価格は、このツインスパーク化などのアップデートを反映して税別236万円に設定され、ABSやキャタライザー(排気ガス浄化触媒)、グリップヒーター、オーディオシステムなどが標準装備される充実ぶりであった。装備重量で308kgに達する巨体を支えるため、リアサスペンションには油圧式のプリロード調整機構が備わり、パッセンジャーや荷物の量に応じた最適な車体姿勢の維持が可能となっている。前年式からの明確な変更はこのツインスパーク化に伴うエンジン管理系の最適化と価格改定であり、メカニズムとしての完成度を極限まで高めたイヤーモデルであるといえる。
R1200CLのモデルライフにおいて、この2004年式は熟成の頂点に位置すると同時に、シリーズの終焉を予感させる立ち位置でもあった。BMWは2000年代半ばにかけてクルーザーセグメントからの撤退を決定したため、R1200CLの生産期間は2002〜2003年から2004年(一部地域では2005年)という極めて短いものにとどまった。
当時の市場におけるライバル車種としては、アメリカン・ラグジュアリー・ツアラーの絶対的王者であるハーレーダビッドソン・ウルトラクラシック・エレクトラグライド(FLHTCUI)や、日本が誇る超弩級ツアラーのホンダ・GL1800ゴールドウイングが挙げられる。価格帯としては数百万クラスのプレミアム層で競合していたが、マシンキャラクターには決定的な差異が存在した。ホンダのゴールドウイングは110馬力以上を発揮する圧倒的な水平対向6気筒エンジンを搭載し、シルキーなパワーと圧倒的な加速力でR1200CLを凌駕していた。また、ハーレーのエレクトラグライドは伝統的なVツインエンジンによる重厚な鼓動感と、圧倒的なアフターパーツ市場の広さを誇っていた。これらに対し、BMWのR1200CLは最高出力こそ61馬力と控えめであり、絶対的なパワーや収納スペースの広さでは劣る部分もあったが、テレレバーサスペンションがもたらす「ブレーキング時にノーズダイブ(前沈み)しない」卓越した車体安定性と、高速域での欧州車らしいシャープなハンドリング性能、そして他国のメーカーには真似できない前衛的なインダストリアルデザインによって明確な差別化を図っていた。
総じて、2004年式のBMW R1200CLは、伝統的なアメリカンスタイルのツアラーに対する、ミュンヘンからの極めて独創的かつ知的な回答であったといえる。ツインスパーク化という技術的洗練を施され、ボクサーツインの持つ魅力をクルーザーという枠組みの中で最大限に引き出したこのマシンは、短いモデルライフでありながらも独自の存在感を放ち続けた。
買替や売る際の買取査定は2004年式 BMW R1200CLの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW R1200CL/0442型/2004年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2004年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | ツインプラグ化 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2415mm 幅1075mm 高さ1545mm 装備重量308kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高745mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空油冷4ストローク水平対抗2気筒8バルブ1170cc・61馬力(5000回転)・19.6km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)247.8万円 |
実働車【型式・年式別】平均買取相場 R1200CL
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【年式別】平均買取額の目安
※データ更新:2026年07月24日
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 R1200CL
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月24日
実働車【型式・年式別|買取相場の推移】 R1200CL
-
2004年式 -
2003年式
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)の推移
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別の買取相場】 R1200CL
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
47.3万円
45.6万円
2台
平均
最低
取引
35.2万円
15.8万円
8台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
25.4万円
18.0万円
3台
※データ更新:2026年07月24日
【走行距離別の買取相場】 R1200CL
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 31.8万円 | 1台 |
| 平均 | 31.8万円 | ||
| 最低 | 31.8万円 | ||
| 2〜3万km | 最高 | 49.0万円 | 2台 |
| 平均 | 48.1万円 | ||
| 最低 | 47.2万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 48.4万円 | 5台 |
| 平均 | 40.4万円 | ||
| 最低 | 32.4万円 | ||
| 5万km〜 | 最高 | 30.6万円 | 2台 |
| 平均 | 23.2万円 | ||
| 最低 | 15.8万円 | ||
※データ更新:2026年07月24日
【カラー別の買取相場】 R1200CL
- ■
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 43.2 万円 | 5台 | |||
| ■ | 32.1 万円 | 5台 | |||
※データ更新:2026年07月24日
【実働車の取引価格帯】 R1200CL
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年7月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月24日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
R1200CL 【2003~04年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月24日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | R1200CL 【2003~04年】 | 49.2万円 | 4.7点 | 0442J13Z | 21,461km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | R1200CL 【2003~04年】 | 48.6万円 | 4.2点 | 0442J73Z | 37,206km | ■ |
| 3 | R1200CL 【2003~04年】 | 47.4万円 | 4.0点 | 0442J43Z | 24,755km | ■ |
| 4 | R1200CL 【2003~04年】 | 45.8万円 | 4.5点 | 0442J03Z | 38,442km | ■ |
| 5 | R1200CL 【2003~04年】 | 41.2万円 | 4.0点 | 0442J03Z | 43,747km | ■ |
| 6 | R1200CL 【2003~04年】 | 34.5万円 | 4.0点 | 0442J43Z | 45,853km | ■ |
| 7 | R1200CL 【2003~04年】 | 32.5万円 | 3.8点 | 0442J53Z | 32,099km | ■ |
| 8 | R1200CL 【2003~04年】 | 31.9万円 | 3.8点 | 0442J53Z | 9,426km | ■ |
| 9 | R1200CL 【2003~04年】 | 30.7万円 | 3.8点 | 0442J94Z | 50,439km | ■ |
| 10 | R1200CL 【2003~04年】 | 15.9万円 | 3.8点 | 0442J93Z | 74,129km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2003年式】BMWR1200CL 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月24日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2003年式】BMWR1200CL | 49.2万円 | 4.7点 | 0442J13Z | 21,461km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2003年式】BMWR1200CL | 48.6万円 | 4.2点 | 0442J73Z | 37,206km | ■ |
| 3 | 【2003年式】BMWR1200CL | 47.4万円 | 4.0点 | 0442J43Z | 24,755km | ■ |
| 4 | 【2003年式】BMWR1200CL | 45.8万円 | 4.5点 | 0442J03Z | 38,442km | ■ |
| 5 | 【2003年式】BMWR1200CL | 41.2万円 | 4.0点 | 0442J03Z | 43,747km | ■ |
| 6 | 【2003年式】BMWR1200CL | 34.5万円 | 4.0点 | 0442J43Z | 45,853km | ■ |
| 7 | 【2003年式】BMWR1200CL | 32.5万円 | 3.8点 | 0442J53Z | 32,099km | ■ |
| 8 | 【2003年式】BMWR1200CL | 31.9万円 | 3.8点 | 0442J53Z | 9,426km | ■ |
| 9 | 【2003年式】BMWR1200CL | 15.9万円 | 3.8点 | 0442J93Z | 74,129km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2004年式】BMWR1200CL 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月24日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2004年式】BMWR1200CL | 30.8万円 | 3.8点 | 0442J94Z | 49,929km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています










