ムラセンカフェ125【2008〜13年】毎週更新の買取査定相場
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ムラセンカフェ125【2008〜13年】 の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で28%下落。対前年比では9%上昇しています。
最も高く売れるカラーリングは赤/黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は1.1万円が平均です。
ムラセンカフェ125【2008〜13年】 買取査定に役立つ車両解説

- レッド・ブラック 2011年
- 当時の新車価格
- 税抜 52.2万円 (税込54.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
9.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
6.7万円
- 上限参考買取率
- 17.2%
- 平均参考買取率
- 12.8%
デルビ・ムルハセン・カフェ125は、スペインの老舗バイクメーカー、デルビ(Derbi、1922年設立/2001年よりピアジオ・グループ傘下)が2008年に追加投入した、ベーシック・モデル「ムルハセン125」のカフェレーサー版である。「ムルハセン(Mulhacén)」の名は、スペイン本土最高峰の山岳の名から取られており、デルビが2006年にバルセロナで発表した同名のスクランブラー風ストリート・モデルから派生したシリーズである。
ベース版のムルハセン125がスポーク・ホイールと18インチ・フロント・タイヤを纏ったクラシック・スクランブラー然とした佇まいを持つのに対し、カフェ125はその名の通りカフェ・レーサー的な攻撃姿勢を強調した造形に振り替えられている。具体的には、ブラックアウトされたボディワーク、それと対比される赤塗装のスチール製トレリス・フレーム、12スポーク鋳造アルミ・ホイール、17インチ前後タイヤ、倒立フロントフォーク、そしてラジアル・マウントのフロント・ブレーキ・キャリパー──これらの装備は、125cc免許帯のエントリー・モーターサイクルとしては明らかに上位クラス由来の構成密度を持つ。
エンジンは水冷4ストローク単気筒DOHC、排気量124cc。最高出力15馬力(10.9kW)/9,250rpm、最大トルク13.5〜14Nm/7,500rpmを発生する。125cc免許帯の上限出力に近い値で、6速マニュアル・ミッションと湿式多板クラッチ、チェーン最終駆動を組み合わせる。供給方式は初期型では28mm三国(ミクニ)製キャブレターを採用し、後期型ではDOHC電子制御燃料噴射仕様へと発展した。なおベース版ムルハセン125とエンジンは共通である。
注記事項として、autoevolution等の一部データベースでは本車のエンジンを「2ストローク」と記載しているが、これは誤りである。MoreBikes誌の実車レビュー、GenuineMotorcyclePartsをはじめ複数の信頼性の高い英国系資料が4ストローク仕様を確認しており、本記事は4ストローク・スペックを正とする。デルビは2-ストロークのSendaシリーズも並行展開していたため、ブランド内でのエンジン形式の混在が一部資料の混同を招いたものと推察される。
車体構造の最大の特徴は、「ドゥカティ風トレリス・フレーム」と称される赤塗装の高張力鋼管ペリメトラル・ダブルチューブ・フレームである。一般的な125クラスのプレス鋼板フレームではなく、上位クラス由来の構造的密度を持つ点が、本車の意匠的押し出しと走行特性の双方を決定づけている。フレームは赤、ボディワークは黒という色彩構成によって、トレリス構造そのものが視覚的中心に据えられている。
フロントサスペンションは40mm倒立式テレスコピックフォーク(Paoli製)、リアはモノショック構成を採る。フロントブレーキはラジアル・マウントのキャリパー+280mmディスクで、125cc免許帯としては傑出した装備水準である。リアブレーキは220mmディスクで構成される。ホイールは前後17インチの12スポーク鋳造アルミ仕様で、タイヤサイズはフロント100/80-17(一部年式110/70-17)、リア130/70-17を純正指定する。
シート高790mm、装備重量110〜120kg(年式・資料により振れ幅あり)、燃料タンク容量13L。デジタル液晶ダッシュは速度・タコ・燃料計・水温計・時計に加え、周回タイマー(ラップタイマー)機能を内蔵し、125cc免許帯のエントリー・モデルとしては突出した装備内容を備える。最高速度はテスト走行で71mph(約114km/h)が記録されている。
兄弟車として、シリーズ内にはベース版ムルハセン125(2006〜2013年、スクランブラー風・スポーク・ホイール・18インチ前タイヤ)、上位排気量モデルのムルハセン659(2006〜2008年、ヤマハXT660R系の4バルブOHC単気筒を搭載)、その派生モデルのムルハセン659 GPRacer(黒シート+GPRスポーツ・エキゾースト)、ムルハセン659 アンヘル・ニエト(赤フレーム、17インチ鋳造ホイール装着の特別仕様)、そして2011年に追加されたムルハセン・カフェ659 アンヘル・ニエトLEが並ぶ。デルビ・ブランド内では、Sendaシリーズ(2-ストローク/4-ストロークのスーパーモタード/エンデューロ系)、GPR 125(スポーツ・レプリカ系)も並行展開され、125cc免許帯ライダーに多様な選択肢を提示していた。
ピアジオ・グループ内では、姉妹ブランドのアプリリアRX 125、SX 125(オフロード/スーパーモタード)が同等価格帯で並列存在する。ただしムルハセン・カフェ125のような「カフェ・レーサー意匠+トレリス・フレーム+ラジアル・マウント・ブレーキ」というパッケージを125クラスで成立させたモデルは、グループ内でも他に類例が少ない。
ライバル車としては、当時の英国・欧州市場で学習者向け免許帯(A1)の選択肢として、ヤマハYBR 125、ホンダCBF 125、スズキGN 125、カワサキ・エリミネーター125、ヒョースンGV125アクイラなどが直接競合した。これら国産・韓国製ライバル群が「実用性・低価格・耐久性」を中心訴求とするのに対し、ムルハセン・カフェ125は「カフェ・レーサーという視覚的個性と上位装備の凝縮」を購入動機の中核に据えた。後年(2013年以降)には、シム・ウルフ125、マシュ・カフェレーサー125、ブリクストン125といったカフェ・レーサー意匠の125ccクラスが拡大していくが、ムルハセン・カフェ125はその先駆けの一つと位置付けられる。
モデルの変遷
2006年、デルビはバルセロナで「ムルハセン659」と「ムルハセン125」を同時発表。ベース版ムルハセン125はスクランブラー風意匠を採用し、18インチ・スポーク・フロント・タイヤを履く都市向けエントリー・モデルとして欧州市場で展開を開始した。
2007年、ムルハセン125の販売が本格化。同年、ムルハセン659の派生モデルとしてGPRacerとアンヘル・ニエト仕様が追加される。
2008年、本記事の主役・ムルハセン・カフェ125がラインアップに追加される。ブラックアウト+赤フレーム、12スポーク鋳造アルミ・ホイール、17インチ前後タイヤ、40mm倒立フォーク、ラジアル・マウント・フロント・ブレーキを装備した、上位装備版として位置付けられた。同年、ムルハセン659の生産が終了する。
2009年、機械構成は基本的に継承され、カラーリングの追加・変更が中心となる。フロントタイヤサイズが100/80-17から110/70-17の組み合わせで提供される個体も確認される。
2010〜2011年、装備変更なく継続販売。デルビ・ブランド全体の構造変化と歩を合わせて、生産規模は縮小傾向にあった。
2011年、デルビのバルセロナ工場が恒久閉鎖。同年、ムルハセン・カフェ659 アンヘル・ニエトLE(限定モデル)が発売され、デルビ・ブランド最終世代のカフェ系統を象徴する記念碑的モデルとなる。供給方式は後期に向けて電子制御燃料噴射仕様へ移行。
2012年、ピアジオ・グループによるデルビ・ブランド整理の一環として、生産が縮小される。
2013年、ムルハセン・シリーズ全体の生産が公式に終了。デルビ・ブランドのモーターサイクル・ラインアップはこの時点でほぼ消滅し、後年はGPR・Senda等の2-ストローク/4-ストローク学習者向けモデルがブランド継続のため細々と販売される構造となった。
ムルハセン・カフェ125は、デルビが「学習者免許帯にカフェ・レーサーという文化を量産モデルで提示する」という挑戦を実証した、ブランド最終期の象徴的存在として記録されている。
市場動向と中古車としての価値
ムルハセン・カフェ125は、日本市場における正規導入実績がなく、現存個体の大多数は並行輸入車両である。中古車情報サイトでも掲載頻度は極めて低く、価格は個体差・整備履歴・書類状況によって大きく振れる傾向にある。日本国内の125ccクラスは国産ライバル(CB125、YBR125、GROM等)の選択肢が豊富で、並行輸入の小排気量欧州車を選ぶ動機は「希少性とブランド・ストーリー」に限定されるため、本車は特定の愛好家層向けのニッチ商品となる。
維持の観点では、エンジン本体は4ストローク単気筒の比較的シンプルな構造を持ち、ピアジオ・グループの量産部品供給網に支えられる範囲では基本消耗部品(プラグ、エアフィルター、オイルフィルター、チェーン、スプロケット、ブレーキパッド)の入手は現在も容易である。一方で、ムルハセン固有の赤塗装トレリス・フレーム部品、Paoli製サスペンション、ラジアル・マウント・キャリパー専用部品、デジタル液晶メーター類は新品入手が困難になりつつあり、レストア時の障壁となる。デルビ・バルセロナ工場閉鎖(2011年)以降、専用部品供給は段階的に希少化が進んでいる。電装系・燃料噴射系(後期型)のオリジナル状態を維持できているか否かが、購入判断時の重要なチェックポイントである。
ムルハセン・カフェ125は、「学習者免許帯のモーターサイクルに、上位クラス由来の装備密度をどこまで投入できるか」という問いに対する、デルビ・ブランドからの最終世代の回答である。15馬力という出力数値は同クラス・ライバルと変わらないが、ドゥカティ風トレリス・フレーム、Paoli製倒立フォーク、ラジアル・マウント・フロントブレーキ、12スポーク鋳造アルミ・ホイール、デジタル・ラップタイマー──これらの装備の組み合わせは、当時の国産125cc標準モデル群の選択肢からは決して得られなかった構造的密度を提供する。
ライダーにとっての本質的な意味は、出力性能ではなく「125ccという免許帯でカフェ・レーサー文化を所有する」という所有体験そのものにある。スペイン・カントリーサイドのワインディングを「10台のムルハセン・ライダーが集団でフーリガンのように駆け回り、ストレートでは無意識にスリップストリームを狙い、写真休憩のたびにロックアップでスキッド・マークの長さを競い合った」──MoreBikes誌のレビュアーがそう振り返ったように、本車は125ccという免許帯にあっても、モーターサイクル・カルチャーの本質的な楽しみを提供できる稀有な存在であった。
商業的には、デルビ・ブランド全体の縮小と並行して2013年に生産終了を迎えた本車は、商業的成功作と呼ぶには市場規模が小さすぎた。一方で、本車が示した「125ccクラスにおける上位装備の量産化」という方向性は、後年のヤマハMT-125、KTM 125 Duke、KTM RC 125、ロイヤルエンフィールド・コンチネンタルGT、CFモト250CL-X等の流れに先行する形で、エントリー・モーターサイクル・カテゴリーの装備グレード上限を引き上げる役割を果たした。
デルビというブランドは、2013年のムルハセン・シリーズ生産終了をもって、モーターサイクル製造業としての実体をほぼ失った。ムルハセン・カフェ125は、その最終期に投入された「最も野心的な125」として、ブランド史の文脈の中で象徴的な意義を持つ。商業的成功と文化的アイコン性のバランスを問われた時、本車は明確に後者に重きを置いた一台として、現在もコレクター層・カフェ・レーサー愛好層を中心に静かな支持を保ち続けている。
| 車名/型式/年式 | Derbi Mulhacén Café 125 / MS1A2型 / 2008〜2013年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2008~2013年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2025 (幅)770 (高さ)1070 (重さ)118kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)790mm / (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒DOHC・15馬力(9,250rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル始動・キャブレター(初期、Mikuni 28mm)または電子制御燃料噴射(後期)/13L |
| 新車販売価格 | 新車価格 548,000円(税込) |
| ジャンル | モタード |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 デルビ ムラセンカフェ125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月24日
【状態別の買取相場】 デルビ ムラセンカフェ125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
7.2万円
7.2万円
1台
平均
最低
取引
6.4万円
4.8万円
5台
平均
最低
取引
5.8万円
5.8万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
1.1万円
1.1万円
1台
※データ更新:2026年07月24日
【走行距離別の買取相場】 デルビ ムラセンカフェ125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 9.0万円 | 2台 |
| 平均 | 7.8万円 | ||
| 最低 | 6.6万円 | ||
| 1〜2万km | 最高 | 7.2万円 | 2台 |
| 平均 | 6.4万円 | ||
| 最低 | 5.6万円 | ||
| 2〜3万km | 最高 | 6.2万円 | 1台 |
| 平均 | 6.2万円 | ||
| 最低 | 6.2万円 | ||
| 5万km〜 | 最高 | 4.8万円 | 1台 |
| 平均 | 4.8万円 | ||
| 最低 | 4.8万円 | ||
|
不明 メーター改 |
最高 | 5.8万円 | 1台 |
| 平均 | 5.8万円 | ||
| 最低 | 5.8万円 | ||
※データ更新:2026年07月24日
【カラー別の買取相場】 デルビ ムラセンカフェ125
- ■ ■
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年8月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ | 6.7 万円 | 5台 | |||
| ■ | 5.9 万円 | 2台 | |||
※データ更新:2026年07月24日
【実働車の取引価格帯】 デルビ ムラセンカフェ125
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年8月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月24日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
ムラセンカフェ125【2008〜13年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月24日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | ムラセンカフェ125【2008〜13年】 | 9.2万円 | 3.7点 | MS1A2B9N | 1,646km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | ムラセンカフェ125【2008〜13年】 | 7.4万円 | 4.8点 | MS1A2B8N | 10,603km | ■ / ■ |
| 3 | ムラセンカフェ125【2008〜13年】 | 6.8万円 | 3.8点 | MS1A2B9N | 1,308km | ■ / ■ |
| 4 | ムラセンカフェ125【2008〜13年】 | 6.4万円 | 4.2点 | MS1A2B9N | 21,125km | ■ |
| 5 | ムラセンカフェ125【2008〜13年】 | 6.0万円 | 3.3点 | MS1A2B9N | 14,473km | ■ / ■ |
| 6 | ムラセンカフェ125【2008〜13年】 | 5.7万円 | 3.7点 | MS1A2B9N | 14,620km | ■ |
| 7 | ムラセンカフェ125【2008〜13年】 | 4.9万円 | 3.8点 | MS1A2B8N | 64,431km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています







