ランナーVX125【2001〜08年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
ランナーVX125【2001〜08年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは赤/銀となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて-0.4~11.2万円です。
ランナーVX125【2001〜08年】 買取査定に役立つ車両解説

- シルバー 2005年
- 当時の新車価格
- 税抜 42万円 (税込44.1万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
4.8万円
- 現在の平均買取相場指標
-
4.8万円
- 上限参考買取率
- 11.4%
- 平均参考買取率
- 11.4%
ジレラ・ランナーVX 125は、2001年に投入されたランナー・シリーズ初の4-ストローク仕様モデルである。それまでランナー・シリーズは1997年のデビュー以来、2-ストローク・エンジンのみで構成されており、シャープな加速とチューニング・ヘッドルームを売りとしていた。VX 125の登場は、欧州で本格化しつつあった排ガス規制の波に対するピアジオ・グループの解答であり、シリーズの将来を担うプラットフォーム転換の第一歩でもあった。
「VX」のVは4-ストローク(4-Stroke)系統を、Xは「Cross-over」あるいは125ccクラスを示す内部呼称として、シリーズ内で2-ストロークの「FX/FXR」系列と区別する命名となっている。同時期にラインアップされた上位排気量のVXR 180も4-ストローク化されており、ランナー・シリーズは2001年を境に「2-ストローク主体」から「4-ストローク併存」へとプラットフォームの軸足を移し始めた。
外観上は、デザイナー・ルチアーノ・マラベーゼ(マラベーゼ・デザイン社)が手掛けた剥き出しのスチール製トレリス・フレーム、二眼ヘッドライト、シャープに切れ上がるテールセクションといった、初代ランナーの基本造形を踏襲する。2005年には第二世代ランナーへのリスタイリングが行われ、フロント周りの意匠、メーターの構成、シートカバー周辺の処理が更新されたが、VX 125のレイアウト的アイデンティティは継続された。
エンジンはピアジオ・グループが開発した「LEADER」(Low Emission ADvanced Engine Range)系列の水冷4-ストローク単気筒SOHC 4バルブ、排気量124ccを搭載する。最高出力20.11馬力(14.7kW)/9,700rpmを発生し、当時の125cc 4-ストローク・スクーターとしては高出力域に属するスペックを実現した。供給方式はキャブレターで、CVT(無段変速)と乾式遠心クラッチを組み合わせた自動変速駆動系、最終駆動はVベルト式となる。始動はセル式のみ(2-ストローク系のキック併設仕様とは異なる)。
LEADER系ユニットは、ピアジオ・グループのスクーター群(ベスパLX、ピアジオ・リバティ、アプリリア・スカラベオ等)に広く展開された4-バルブ・モジュラー設計が特徴で、整備性と部品供給性の高さがVX 125の長期生産を支える基盤となった。
車体構造は初代ランナー由来の溶接スチール・チューブ+プレス鋼板補強による「クレードル・トレリス・フレーム」を継承する。フロントサスペンションはテレスコピック・フォーク、リアはエンジンユニット/スイングアーム一体構造を支えるツインショック構成で、ヘリカルスプリングは4段階プリロード調整機構を備える。
ブレーキは、4-ストローク仕様の特権としてフロント・リア共にディスクで構成される。2-ストロークの下位グレードがリアにドラム式を採用していたことを考えると、VX 125は装備面でも明確な上位化が図られた。ホイールはアルミ製キャストの12インチ、タイヤサイズはフロント120/70-12、リア130/70-12を採用する。
公称重量は装備重量で119kg、シート高は780mm、最高速は108km/h。125cc 4-ストロークとして実用域の数値に収まり、欧州A1免許層の実用機としての適性を備えていた。
兄弟車として、シリーズ内には2-ストローク仕様のFX 125(1998〜2002年)、その上位グレードであるRunner 125 SP(1999〜2002年)が並行存在した。同じ125ccという排気量枠の中で、2-ストローク仕様が高出力と軽さで存在感を放つ一方、VX 125は実用性と燃費性能、環境規制対応で対極のキャラクターを持っていた。上位排気量側では4-ストローク仕様のVXR 180(2001年〜)、後継のVXR 200(2002年中頃〜)が並ぶ。同じLEADER 4バルブ・ユニットを共有するピアジオ・グループ姉妹車として、ジレラDNA 125、ピアジオNRG 125、アプリリア・スカラベオ125などが存在し、エンジン・駆動系の共通性により部品供給網も統合的に運用された。
主なライバルは、ホンダSH125(イタリア市場での最大の競合)、ヤマハ・シグナスX、アプリリアSRモタード125、キムコ・スーパー8 125などが挙げられる。SH125は実用性と信頼性で市場リーダーの座を占めていたのに対し、VX 125はスポーティな外観と「ランナー」ブランドの個性で差別化を図った。
ピアジオ・グループ内では、同じLEADER系エンジンを搭載しながらより穏当な意匠を持つ姉妹車(ベスパLX 125、ピアジオ・リバティ125、ピアジオX9 125等)が存在し、VX 125はその中で「最もスポーツ寄り」のキャラクターを担う位置付けであった。
モデルの変遷
1997年、ジレラ・ランナー50がシリーズ初代として欧州市場でデビュー。
1998年、2-ストローク125ccのFX 125がラインアップに追加される。
1999年、2-ストローク125cc上位仕様の125 SPと、180cc仕様のFXR 180/FXR 180 SPが投入。
2001年、本記事の主役・VX 125が4-ストローク仕様としてシリーズに追加投入される。同年、上位排気量のVXR 180も併せて4-ストローク化が進行し、シリーズはプラットフォームの大きな転換点を迎える。
2002年中頃、上位のVXR 180は198ccに発展してVXR 200となる。FX 125、125 SP、FXR 180/180 SPなどの2-ストローク・シリーズは段階的に生産終了し、シリーズの主力は4-ストローク系へと移行。
2003年、関連バリエーションとしてRunner 125 ST(同じLEADER系ユニットを搭載、装備差異の異なる仕様)が登場。50ccモデルにダイレクト・インジェクション仕様Purejet 50が追加される。
2005年、シリーズ全体が大幅リスタイリングを受け、第二世代ランナーへ移行。VX 125は新ボディに合わせた装備更新(アナログ・デジタル混在メーター、ホイール径の見直し、シート開閉機構の変更等)を受けつつ継続生産。
2006年、VXR 200が第二世代仕様にリフレッシュ。
2008年、VX 125の生産が終了。後継として2009年から第三世代のRunner ST 125(LEADER 4-バルブ・ユニットを継承)が投入される。
VX 125の販売期間は約7年に及び、シリーズ内で最も長期にわたって生産された4-ストローク125ccモデルとなった。これは、欧州A1免許層の実用機としての市場適性と、LEADER系ユニットの基本設計の高い完成度を反映した結果である。
市場動向と中古車としての価値
VX 125は新車時から欧州市場で安定した販売実績を残し、現在の中古市場でも一定数の流通が確認されている。
維持の観点では、LEADER系4-バルブ・ユニットがピアジオ・グループ全体で広く展開された経緯から、ベルト、ローラー、点火系、フィルター類などの一般消耗部品の入手性は2-ストローク系兄弟車よりも明らかに良好である。一方で、外装パネル、専用デカール、初期型の電装部品については新品入手が困難になりつつあり、レストア時の障壁となる。冷却系のクーラント管理、CVTケース内のローラー摩耗、駆動ベルト交換は経年個体で重要な点検項目である。
排ガス規制適合車両として登場した経緯から、4-ストロークのVX 125は2-ストローク兄弟車と比較して現代の公道使用環境での法的制約が少ない点も、実用車両としての中古価値を支える要素である。
VX 125は、ジレラ・ランナー・シリーズが「2-ストローク・ハイパフォーマンス・スクーター」から「環境適合と実用性を備えたスポーティ・スクーター」へと方向転換する過渡期を象徴する一台である。出力数値だけを見れば、同排気量の2-ストローク兄弟車に劣る場面はあるが、燃費性能、整備性、長期信頼性、規制対応の総合力では明確に優位にあり、シリーズの「実用主力」としての役割を約7年にわたり担い続けた。
ライダーにとってのこのバイクの本質的な価値は、「ランナーらしい意匠とアイデンティティを保ちながら、毎日使える実用スクーターとしての完成度を獲得した」という両立点にある。マラベーゼによる初代ランナーの尖鋭な造形は維持しつつ、エンジンを4-ストロークに置き換えることで、所有・運用のハードルが大幅に下がった。チューニング・コミュニティで熱狂的に語られる存在ではないが、地味ながら確実にシリーズの裾野を広げた立役者である。
「2-ストローク文化の終焉」と「4-ストローク実用機の浸透」という二つの時代を架橋した存在として、VX 125はランナー・シリーズの歴史を理解する上で不可欠なモデルである。商業的にも、シリーズ最長クラスの販売期間を達成した点が、その本質的な完成度を裏付けている。
| 車名/型式/年式 | Gilera Runner VX 125 / M2400型 / 2001〜2008年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2001~2008年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)1900(幅)750 (高さ)-- (重さ)119kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)780mm / (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4-ストローク単気筒SOHC 4バルブ・20.11馬力(9,700rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル始動・キャブレター/12.2L |
| 新車販売価格 | 新車価格 441,000円(税込):2001年 |
| ジャンル | スクーター |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ランナーVX125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月03日
【状態別の買取相場】 ランナーVX125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
17.2万円
17.2万円
1台
平均
最低
取引
4.7万円
4.6万円
2台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
1.2万円
1.2万円
1台
不動
平均
最低
取引
3.6万円
0.4万円
5台
※データ更新:2026年07月03日
【走行距離別の買取相場】 ランナーVX125
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 17.2万円 | 1台 |
| 平均 | 17.2万円 | ||
| 最低 | 17.2万円 | ||
![]() |
|||
| 1〜2万km | 最高 | 4.8万円 | 2台 |
| 平均 | 4.7万円 | ||
| 最低 | 4.6万円 | ||
![]() |
|||
| 3〜5万km | 最高 | 1.2万円 | 1台 |
| 平均 | 1.2万円 | ||
| 最低 | 1.2万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年07月03日
【カラー別の買取相場】 ランナーVX125
- ■ ■
- ■
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ | 10.9 万円 | 2台 | ![]() |
||
| ■ | 1.2 万円 | 1台 | ![]() |
||
| ■ | 4.8 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年07月03日
【実働車の取引価格帯】 ランナーVX125
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年7月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月03日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
ランナーVX125【2001〜08年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月03日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | ランナーVX125【2001〜08年】 | 17.4万円 | 5.0点 | M2400000 | 2km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | ランナーVX125【2001〜08年】 | 5.0万円 | 4.2点 | M2400000 | 18,033km | ■ |
| 3 | ランナーVX125【2001〜08年】 | 4.8万円 | 4.0点 | M2400000 | 13,280km | ■ / ■ |
| 4 | ランナーVX125【2001〜08年】 | 1.4万円 | 2.5点 | M2400003 | 30,008km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています







