Gilera フォコ500ie【2007~17年】毎週更新の買取査定相場
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Gilera フォコ500ie【2007~17年】 の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で54%下落。対3年前比で13%上昇し、対前年比では35%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて-0.7~7.1万円です。
Gilera フォコ500ie【2007~17年】 買取査定に役立つ車両解説

- レッド 2007年
- 当時の新車価格
- 税抜 123.6万円 (税込129.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
31.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
19.9万円
- 上限参考買取率
- 25.1%
- 平均参考買取率
- 16.1%

- ブラック 2007年
- 当時の新車価格
- 税抜 123.6万円 (税込129.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
22.4万円
- 現在の平均買取相場指標
-
22.4万円
- 上限参考買取率
- 18.1%
- 平均参考買取率
- 18.1%
ジレラ・フォコ500ieは、ピアジオ・グループが2006年に世に問うた三輪スクーター・コンセプト「MP3」のジレラ版として、2007年に投入された大型三輪スクーターである。MP3はピアジオ・ブランドのファミリー志向・ライフスタイル志向の路線を担ったのに対し、フォコはより攻撃的なスタイリング、よりスポーツ寄りのキャラクター、そして500ccクラスの大排気量ユニットによって、「スポーツ三輪マキシ・スクーター」という独自カテゴリーを確立する役割を任された。
「Fuoco」はイタリア語で「炎」を意味する。ブランド名通りの情熱的なネーミングが示す通り、本車はフロント周りに二輪を備える独創的なパラレログラム・フロント・サスペンションと、500cc単気筒「Master」エンジンを組み合わせることで、三輪車両でありながら40度のバンク角を確保し、二輪スポーツ・スクーターに匹敵する旋回性能を実現した。
外観面では、5灯式ヘッドライト、二輪を露出させたフロント機構、攻撃的な三角形のフェアリング造形、ブラック塗装の10本スポーク・ホイールリムが特徴である。標準カラーはメタリック・エモーション・レッド、エクスカリバー・グレー、マット・メタリック・デーモン・ブラックの3色構成。MCNのテストでは「奇異な存在ながらも、一度試乗すれば概念ごと書き換えられる」と評され、欧州市場における三輪スポーツ・スクーターの代表的存在として10年以上にわたり販売が継続された。
エンジンはピアジオ・グループの「Master」シリーズに属する492cc・水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ・ダブル点火(ツインスパーク)仕様で、電子制御燃料噴射(PI、ie=iniezione elettronica)を採用する。最高出力40馬力(29.8kW)/7,250rpm、最大トルクは初期型で42Nm/5,500rpm、後期型では46.5Nm/5,250rpmに引き上げられた。シリンダーは2点のスパークプラグを備え、燃焼効率と排ガス対応の両立を図っている。点火系は電子誘導放電式でイモビライザーを内蔵し、転倒時には燃料ポンプが自動停止する安全機構を備える。
最大の機械的特徴は、フロントの「パラレログラム」サスペンション機構である。4本のアルミニウム製アームと2本のステアリング・チューブで構成され、左右独立した二輪が互いに連動して傾斜することで、ライダーは二輪車両と同様のリーン操作で旋回できる。最大バンク角は40度に達し、これは三輪車両としては突出した数値である。さらにエレクトロハイドロリック式のフロント・ロック機構が標準装備されており、信号待ち・駐車時には三輪を直立位置で固定して足を着かずに静止することが可能となる。低速走行時のみ手元スイッチで作動し、走り出すとスロットル開度に応じて自動的に解除される。
ブレーキはフロント二輪に各240mm油圧ディスク+ツインピストン・キャリパー、リアに280mm油圧フローティング・ディスク+ツインピストン・キャリパーを装備し、右レバーでフロント二輪を、左レバーでリアを制御するスクーター流のレイアウトを採る。フロント二輪分のディスクが効くため、コントロールに優れた強力な制動力を備える。リアにはパーキング・ブレーキも独立装備される。
タイヤはフロント120/70-12(二輪)、リア140/70-14(一輪)。フレームはスチール製チューブ・トレリス構造でエンジンを下から抱える形となる。リアサスペンションは左右ツインショックを採用する。
寸法は全長2,160mm、全幅775mm、ホイールベース1,550mm、シート高785mm。装備重量244kg、燃料タンク容量12L(予備含む)。シート下のラゲッジスペースは「中華テイクアウト6人分が入る」と表現されるほどの大容量を確保し、フルフェイス・ヘルメット複数収納に対応する。
最も直接的な兄弟車は、ピアジオMP3 500である。フォコとMP3 500はプラットフォーム・エンジン・基本機械構成を共有しつつ、外装デザインと商品コンセプトで差別化された姉妹関係にある。MP3がファミリー・ライフスタイル志向、ジェントルマンライクな造形を採るのに対し、フォコはアグレッシブな造形と「スポーツ三輪」のキャラクターを与えられた。同じピアジオ・グループ内のジレラ・ブランド内では、Nexus 500(同じくMasterエンジンを搭載する二輪マキシ・スクーター)が併売され、三輪と二輪で500ccクラスを補完していた。
派生として、Piaggio MP3 400、MP3 300、MP3 250、MP3 125などの兄弟車がプラットフォームを共有しつつ排気量を変えて展開された。フォコは500ccクラス専用のジレラ版として、シリーズ最上位の出力性能を担う位置付けにある。
ライバルとしては、当時三輪スクーター・カテゴリー自体が極めて狭く、実質的に直接競合する三輪車両は同じピアジオ・グループのMP3 500以外には存在しなかった。比較対象として持ち出されたのは、二輪の大型マキシ・スクーター群であった。MCNはスズキ・バーグマン650エグゼクティブ(£7,799)と比較し、フォコの£5,900という価格設定を「三輪という追加価値を考えれば妥当」と評している。ヤマハTMAX 530、ホンダ・シルバーウイング600、BMW C 600 Sportなどがクラス上の比較対象として並ぶが、いずれも二輪である点でフォコの独自性は揺るがなかった。日本市場では、後年登場するヤマハ・トリシティ300(2020年〜)が同じ前二輪のリーニング・トライク・コンセプトを継承するが、排気量・性格付けは大きく異なる。
モデルの変遷
2006年、ピアジオMP3が三輪スクーター・カテゴリーを開拓して市場投入される。フロント・パラレログラム・サスペンション機構が量産モデルに初採用された記念碑的モデルであった。
2007年、ジレラ・ブランドの三輪版としてフォコ500ieが投入される。Masterシリーズ492cc・ツインスパーク・電子制御燃料噴射ユニットを搭載し、ジレラのスポーツ・スクーター路線を象徴する旗艦として位置付けられた。同年、ジレラはGP 800(量産スクーター最強モデルの謳い文句で発売)も投入しており、ブランド再活性化の年となった。
2008年、シモンチェッリが250ccクラス・ロードレース世界選手権でジレラに同クラス初タイトルをもたらす。ブランド100周年記念リバリーがレーシングシーンを彩った。
2009年、ジレラはレース活動から撤退。市販モデルとしてのフォコ500ieは、Euro 3規制対応のソフトウェア・ハードウェア改良を受けつつ継続販売。
2011〜2014年、機械構成に大きな変更はなく継続販売。フォコは欧州市場で着実な販売数を維持。
2017年、リスタイリングと欧州「L5e/L7e(軽四輪相当)」分類対応のLT仕様「Fuoco 500ie LT」が登場。最大トルクが46.5Nm/5,250rpmへ引き上げられ、より低回転域での実用性が強化された。
2020年、ジレラ・ブランドが事実上の終焉を迎え、フォコの生産も終了。
シリーズとしての10年以上の販売継続は、三輪スクーター・カテゴリーが商業的に成立することを実証した重要な事例として評価される。
市場動向と中古車としての価値
フォコ500ieは、日本市場における正規導入実績がなく、現存個体の大多数は並行輸入によるものである。日本国内では「三輪スクーター」というカテゴリー自体が、ヤマハ・トリシティ/NIKENシリーズの登場以前は希少であったため、フォコは現在もコレクター性とノベルティ性の両面で独自のポジションを占めている。
維持の観点では、Masterエンジンはピアジオ・グループの他モデル(MP3、Nexus、Beverlyなど)と共有された量産ユニットであるため、機関部の基本消耗部品は欧州ルートを通じて現在も入手しやすい。一方で、フォコ固有のフロント・パラレログラム機構(4本アルミアーム、ステアリング・チューブ、エレクトロハイドロリック・ロック機構)は専用部品の塊であり、整備には三輪システムを理解した専門ショップが望ましい。フロント2輪のタイヤ・ベアリング・ステアリング・コラム類は二輪車の倍の点検箇所を抱えるため、整備コストは通常の二輪マキシ・スクーターより高水準になる傾向がある。
フォコ500ieは、「三輪スクーターはニッチ商品か、それともカテゴリーとして成立し得るか」という問いに対する10年以上の実証実験の結果であり、その答えを商業的・技術的の両面で肯定した稀有なモデルである。MP3とフォコが共に10年以上にわたり生産継続されたという事実は、三輪リーニング・スクーターというカテゴリーが量産市場で成立可能であることを証明し、後年のヤマハ・トリシティ・シリーズ、NIKEN、ピアジオMP3後継世代へと続く流れの起点となった。
ライダーにとってのフォコの本質的な意味は、「二輪の楽しさを保ったまま、三輪の安定性を獲得する」という両立にある。40度のバンク角、ジレラのMasterエンジンに由来する40馬力の動力性能、ブレーキング時の安定性──これらは、二輪マキシ・スクーターでは到達困難な領域を切り拓いた。同時に、フロント・ロック機構による「足着き不要の停止」は、長年二輪に乗ってきたライダーにとって異質ながらも一度体験すると手放しがたい利便性を提供する。
ジレラ・ブランドが2020年に幕を閉じる中で、フォコは「最後期のジレラを象徴する一台」となった。レース栄光の歴史を持つ古典的ブランドが、最終世代において三輪スポーツ・スクーターという未来志向の領域を担ったことは、ブランド史の文脈においても象徴的である。商業的成功と文化的アイコン性の両方を兼ね備えた、現代スクーター史に残るユニークな存在として、今後も再評価が続くであろう一台である。
| 車名/型式/年式 | Gilera Fuoco 500ie / M6110型 / 2007〜2017年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2007~2017年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2160mm (幅)775mm (高さ)-- (重さ)244kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)785mm / (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ・ダブル点火・40馬力(7,250rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル始動・電子制御燃料噴射(PI)/12L |
| 新車販売価格 | 新車価格 1,298,000円(税込):2007年 |
| ジャンル | トライク 3輪バイク |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 フォコ500ie
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年08月14日
【状態別の買取相場】 フォコ500ie
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
17.2万円
16.0万円
2台
平均
最低
取引
18.0万円
8.0万円
6台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
2.3万円
0.1万円
10台
※データ更新:2026年08月14日
【走行距離別の買取相場】 フォコ500ie
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 31.0万円 | 2台 |
| 平均 | 23.0万円 | ||
| 最低 | 15.0万円 | ||
| 1〜2万km | 最高 | 22.4万円 | 3台 |
| 平均 | 17.9万円 | ||
| 最低 | 15.2万円 | ||
| 2〜3万km | 最高 | 16.2万円 | 1台 |
| 平均 | 16.2万円 | ||
| 最低 | 16.2万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 18.4万円 | 2台 |
| 平均 | 13.2万円 | ||
| 最低 | 8.0万円 | ||
※データ更新:2026年08月14日
【カラー別の買取相場】 フォコ500ie
- ■
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- ■ ■ ■
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年8月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 19.9 万円 | 4台 | |||
| ■ | 22.4 万円 | 1台 | |||
| ■ / ■ / ■ | 8.0 万円 | 1台 | |||
| ■ | 16.2 万円 | 1台 | |||
| ■ | 16.0 万円 | 1台 | |||
※データ更新:2026年08月14日
【実働車の取引価格帯】 フォコ500ie
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年8月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年08月14日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
Gilera フォコ500ie【2007~17年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月14日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | Gilera フォコ500ie【2007~17年】 | 31.2万円 | 4.2点 | M6110000 | 6,272km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | Gilera フォコ500ie【2007~17年】 | 22.6万円 | 4.2点 | M6110000 | 15,185km | ■ |
| 3 | Gilera フォコ500ie【2007~17年】 | 18.6万円 | 4.5点 | M6110000 | 43,798km | ■ |
| 4 | Gilera フォコ500ie【2007~17年】 | 16.4万円 | 4.2点 | M6110000 | 24,767km | ■ |
| 5 | Gilera フォコ500ie【2007~17年】 | 16.2万円 | 4.5点 | M6110000 | 9,852km | ■ |
| 6 | Gilera フォコ500ie【2007~17年】 | 15.3万円 | 4.0点 | M6110000 | 18,608km | ■ |
| 7 | Gilera フォコ500ie【2007~17年】 | 15.1万円 | 3.8点 | M6110000 | 6,764km | ■ |
| 8 | Gilera フォコ500ie【2007~17年】 | 8.1万円 | 4.0点 | M6110000 | 31,188km | ■ / ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





