XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 取引価格帯
- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 に関するこのページの内容
XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 買取査定に役立つ豆知識
より大きなパワー、より力強い疾走感を求めるユーザー数が増えた1970年代、アメリカでは大排気量化が大きく進み、883ccエンジンを搭載していたスポーツスターシリーズも大きな変革期を迎えることに。そんな中、1972年に満を持してのリニューアルとなったのが、同年発売のXLCH1000 スポーツスター(アイアンスポーツ ショベル/フレーム型式4A)です。
従来の883ccとの差異はボア×ストロークを高めた61キュービックインチエンジンによる1,000cc(997cc)化ですが、従来モデルに採用されていたティロットソン製キャブレターがペンディックス製のものへと変更。これはキャブレターにフロート室を設けないダイヤフラム型キャブ(不圧キャブ)特有の乾燥への弱さなどの改善を狙ったもの。乾燥によるパッキンやゴムなどの劣化に伴うガソリン漏れ、天候に大きく左右される「オーバーロック問題」が改良されたことの恩恵は大きく、この年のXLCH1000の約10,500台という販売台数に一役買ったと言えるでしょう。また、大排気量化に伴いXL883アイアンよりも荒々しい鼓動感となったことも人気を後押しした一因で、デビューイヤーにロードテストを実施したCycle World誌によれば、「全米でもっとも盗難被害に遭うことが懸念されるモーターサイクル」と、男性らしい力強さを象徴した魅力的なモデルだとして高い評価を獲得しました。また、本機発売の直前である1971年に採用となった湿式クラッチにより、駆動系トラブルが減少したこともメカ的には重要ポイントのひとつです。クラッチレバーさえ握り込んでいればギア不問でキックスタートが可能なプライマリギアと扱いやすい湿式クラッチとの相性は非常に良く、高性能をウリにしたライバルの英国車よりも気軽に扱える乗り物、としての市民権を得る原動力のひとつに。1969年にはAMF傘下入りし、悪名高き暗黒時代の中で生まれたモデルながら、リニューアルに伴って若干の見直しが計られた点火ポイントカムによる始動性、アイドリング安定性の向上といった箇所も本機の特徴のひとつで、アイアンスポーツの魅力であるエンジンに火を入れた後のゴツゴツとした鼓動感はこれに負うところが大きいと言えます。
1973年には"ハンバーガードラム"と呼ばれたドラムブレーキがディスクブレーキ化された上で、従来のKフレームもネックエンドやシートポストなどがパイプ溶接方式となり、いわゆる「アングルフレーム」に。75年には旧式の右シフト式から近代的な左シフト式への変更、およびクランクケースやカムカバー等の形状変更、並びにケイヒン製バタフライキャブレターの採用を実施。さらに後期に入ると、ダブルディスクブレーキ採用やCRフレームとエボフレームという大改革、キャストホイール化など、来るエボリューション時代に向けた意欲的な年次改良が行われ、84年のショベルヘッドエンジン最終年まで細やかなアップデートが続けられました。
1957年から始まったアイアンスポーツの系譜らしく、全世界でも非常に多くのファンを持つスポーツスターファミリーだけに、現在の中古バイク市場でも常時一定数以上の需要があるビンテージハーレーのひとつでしたが、2020年の「コロナバブル」と空冷スポーツスターの絶版化、並びにビンテージハーレーブームという大きなムーブメントを追い風に相場は大きく上昇。2020年では平均落札価格40万円台であった業者間オークションでの記録も、2023年は100万円を超える個体が記録されるなど、2倍以上の高騰を見せている今こそが売り時の旬だと言えるでしょう。前述の通り、非常に多岐に渡る年次改良が実施されていた関係上、高額買取を狙うにはスポーツスターはもちろん、ビンテージハーレーへの造詣の深さ、買い取ったXLCH1000を再販売する販売力の高さを備えた業者へ任せることが絶対条件となりますが、弊社バイクパッションはそれら全ての条件を満たしており、ハーレー専門店以上の高額買取を可能としております。おおよその金額だけでも知りたい、といった気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、全力で現有オーナー様のご希望に応えさせて頂くことをお約束させて頂きます。
ハーレー XLCH1000 ショベル アイアンスポーツの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はハーレー全モデルの価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | XLCH1000(XLCH1000 ショベルスポーツスター/アイアンスポーツ)/1972年モデル(画像・スペック共) |
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発売年月 | 1972年~1984年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長×全幅×全高mm(N/A)・乾燥重量215kg(474ポンド) |
シート高・最低地上高(mm) | シート高749mm・最低地上高165mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV V型2気筒998cc(コーンショベル)・56.6PS/6,000rpm・--km/l(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル&キック併用・キャブレター・10.2リットル(2.25ガロン) |
新車販売価格 | $2,136(1972年当時) |
ジャンル | ハーレー ショベル | ハーレー スポーツスター |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
75.8万円
40.4万円
4台
不動
平均
最低
取引
51.4万円
51.4万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 | 111.0万円 | 2.7点 | 5435H7 | 14,162km | ■ |
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2 | XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 | 100.7万円 | 3.2点 | 2697H6 | 20,733km | ■ |
3 | XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 | 51.6万円 | 3.0点 | 8133H4 | 20,097km | ■ |
4 | XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 | 40.6万円 | 3.3点 | 8133H4 | 32,342km | ■ |
【事故 不動 故障車】 XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XLCH1000ショベル スポーツスター【1972~85年】 | 51.6万円 | 0点 | 111104トウ | 1,097km | ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています