XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】毎週更新の買取査定相場
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XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 に関するこのページの内容
XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 買取査定に役立つ豆知識
厚みのあるシートに、精悍さを強調したビキニスクリーンを装着し、2.5ガロンタンクなどが織り成す細身のシルエットが特徴のXLCR1000。1977年にウィリーGによって生み出された本機は、後のスポーツスターファミリーを始め、近代ハーレーの躍進に極めて大きな影響を及ぼした70年代ハーレーを象徴するマシンのひとつです。
70年代後半に入り、AMF経営陣主導による体制の中、本来の自由な開発土壌の狭まりにより、不本意なモーターサイクルを提供することを強いられ続けたH-D開発陣。その間、アメリカ市場には高性能をウリにした日本・イタリア製バイクが大きくシェアを伸ばし始めていました。本機XLCR1000は、奪われたシェアとH-Dブランドへの信頼、そして走りの性能を全世界へ知らしめるべく構想されました。この社運を賭けたプロジェクトチームは、ウィリーGを含むわずか三人という極めて少人数で、秘匿性に関して繊細な注意の元に進行。こうして設計されたのが、従来のKフレームに見られた脆弱性を克服した新型"CRフレーム"でした。
この新しい鎧は同時に強力な武器となることを確信したチームは、初陣をH-Dの主戦場ではなく、敢えて海外メーカー勢の土俵であるレースバイクの舞台に選定。XL1000スポーツスターのエンジンをベースにチューニングを施し、最高出力を68PSにまで高めたコーンショベルの心臓に、テレスコピック式フォークとショーワ製サスをマッチング。この基本構成に「ビキニフェアリング」と命名された小型フェアリングを装着し、スポーツバイクの命であるブレーキには前後ディスクブレーキを採用。これはH-D初のことであり、クロムメッキの一切を廃したブラックアウト仕上げ、7本スポークのキャストホイール(モーリス製)と合わせ、何から何まで初物尽くしとなりました。こうして生まれたニューマシンは、「XLをベースとしたカフェレーサー」として、XLCR1000として1977年のデイトナ・バイクウィークにて晴れ姿を飾ることに。
発売開始時、当時としては非常に強気だと言える$3,623というプライスタグ、クルーザーモデルを好む既存顧客層のニーズにマッチしなかったことにより、1978年には生産を終了。商業的には大失敗に終わりましたが、このXLCR1000で培われた技術、並びにモーターサイクルメーカーとしての表現力の向上は非常に大きく、XLスポーツスターファミリーはもとより、FXSローライダー、FXWGワイドグライドらが継承。その結果、1980年には既存顧客達からの支持を得て、伝説的なバイバックを果たすことにつながりました。
本機XLCR1000の実質的な生産期間は一年強と短く、総生産台数にしておおよそ3400台。その希少性もさることながら、74キュービックインチのコーンショベルらしい荒々しさ、心地よく身体を揺さぶる鼓動感、そして何よりスタイリッシュな出で立ちは不変の魅力に溢れたオンリーワンの存在だと言えるでしょう。特に1977年モデルに驕られたモーリス製セブンキャストホイールがクローズアップされがちですが、、3.3ガロン(約12.5リットル)タンク、XR-750のものに似た細めのシートなどによるスマートなシルエットも本機の特徴であり、後年のビューエル製マシンの造形に通じるポイントが多々見られるのも見所の一つです。
今となってはH-D唯一のカフェレーサーモデルであり、ごくごく短命に終わったレアモデルという事実に加え、ビンテージハーレーの中でも人気の高いショベルヘッドエンジン搭載モデルであることから価格高騰。現在では日本国内最大の中古バイクマーケットである業者間オークションにて、最終落札額240万円を記録する個体も現れるに至りました。わが日本国内においては、芸人・綾部祐二氏とケンドーコバヤシ氏による逸話でも知られることになりましたが、ロングホイールベース、高い位置に配されたハンドルポジション、極めて後方寄りに位置するフットレストなどの影響により、操縦性の難易度の高さが泣き所。そのためか比較的短い所有期間で手放されるケースもあり、意外に多くのオーナー遍歴を持つ個体もしばしば。
動態維持と操縦難易度の高さにかけては、アーリーショベル・コーンショベルを合わせた中でも屈指のモデルだけに、ハーレーに関する造詣の浅い業者、または販売力に自信のない業者では適切な評価が難しい一台ですが、弊社バイクパッションならばそうした懸念は無用。現行ハーレーはもとより、ビンテージハーレーに至るまで、直接お客様へ再販売可能な整備力と販売体制により、販売仕入れ価格を適用しての高額買取にもご期待頂けます。ハーレー専門店を上回る高額買取りをお望みのオーナー様は、ぜひ弊社出張買取査定をお試しくださいませ!
車名/型式/年式 | XLCR1000(またはXLカフェレーサー/XLCR1000カフェレーサー)/1977年モデル |
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発売年月 | 1977年~1978年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,210×全幅889×全高1,016mm・車両重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高--mm・最低地上高178mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷OHV997cc V型2気筒(コーンショベル)・68PS/6,200rpm・--km/l |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・12.5リットル |
新車販売価格 | $3,623(※1977年当時) |
ジャンル | ビンテージ ハーレー | ハーレー スポーツスター | ショベル スポーツスター |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
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0台
平均
最低
取引
240.0万円
240.0万円
1台
平均
最低
取引
103.7万円
101.0万円
3台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
53.9万円
53.9万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【走行距離別の取引額】XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
【走行距離別買取額の目安】
1〜2万km | 最高 | 105.6万円 | 1台 |
平均 | 105.6万円 | ||
最低 | 105.6万円 | ||
2〜3万km | 最高 | 240.0万円 | 3台 |
平均 | 148.5万円 | ||
最低 | 101.0万円 | ||
【事故 不動 故障車走行距離別の取引額】XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
【走行距離別買取額の目安】
2〜3万km | 最高 | 53.9万円 | 1台 |
平均 | 53.9万円 | ||
最低 | 53.9万円 | ||
- 事故 不動車
- 実働車
【カラー別の取引額】XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
- ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 137.8万円 | 4台 |
【事故 不動 故障車カラー別の取引額】XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
- ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 53.9万円 | 1台 |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去10年間の買取相場の推移】 XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 | 240.2万円 | 3.8点 | 7929H8 | 28,182km | ■ |
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2 | XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 | 105.8万円 | 3.3点 | 1835H8 | 14,870km | ■ |
3 | XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 | 104.8万円 | 3.2点 | 7929H8 | 28,179km | ■ |
4 | XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 | 101.2万円 | 3.5点 | 0723H7 | 20,312km | ■ |
【事故 不動 故障車】 XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XLCR1000ショベル スポーツスター【1977~79年】 | 54.1万円 | 0点 | 0955H7 | 20,871km | ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています