ハーレー製OHVエンジン第5世代として誕生し、近代モーターサイクルの心臓としての完成度を大きく高めたエボリューションエンジン時代。ソフテイルファミリーを含む多くのモデルが生み出され、今日のH-D製バイクの礎となりましたが、その中でもソフテイルファミリーの発展に大きく貢献した功労者の一人が本機FXSTC Softail Custom(FXSTCソフテイルカスタム)。

1986年に初めてラインナップに加わった際は、キャンディーバーガンディ&キャンディーレッドという鮮烈なカラーリングにてデビュー。これは往年のカワサキ・900Super Four(通称・Z1)を彷彿とさせるもので、デビュー直後はそのデザイン性が日本車的すぎるとも揶揄されました。しかし、エイプハンドル・ダブルシート・前21インチクラシックレーススポーク&後16インチディッシュのホイール構成、ファミリー随一の巨大な5.2ガロンガソリンタンクなど、伝統的なカスタムスタイルはハーレーファンやカスタムビルダーを中心に受け入れられ、ソフテイルファミリーが多くのファンを獲得する原動力のひとつとなりました。また、ベースモデルであるFLST、及びFXSTとの差別化として各種パーツの追加クロム仕上げ加工、ボディカラーとフレームカラーの同色化などが施されている点も本機の特色で、”ファクトリーカスタムモデル”であることを示すFXの2文字に相応しい作りであったと言えるでしょう。

デビュー当時の1986年はまだH-D日本法人は立ち上げられておらず、日本での販売はバルコム(株)によって行われましたが、本国アメリカ仕様車の最大トルクは84ft·lbs(113.89Nm相当)/2,400rpmであったのに対し、バルコム発行カタログでの日本向け車両は11.6kgm/3,600rpmと若干控えめな数値。以後、複数回に渡る各種環境規制などの影響により、スペックダウンを余儀なくされることがあったものの、99年にエボリューションエンジン搭載モデルが生産終了を迎えるまで、一度もカタログ落ちすることなく現役であり続けました。これだけ長期に渡って支持された秘密は前年のFLSTの反省を受けてアップデートされたリアサスペンションにあり、3.4インチのストローク量に設計し直した新リアサスペンションの働きにより、5000回転のレッドゾーン付近を除けばハンドリングにもほとんど影響がないという見事な作り。これは思い思いのカスタムを施した愛車を乗り回すことを楽しむカスタム派にとっては大きな魅力で、当時ロードテストを行った某メディアの記録によれば、3時間の連続走行でも全く疲れを感じさせないとまで賞賛されました。

こうして着実にファン層を獲得した本機FXSTCは、今日ではエボリューション搭載モデルとしての玉数の多さや親しみやすさからエントリーモデルとしての人気も高く、2023年末時点における業者間オークションでの平均取引価格は全年式を対象とした集計でおおよそ93万円。年式や走行距離、車両状態によって千差万別であるのが中古バイクの評価額ですが、2021年半ばに終焉を迎えたコロナバブル後でもこの水準であり、2023年内における最高落札価格はなんと146万円台。売却を考えておられるオーナー様にとっては、緩やかな下落を続けてはいるものの、相場が極端に動いていない今が売り時としてはベストなタイミングだと言えるでしょう。

ほぼエボリューション期全てに渡るほどのロングセラーとなったFXSTCだけに、高額買取を狙うには業者選びが非常に重要。特に求められるのは車両状態を的確に見抜いて評価できる査定力、中古ハーレー市場の最新動向を把握し即座に買取価格に反映できる機敏性、現有オーナー様へ最新相場事情と現車状態に関するご説明できる誠実さが何よりも求められる要素です。弊社バイクパッションはそれら全ての必須条件を満たした上で、単一店舗としては日本最多の販売台数を誇る中古ハーレー専門店を系列に持っており、当該店舗での再販売を念頭に置いた「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大幅に上回る高額買取も十分に期待できます。他社では内容に関する正確な評価が難しいカスタム車、事故車・不動車についても全力でオーナー様の期待にお応えさせていただくことをお約束いたします。

ハーレー・FXSTC ソフテイル カスタムの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はハーレー全モデルの価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年01月16日

1984に登場して以来、リアサスペンションを車体の奥深くへ隠すという手法を採用し、現代的な乗り心地の良さと往年のリジッドサスが持つハードボイルドなスタイルとを両立することに成功したソフテイルファミリー。その成功に甘んじることなく、第二の矢として1986年にリリースされたのが、FLSTヘリテイジソフテイルと同時デビューとなった本機FXSTC Softail Custom(FXSTCソフテイル カスタム)。

ベースとなったのは前述のFXSTですが、本機はそのフレームを大胆にボディカラーと同一色で仕上げることを採用。初年度である86年度モデルのカラーリングはキャンディーバーガンディ&キャンディーレッドで、艶のあるバーガンディで彩られた骨格は実に本格的。そのボディに今日現在まで、ソフテイルファミリーとしては最大サイズである5.2ガロン(19.7リットル)の大容量ガソリンタンクを装着し、エイプハンドルとバックレスト付きダブルシートとで伝統のクルーザースタイルに。そして33度とやや大きめに寝かせたフロントフォークには、21インチのクラシックレースホイールを合わせつつも、リアには16インチのディッシュホイールをマッチングさせているのが面白いポイント。80年代に入り、アメリカを始めとする海外主要マーケットに殴り込みをかけていた日本製クルーザーが軒並み前後ホイール形状を合わせたものであったのに対する一種の反骨精神とも言えるもので、王道的なチョッパースタイルと近代的な車体構成とを上手く融合させた点も本機ならではの見所だと言えるでしょう。

また、84年から85年モデルまでにかけて寄せられていた、ソフテイルファミリーのリアサスペンションの硬さを指摘するユーザーの声に応え、リアサスペンションのストローク量増加が行われているのもマニアックなポイントで、一見薄くて頼りなく見えるシートもクッション素材の密度やシート表皮の張り具合などが緻密に計算されており、腰を降ろした際のフィット感と座り心地は天下一品。デビュー当初、その見た目やソフテイルフレームならではの優しすぎる乗り心地、そして何より80年代に入りアメリカ市場に殴り込みをかけてきた日本製クルーザーモデルに冠されていた「カスタム」という単語がサブネームに用いられたことに対し、「日本車みたいで頼りない」といった不評を見事に覆してみせました。

現在の中古バイク市場においては、日本国内でも「せっかくハーレーを買うのに、日本車みたいなモデルをわざわざ選ぶ必要はない」といった当時のユーザーが多かったことによるものか、流通台数はごくわずかで、翌87年からはキャブレターが38mm径に変わり、エボリューションエンジンそのものにも年次改良が行われたことも関係し、玉数が少ない割りにはプレミア化もしていないというのが実情。年間で20万台ものバイクが取引される中古バイク業界最大のマーケットである業者間オークションでも、遡れる範囲で実動車の取引記録は残っておらず、2023年に走行距離約8万kmのエンジン故障車が39万円台で落札されたものが記録されているのみ。さすがにこの1件を以て相場を語るのは憚られますが、この車両のカラーリングは黒&黄色と記録されており、プレミアもついていない最初期モデルの故障車であっても、一定以上の値段がつくモデルであることを如実に示していると言えるでしょう。翌年の87年モデルも出物はありませんでしたが、もっとも近い88年モデルは2020年と2022年、2023年の取引記録が残っており、2020年の平均取引価格はおよそ47万円台。2022年の記録は、コロナバブルが完全に終息した後でありながら105万円台で落札されており、コンディション次第ではかなりの高額取引となる可能性も皆無ではありません。

細かい改良が行われ、毎年のように仕様変更が行われたエボ最初期のFXSTCソフテイルカスタムを高額で売却するためには、車両状態を的確に見抜いて評価できる査定力、中古ハーレー市場の最新動向を把握し即座に買取価格に反映できる機敏性、現有オーナー様へ最新相場事情と現車状態に関するご説明できる誠実さを兼ね備えた買取業者へ任せることが非常に重要。弊社バイクパッションはそれら全ての必須条件を満たした上で、単一店舗としては日本最多の販売台数を誇る中古ハーレー専門店を系列に持っており、当該店舗での再販売を念頭に置いた「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大幅に上回る高額買取も十分に期待できます。エボ前期モデルならではのエンジントラブルを抱えた不調車、複数の純正パーツが欠品している難あり車、事故車に関しても業界最高値で買取可能なのは弊社ならではの強みのひとつ。FXSTCを本気で売りたいと考えるオーナー様からのご期待に、全力でお応えさせていただくことをお約束いたします。

ソフテイルファミリー初期の功労者・FXSTCソフテイルカスタム 86年モデルの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はハーレー全モデルの価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年01月16日

デビュー2年目を迎えたFXSTCソフテイルカスタムは、87年モデルではケイヒン製キャブレターを34mmから38mm径とし、カラーリングの刷新で販売を継続することに。

今回のケイヒン製キャブレターの大径化とセットで各種ジェット類も同時に変更されており、前年の86年モデルと同一の出力としつつもスムーズな吹け上がりとナチュラルなパワーカーヴを描く出力設定に変更。H-Dによって絶妙なバランスで調節されたことにより、燃費もリッター換算では0.6km上昇の18.5km./Lという公称値。エボリューションエンジンのウリであるダイレクトなパワー感の強調とドンつき解消、さらには低燃費化という改良が図られた見事な仕様変更だと言えるでしょう。
87年モデルに適用されたカラーリングは全4色で、前年のキャンディーバーガンディ&キャンディーレッドを廃止し、H-D定番のビビッドブラック、キャンディークリムゾン、ブランディワイン&クリムゾン、ブリリアントキャンディーブルー&シルバーの計4色を設定し、単色とツートーンに分けたバリエーションとなりました。

この年はFLHSエレクトラグライドスポーツのリリース、ローライダー誕生10周年というふたつの出来事があり、1977年にデュオグライドオマージュの限定車として登場したスタイリングそのままに復活したFLHSは、FL系にスクリーンフェアリングを装着したスタイリングで多くのカスタムファンの注目を集めることに成功。後者としては、ローライダー誕生10周年記念モデルとして1977年当時そのままのタンクロゴを再現したFXLRローライダーカスタムがリリースされ、本機FXSTCで実績を作ったフロント21/リア16インチホイールの組み合わせをシリーズ初採用。この両者にが集めた注目は非常に高く、H-Dのカスタム性の高さとファクトリーカスタムモデルの完成度の高さがクローズアップされることとなり、本機FXSTCへの評価も大きく高まりました。

現在の中古バイク市場においては、前年の86年モデルと同様の理由で一般受けしにくかったため、日本仕様車の流通台数は非常に少なめ。年間で約20万台のバイクが取引される中古バイク業界最大のマーケットである業者間オークションの取引記録を過去8年まで遡っても取引記録なし。ただしプレミア化しているわけではなく、日本国内での販売状況が芳しくなかったことによるレア車というのが正直なところ。参考例として翌88年モデルの取引記録を挙げさせていただきますと、純正色にはないパープルメタリックにオールペンされたカスタム車が87万円にて落札。純正パーツ欠品数が多く、メーター交換による走行疑義車というネガティブな要素があったものの、この年式としては高額と言える落札価格となったことを踏まえると、車両状態次第ではかなりの高額買取にも期待できると考えてよいでしょう。元々がカスタム性の高さをウリにしてデビューしたモデルであるため、買い手側もカスタム車に対しておおむね好印象を抱きやすいという側面があるため、独創的な凝ったカスタム内容でもない限りは一定以上の買取価格に期待できると言えます。

エボリューションエンジン時代でも最初期にあたるFXSTCソフテイルカスタム 87年モデルを高額で売却するためには、車両状態を的確に見抜いて評価できる査定力、中古ハーレー市場の最新動向を把握し即座に買取価格に反映できる機敏性、現有オーナー様へ最新相場事情と現車状態に関するご説明できる誠実さを兼ね備えた買取業者へ任せることが非常に重要。カスタム車の場合はさらにカスタム内容、装着パーツの質やエンジンコンディション、外観状態を含めた上での総合的な車両評価を適切に行えるかなど、非常に多くのファクターが絡むモデルだと言えますが、弊社バイクパッションはそれら全ての必須条件を満たした上で、単一店舗としては日本最多の販売台数を誇る中古ハーレー専門店を系列に持っており、当該店舗での再販売を念頭に置いた「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大幅に上回る高額買取も十分に期待できます。エボ前期モデルならではのエンジントラブルを抱えた不調車、複数の純正パーツが欠品している難あり車、事故車に関しても業界最高値で買取可能なのは弊社ならではの強みのひとつ。FXSTCを本気で売りたいと考えるオーナー様からのご期待に、全力でお応えさせていただくことをお約束いたします。

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解説記事更新日：2024年01月17日

デビュー3年目を迎えたFXSTC ソフテイル カスタム、1988年モデルはエボリューションエンジンの改良とカラーリング1色の差し替えを行っての継続販売となりました。

この1988年に行われたのはカムの変更で、カリフォルニア州の規制に合わせたリフト量10.5mmのCカム、それ以外の出向地に合わせたリフト量11.7mmのVカムであった従来のカムシャフトを統一することに。新たに採用となったのはリフト量12.26mmのLカムで、従来までのモデルと比べると高回転域でのスムーズな加速と安定感の強化に繋がっており、低速トルクを細らせない絶妙なバランスでの年次改良だったと言えるものでした。
また、この年に行われたカラーリングの差し替えは、前年のブリリアントキャンディーブルー&シルバーが対象となっており、ブライトコバルトキャンディーブルー&ブライトシルバーへと変更。全くの同系統色ではあるものの、輝きと艶を強調したブライト色となっているのがポイントで、前年にデビューしたFLSTC ヘリテイジ クラシックのヘリテイジ路線とは明確に異なるカスタム志向モデルであることを示すための差し替えであったと考えられます。

また、88年はソフテイルファミリーにとっては非常に大きな出来事があり、H-D創業85年記念としてストローク量130mmを誇る専用スプリンガーフォークを与えられたFXSTSスプリンガーソフテイルがニューモデルとして登場。48年式FLを境に途絶えてしまった古のスプリンガーフォークを現代に復活させ、「まるでタイムスリップしたようだ」と多くのファンの度肝を抜く鮮烈なデビューを飾りました。このFXSTSのデビューをよりセンセーショナルなものとすべく、88年モデルのソフテイルファミリーはいささか控えめなお色直しに留められたと捉えると、AMF傘下期の反省点をしっかりと見直した堅実な経営戦略を採っていたことが感じられるのも本機FXSTC 88年モデルの面白いポイントだと言えるでしょう。

エボリューションエンジンがより近代的な信頼性と耐久性を備えることとなった年次改良が行われたFXSTC 88年モデルですが、前年までと同様に日本市場での販売実績はそこまで振るわず、現在の中古バイク市場でも流通台数は少なめ。ただし完全にないというわけではなく、2023年末時点における業者間オークションでの取引記録には実動車1件の記録あり。この詳細を見てみると、純正色にはないパープルメタリックのオールペン、純正パーツ欠品多数でメーカー不明マフラー装着、メーター交換による走行疑義車というネガティブな要素があったものの、最終落札価格は87万円とかなりの高値で成約。88年式という点を踏まえると、フルオリジナル車に相当するレベルでの落札価格であり、カスタム志向が強い本機のキャラクター性が如実に現れた好例だと言えます。
前21インチ後16インチの異なるホイールタイプを採用するなど、元々がカスタム色の強さを前面に押し出したモデルであるため、購入者であるユーザー側もカスタム車に対する許容度が高いのも本機の特色で、車両のコンディションやカスタム内容などに自信があるオーナー様にとっては、大いに参考となるデータだと言えるでしょう。

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解説記事更新日：2024年01月17日

デビュー4年目を迎えたFXSTCソフテイルカスタムは、1989年モデルにて初となる諸元上の変更を実施。カラーリングの一部差し替えと合わせ、事実上のマイナーチェンジを行っての継続販売となりました。

89年モデルにて行われたのは車体のローダウン化で、各部構成パーツの見直しにより最低地上高を従来の152.4mmから136.1mmにまでダウン。シート内のクッション素材の密度も同時に見直したことでシート高も667.9mmと微調整を行い、トータルでのコントロール性に悪影響を及ぼすことなく、ローライダーシリーズに近いブラッシュアップが実施された形でのマイナーチェンジとなりました。
この年もエボリューションエンジンのアップデートが行われ、ピニオンシャフトをフライホイールと一体化させた形状のものに変えることで、従来モデルよりも格段に振動を抑えることに成功。この変更はソフテイルファミリーとは非常に相性がよいもので、エンジンから生じる振動はさらに低下し、快適な乗り心地を強化することに成功。大柄なFL系の車体と快適な乗り心地をウリとするソフテイルファミリーはさらに体制を磐石なものとし、今日現在まで続くファミリーの人気を不動のものとした年だと言えるでしょう。

この年のカラーリング差し替えはブライトコバルトキャンディーブルー&ブライトシルバーで、メタリックブルー&ブリリアントシルバーへと変更。前2年に用いられたビビッドブラック、キャンディークリムゾン、ブランディワイン&クリムゾンの3色は続投で、計4色設定のままとなりました

ちなみにこの年は前述のローライダーにも動きがあり、試験販売的な扱いながら限定約300台が生産されたFXRSC ローライダーコンバーチブルが登場。FXRS-SPをベースに開発されたこのモデルは、工具不要で各部アクセサリーパーツの脱着が可能なデタッチャブル方式でのマウントを採用しており、その日の気分ひとつで手軽に脱着可能なウインドシールドやサイドバッグはユーザーから高く評価され、今日現在のモデルにも採用される画期的な仕様となりました。前述の仕様変更はこのFXRSCへの影響を及ぼさず、ファンの購買意欲を損ねないためのものであったと捉えることもでき、ニューモデルのデビューに細心の注意を図るようになったH-Dの経営方針が堅実化したことを伺わせるマニアックなポイントとなっております。

現在の中古バイク市場においては、少々マニアックながらもローライダー寄りとなったマイナーチェンジ内容、および日本市場での販売実績が向上したことによるものか、前3年までの各モデルと比べて玉数は多く、業者間オークションでの取引記録は出展がない空白期間もあるものの、数年に一度は出てくるレベルで記録あり。直近となる2023年末時点では、スタンダードカラーである黒(ビビッドブラック)のかなり手が込んだカスタム車両が92万円台で落札。詳細内容は社外エイプバーハンドル、サドルバッグ、S&S製エアクリーナー、バンス&ハインズ製マフラーなどで、純正マフラー付きというもの。数回のメーター交換歴がある走行疑義車でしたが、行き届いたメンテナンスによるエンジンコンディションのよさも高評価につながっての落札結果だったと言えるでしょう。ソフテイルファミリーにとっては非常に良いエンジン改良が行われたイヤーモデルということもあり、車両状態次第ではかなりの高額買取に期待できるようになったと考えて差し支えございません。

小刻みにアップデートがなされたエボリューション前期のFXSTCソフテイル カスタム 89年モデルを高値で売るには、エボリューションエンジンの歴史と仕様変更、本機ならではの車体特性と販売時の背景、車両コンディションやカスタム内容を的確に評価できる目利き力を持った業者へ任せるのが重要。弊社バイクパッションは、それらの条件を全て高いレベルで満たすと同時に、業界最高レベルの顧客満足度を誇る誠実な対応でお褒めの言葉を頂戴しております。さらに、単一店舗としては日本で最多となる中古ハーレーの販売実績を誇る中古ハーレー専門店を系列店として構えており、程度状態のよい車両であれば店舗での再販売を前提とした「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大きく上回る高額買取にも十分期待が持てます。気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、オーナー様からのご希望・ご要望に誠実にご対応させていただくことをお約束いたします。もちろん、不動車・事故車といった他社では尻込みする訳あり車両に関しても例外なし、心より歓迎させていただきます。

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解説記事更新日：2024年01月17日

デビューから5年を数えることとなったFXSTCソフテイル カスタム、1990年モデルでは事実上のマイナーチェンジ実施する形でアップデートが行われての販売継続となりました。

この年はドライブシャフトの変更が行われ、エンジンからの振動はさらに低いものへと改良。ソフテイルフレームの本機FXSTCには渡りに舟とも言うべきアップデートとなり、前年モデル以上に快適な乗り心地となりました。また、キャブレターはケイヒン製CVキャブであることに変わりはないものの、さらに大径の40mmを採用したことにより、最大トルクはエボリューション史上最高値となる115.24Nm/3,500rpmにまで上昇。これは本国アメリカ仕様車のスペックですが、後年のツインカム88B搭載モデルであるFXSTS 2006年モデルよりもわずかながら上回るハイパワーとなりました。

また、前年の89年モデルではローライダーシリーズに合わせるかのようにローダウン化された最低地上高が、本年は88年モデルと同一の152.4mmへと再修正。シート内クッション材も旧仕様へと戻り、ファクトリーカスタムモデルとして再び独自路線を往く姿勢となりました。
この年のカラーリングは、H-D定番のビビッドブラック、ブライトキャンディープラム、ダークキャンディールビー、ブライト&ダークキャンディールビー、ブライトキャンディーハイファイブルー&シルバーの計5色。クリムゾン系統の代わりにキャンディー系が中心になっているのがポイントで、艶やかなペイントを主流とすることにより、ファクトリーカスタムモデルとしてのイメージ向上と近代的デザインへの摺り寄せが行われたものであると推測されます。

ちなみに1990年は映画「ターミネーター2」の公開により、劇中に登場したFLSTFファットボーイがデビューと同時にスターダムへと上り詰めた年でもあり、キネマファンからの熱い視線を集めた効果により、本機を含むソフテイルファミリーの販売実績は過去最高クラスに。この年のH-D全モデルの総販売台数はおよそ4万5000台ですが、このうちソフテイルファミリーが2万4000台の過半数を占めたという記録があり、同ファミリーの快進撃を語る上で欠かせないターニングポイントのひとつとなりました。

現在の中古バイク市場では、この年からH-D日本法人の設立により積極的なプロモーションが行われた結果、販売台数が増加したこともあり、前年モデルまでと比べると玉数は多め。2023年末時点における業者間オークションでの取引記録は実動車4件のデータあり。最高値をつけた車両は、走行距離約3万5000kmでありながら、エンジンコンディション良好なオールペンのカスタム車。純正マフラーやサイドカバーなどが欠品状態でしたが、K&N製エアクリーナーやバッサーニ製ロングマフラーなど、カスタム内容のよさと王道のチョッパースタイルであったことが功を奏し、90万8000円での落札となりました。以下は全てノーマル車となり、81万円台、75万円台、65万円台とややバラつきが見られるものの、走行距離や外観状態、エンジンコンディションなどを含めた評価による差がそのまま反映された結果であり、順当な価格帯での落札結果だと言えるでしょう。
このデータを踏まえると、エボリューションエンジンの年次改良、および車体のアップデートが行われたものの、前4年までのモデルに見られたカスタム車でも高値が狙えるという傾向に変わりはなく、純粋に車両状態の良し悪しやカスタム内容によって車両評価額が変動する、と捉えていただいて差し支えございません。

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ハーレー・FXSTC ソフテイルカスタム 90年モデルの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はハーレー全モデルの価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年01月18日

ベースモデルであるFXSTソフテイルスタンダードがカタログ落ちした1991年、FXSTCは独立した形のモデルとして販売を継続することに。

この1991年はFXRフレームをさらに進化させた新型フレーム『ダイナグライドフレーム』がお披露目となった年でもあり、ダイナグライドフレーム採用モデルとしてFXDBスタージスが新登場。ショベルヘッド期にリリースされた車名を再び起用し、全体をブラックアウトしたスタイルが注目を集めることに。94年を以てFXRフレーム採用の一般車両生産は途絶えてしまいましたが、それに代わる新たなフレームの登場はカスタムファンを中心に好意的に受け止められ、ダイナファミリーの次モデルへの期待感は否が応にも高まったと言えるでしょう。

本年1991年の年次改良はエンジンガスケット類の見直しで、素材をケブラー&グラファイト製のものへと変更。トランスミッション構成の見直しと合わせ、エンジンそのものの信頼性と耐久性を向上させる熟成化が進められました。ただ、決して良いことばかりではなく、この年は実施が迫った排ガス規制「ユーロ1」への段階的な適合化のため、エンジン出力の見直し等も行われ、最大トルクは前年の115.24Nm/3,500rpmから108.47Nm/4,000rpmへとダウン。これは共にアメリカ仕様車の公式カタログ値で、燃費もリッターあたりおおよそ0.6km低下という憂き目を見ることとなってしまいました。

この年はH-D定番のビビッドブラックを始め、ワインベリーパール、キャンディーサファイアサングロ、ダークキャンディールビー、ブライト&ダークキャンディルビー、ブライト&ダークサファイアメタリックの計6色。ツートーンにブライト系統が取り入れられているものの、全体的には寒色系が中心であり、華々しくデビューしたFXDBスタージスのブラックな車体イメージに合わせるようなカラーリングが選定されたものと推測されます。

現在の中古バイク市場においては、エボ前期モデルの中でも比較的熟成度が高いイヤーモデルであり、ハーレー初心者でも手を出しやすいモデルということで買い手側からの支持率も高く、2023年末時点での業者間オークションでの平均取引価格は90万円台と高水準。過去5年までの各モデルと比べると玉数は多いものの、2021年に終息したコロナバブル以降も大きな下落は起こしておらず、以前として相場は高めを維持しております。直近12ヶ月内での最高取引価格は、フレーム再塗装やクロムパーツを多数装着したカスタム車の106万円台で、やはりその他年式と同様にカスタム車でも高値が期待できる傾向に変わりはありません。フルノーマルに近い個体ほど高値がつきやすいのがハーレーを始めとする大型バイクのセオリーですが、生まれついてのカスタム志向派モデルである本機の場合、カスタム内容や車両コンディション次第ではフルノーマルを上回る値段にも期待できると考えて差し支えございません。

小刻みなアップデートが行われたエボリューション前期のFXSTCソフテイル カスタム 91年モデルを高値で売るには、エボリューションエンジンの歴史と仕様変更、本機ならではの車体特性と販売時の背景、車両コンディションやカスタム内容を的確に評価できる目利き力を持った業者へ任せるのが重要。弊社バイクパッションは、それらの条件を全て高いレベルで満たすと同時に、業界最高レベルの顧客満足度を誇る誠実な対応でお褒めの言葉を頂戴しております。さらに、単一店舗としては日本で最多となる中古ハーレーの販売実績を誇る中古ハーレー専門店を系列店として構えており、程度状態のよい車両であれば店舗での再販売を前提とした「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大きく上回る高額買取にも十分期待が持てます。気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、オーナー様からのご希望・ご要望に誠実にご対応させていただくことをお約束いたします。もちろん、不動車・事故車といった他社では尻込みする訳あり車両に関しても例外なし、心より歓迎させていただきます。

ハーレー・FXSTC ソフテイルカスタム 91年モデルの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はハーレー全モデルの価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年01月18日

排ガス規制「ユーロ1」の施行を目前に控え、FXSTCソフテイルカスタム 92年モデルはカラーリングとグラフィックパターン変更のみでの継続販売に。
この年はFXDBダイナデイトナ、FXDCダイナグライドカスタム、FXRSローライダー コンバーチブルといったダイナファミリーのニューモデルがカタログを飾ったこともあり、華々しいデビューに水を差さないための配慮と、翌年のユーロ1適合化に向けたある種の充電期間といった形でした。

この年のカラーリングはH-D定番のビビッドブラックに加え、ダークキャンディーサファイアサングロ、ブライト&ダークキャンディールビー、ターコイズ&ホワイトの計4色。この設定はFXSTSスプリンガーソフテイルと全くの同じであり、ガソリンタンクにはアメリカ国旗を連想させる星をモチーフにしたグラフィックパターンが採用され、こちらに関してもFXSTSと共通。ベースモデルとなったFXSTがカタログ落ちしたままであるため、本機とFXSTSとの二枚看板でソフテイルファミリーを盛り立てて欲しいといったH-D陣営の願いが伺えるような共通性だと言えるでしょう。

後進のFXSTSがマイナーチェンジを実施したのと比べ、カラーリング変更のみに留まった本機FXSTC、現在の中古バイク市場では特筆すべき仕様変更がなかったことにより、前年の91年モデルと同程度の扱いが定着しております。2023年末時点における業者間オークションでの取引記録は、実動車4件の取引記録ありで、平均取引価格はおおよそ71万円台。同時期集計の91年モデルが実動車3件で平均取引価格88万円台であったことと比較すると、程度状態による差異が生じるのは仕方ないこととは言え、年式による91年モデルへの優位性はほぼないと考えて差し支えございません。最高値を記録した車両の詳細記録を見てみますと、奇しくも総合評価2.8点となっており、91年モデルの最高値をつけたカスタム車両と全く同じ。ただし、92年モデルの場合はメーター交換歴があるノーマル車で、アイドリング不調やサビキズが目立つことから入札を見送る空気が強く、最終落札価格は80万8000円と厳しい結果に終わりました。
実動車4件がノーマル車であったためか、走行距離が浅い順に上から73万円台、66万円台となっており、最低落札価格となったのは走行距離が10万kmに届く車両の65万円台でした。このことと前年までの傾向を踏まえると、生まれついてのカスタム志向派モデルである本機の場合、カスタム内容や車両コンディション次第ではフルノーマルを上回る値段にも期待できると考えて差し支えございません。

小刻みなアップデートが行われたエボリューション前期のFXSTCソフテイル カスタム 92年モデルを高値で売るには、エボリューションエンジンの歴史と仕様変更、本機ならではの車体特性と販売時の背景、車両コンディションやカスタム内容を的確に評価できる目利き力を持った業者へ任せるのが重要。弊社バイクパッションは、それらの条件を全て高いレベルで満たすと同時に、業界最高レベルの顧客満足度を誇る誠実な対応でお褒めの言葉を頂戴しております。さらに、単一店舗としては日本で最多となる中古ハーレーの販売実績を誇る中古ハーレー専門店を系列店として構えており、程度状態のよい車両であれば店舗での再販売を前提とした「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大きく上回る高額買取にも十分期待が持てます。気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、オーナー様からのご希望・ご要望に誠実にご対応させていただくことをお約束いたします。もちろん、不動車・事故車といった他社では尻込みする訳あり車両に関しても例外なし、心より歓迎させていただきます。

ハーレー・FXSTC ソフテイルカスタム 92年モデルの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はハーレー全モデルの価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年01月18日

H-D創業90周年の節目と、排ガス規制「ユーロ1」の施行が同時となった1993年、FXSTCソフテイルカスタムはフロント周りの小変更とエンジン出力、カラーリング変更での継続販売に。

もはや恒例となったエンジンの年次改良では、ナックルヘッド時代から続いたクランクケースの内圧を逃がす旧式のブリーザーバルブを廃止。クランクケース内の圧力を逃がすための方式を新たに設計し、ブリージングシステム”と命名し実装化しました。この新システムの恩恵は強力で、従来モデルに見られた長時間の高回転走行を続けた際、劣化したブリーザーバルブが欠けてギアに破片が噛んでしまうという長年のトラブルとの決別を図ることに成功。工業製品としてのエンジン耐久性、および信頼性を大きく高める結果となり、「ハーレーはタフな男のマシン」というイメージを確立させる大きな布石となりました。
ただし、エンジン出力に関しては前述のユーロ1適合化のために前年よりも抑えられており、92年モデルの最大トルクが108.47Nm/4,000rpmであったのに対し、本年モデルでは108.26Nm/4,000rpmに。出向地によってはこれよりもさらに低く、独自の厳しい規制が敷かれたカルフォルニア州向け仕様、欧州仕様車では86Nm/2,400rpmという数値となり、もはや同一ボディの別モデルといった仕様となってしまいました。ただし、最大トルク発生回転数を大きく引き下げたことにより、低速時における粘り強さと十分な加速力は担保されており、これが現行モデルまで続くハーレー車の低速トルクの頼もしさを決定づけたという見方もできるのがマニアックなポイント。

フロント周りに関しては、フロントフォーク装着に伴うレイク角が見直され、従来の33度から34度へと変更。マウント位置も微調整が行われた結果、全長は約16mm延長の2,411mm、フォークをさらに寝かせたことで最低地上高142.7mm、シート高673mmと明確なローダウン化しており、89年モデルで実施されたのに次ぐ2度目のローダウンとなりました。

今年のカラーリングは全5色で、H-D定番のビビッドブラック、ブライトワインベリーサングロ、マンダリンオレンジ、ビクトリーレッドサングロ、アクアサングロ&シルバー。前年までに見られたダーク系統色がなくなり、FXSTSの7色と比べるといささか寂しい点は否めませんが、現代的でカスタムとの親和性が高い系統色が選出されており、独立した立ち位置のカスタムモデルであることを誇示するかのような設定となりました。

現在の中古バイク市場においては、ブリージングシステムによるエンジンそのものの耐久性・信頼性が大きく向上したことにより、エボ後期モデルと遜色ない扱い。2023年末時点における業者間オークションでの平均取引価格は104万円台。もちろん、車両状態による差異はあるものの、平均落札価格にして100万円超えは前年モデルまでには見られなかった高い数値であり、状態次第ではノーマル・カスタムを問わず高値が期待できることが如実にわかるデータだと言えるでしょう。最高値をつけたのは、多数のクロムパーツとH-D純正サドルバッグ等を装着したカスタム車で、やや使用感が強めに出てはいたものの、141万円台にて成約。次点は走行距離3000km未満のフルノーマルワンオーナー車で、107万円台での成約となりました。再販化にあたっては電装系に手を入れる必要がある状態でしたが、それを差し引いても売れると判断した業者は多く、かなり白熱した競りの結果となりました。

エボ前期モデルの中でも特筆に値するアップデートが実施されたFXSTCソフテイルカスタム 93年モデルで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要。特に、車両状態を的確に見抜いて評価できる査定力、中古ハーレー市場の最新動向を把握し即座に買取価格に反映できる機敏性、現有オーナー様へ最新相場事情と現車状態に関するご説明できる誠実さが何よりも重要なポイントですが、弊社バイクパッションはそれら全ての必須条件を高いレベルでクリア。それと同時に、単一店舗としては日本最多の販売台数を誇る中古ハーレー専門店を系列に持つ強みを活かし、当該店舗での再販売を念頭に置いた「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大幅に上回る高額買取も十分に期待できます。もちろん、ノーマル車に限らず、気合の入ったカスタム車や事故車・不動車に関しても全力でお応えさせて頂くことをお約束いたします。

ハーレー・FXSTCソフテイルカスタム 93年モデルの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はハーレー全モデルの価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年01月18日

前年にブリージングシステムを新導入したエボリューションエンジン、耐久性と信頼性が大きく向上した結果、1994年は一部出向地向けのマイナートラブル対策以外の変更はなく、FXSTCソフテイルカスタムもカラーリング変更のみでの継続販売となりました。

この年のカラーリング設定はビビッドブラック、ビクトリーレッドサングロ、アクアパール、ツートーンにはビクトリーレッドサングロ、アクアパール&シルバーの計5色となり、前年の93年モデルよりも明るい系統色となっているのが特徴。前年にH-D創業90周年記念限定モデルとしてリリースされたFLSTNヘリテイジソフテイルノスタルジアが名称を変え、ヘリテイジソフテイルスペシャルとしてレギュラーモデルとなったのと合わせるようなカラーリング設定となりました。
ここまでがいわゆる「エボリューション前期」という括りで、エンジンの成熟度に関しては申し分がないレベルにまで達しましたが、これ以降4年の歳月をかけて開発されたハーレー製OHVエンジン第5世代となる”Twin-Cam(ツインカム)”を万全の体制でデビューさせるための円熟期に入った年だと言えるでしょう。

現在の中古バイク市場においては、エボ後期モデルと同等水準での取引価格が行われるようになった94年モデルですが、2023年末時点における業者間オークションでの取引記録は、実動車4件で74万円台。前2年モデルと比べ下がっているように見えますが、詳細な取引記録を見てみると4件の取引記録全てが外観状態やエンジンコンディション、走行距離過多やメーター交換による走行疑義といった大きなマイナス要素を抱えた車両で、心惹かれるようなカスタム内容や低走行といったプラス要素がない車両の取引記録としては十分に高い水準だと言えるでしょう。事実、2020年から2021年半ばにかけて起こったコロナバブルが終焉を迎えて久しい今、緩やかな下落ではありますが2020年以前よりも平均取引価格・最高取引価格ともにまだ上回っており、思い切ったカスタムを施されることが多いモデルとしては稀な相場を構成しております。ニューマシンへの乗り換えや買い替え、売却を検討されておられるオーナー様にとっては売り時と言える状況で、内容次第では過去最高記録の高額買取にも十分期待が持てるでしょう。

エボ前期としては最後となるFXSTCソフテイルカスタム 94年モデルで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要。特に、車両状態を的確に見抜いて評価できる査定力、中古ハーレー市場の最新動向を把握し即座に買取価格に反映できる機敏性、現有オーナー様へ最新相場事情と現車状態に関するご説明できる誠実さが何よりも重要なポイントですが、弊社バイクパッションはそれら全ての必須条件を高いレベルでクリア。それと同時に、単一店舗としては日本最多の販売台数を誇る中古ハーレー専門店を系列に持つ強みを活かし、当該店舗での再販売を念頭に置いた「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大幅に上回る高額買取も十分に期待できます。カスタム車への評価が好意的な本機FXSTCゆえ、カスタムに関する知識も非常に重要なファクターとなりますが、系列店舗でお客様の生の声に触れる機会が多いからこそ、オーナー様によって異なるカスタム内容を適切に評価できる体制が整っております。もちろん、ノーマル車や事故車・不動車に関しても大歓迎、全力でお応えさせて頂くことをお約束いたします。

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解説記事更新日：2024年01月18日

92年モデルにてユーロ1への適合化を果たし、販売を継続することとなったFXSTCソフテイルカスタムでしたが、間髪入れずフェーズ2の「ユーロ2」が目前に迫った95年モデルでは、再びエンジン出力変更を含む2度目のマイナーチェンジと言える内容を実施。ファクトリーカスタムモデルとしての充実化が図られることとなりました。

95年における80キュービックインチエボリューションの最大トルクは104.4Nm/3,600rpmにまでセーブされ、上限値は約4%のスペックダウンに。しかし、最大トルク発生回転数を引き下げることで低速トルクをより強調、極低回転域での粘り強さを担保する設定としているのは、クルーザーモデルを知り尽くしたH-Dならでは。数あるハーレー車の中でも、乾燥重量280kg強と軽い部類に入るFXSTCですが、ビッグツインが生み出す瞬時の加速力は十分な水準を保ち、現在まで続く「大排気量車ならではのタフでパワフルな走り」といったハーレー車に抱かれるイメージを確立。3,000回転未満で最大トルクを発生するという出力仕様は現行モデルたちにも受け継がれ、後のツインカムやミルウォーキーエイト開発における原点となったと言えるでしょう。
また、フロントフォークに若干の修正が入りシート形状の変更なども合わせて実施され、最低地上高は150.9mmと再び上昇。シート高も92年モデル以前と同じ678.2mmに戻されました。

カラーリングに関しては本年限定色が追加され、H-D定番のビビッドブラック、ビクトリーレッドサングロ、アクアパール、ビクトリーレッドサングロ、アクアパール&シルバー、ナゲットイエロー&ビビッドブラックの計6色。最後のナゲットイエロー&ビビッドブラックは、本機FXSTCとスプリンガーフォーク採用モデルのFXSTSにのみ設定された特別色に近い位置付けで、その他のイヤーモデルにはついに適用されなかったレアカラー。グラフィックパターンも白頭鷲をモチーフにしたものが復活し、その中心にはひし形にHarley Davidosonの文字をあしらった新グラフィックパターンが配され、エボ後期初年度の門出を果たしました。

余談ながら、この年はスプリンガーフォーク採用モデルとしてFXSTSBバッドボーイが彗星のように登場し、ビビッドブラックのベース色にスキャロップラインという専用カラーが施され、抜群の雰囲気で多くのファンの話題をさらうことに。兄弟にして最大のライバルにあたるFXSTSスプリンガーソフテイルとの対比構造を取り、ファクトリーカスタムモデルへの注目度を再び集める戦略が採られたことも面白いポイントだと言えるでしょう。

現在の中古バイク市場においては、エボリューション時代最後の5年を迎えたエボ後期モデルとして確固たる地位が築かれており、2023年末時点における業者間オークションでの平均取引価格は120万超え。最高値をつけたのは走行距離2000km未満という低走行ながら、全体をブラックアウトしたボバーカスタム車で、純正マフラー欠品といったマイナスを抱えつつも仕上がり具合のよさで注目を集め146万8000円にて落札。やはり前年モデルまでと同様、純正パーツ欠品のあるカスタム車でもカスタム内容や車両コンディション次第では高値が狙えるという傾向に変わりはなく、カスタム派のオーナー様にとっては安泰と言える状況が続いております。ただし、2020年から2021年半ばにかけて起こったコロナバブル以降、大きな値動きは起こっていないものの、2023年後半には走行距離約1万6000kmの社外マフラー装着車が入札数が伸びず90万2000円の最終落札価格となるなど、相場状況的には若干下落の雰囲気も出始めており、高額売却を狙うなら値崩れ前の今が売り時だと言えるでしょう。

エボリューション後期エンジン搭載のFXSTCソフテイルカスタム 95年モデルを高値で売るには、エボリューションエンジンの歴史と仕様変更、本機ならではの車体特性と販売時の背景、車両コンディションやカスタム内容を的確に評価できる目利き力を持った業者へ任せるのが重要。弊社バイクパッションは、それらの条件を全て高いレベルで満たすと同時に、業界最高レベルの顧客満足度を誇る誠実な対応でお褒めの言葉を頂戴しております。さらに、単一店舗としては日本で最多となる中古ハーレーの販売実績を誇る中古ハーレー専門店を系列店として構えており、程度状態のよい車両であれば店舗での再販売を前提とした「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大きく上回る高額買取にも十分期待が持てます。気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、オーナー様からのご希望・ご要望に誠実にご対応させていただくことをお約束いたします。もちろん、オリジナル状態のノーマル車から凝った内容のフルカスタム車、事故車・不動車に関しても全力で対応させていただきます。

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解説記事更新日：2024年01月19日

デビューから満10年を迎えることとなったFXSTCソフテイルカスタムは、1996年モデルにて自身初めてとなる「シェイプアップ」を実施。来るユーロ2への適合化を図るエボリューションエンジンの出力変更と併せ、諸元とカラーリング変更をしての販売継続となりました。

この年は車体を構成する各種パーツの徹底的な見直しが行われた結果、前年の95年モデルの乾燥重量が280.57kgであったのに対し、約5kgのダイエットに成功。これにより、1,337ccエンジン搭載モデルとしては元々軽量であったボディが275.85kgにまで軽量化。この年はFLSTNファットボーイも同様のダイエットが図られた年で、こちらの方は11kgのダイエットを果たし乾燥重量283.9kgにまでシェイプアップしました。
エンジンに関しては、前述の「ユーロ2」適合化のため、最大トルクは103.4Nm/3,500rpmにまで減少。しかし、消音材や触媒などに至るまで入念な見直しを経ての結果であることを踏まえると、ビッグツインの持ち味を損なわないために限界ギリギリのラインで行われた苦渋のスペックダウンであったことは想像に難くありません。シート素材とリアサスペンションの微調整などでシート高が676.4mmとわずかに引き下げられたのも隠れたポイントで、微妙ながらも低重心化でコントロールしやすい構成を図った様子が伺えます。先のダイエットと併せ、パワーダウンの影響を最小限に抑える創意工夫が行われたモデルイヤーだったと言えるでしょう。

この年のカラーリングはビビッドブラック、パトリオットレッドパール、ステータスブルーパール、バイオレットパール、ツートーンとしてはビクトリーレッドサングロ&プラチナム、プラチナムシルバー&ブラックの計6色が設定。カラーリングに関しても、FLSTFファットボーイと同様で、これらの共通点を踏まえると大型ファットタンクがシンボルという”愛すべき二人のおでぶちゃん”をダイエットさせることは既定路線であったと考えることもでき、なかなか面白いポイントとなっております。

現在の中古バイク市場においては、前年モデルと同様にエボ後期となったため、相場状況はエボ前期と比べ全体的に高水準。2023年末時点における業者間オークションの取引記録では、実動車4件の取引データがあり、平均取引価格は約98万円。最高値を記録した2021年前半と比べると、最高値のピークは過ぎ去っているものの、中古バイクとして標準的な状態の車両に関してはむしろ上昇しており、まだまだ売り時の旬だと考えてよいでしょう。最高値をつけた車両はメーター交換による走行疑義や純正パーツ欠品数の多いカスタム車で、某ビルダーによるカスタム内容とエンジンコンディションの良さにより、客注が入ったと思われる業者からの入札で価格が上昇し、最終的には115万円で落札されました。ややマニアックなカスタム内容であり、買い手側の好みが極端に分かれやすいことを考慮すると、この落札価格はカスタム派のオーナー様にとっては大いに参考になる金額だと言えるでしょう。

エボ後期モデルの中でも、排ガス規制への適合化が行われたFXSTCソフテイルカスタム 96年モデルを高値で売るには、エボリューションエンジンの歴史と仕様変更、本機ならではの車体特性と販売時の背景、車両コンディションやカスタム内容を的確に評価できる目利き力を持った業者へ任せるのが重要。弊社バイクパッションは、それらの条件を全て高いレベルで満たすと同時に、業界最高レベルの顧客満足度を誇る誠実な対応でお褒めの言葉を頂戴しております。さらに、単一店舗としては日本で最多となる中古ハーレーの販売実績を誇る中古ハーレー専門店を系列店として構えており、程度状態のよい車両であれば店舗での再販売を前提とした「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大きく上回る高額買取にも十分期待が持てます。気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、オーナー様からのご希望・ご要望に誠実にご対応させていただくことをお約束いたします。もちろん、オリジナル状態のノーマル車から凝った内容のフルカスタム車、事故車・不動車に関しても全力で対応させていただきます。

ハーレー・FXSTCソフテイル カスタム 96年モデルの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はハーレー全モデルの価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年01月19日

前年の96年モデルにてユーロ2への適合化を果たしたFXSTCソフテイルカスタムは、97年モデルは一部出向地向け仕様車に見られたマイナートラブル対策以外はほぼ変更なく、キャリーオーバーの形での販売継続となりました。

この年はソフテイルファミリーにとっては大きな動きがあり、1989年にファクトリーカスタムモデルとしてリリースされていたFXSTSソフテイルスプリンガー、1995年にラインナップに加わったFXSTSBバッドボーイに続く第3のスプリンガーフォーク採用モデルとしてFLSTSヘリテイジスプリンガーが登場。同車専用設計の重厚なニュースプリンガーフォークによる押し出しの強いフロント部に加え、専用装備として本革製サドルバッグにフリンジ付シートに左右2本出しフィッシュテールマフラーなど、数々の豪華装備を与えられたモデルとして注目を集めました。1997年はまさにこのFLSTSのための一年と言えるほどに注目度は高く、本機FXSTCらのソフテイルファミリーはこの遅れてきた主役に華を持たせた形でしたが、その注目度の高さは他のソフテイルファミリーへも向けられ、結果的にこの年もH-Dは好調なセールスを記録。翌年のH-D創業95周年を前に着実な経営実績を築き上げました。

現在の中古バイク市場においては、年次改良が落ち着いたエボ後期モデルの中でも後期に属することが評価されており、2023年末時点における業者間オークションでの平均取引価格は約105万円。高年式モデルということで基本評価額が底上げされているといった印象で、この年式では実動車3件の取引記録がありますが、ノーマル車とカスタム車におけるハンデ的な要素はほぼなく、純粋な車両状態が車両評価額を決めるポイントとなっております。ちなみに97年モデルで最高値となったのは、バイオレットパールのオリジナルペイントの状態のよさが評価されたフルノーマル車で、最終落札価格は120万4000円。走行距離約2万kmという点を考慮すると、エボ後期モデルの中でも上位に位置する金額だと言えるでしょう。以下、107万円台、85万円台と続きますが、この両者は外装にサビキズが目立つことや電装系トラブル、エンジン不調といった再販化にかかるコストが懸念され入札数が伸びずの結果となりました。こうした傾向を踏まえると、やはり前年までのモデルと同様にカスタム派オーナー様にとってはまだ売り時の旬であることは間違いなく、状態次第ではさらなる上積みにも期待が持てるでしょう。

エボ後期モデルの中でも後期に属するFXSTCソフテイルカスタム 97年モデルを高値で売るには、エボリューションエンジンの歴史と仕様変更、本機ならではの車体特性と販売時の背景、車両コンディションやカスタム内容を的確に評価できる目利き力を持った業者へ任せるのが重要。弊社バイクパッションは、それらの条件を全て高いレベルで満たすと同時に、業界最高レベルの顧客満足度を誇る誠実な対応でお褒めの言葉を頂戴しております。さらに、単一店舗としては日本で最多となる中古ハーレーの販売実績を誇る中古ハーレー専門店を系列店として構えており、程度状態のよい車両であれば店舗での再販売を前提とした「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大きく上回る高額買取にも十分期待が持てます。気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、オーナー様からのご希望・ご要望に誠実にご対応させていただくことをお約束いたします。もちろん、オリジナル状態のノーマル車から凝った内容のフルカスタム車、事故車・不動車に関しても全力で対応させていただきます。

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解説記事更新日：2024年01月19日

次世代エンジンとなるハーレー製OHVエンジン第5世代”Twin-Cam(ツインカム”の登場が予告された1997年9月、FXSTCソフテイルカスタムはカラーリング変更を施して販売を継続。
惜しくもH-D創業95周年記念モデルとしての適用は見送られてしまったものの、カスタムベース車両としての確固たる地位により、以前と変わらぬセールスを記録しました。

この年のカラーリングは、ビビッドブラック、レザーレッドパール、ダイヤモンドアイスパール、コバルトブルーパール、ツートーンにはアステカオレンジ&ダイヤモンドアイス、レザーレッド&ブラックの6色が設定。前97年モデルよりもさらに近代的なものとなり、まもなく訪れる新エンジンとニューモデルの登場を期待させるデザイン性のものが設定されたと言えるでしょう。

すでにエボリューションエンジンそのものは円熟期に入っており、一部出向地向け車両に見られたマイナートラブル対策は行われたものの、諸元上の変更点はなし。とは言え、これはあくまでも98年モデル単体として見た場合の話であり、翌1999年モデルにて9年ぶりの復活を遂げたFXSTソフテイル スタンダードの存在を鑑みると、その復活のために敢えて変更なしとなった、と捉えることもできます。1999年モデルもソフテイルファミリーは新エンジン・ツインカム搭載が見送られましたが、エボリューション最終年にファミリーの始祖であるFXSTを復活させたことを踏まえると、2000年モデルでバランサーシャフトを組み込み、振動化対策を施したツインカム88B搭載モデルとして華々しい再スタートを飾った布石だと考えることもでき、マニア心をくすぐるポイントだと言えるでしょう。

現在の中古バイク市場では、エボ後期モデルの中でも年式面での優位性があり、2023年末時点における業者間オークションでは走行距離3,000km未満という好材料がありつつも、長期保管によるエンジン不調や電装系の不具合を抱えた難あり車両が120万円台で落札された記録あり。前年モデルよりも高い価格での取引が主流となっております。ただし、再販化にかかるコストがかさむ車両に関しては厳しい記録も残されており、かろうじてエンジンが始動できる程度でバッテリー消耗など不具合多数、サビキズが目立つ外観状態の車両は入札が乏しく、最終落札金額51万4000円という結果に。総合評価は奇しくも同じ3.3点という数値であっただけに、コンディション次第で非常に明暗が分かれる形となってしまいました。
このデータと前年モデルまでの傾向を踏まえると、やはり車両コンディションが評価額の決め手となると考えて差し支えございません。過去10年にFXSTC 98年モデルでカスタム箇所多数の難あり車を100万円で買い取った事例がある弊社の場合、ひとつひとつの社外パーツの質と状態、再販化におけるコストとを的確に評価することで高額買取を実現することができ、カスタム車に関してはその内容と質が非常に重要であると言えるでしょう。

エボリューション時代も佳境に差し掛かったFXSTCソフテイルカスタム 98年モデルを高値で売るには、エボリューションエンジンの歴史と仕様変更、本機ならではの車体特性と販売時の背景、車両コンディションやカスタム内容を的確に評価できる目利き力を持った業者へ任せるのが重要。弊社バイクパッションは、それらの条件を全て高いレベルで満たすと同時に、業界最高レベルの顧客満足度を誇る誠実な対応でお褒めの言葉を頂戴しております。さらに、単一店舗としては日本で最多となる中古ハーレーの販売実績を誇る中古ハーレー専門店を系列店として構えており、程度状態のよい車両であれば店舗での再販売を前提とした「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大きく上回る高額買取にも十分期待が持てます。気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、オーナー様からのご希望・ご要望に誠実にご対応させていただくことをお約束いたします。もちろん、オリジナル状態のノーマル車から凝った内容のフルカスタム車、事故車・不動車に関しても全力で対応させていただきます。

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解説記事更新日：2024年01月19日

FLHエレクトラグライドシリーズなど、他の有力ファミリーが新エンジン"Twin-Cam(ツインカム)"を搭載してお披露目となった1998年9月、ソフテイルファミリーは新エンジン搭載を見送ってエボリューションエンジン搭載モデルとして販売を継続。その一員である本機FXSTCソフテイルカスタムもその例に漏れず、カラーリング変更のみでの継続販売となりました。

この年はソフテイルファミリーに関してはもちろんのことですが、こと本機においては非常に大きな出来事があり、1990年モデルを以てカタログ落ちし、以後9年間姿を消してしまっていたベースモデルのFXSTソフテイルが「FXST ソフテイルスタンダード」の名称で見事復活。かつては兄とも言える存在であったFXSTが、弟にあたる本機FXSTCの車体構成を土台としての復活は実に劇的で、ミレニアムイヤーに向け、ツインカム88搭載のニューモデルたちの登場に期待を抱かせることに。また、漆黒の車体が特徴のFXSTBナイトトレインもこの年にデビューを果たし、大きな話題を呼びました。

FXSTはビビッドブラックのみのカラーリング設定でしたが、本機FXSTCはビビッドブラックを始め、レザーレッドパール、シニスターブルーパール、アステカオレンジパール、イエローパール、ホワイトパール、スカーレットレッドパール、ツートーンにはシニスターブルー&ダイヤモンドアイス、アステカオレンジ&ダイヤモンドアイス、レザーレッド&ブラックの計10色と過去最高数のカラーリングを設定。翌2000年のカタログにその姿はなく、事実上の引退式となった本機とエボリューションエンジンの終焉に対する餞とも言える内容となり、多彩なカラーリングが当時のハーレーファンたちを楽しく悩ませることとなりました。

現在の中古バイク市場においては、エボ最終年でありFXSTC最終モデルである99年モデルに対する評価は間違いなく最高レベルで、2023年末時点における業者間オークションでの平均取引価格は110万円。程度良好なノーマル車と、仕上げの荒いオールペンや純正パーツ欠品が目立つ難あり車が混在しての平均価格となりましたが、前年モデル以上に基本評価額が高い状況だと言えるでしょう。2021年半ばに終焉を迎えたコロナバブル以降、相場状況は緩やかながらも下落傾向にあるものの、まだ大幅な値崩れには至っておらず、売却や乗換え・買い替えを検討中のオーナー様にとっては高値で売れる好機となっております。エボ後期モデルの中でも、最晩年というアドバンテージは殊の外大きく、ビンテージハーレーブームの影に隠れた形で根強い人気があり、ノーマル・カスタムを問わず高値が期待できる好機をみすみす逃す手はないと言えるでしょう。

長く続いたエボリューション時代の最後を飾ったFXSTCソフテイルカスタム 99年モデルを高値で売るには、エボリューションエンジンの歴史と仕様変更、本機ならではの車体特性と販売時の背景、車両コンディションやカスタム内容を的確に評価できる目利き力を持った業者へ任せるのが重要。弊社バイクパッションは、それらの条件を全て高いレベルで満たすと同時に、業界最高レベルの顧客満足度を誇る誠実な対応でお褒めの言葉を頂戴しております。さらに、単一店舗としては日本で最多となる中古ハーレーの販売実績を誇る中古ハーレー専門店を系列店として構えており、程度状態のよい車両であれば店舗での再販売を前提とした「販売仕入れ価格」の適用により、相場を大きく上回る高額買取にも十分期待が持てます。気軽なご相談から具体的な出張買取査定のお申し込みまで、オーナー様からのご希望・ご要望に誠実にご対応させていただくことをお約束いたします。もちろん、オリジナル状態のノーマル車から凝った内容のフルカスタム車、事故車・不動車に関しても全力で対応させていただきます。

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