郵政カブ MD70【1987~97年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
郵政カブ MD70【1987~97年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて0.4~15.2万円です。
郵政カブ MD70【1987~97年】 買取査定に役立つ車両解説
MD70は、ホンダが製造した郵政専用バイクです。MDとは、「Mail Delivery」の略。
エンジンは空冷4スト単気筒、ボア47.0mm×ストローク41.4mm×71.8ccで最大出力は5.2馬力/7,000回転、最大トルクは0.58kgm/5,500回転。エンジンは【スーパーカブ70】と同じものですが、耐久性を重視しているため、通常のスーパーカブ70より最大出力・トルク共に若干少ないようです。
エンジンには特筆すべきことはあまりありませんが、MD70の凄いところは、実用車とし耐久性・安全性を高めるよう徹底的に考え抜かれた点にあります。なぜなら郵便配達用バイクは、重い荷物を載せる・何度も停車発進する・頻繁な旋回・路面状況や勾配などが様々、という条件下で使われるからです。
変更点は、
・フレームを強化
・コンロッドを肉厚化するなどエンジンの耐久性を向上
・重量に耐えるため、ボトムリンク式フロントサスをテレスコピック式に変更
・一体だったメーターとハンドルを分離し、ハンドルをバー型へ変更
・ウインカーをハンドルマウントに変更
・サイドスタンドを大型化し、さらにスイングアームに専用金具を介して取り付け
・大型のリアキャリアを標準装備
・フロントキャリアを追加、上部に革製鞄を掛けるバッグフックを増設
・通常のスーパーカブ70より太い前後タイヤ(前2.75-14、後2.75-14)
・ボディカラーを郵政レッドに塗装(ホンダでの呼称)
・ウインカースイッチを右側に移設
・フロントブレーキにパーキング機構を追加(スクーターのリアブレーキと同様のメカ)
・チェンジペダルを大型化
・17インチの前後ホイールを14インチに変更
などで、これらはMD90とほぼ同一です。
MD70の発売は1973年で、90と50に加えて70ccモデルが販売された理由は、「90ccでは過剰」、「50ccでは力不足」といった配達現場のニーズから、中間排気量が必要となったためです。スーパーカブの排気量が50、70、90と分かれていることと同じ理由です。
郵政現場の意見として90ccは重い、大きすぎるというものもあり、逆に50ccでは制限速が30km/h、パワー不足。よって中間に70ccを設けることで、操作性と利便性のバランスを図ったわけです。しかし97年、スーパーカブ70が製造中止になるのと同時期、MD70も製造が終了しました。
中古車としてのMD70は、流通量が極めて少ないです。理由は特殊車両であるためで、一般車と同じ経路では中古車市場には出回りません。
が、ごく稀にオークション等に中古車として出ることがあります。実用車としての耐久性は抜群ですし、他者とかぶらないカブが欲しいという方には、有力な選択肢の一つです。ただし走る際には、「〒」マークがあれば消す、専用トップケースや鞄は外す、などをしなければなりません。既に別の色に塗装されていることもあります。70ccの原付二種ですから制限速は60km/h、黄色ナンバーとなります。
現在、郵政バイクは防犯上の理由から一切払い下げは行われていません。過去に流通したMD70も非常に少数ですから、十分レア車の範疇となります。売りたい、乗りたいという方は、買取査定や下取りについて是非バイクパッションへご相談ください。
| 車名/型式/年式 | 郵政カブ MD70 /-型 / 1987年モデル(データはスーパーカブ70のもの) |
|---|---|
| 発売年月 | 1987年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)1820 (幅)705 (高さ)1085(重さ)95kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)735 (最低地上高)130 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHC単気筒・5.2PS(7,000rpm)・70km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | キック・キャブレター・5リットル |
| 新車販売価格 | 価格データなし |
| ジャンル | ビジネス 商用 | HONDA カブ |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 郵政カブ MD70【1987~97年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2024年間 vs 2025年】
【2022年間 vs 2025年】
【2015年間 vs 2025年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2025年12月19日
【状態別の買取相場】 郵政カブ MD70【1987~97年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
3.6万円
3.6万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
5.7万円
1.2万円
15台
※データ更新:2025年12月19日
【走行距離別の買取相場】 郵政カブ MD70【1987~97年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 3〜5万km | 最高 | 3.6万円 | 1台 |
| 平均 | 3.6万円 | ||
| 最低 | 3.6万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2025年12月19日
【カラー別の買取相場】 郵政カブ MD70【1987~97年】
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 3.6 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2025年12月19日
【実働車の取引価格帯】 郵政カブ MD70【1987~97年】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2025年12月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2025年12月19日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
郵政カブ MD70【1987~97年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年12月19日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 郵政カブ MD70【1987~97年】 | 3.8万円 | 3.0点 | MD70-210 | 35,984km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





12月25日〜12月31日