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CRF150F【2003~11年】

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CRF150F【2003~11年】毎週更新の買取査定相場

CRF150F【2003~11年】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】CRF150F【2003~11年】
CRF150F【2003~11年】

CRF150Fは、単なる趣味の乗り物という枠を超え、ホンダが長年培ってきたオフロード哲学「ホンダ プレイバイク」の理想的な形を具現化しました。純粋な速さを追求する競技用モデルとは一線を画し、老若男女の誰もが安全に、そして心から土の上を楽しむために設計されています。この設計思想の根源にあるのは、かつて絶大な信頼を誇ったXRシリーズの血統です。XRシリーズが「頑丈さと信頼性」を最優先事項としていたように、CRF150Fの構造は極めてシンプルかつ堅牢です。その信頼性の高さこそが、長年にわたる使用を可能にし、結果的にこのバイクの市場における価値が落ちにくいという、最大の強みを生み出していると言えます。この特性は、約10年から20年前に販売された車両にもかかわらず、新車時の価格とほぼ同水準で取引されているという驚くべき再販価値を支える根拠となっているのです。

CRF150Fは、ホンダのモトクロス競技用モデルであるCRF-Rシリーズ(CRF250Rなど)と同じCRFの名を冠していますが、その開発の狙いは明確に異なっています。CRF-Rが勝利のための瞬発的なパワーと軽量化を追求するのに対し、CRF150Fは「誰でも楽しめるフレンドリーさ」と「故障しない信頼性」に全てを捧げた構造設計がされています。このポジショニングの明確さが、中古市場で「初めてのオフロードバイク」を探す層からの確固たる支持に繋がっています。

CRF150Fは、2003年から2011年の間に生産されましたが、そのモデルライフは大きく二つの世代に分かれています。その変遷を知ることは、所有する車両の特性と市場価値を深く理解するための鍵となります。

初期型(2003年~2005年モデル)は、排気量が156.8ccという独特の設定でした。ボア63.5mm、ストローク49.5mmというショートストローク傾向のエンジン設計を持ち、圧縮比は9:1です。この設計は、オフロード走行において重要な「底から力強く立ち上がる」トルク(回転力)を生み出すことに特化していました。アクセルを開けた瞬間にパンチのある応答性があるため、経験豊富なライダーには「初期型の荒々しさ」として好まれる傾向があります。当時のモデルはキック式始動のみで、オフロードモデルらしい武骨さを持っています。

しかし、2006年モデル以降、CRF150Fは大きな機械的刷新を遂げます。排気量は149ccに変更され、ボア57.3mm、ストローク57.8mmという、わずかにロングストローク寄りの設計になりました。これに伴い、圧縮比も9.5:1へと高められています。この改良によって、エンジンは初期型の瞬間的な爆発力よりも、より軽快に、そしてスムーズに回転が伸びる特性を獲得しました。このリニアな出力特性は、特に初心者ライダーにとってスロットル操作が容易になり、体力の消耗を抑えつつ長時間の走行を楽しむことを可能にしています。

2006年以降の後期型において、市場価値に最も決定的な差を生み出した変更点は、セルフスターターが搭載されたことです。オフロードバイク、特に初心者や体力に自信のないライダーにとって、キック始動の労力は、バイクをコースに持ち出す際の心理的なハードルになりがちですが、後期型CRF150Fはボタン一つでエンジンを始動できる利便性を手に入れました。この機能の有無は、市場での需要に決定的な差を生み出す要因となりました。つまり、このセルフスターターが搭載された後期型モデルは、初期型に比べて遥かに高い安定した需要と、それに伴う高い買取相場を維持する重要な要素となっています。このエンジンの進化と利便性の追求は、CRF150Fが単なるモデルチェンジではなく、ホンダが目指す「ファミリーフレンドリー」なプレイバイクとしての完成度を大幅に高めたことを示しているのです。

CRF150Fは、そのエンジンだけでなく、車体の設計もまた、ライダーの安心感を高める方向に徹底されています。車輪径は、フロントに19インチ、リアに16インチという組み合わせを採用しています。これはフルサイズの競技用モデル(21 / 18インチ)よりも一回り小さく、小柄な大人はもちろん、成長期のジュニアライダーにとっても扱いやすい中間的な車格を提供します。

足回りには、信頼性の高いShowa製のサスペンションが採用されています。フロントは35mmの正立フォークが採用され、約23.1cm(9.1インチ)の長いサスペンションストローク(車輪が上下に動く幅)を確保し、リアもPro-Link®機構を備えたシングルショックが約22.6cm(8.9インチ)のストロークを持っています。このサスペンション設定は、競技用モデルのような極端な軽量化と応答性を追求するのではなく、オフロードの不整地やガレ場(不安定な路面)を走行する際に、ライダーに「粘り強く衝撃を吸収し続ける」という安心感を与えるようにチューニングされています。また、最低地上高は約25.4cmと十分な余裕があり、深い轍や岩場も腹を擦ることなく走行できる能力を裏付けています。

このバイクの装備重量は、2008年モデルで約107kgです。これは、同クラスの競合車種と比較すると、やや重い数値かもしれません。例えば、カワサキKLX140Lの装備重量は約95kg、ヤマハTT-R125の装備重量は約90kgです。しかし、CRF150Fのこの重量差は、単なるセルの搭載による増加だけでなく、ホンダが意図的に追求した「車体の堅牢さ」と「走行安定性」の結果と捉えることができます。オフロードを走り慣れていない初心者にとって、車体が軽すぎると、路面の小さな段差や急な挙動によって簡単にバランスを崩しがちですが、CRF150Fの適度な重量は、路面に吸い付くような高い安定感を提供し、ライダーの恐怖心を和らげ、結果として安心してライディングの上達を助ける要素となります。この「フレンドリーな重さ」こそが、CRF150Fの乗り味の根幹をなしているのです。

CRF150Fは、主に北米市場で販売された海外仕様車であり、日本国内向けの正規仕様は存在しないため、比較対象となるのは、同時期に海外で競合していたプレイバイクたちです。当時の価格を見ると、2008年モデルで比較した場合、CRF150Fのメーカー希望小売価格は$2,899(約45万円)であり、カワサキKLX140Lの$2,999(約47万円)、ヤマハTT-R125LEの$2,899と、ほぼ同価格帯で設定されていました。性能面では、いずれも空冷単気筒SOHC(シングル・オーバーヘッド・カムシャフト)エンジンを採用し、初心者向けというコンセプトは共通していますが、CRF150F(後期型)のセルフスターターは、この接戦の市場において決定的な優位性となりました。特に「キックスタートが苦手」というユーザー層にとって、CRF150Fは最も選ばれやすい一台であり続けたのです。この戦略的な優位性が、長期間にわたり中古市場での安定した需要と高い買取相場を支える根拠となっています。

CRF150Fの動力源である空冷単気筒SOHC2バルブエンジンは、構造のシンプルさゆえに、適切なメンテナンスを行えば「内燃機関として極めて頑丈」であり、高い耐久性が定評となっています。しかし、CRF150Fのオーナーの間でしばしば話題に上る唯一の懸念点が、冷間時の始動性の悪さです。これは多くのケースで構造的な欠陥ではありません。原因は、工場出荷時のキャブレターの設定が、環境基準などを考慮して燃料の混合比がリーン(薄い状態)に設定されていることにあります。冷えたエンジンは、始動時に燃料がリッチな(濃い)混合気を必要としますが、純正設定が薄いため、チョーク(始動時に燃料を濃くする装置)を全開にした後の微調整が非常に重要になります。

この始動性の問題の難しさは、純正のアイドルスクリュー(アイドリング時の燃料の微調整をするネジ)が、工具なしには調整しにくい構造になっている点にあります。気温や湿度に応じてキャブレターの設定を細かく変更する必要があるオフロード走行において、工具なしで手軽に調整できないという設計が、初心者にとっては大きな壁になりがちでした。このため、多くのオーナーは、手で調整できるT字ハンドル式のスクリューに交換することで、季節や気温に応じてパイロット回路(低速域の燃料供給)を簡単に微調整し、始動性を大幅に改善してきました。もしこのCRF150Fが既にジェッティング(キャブレター内部の燃料噴出ノズルを交換すること)や調整式スクリュー装着などの始動性対策を施されている場合、それは売却時において明確なプラス評価となります。「冷間始動対策済み」の車両は、中古市場での懸念が解消されていると見なされ、高い評価を得やすくなるでしょう。また、燃料をキャブレター内に残したまま長期間放置すると、ガソリンが劣化して固形物が生成され、キャブレターの細かな通路を詰まらせる原因になります。これを避けるためには、長期的に乗らない際はガソリンコックを閉じてエンジンを止め、キャブレターのドレイン(排出栓)を開けて残留燃料を抜き取るなどの、キャブレター特有の管理が推奨されます。

このCRF150Fが持つ資産価値は、長年にわたるホンダのオフロード技術への信頼と、時代に合わせた利便性の進化の結晶と言えます。日本国内のオークションデータを見ると、直近120日間の落札平均価格は約31万円というデータが確認されています。これは、約10年から20年前に販売された車両にもかかわらず、当時の新車価格(約31万円)と同水準で取引されているという驚異的な事実を意味します。この高い資産保持率こそが、このバイクの市場価値を物語っています。

CRF150Fは、単なる入門用バイクではなく、ホンダのオフロード哲学を体現した堅牢な一台であり、その機械的特性と市場の強い信頼性によって、驚くほど高い資産価値を維持しています。長きにわたって土の上での喜びを提供し続けたこの愛車は、今、次のステージへと進むための確かな資産となってくれるでしょう。お客様のCRF150Fの持つ唯一無二の価値を正しく評価し、次のバイクへのステップアップを力強く後押しいたします。オフロードバイクの高価買取なら、ぜひバイクパッションにお任せください。

解説記事更新日:2025年09月30日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 HONDA CRF150F / 不明確 / 初期型:2003年~2005年・後期型:2006年~2011年
発売年月 2003年
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長 全幅 全高 不明確(共通)・初期型:不明確 / 後期型:236ポンド(約107kg, 装備)
シート高・最低地上高(mm) 約826mm・254 mm(全共通)
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷単気筒4ストロークSOHC 2バルブ・不明確・不明確(全共通)
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 初期型:キック式 / 後期型:セルスターター式, キック併用・キャブレター(共通)・2003年~2007年頃 8.3 L / 2008年以降 7.2 L
新車販売価格 $2,899(約45万円, 共通)
ジャンル モトクロス レーサーオフロード コンペ競技用
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 CRF150F【2003~11年】

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
%

【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
%

【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
-
%

【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
1

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年03月20日

【状態別の買取相場】 CRF150F【2003~11年】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
バ
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カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 5 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
18.2万円
17.3万円
16.6万円
3台
3
難有
最高
平均
最低
取引
34.2万円
28.1万円
21.9万円
2台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
CRF150F【2003~11年】において。直近60カ月間で、最も平均買取相場が高いのは3点(難有)のコンディションとなっています。 3点は、強い使用感が有ったり再販に際し要追加整備が必要な状態ですが、最高額が突出して高い場合はカスタム車に大きな査定額の伸びしろがある事を示唆しています。

※データ更新:2026年03月20日

【走行距離別の買取相場】 CRF150F【2003~11年】

最高額
平均落札額
最低額
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 5 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

不明
メーター改
最高 34.2万円 5台
平均 21.6万円
最低 16.6万円

※データ更新:2026年03月20日

【カラー別の買取相場】 CRF150F【2003~11年】

【カラー別 平均買取額の目安】

/ / 22.6 万円 3台
/ 20.1 万円 2台
CRF150F【2003~11年】において。直近60カ月間で、中古市場で最も多く取引されているカラーは白/赤/黒系です。最も平均買取相場が高いのは白/赤/黒系です。

※データ更新:2026年03月20日

実働車の取引価格帯】 CRF150F【2003~11年】

【取引価格帯と構成比】

最高
30 ~ 35
万円
%
20
構成比
最多
15 ~ 20
万円
%
60
構成比
最低
15 ~ 20
万円
%
60
構成比
CRF150F【2003~11年】において。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは15 ~ 20万円で60%の構成比となっています。最高価格帯は30 ~ 35万円でその構成比は20%です。

※データ更新:2026年03月20日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

CRF150F【2003~11年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月20日)

バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 CRF150F【2003~11年】 34.4万円 3.5点 KE02046R 418km
2 CRF150F【2003~11年】 22.1万円 2.8点 KE02U78R 3,048km
3 CRF150F【2003~11年】 18.4万円 3.5点 KE01095R 0km
4 CRF150F【2003~11年】 17.2万円 3.7点 KE01U73R 0km
No Data
CRF150F【2003~11年】において。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近60カ月間に最高値を付けたのは34.4万円で白/赤/黒系・走行距離418km・評価3.5点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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