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RTL250F

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データ最終更新:2026年03月27日

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RTL250F毎週更新の買取査定相場

RTL250F 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】RTL250F
RTL250F

Honda RTL250Fは、2005年から2007年まで製造されたHRC開発の4ストローク競技専用マシンです。岩場や丸太などの障害物を足を着かずに通過する技術競技であるトライアルにおいて、環境規制の強化により2ストロークエンジンの使用が困難になった時代に、Hondaが再び4ストローク車の道を選択した革新的なモデルです。バッテリーレス電子制御燃料噴射であるPGM-FIをトライアル車として初採用し、モトクロッサーCRF250Rの技術を応用したユニカムバルブトレインにより、従来の4ストローク車では実現困難とされていた軽量性とレスポンスを両立させた一台です。

RTL250Fの歴史は、2000年代前半の環境規制強化という外的要因が大きく影響しています。Euro規制等の厳格化に伴い、トライアル世界選手権でも4ストローク化が必須の流れとなりました。Hondaは「環境性能と競技力の両立」を掲げ、2ストロークの名機RTL250Rから、完全新設計の4ストロークマシンへの移行を決断しました。エンジン技術の基礎はモトクロッサーCRF250Rのユニカムバルブトレインですが、トライアル特有の低重心・軽量化・粘り強いトルク特性を実現するため、クランクケースやヘッド周りは完全新設計されています。2004年12月下旬に2005年モデルとして国内発売された当時、トライアル界はGasGasやBetaなどの2ストローク車が全盛で、「4ストは重く、レスポンスが鈍い」という定説がありましたが、HRCは電子制御燃料噴射等のハイテク技術を投入することでこの課題を克服しました。

RTL250Fの年式別変遷では、各年でのメーカーの熟成への取り組みが見られます。2005年モデル(初期型)はデビューイヤーとして水冷4ストロークSOHC4バルブ、バッテリーレスPGM-FI、アルミフレームを採用し、希望小売価格859,950円で発売されました。2006年モデルでは基本スペックに変更はありませんでしたが、戦略的な価格改定により前年比約2.2万円値下げとなる837,900円に引き下げられました。2007年モデルでは熟成が進んだ最終型として、クラッチ、ECUマッピング、サイレンサーの内部構造変更により静粛性と出力向上を図り、ドライバビリティと再始動性が向上しています。これにより、価格は859,950円に戻りました。技術的特徴として、CRF譲りのユニカムバルブトレインは1本のカムシャフトで吸気バルブを直押しし、排気バルブをロッカーアームで作動させる方式で、DOHC並みの高回転性能とSOHCの軽量・低重心を両立させています。2008年からは排気量を259ccに拡大したRTL260Fへフルモデルチェンジし、RTL250Fは2007年モデルをもって生産終了となりました。

RTL250Fは競技専用車両として特殊装備が採用されています。HRCが販売する競技専用車両のため、保安部品(ライト、ウインカー等)は一切装備されておらず、公道走行は不可能です。最大の特徴であるバッテリーレスPGM-FIは、キック始動時のクランキングで発生した電力をコンデンサーに蓄え、ECUと燃料ポンプを駆動させる画期的なシステムです。キャブレター車のようなジェットセッティングが不要で、気圧や気温の変化に自動対応し、PC接続による詳細なマッピング変更も可能でした(セッティングツール別売)。車体には高剛性のアルミツインチューブフレームに、前後SHOWA製サスペンションを採用し、フロントはテレスコピック式(39mm径カートリッジタイプ、ストローク180mm)、リアはプロリンク方式(ストローク170mm)で高い走破性を確保しています。水冷4ストロークSOHC単気筒249.1ccエンジンは、ボア×ストローク76.5×54.2mm、圧縮比10.5:1の設計で、最高出力14kW(約19PS)/7,000rpm、最大トルク21.8Nm/5,500rpmを発生し、乾燥重量72kgという軽量性を実現しました。全長2,010mm・全幅830mm・全高1,130mmのコンパクトな車体は、高い走破性を生む最低地上高335mmを確保し、燃料タンク容量1.9Lという競技特化の仕様が組み込まれています。

RTL250Fと兄弟車のMontesa Cota 4RTには重要な違いがあります。スペイン生産のCota 4RTは公道走行可能な装備を持ちますが、RTL250Fはそれらを排除して軽量化し、ECUも競技用セッティングが施されています。外観では、HRCトリコロールカラーがRTLの特徴となっています。兄弟車Cota 4RTの2005年時点での価格は、米国で約7,600ドル(約80万円から84万円相当)、英国で4,500ポンド(約85万円から90万円相当)でした。

RTL250Fの主要ライバルは、Beta Rev-3、GasGas TXT Pro、Sherco 2.9などの2ストロークマシンでした。重量面では、ライバルの2ストローク勢の乾燥重量60kg台後半から70kg前後に対し、RTL250Fは72kgとわずかに重いハンデがありました。しかし、2ストロークの瞬発力に対し、RTLは4ストローク特有のトラクション性能とフラットなトルク特性で対抗しました。価格面では、RTL250F(約84万円から86万円)に対し、当時の輸入2ストローク車は60万円から80万円台が中心で、4ストロークのコスト高やハイテク装備を考慮すれば戦略的な価格設定でした。

RTL250Fには特有の注意点があります。バッテリーレスFIのため、アイドリング回転数の設定やスロットル操作にコツが必要で、コンデンサーや電装系の劣化により始動困難になるケースがあります。燃料ポンプは経年劣化によりフィルター詰まりやモーター固着が発生しやすく、エンジンがかからないトラブルの主要因となります。また、2ストロークからの乗り換えライダーにとって、強力なエンジンブレーキは違和感の原因となりました。

RTL250Fの市場評価は当時から高く、「4ストロークは重くて不利」という定説を覆し、藤波貴久選手らの活躍もあって高い戦闘力を証明しました。音の静かさとメンテナンスの手軽さ(キャブ調整不要)もホビーライダーに支持されました。現在の中古相場では、競技車両のため流通量は限定的ですが、状態により約20万円から約35万円で取引される傾向があります。2007年最終型、エンジンOH済み、軽量パーツ装着車は約30万円以上の高値がつきやすくなっています。

なお、これらの価格や買取相場は2025年執筆時点のデータに基づいた参考値です。日本円換算は当時のレートです。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。

Honda RTL250Fは、環境規制という制約の中で生まれた技術革新の代表例です。バッテリーレスPGM-FIシステムによる精密な制御と、CRF250R由来の軽量エンジン技術の融合により、4ストロークトライアル車の新たな可能性を示しました。わずか3年間という短いモデルライフでしたが、その先進性と完成度の高さは現在でも色褪せることがありません。技術競技の歴史に名を刻んだ貴重な一台として、バイクパッションでも適正な価格での買取を心がけております。

解説記事更新日:2025年12月29日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 Honda RTL250F / - / 2005年-2007年
発売年月 2004年12月(日本国内)
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長2,010mm 全幅830mm 全高1,130mm・72kg(乾燥)(全て共通)
シート高・最低地上高(mm) 650mm・335mm(全て共通)
エンジン機構・最高出力・燃費 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒・14kW(19ps)@ 7,000rpm・燃費不明(全て共通)
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 キック式・PGM-FI(電子制御燃料噴射)・1.9L(全て共通)
新車販売価格 2005年式:859,950円(税込)/ 2006年式:837,900円(税込)/ 2007年式: 859,950円(税込)※全て日本国内仕様
ジャンル トライアル バイク
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 RTL250F

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
%

【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
%

【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
-
%

【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
1

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年03月27日

【状態別の買取相場】 RTL250F

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
31.0万円
22.2万円
15.2万円
4台
3
難有
最高
平均
最低
取引
17.2万円
17.2万円
17.2万円
1台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
16.7万円
16.7万円
16.7万円
1台
RTL250Fにおいて。直近120カ月間で、最も平均買取相場が高いのは4点(軽い難)のコンディションとなっています。 4点は、ルーティンの整備に加えて軽整備で再販に回せる比較的コンディションの車両です。最高額が突出して高い場合はカスタム車に大きな査定額の伸びしろがある事を示唆しています。

※データ更新:2026年03月27日

【走行距離別の買取相場】 RTL250F

最高額
平均落札額
最低額
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

不明
メーター改
最高 31.0万円 5台
平均 21.2万円
最低 15.2万円

※データ更新:2026年03月27日

【カラー別の買取相場】 RTL250F

【カラー別 平均買取額の目安】

15.9 万円 3台
/ 27.0 万円 1台
31.0 万円 1台
RTL250Fにおいて。直近120カ月間で、中古市場で最も多く取引されているカラーは白系です。最も平均買取相場が高いのは赤系です。

※データ更新:2026年03月27日

実働車の取引価格帯】 RTL250F

【取引価格帯と構成比】

最高
30 ~ 35
万円
%
20
構成比
最多
15 ~ 20
万円
%
60
構成比
最低
15 ~ 20
万円
%
60
構成比
RTL250Fにおいて。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは15 ~ 20万円で60%の構成比となっています。最高価格帯は30 ~ 35万円でその構成比は20%です。

※データ更新:2026年03月27日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

RTL250F 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月27日)

バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 RTL250F 31.2万円 4.0点 RTL250FF-051 0km
2 RTL250F 27.2万円 3.8点 RTL250FF-051 0km
3 RTL250F 17.4万円 3.5点 RTL250FF-051 0km
4 RTL250F 15.6万円 4.0点 RTL250FF-051 0km
5 RTL250F 15.4万円 3.7点 RTL250FF-051 0km
No Data
RTL250Fにおいて。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近120カ月間に最高値を付けたのは31.2万円で赤系・走行距離0km・評価4.0点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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