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RTL301RR【2023~現行】

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RTL301RR【2023~現行】毎週更新の買取査定相場

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RTL301RR【2023~現行】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】RTL301RR【2023~現行】
RTL301RR【2023~現行】

RTL301RRという一台のバイクが持つ存在感は、単なるカタログスペックの数字からは読み取れません。ホンダの競技用車両開発を担うHRC(Honda Racing Corporation)が、世界最高峰のトライアル競技で勝利を追求するために生み出した、機械芸術の結晶です。公道走行が許されないこの特別なマシンは、華やかな速度や派手な加速ではなく、極限の低速域における精密なコントロール性能を何よりも重視して作られています。その車体とエンジンは、まるでライダーの身体の一部となるよう研ぎ澄まされており、その唯一無二の性能と、競技用モデルならではの生産台数の少なさから、一般的な量産車とは一線を画す高い市場価値を築いています。結論から述べれば、RTL301RRは、その希少性と完成度の高さから、所有者が想像している以上の再販価値を維持している可能性が非常に高い特別なモデルです。

RTL301RRの血統を紐解くと、ホンダが長年にわたりトライアル競技で培ってきた技術的遺産と、揺るぎない競争精神の歴史が浮かび上がります。ホンダのトライアルバイクの歴史は、1972年の東京モーターショーで発表された、国産初のトライアルバイク「バイアルスTL125」にまで遡ります。その名を「バイク+トライアルズ」から取ったこのモデルは、多くのトライアル愛好家に支持され、ブームの火付け役となりました。その後も、1980年代には4ストロークエンジンのRTL360でエディ・ルジャーンが世界選手権を制覇するという偉業を成し遂げます。当時、トライアル界の主流は軽量で瞬発力に優れる2ストロークエンジンでしたが、この勝利は4ストロークの可能性を世界に強く印象付けました。

RTL301RRは、ホンダがスペインのトライアルメーカー、Montesa(モンテッサ)と協力して開発した「COTA4RT」シリーズの系譜に連なるフラッグシップモデルです。そのルーツは、2008年に登場したRTL260F、そして2016年に発売されたRTL300Rにあります。RTL300Rは、前身であるRTL260Fの車体に、モンテッサの市販レーサーであるCOTA300RRのエンジンをベースにしたものを搭載することで、排気量を288ccに拡大し、よりトルクフルでパワフルな出力特性を獲得しました。RTL301RRは、このRTL300Rの後継モデルとして、さらなる進化を遂げたマシンです。

2023年モデルとして登場したRTL301RRは、大規模な技術的刷新を伴うことなく、「継続モデル」としてその完成度をさらに高める方針で市場に投入されました。2024年モデル、そして2025年モデルもその基本構成は維持されています。この継続販売という事実こそが、ホンダがこのモデルの基本設計と性能に極めて高い自信を持っていることの証です。2023年モデルで加えられた変更点は、一見すると些細なものに見えるかもしれませんが、その一つひとつは、ライダーが難所を攻略する上で決定的な差を生む、極めて重要な改良なのです。まず、リアサスペンションに装着されているラバーストッパーが新しいものに変更され、セッティングが見直されました。この改良は、サスペンションが最も深く沈み込んだ際の底付きをより効果的に抑制し、ライダーが大きな衝撃を受けても車体の挙動を乱すことなく、確かな反発力を感じて次の動きに移ることができます。次に、左右のステップブラケットの板厚が引き上げられ、剛性が高められました。ステップはライダーの足裏からバイクへ、最も繊細な入力を伝える重要な接点です。このわずかな剛性の向上は、ライダーの体重移動や足元の力がよりダイレクトに車体に伝わることを意味し、まるでバイクが足の裏に吸い付くように、より敏感に反応する感覚を生み出します。さらに、リアスプロケットは、レギュレーションに準拠した一体成型タイプが採用されました。これは単なる軽量化だけでなく、回転する部品の慣性力を減らす効果があります。この改善は、アクセル操作に対するリアタイヤの反応を一段と鋭敏にし、セクション内での細かい姿勢制御をより正確に行えるようにします。最後に、フレームやエアクリーナーボックス、サイレンサーカバーのグラフィックデカールには、傷に強い新しい素材が採用されており、タフな使用環境下でも見た目の美しさを長期間保つための、所有者にとって嬉しい配慮と言えるでしょう。

RTL301RRの心臓部には、水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒、総排気量298ccという構成のエンジンが搭載されています。このエンジンは、単に力強いだけでなく、極めて粘り強く、コントロールしやすいパワー特性を持っています。トライアル競技では、ごくわずかなスロットル操作でマシンをコントロールし、岩場や泥の中をじわじわと這い上がっていくような、繊細な駆動力が求められます。このエンジンの持つ特性は、ごく低速域でクラッチを少し繋ぎすぎてもエンストしにくく、初心者でも安心してマシンを前に進められるという感覚をライダーに与えてくれる、大きな武器と言えるでしょう。燃料供給には、キャブレターでは実現が難しかった、微妙なスロットルワークに対する正確なレスポンスをもたらすPGM-FIが採用されました。これにより、ライダーの意図を忠実に路面に伝え、複雑なセクションでも思い通りにマシンを操ることが可能です。さらに、このモデルには2つのライディングモードが搭載されており、路面状況やライダーの技量に応じて、より穏やかなレスポンスで初心者にも優しい設定に切り替えることもできます。車体は、軽量でありながら高剛性のオールアルミツインチューブフレームを採用しています。このフレームは、ライダーの動きと路面からの入力をダイレクトに感じ取るための「骨格」であり、その剛性と軽さが、前後SHOWA製サスペンションがもたらすしなやかな動きと相まって、驚くほど軽快なハンドリングを実現しています。

RTL301RRが戦うトライアルの世界には、強力なライバルが存在します。同じ4ストロークエンジンのベータ EVO Factory 300 4Tや、2ストロークのガスガス TXT GP 300などがその代表格です。ベータ EVO Factory 300 4Tは、よりオーバースクエアなエンジンで、鋭い吹け上がりとパンチ力に優れていると言われています。一方、RTL301RRは、ホンダが追求した粘り強くスムーズなトルクを活かし、穏やかでありながらも力強くセクションをクリアしていくような乗り味が特徴です。これは、4ストロークが持つトラクションの良さを最大限に引き出す、ホンダ独自の設計思想が色濃く反映された結果と言えるでしょう。また、車体構成にも違いがあり、RTL301RRが軽量なアルミフレームを採用しているのに対し、ガスガスはクロモリ鋼管フレームです。これらのモデルは一般的に6速トランスミッションを備えているため、ホンダがRTL301RRで採用する5速ミッションとは異なるギア構成を持っていました。RTL301RRが、主流とは一線を画す4ストロークエンジンと独自の車体構成で、いかに挑戦的なポジションを築いていたかが分かります。同じ4ストロークのライバルでは、ベータ EVO Factory 300 4Tが挙げられます。こちらも300ccという排気量ながら、非常に扱いやすく優しい乗り味で、なおかつ余裕のあるパワーが魅力的だと評価されています。各ブランドが異なるアプローチで高性能を追求していることがわかります。

RTL301RRのような競技専用車両は、その過酷な使用環境ゆえに、メンテナンスにも特別な注意が必要です。特に、PGM-FIシステムに関するトラブルや、フレームの弱点について知っておくべきでしょう。PGM-FIは、配線の内部断裂やセンサーの不調によって、低速走行時のエンストや再始動が困難になる不具合が報告されています。また、トライアル競技では、ライダーがステップに全体重をかけてバランスを取るため、軽量化のために採用されたアルミフレームのステップブラケットに大きな負荷が集中します。この部分に激しい衝撃が加わると、ひび割れが生じ、最悪の場合はフレームが破断してしまうこともあります。こうした問題を未然に防ぐために、あらかじめフレーム裏側の肉抜き部分にプレートを溶接して補強しておくことが、このバイクを長く愛用するオーナーの間では一般的な対策となっています。専門業者に依頼した場合、溶接加工と補強で2万円から3万円程度の費用が目安となります。なお、2024年にホンダが発表したトライアルバイクに関するエンジンオイル通路の加工不具合は、本モデルであるRTL301RRが対象であり、この問題がすでに解決済みであれば、むしろ車両に対する信頼性を高める材料になり得ます。

RTL301RRは、公道バイクのような大規模な流通網に乗ることはほとんどありません。そのため、一般的な中古車市場での買取相場や、業者間オークションのデータも極めて限られています。これは、このバイクに価値がないということではなく、むしろ一度手にしたオーナーが、手放し難いほどに高い満足度を感じていることを意味しています。一般的な中古車オークションサイトでRTL301RRを検索しても、車体そのものの落札履歴はほとんど見当たらず、ステップやマフラー、フェンダーといった部品の売買が主に行われています。これは、オーナーたちが車両を修理しながら乗り続ける傾向が強いこと、つまり所有者の満足度が非常に高いことの証と言えるでしょう。ごく少数の専門ショップが取り扱う中古車は、比較的高額な価格が設定されており、この車両が持つ希少性から、一般的な相場を超えたプレミア価値が生まれていることが分かります。RTL301RRの真の価値は、一般的な市場データには現れにくいのです。

RTL301RRの新車価格は、2023年モデル発表時の1,265,000円(税込)から、同年12月の価格改定で1,389,000円(税込)へと引き上げられ、2025年モデルでは1,470,000円(税込)となっています。この価格帯の車両が、モデルの終焉を迎えることなく市場で価値を維持し続けているという事実は、その価値が一般的なバイクの尺度では測れないことを物語っています。

もしあなたが、この特別なマシンRTL301RRの売却を考えているなら、年式ごとの細かな仕様変更を理解し、その価値を正確に見抜ける専門家を選ぶことが何よりも重要です。ホンダの緻密な技術と哲学が凝縮されたこのバイクは、一般的なバイクの尺度では測れない、普遍的な価値を持っています。私たちバイクパッションは、この特別なマシンが持つ真の価値を誰よりも理解しています。

解説記事更新日:2025年09月28日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 HONDA RTL301RR / 2023年~現行(発売年月・価格以外は全て共通)
発売年月 2023年モデル:2022年12月 / 2024年モデル:2023年11月 / 2025年モデル:2024年12月
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長2,010mm 全幅840mm 全高1,135mm・73.0kg(乾燥)
シート高・最低地上高(mm) 677mm ・310mm
エンジン機構・最高出力・燃費 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒・16.1 kW(21.9 PS)/6,500 rpm・不明
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 キックスターター式・PGM-FI(電子制御燃料噴射装置)・1.9L
新車販売価格 2023年モデル:1,389,000円 (税込) / 2024年モデル:1,389,000円 (税込) / 2025年モデル:1,470,000円 (税込)
ジャンル オフロード コンペ競技用トライアル バイク
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 RTL301RR【2023~現行】

【平均買取相場の変動】

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【2025年間 vs 2026年】

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【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
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【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
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過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年02月06日

【状態別の買取相場】 RTL301RR【2023~現行】

最高額
平均落札額
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【評価点】
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業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年2月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

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新車
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超極上
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極上
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良好
最高
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軽い難
最高
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取引
0.0万円
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難有
最高
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取引
0.0万円
0.0万円
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2
劣悪
最高
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取引
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事故
不動
最高
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取引
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※データ更新:2026年02月06日

【走行距離別の買取相場】 RTL301RR【2023~現行】

最高額
平均落札額
最低額
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年2月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

※データ更新:2026年02月06日

【カラー別の買取相場】 RTL301RR【2023~現行】

【カラー別 平均買取額の目安】

※データ更新:2026年02月06日

実働車の取引価格帯】 RTL301RR【2023~現行】

【取引価格帯と構成比】

※データ更新:2026年02月06日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

RTL301RR【2023~現行】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年02月06日)

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カウンター 
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落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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