VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100)毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で75%上昇。対3年前比で25%下落し、対前年比では18%上昇しています。
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて3.7~12.4万円です。
VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) 買取査定に役立つ車両解説
色褪せぬ伝説、ホンダ・シャドウ1100という選択肢
中古バイク市場において、単なる移動手段以上の価値を持つモデルが存在します。ホンダのシャドウ1100は、まさにその筆頭と言えるでしょう。1985年から2007年という長きにわたり生産されたこのモデルは、ホンダが本場アメリカのVツインクルーザー市場に真っ向から挑んだ意欲作であり、その成功の証でもあります。
シャドウ1100の最大の魅力は、その卓越した基本性能と信頼性を基盤としながら、ライダーの多様な好みに応えるべく、驚くほど多彩な「個性」を持つバリエーションを展開した点にあります。クラシックの王道を往く「A.C.E.」、レトロで重厚な「エアロ」、軽快なチョッパースタイルの「スピリット」、そしてマッスルな「セイバー」。これらはすべて、同じシャドウ1100という名の元に生まれました。
生産終了から十数年が経過した今、シャドウ1100は非常に魅力的な価格で、リッタークラスクルーザーの世界への扉を開いてくれます。本記事では、この伝説的なクルーザーの核心に迫り、各モデルの個性、ライバルとの比較、そして中古車選びで失敗しないためのポイントまで、バイクパッションのプロの視点から徹底的に解説します。
●二つの鼓動、一つの魂 ― シングルピンとデュアルピン、Vツインエンジンの物語
シャドウ1100を理解する上で最も重要なのが、心臓部であるVツインエンジンに2つの異なる設計思想が存在したという事実です。この違いが、各モデルの乗り味、つまり「個性」を決定づけています。
● シングルピンの魂:ハーレーの鼓動を目指して
1990年代半ば、クルーザー市場ではハーレーダビッドソンが象徴する独特のエンジンフィーリング、すなわち「鼓動感」が強く求められていました。ホンダはこのニーズに応えるため、あえて自社の得意とするスムーズさとは異なるエンジンを開発します。それが「シングルピン・クランクシャフト」です 。
・採用モデル:シャドウ A.C.E. (1995-1999年)、シャドウ エアロ (1998-2001年)
・技術解説:通常、Vツインエンジンでは2本のコンロッド(ピストンとクランクシャフトを繋ぐ棒)がそれぞれ別のクランクピンに接続されます。しかしシングルピン方式では、2本のコンロッドが1つの共通クランクピンを共有します。これにより、エンジンの爆発間隔が不等間隔になり、独特の「ドコドコ」という不整なアイドリング音と、地面を蹴り出すような力強いパルス感、いわゆる「三拍子」に近いフィーリングが生まれます 。
・狙いと代償::この設計は、まさにハーレーVツインの「味」を再現するための意図的な選択でした。しかし、その代償として、後述するデュアルピンエンジンに比べて出力が約10馬力、トルクも約14 $N\\cdot m$低下し、振動も大きくなりました 。これは技術的な妥協ではなく、性能数値よりも「感性」や「体験」を優先した、ホンダの市場に対する深い理解を示す戦略だったと言えるでしょう。
●デュアルピンのパワーハウス:ホンダ流儀の滑らかさと力強さ
一方で、ホンダ伝統の卓越したエンジニアリングを体現するのが「デュアルピン・クランクシャフト」です。
・採用モデル:シャドウ スピリット、シャドウ セイバー、および上記以外のVT1100全般
・技術解説:こちらは2本のコンロッドがそれぞれ独立した、位相をずらしたクランクピン(オフセット・デュアルピン)に接続されます。ホンダによれば、この方式は45度のVバンク角を持つエンジンにおいて、振動の主要因となる「偶力」を打ち消し、完璧なバランスを実現するためのものでした。
・結果:シングルピンとは対照的に、非常に滑らかで振動の少ない回転フィールと、より高い馬力・トルクを発揮します。これは、効率と洗練性を追求するホンダ本来のエンジン設計思想を色濃く反映したものです。
●共通する卓越した技術
エンジンフィーリングは異なれど、シャドウ1100のパワープラントは全モデル共通で、ホンダならではの高度な技術が投入されています。
・基本スペック::水冷4サイクル45度V型2気筒、排気量1099cc 。
・バルブ機構:燃焼効率を高めるため、1気筒あたり3バルブ(吸気2、排気1)と2本のスパークプラグを採用したSOHCヘッドを搭載。
・メンテナンスフリー設計:最大の美点の一つが、油圧式のバルブラッシュアジャスターです。これにより、通常は定期的に必要となる煩わしいバルブクリアランス調整が不要となり、オーナーの維持管理の手間を大幅に軽減しています。
・燃料供給:2連装の36mm径CVキャブレター(燃料をエンジンに送り込む前に霧状にする装置)を装備し、全域でシャープなスロットルレスポンスを実現。
・駆動系:堅牢な5速トランスミッション(初期の一部モデルは4速)と、メンテナンスの手間が少なく信頼性も高いシャフトドライブ(プロペラシャフトで後輪を駆動する方式)を組み合わせ、長距離ツーリングでも安心感の高い走りを提供します。
● 伝説の四騎士 ― あなたに最適なシャドウ1100はどれだ?
エンジンの基本を理解した上で、いよいよ4つの個性的なモデルを見ていきましょう。スタイリング、乗り味、そして細かな仕様の違いを知ることで、あなたにとって最高の1台が見つかるはずです。
●The Classicist - シャドウ A.C.E. (SC32)
「American Classic Edition」の名を冠するA.C.E.は、その名の通り、1950年代の王道クラシックスタイルを追求したモデルです。
・コンセプト:まさに「ザ・アメリカンクラシック」。時代を超えて愛される普遍的なクルーザーの美学を体現しています。
・スタイリング:前後を深く覆う「ディープフェンダー」、ワイヤースポークホイール、ティアドロップ型タンクなど、クラシカルな要素で構成されています。
・エンジン:もちろん、シングルピン・クランクシャフトを採用。ハーレーのような鼓動感を求めるライダーの心を掴みました 。
・国内仕様 (SC32):日本国内で正規販売されたSC32型は、最高出力48PS/4,500rpm、最大トルク8.7kg-m/2,500rpmというスペックでした。
・こんな人におすすめ:速さよりもスタイルとフィーリングを重視するライダーに最適です。時代に流されない普遍的なデザインと、Vツインらしい「味」を存分に楽しみたい、純粋主義者(ピュアリスト)のための一台と言えるでしょう。
● The Nostalgic - シャドウ エアロ (SC39)
A.C.E.のクラシカルな路線をさらに推し進め、より重厚でノスタルジックな「ファットカスタム」スタイルを纏ったのがエアロです。
・コンセプト:1940年代のモーターサイクルを彷彿とさせる、長く、低く、太いスタイリング。
・スタイリング:A.C.E.よりもさらにボリュームのあるフルフェンダー、大容量4.2ガロン(約16L)のタンク、そして最大の特徴であるファットなホワイトウォールタイヤを装備。ホンダ車として初めてライダー用のフロアボードを採用したモデルでもあります。
・エンジン:A.C.E.同様、シングルピン・クランクシャフトを搭載し、クラシカルな鼓動感を演出します。
・エアロの隠れた性能:一見するとA.C.E.の派生モデルに見えますが、実は性能面で明確なアドバンテージがあります。エアロ専用設計の2in1エキゾーストシステムにより、A.C.E.よりも約5馬力高い出力を発生。さらに、5速ギアがA.C.E.よりもショートレシオ(低めのギア比)に設定されています。これにより、車重はA.C.E.より重いにもかかわらず、高速道路などでの追い越し加速(トップギアロールオン)では、シフトダウンなしでより力強い加速が可能。この優れたレスポンスと引き換えに、燃費は若干悪化するという特性があります。これは、購入を検討する上で非常に重要な、しかし見過ごされがちなポイントです。
・こんな人におすすめ:40年代風の重厚なレトロスタイルを愛し、高速巡航時の余裕あるパワーを求めるライダーに。燃費を多少犠牲にしても、快適なクルージング性能を手に入れたい欲張りなあなたへ。
● The Rebel - シャドウ スピリット (VT1100C)
クラシック路線とは一線を画し、より軽快でカスタムライクなチョッパースタイルを提案したのがスピリットです。
・コンセプト:無駄を削ぎ落とした、ストリート感あふれるカスタムクルーザー。
・スタイリング:大径19インチのフロントホイールに、短くカットされたフロントフェンダー、独特な形状のバックホーンハンドルバーが特徴。全体的に低く構えた、伸びやかなシルエットを持っています。
・エンジン:スムーズでパワフルなデュアルピン・クランクシャフトエンジンを搭載。
・特徴的な仕様:他のモデルが前後ディスクブレーキを採用する中、スピリットはリアにドラムブレーキ(機械式で制動力を得るブレーキ)を採用しています。これはモデルを識別する上での重要なポイントであり、メンテナンス性にも関わってきます。
・こんな人におすすめ:アグレッシブなチョッパー風のスタイルと、ホンダらしい滑らかなパワーデリバリーを両立させたいライダーに。カスタムベースとしても優秀で、オールラウンドに楽しめる一台です。
● The Hot Rod - シャドウ セイバー (VT1100C2)
シャドウ1100ファミリーの中で、最もパワフルでスポーティな「ストリートロッド」として位置づけられているのがセイバーです。
・コンセプト:クルーザーの枠を超えた、マッスルで高性能な走り。
・スタイリング:スポークホイールではなく、力強いデザインのキャストアルミホイールを採用。ドラッグレーサーを思わせるハンドルバーと、シリーズで最も低い691mmのシート高が、アグレッシブな印象を際立たせます。
・エンジン:スピリットと同じく、パワフルなデュアルピン・クランクシャフトエンジンを搭載。
・セイバーの性能的優位性:セイバーは単なるスタイルパッケージではありません。スピリットと同じエンジンながら、より加速重視のローギアードな設定となっており、停止状態からのダッシュ力で明確に勝ります。さらに、スピリットのリアドラムブレーキに対し、セイバーは前後ともに強力なディスクブレーキを装備しており、制動力も一枚上手です。つまり、セイバーは加速・制動の両面で、シャドウ1100シリーズの頂点に立つパフォーマンスモデルなのです。
・こんな人におすすめ:シャドウ1100のプラットフォームで最高のパフォーマンスを求めるライダーに。力強い加速と現代的なマッスルクルーザーの外観を好むなら、セイバー以外の選択肢はありません。
| モデル名 (通称) | コンセプト | エンジン | ホイール | リアブレーキ | 主なスタイリング特徴 |
| シャドウ A.C.E. | 50年代クラシック | シングルピン | スポーク | ディスク | ディープフェンダー、伝統的なクルーザースタイル |
| シャドウ エアロ | 40年代ファットカスタム | シングルピン | スポーク | ディスク | フルフェンダー、ホワイトウォールタイヤ、フロアボード |
| シャドウ スピリット | チョッパーカスタム | デュアルピン | キャスト | ドラム | 19インチフロントホイール、バックホーンハンドル |
| シャドウ セイバー | ストリートロッド | デュアルピン | キャスト | ディスク | 低いシート高、ドラッグバー、マッスルな外観 |
● 伝説との暮らし ― オーナーシップとメンテナンス
実際にシャドウ1100のオーナーになると、どのようなバイクライフが待っているのでしょうか。ここでは、乗り味や維持する上での注意点、そしてカスタムの魅力について掘り下げます。
● On the Road:安定感と快適性の共存
シャドウ1100の乗り味は、多くのオーナーレビューで「高速道路での圧倒的な安定性」と「リラックスできる快適なライディングポジション」が賞賛されています。サスペンションはクルージングに最適化されており、路面の凹凸をしなやかにいなしてくれます。
一方で、その車重(約250kg~280kg超)と長いホイールベースのため、俊敏なハンドリングは期待できません。コーナーリングでは、しっかりとしたライン取りと積極的なハンドル入力が求められますが、その挙動は非常に穏やかで予測しやすいため、ライダーに不安を与えることはないでしょう。ただし、バンク角は浅めなので、調子に乗って寝かせすぎるとステップを擦りやすい点には注意が必要です。大柄な車体ですが、パワーは過激すぎず扱いやすいため、リッターバイク初心者でも十分に乗りこなせると評価されています。
● The Achilles' Heel:充電系統のウィークポイントを理解する
シャドウ1100は「壊れない」「頑丈」と評されることが多い、非常に信頼性の高いバイクです。しかし、そんな伝説的なモデルにも、一つだけ広く知られた弱点が存在します。それが充電系統、具体的には「ステーターコイル」と「レギュレーター/レクチファイヤ」のトラブルです。
これは一見矛盾しているように聞こえますが、裏を返せば「非常に信頼性が高いが、壊れるとしたらほぼここ」という、予測可能なウィークポイントがあるということです。これは中古車を購入する上で、非常に価値のある情報です。致命的な欠陥と捉えるのではなく、既知のメンテナンス項目として認識し、事前に対策を打つことが賢明なオーナーシップの鍵となります。
・簡単な役割解説:
・ステーターコイル:エンジン内部にある発電機(ジェネレーター)のこと。エンジン回転を利用して交流電力を発生させます 。
・レギュレーター/レクチファイヤ:ステーターコイルが作った交流電力を、バイクの電装品が使える直流電力に変換(レクチファイ)し、同時にバッテリーが過充電にならないよう電圧を一定に制御(レギュレート)する重要な部品です。
・故障の兆候(購入時チェックポイント)
・バッテリーが頻繁に上がる、またはすぐに弱る。
・エンジンが突然ストールする。
・ヘッドライトがエンジンの回転数に応じて異常に明るくなったり暗くなったりと、ちらつきが激しい。
・【最重要】:テスター(マルチメーター)でバッテリー電圧を測定した際、エンジン回転数を上げても電圧が13.5V以上に上昇しない(むしろ下がる)場合は、充電系統の故障が強く疑われます。
購入を検討する際は、これらの症状がないかを確認し、可能であればテスターでの電圧チェックを行うことを強く推奨します。もし不具合が疑われる場合は、修理費用を念頭に置いた価格交渉や、信頼性の高い社外品(Rick's Motorsport Electrics製など)への交換を前提とした購入計画を立てると良いでしょう。
● A Blank Canvas:カスタムベースとしての魅力
シャドウ1100は、その素性の良さからカスタムベースとしても絶大な人気を誇ります。マフラー(Vance & Hines、Cobraなど)、シート(Mustang、Corbinなど)、ハンドル、ラゲッジといったボルトオンパーツが豊富に流通しており、手軽に自分好みの一台を作り上げることが可能です。
さらに、その頑丈なフレームとシンプルな構造は、フェンダーをカットし、シートを低くマウントするような本格的な「ボバー」や「チョッパー」スタイルのカスタムにも最適です。Blue Collar Bobbersなどの専門メーカーからは専用のカスタムキットも販売されており、その懐の深さは今なお多くのカスタムビルダーを惹きつけています。
● ライバル対決 ― シャドウ1100 vs. ヤマハ ドラッグスター1100
90年代後半から2000年代にかけて、国産リッタークルーザー市場を二分したのが、ホンダ シャドウ1100とヤマハ ドラッグスター1100(DS11)です。どちらも魅力的なモデルですが、その設計思想には明確な違いがあります。
● 直接対決:スペック比較
・エンジンの哲学:最大の違いは冷却方式にあります。
・シャドウ1100:1099ccの水冷45度Vツインエンジン。ラジエーターによる冷却で、渋滞時や夏場の熱ダレに強く、安定した性能を発揮します。
・ドラッグスター1100:1063ccの空冷75度Vツインエンジン。エンジン自体に刻まれた冷却フィンが美しく、Vツインらしい造形美を誇ります。
・性能:カタログスペック上の最高出力は、ドラッグスター1100が60PSであるのに対し、国内仕様のシャドウ1100はモデルにより48PS~55PSと、ややドラッグスターに分があります。
・外観:シャドウはラジエーターを備え、滑らかなエンジンケースを持つモダンで洗練された印象。対してドラッグスターは、空冷フィンが主張する、より伝統的でメカニカルな美しさを持っています。
| 項目 | ホンダ シャドウ1100 | ヤマハ ドラッグスター1100 |
| :--- | :--- | :--- |
| 冷却方式 | 水冷 | 空冷 |
| エンジン外観 | モダン、洗練 | 伝統的、造形美 |
| 最高出力 | 48~55PS (国内仕様) | 60PS |
| メンテナンス性 | 油圧バルブ調整不要 | 定期的なバルブ調整必要 |
| 乗り味 | 洗練されたスムーズさ or 鼓動感 | 力強いトルク感 |
● 結論:「合理性」のシャドウか、「様式美」のドラッグスターか
この2台の選択は、まさに「頭で選ぶか、心で選ぶか」という問いに近いものがあります。
・ホンダ シャドウ1100を選ぶ理由(合理性の選択):
あらゆる状況で安定した性能を発揮する水冷エンジンの信頼性。そして、メンテナンスフリーを実現する油圧バルブアジャスター。これらは、バイクを道具として考えた時に非常に合理的なメリットです。実用性と洗練された乗り味を重視するなら、シャドウが最適な選択となるでしょう。
・ヤマハ ドラッグスター1100を選ぶ理由(様式美の選択):
クルーザーの伝統的なスタイルとして、エンジンそのものが持つ空冷フィンの造形美は何物にも代えがたい魅力です。この「様式美」に強く惹かれるのであれば、ドラッグスターが心を満たしてくれるはずです。
どちらが優れているというわけではなく、あなたがクルーザーに何を求めるかによって、その答えは変わってきます。
● もう一つの選択肢:カワサキ バルカン1500クラシック
この時代のもう一台の巨人が、カワサキのバルカン1500クラシックです。1470ccという圧倒的な排気量から生み出される11.0kg-mもの強大なトルクは、シャドウやドラッグスターとはまた一味違った、余裕綽々のクルージングを約束します。より大きな排気量とトルクを求めるなら、視野に入れてみる価値のあるモデルです。
## 買取相場と購入チェックリスト
最後に、シャドウ1100の現在の市場価値と、中古車選びで失敗しないための具体的なチェックポイントを解説します。
● 現在の買取相場
各種市場データを総合すると、シャドウ1100の中古車体価格は、おおむね20万円台から50万円台の範囲で取引されています。価格を左右する主な要因は、車両の状態、走行距離、そしてモデルの人気度です。特にセイバーやエアロといった個性的なモデルや、質の高いカスタムが施された車両は高値がつく傾向にあります。いずれにせよ、この価格帯で信頼性の高いリッタークルーザーが手に入るというのは、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
● 購入前チェックリスト
中古のシャドウ1100を検討する際は、以下のポイントを重点的に確認してください。
1. 最優先事項:充電システムのチェック
可能であればテスターを持参し、電圧を測定しましょう。エンジン停止時のバッテリー電圧が12.5V以上、エンジン回転を上げた状態(3,000rpm程度)で13.5V~14.8Vの範囲にあるかを確認します。電圧が上がらない、または不安定な場合は充電系統の不具合を疑い、修理費用を考慮して交渉しましょう。
2. エンジンコールドスタート
必ずエンジンが完全に冷えた状態から始動させてもらいます。異音や白煙の有無、始動性を確認します。
3. 油脂類
エンジンオイルや冷却水の量、汚れ具合をチェックします。
4. 消耗品
タイヤの製造年(5年以上経過している場合は交換推奨)、ブレーキパッドの残量、シャフトドライブ周りからのオイル漏れがないかを確認します。
5. 試乗
ギアチェンジがスムーズか、クラッチの繋がりは自然か、そして(シングルピンの鼓動感とは別に)不快な振動がないかなどを体感します。
## 結論:今こそ手に入れるべき、最高の「上がり」バイク
ホンダ シャドウ1100は、単なる旧いバイクではありません。それは、ホンダが世界に示したクルーザーの理想形であり、今なお多くのライダーを魅了し続ける生きた伝説です。
ホンダならではの圧倒的な信頼性、シングルピンとデュアルピンという選べるエンジンキャラクター、時代を超越したスタイリング、そして無限のカスタムの可能性。これらすべてが、驚くほど手頃な価格で手に入るのです。
これからリッタークルーザーの世界に足を踏み入れたい初心者にとっても、酸いも甘いも噛み分けたベテランが最後にたどり着く「上がりバイク」としても、ホンダ シャドウ1100は最高の選択肢の一つであると、我々は自信を持って断言します。
シャドウ1100の売却をお考えの方は、ぜひバイクパッションまでご相談ください。買取専門スタッフが、あなたの愛車にふさわしい価格をご提案します。
| 車名/型式/年式 | ホンダ シャドウ アメリカンクラシックエディション (Shadow American Classic Edition) / SC32 / 1996年 |
|---|---|
| 発売年月 | 1996年1月 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,445mm 全幅965mm 全高1,160mm ・ 乾燥重量261kg / 車両重量280kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高730mm ・ 最低地上高150mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4サイクルOHC3バルブV型2気筒 ・ 48PS/4,500rpm ・ 23.5km/L(60km/h定地走行時) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル式 ・ キャブレター(VDK4) ・ 15リットル |
| 新車販売価格 | 108万円 |
| ジャンル | クルーザー アメリカン |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100)
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年4月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年04月24日
【状態別の買取相場】 VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100)
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年4月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
32.4万円
32.4万円
1台
平均
最低
取引
17.7万円
10.2万円
11台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
9.0万円
5.7万円
2台
※データ更新:2026年04月24日
【走行距離別の買取相場】 VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100)
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年4月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 1〜2万km | 最高 | 32.4万円 | 3台 |
| 平均 | 29.3万円 | ||
| 最低 | 25.0万円 | ||
![]() |
|||
| 2〜3万km | 最高 | 17.8万円 | 2台 |
| 平均 | 15.4万円 | ||
| 最低 | 13.0万円 | ||
![]() |
|||
| 3〜5万km | 最高 | 26.6万円 | 2台 |
| 平均 | 19.8万円 | ||
| 最低 | 13.0万円 | ||
![]() |
|||
| 5万km〜 | 最高 | 18.4万円 | 4台 |
| 平均 | 13.9万円 | ||
| 最低 | 10.2万円 | ||
![]() |
|||
|
不明 メーター改 |
最高 | 13.0万円 | 1台 |
| 平均 | 13.0万円 | ||
| 最低 | 13.0万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年04月24日
【カラー別の買取相場】 VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100)
- ■
- ■ ■
- ■ ■
- ■
- ■ ■
- ■
- その他
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年4月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 13.2 万円 | 4台 | ![]() |
||
| ■ / ■ | 24.6 万円 | 3台 | ![]() |
||
| ■ / ■ | 32.4 万円 | 1台 | ![]() |
||
| ■ | 13.0 万円 | 1台 | ![]() |
||
| ■ / ■ | 10.2 万円 | 1台 | ![]() |
||
| ■ | 26.6 万円 | 1台 | ![]() |
||
| その他 | 17.8 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年04月24日
【実働車の取引価格帯】 VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100)
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年4月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年04月24日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) 上位20台の取引額 (データ更新:2026年04月24日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 32.6万円 | 4.5点 | SC32-100 | 18,592km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 30.6万円 | 4.3点 | SC32-100 | 10,530km | ■ / ■ |
| 3 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 26.8万円 | 4.2点 | SC1829RA | 33,931km | ■ |
| 4 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 25.2万円 | 3.7点 | SC32-100 | 12,729km | ■ / ■ |
| 5 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 18.6万円 | 3.5点 | SC32-100 | 90,656km | ■ / ■ |
| 6 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 17.9万円 | 4.0点 | SC1815NA | 26,462km | ■ / ■ |
| 7 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 16.1万円 | 3.8点 | SC1827JA | 61,864km | ■ |
| 8 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 13.1万円 | 4.0点 | SC1817RA | 11,811km | ■ |
| 9 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 13.1万円 | 3.8点 | SC1811NA | 20,347km | ■ |
| 10 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 13.1万円 | 3.7点 | SC1819PA | 44,577km | ■ |
| 11 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 10.7万円 | 3.7点 | SC1827JA | 63,124km | ■ |
| 12 | VT1100Aero/Sprist/sabre/Ace (シャドウ1100) | 10.1万円 | 3.8点 | SC1812NA | 128,646km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





04月26日〜05月02日