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175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】

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175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】毎週更新の買取査定相場

175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】
175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】

1970年にトレール3兄弟として登場し、今日現在まで続くカワサキ製オフロードバイクの原点となった空冷2ストエンジン搭載のTRシリーズですが、日本でのデビューから1年遅れで海外専用モデルとしてリリースされたのが”影の次男坊"とも言うべき本機・175TR Bush Wacker(175TR ブッシュワッカー)。主に米国市場で活躍したA1 サムライから派生したF2TRをルーツとし、その基本構成と日本国内で販売されたTRシリーズのコンセプトとをミックスアップした異端児的なマシンです。

250TRバイソンや125TRボブキャットといった3兄弟とは異なり、ルーツとなったのは前後18インチホイールに175ccの空冷2ストピストンバルブシングルを搭載した海外専用1966年モデルとしてリリースされた『F1 TR』。このF1 TRは1966年半ばよりエンジン改良によるハイパワー化とロングフェンダー採用でF2 TRへ早々とモデルチェンジを実施し、1968年モデルより「F3」の型番を得て『F3 Bush whacker』となり、最高出力20PSとより高められたパワーにダブルクレードルフレームによる高剛性、並びにスチール製パーツの多用とフォークブーツなどにより、500SS マッハⅢ風のルックスにスクランブラーテイストを取り入れたスタイルで注目を集めました。それから3年の歳月が流れ、日本でもトレール3兄弟がリリースされたことに伴って「F7」の型番に変わってリニューアルされたのが本機175TRブッシュワッカー F7、というのが大まかな出自だと言えます。

先代であるF3との最大の違いはボディで、F3由来の鋼管パイプ製ダブルクレードルフレームは受け継ぎつつも各部の補強などが実施され、トレーリング・リーディングを任意選択可能としたハッターフォークと5段階調節可能なリアサスペンションを導入し、250TRバイソン同様の前19/後18インチホイールへと換装したことで優れた居住性へと昇華し守備範囲の広さを大幅に拡張。同時にティアドロップタンクからフラット形状の9リットルタンクに変えることにより、ステアリング部からシートエンドまで一直製に伸びるスタイリングとなり、オフロードにおける乗りやすさと一体感のあるボディへと生まれ変わりました。カラーリングに関しては350TRビッグホーンのパターンを採用し、まだまだ根強い人気を誇っていたマッハシリーズ由来のグラフィックでユーザーへの訴求力も意識したパッケージングとなり、日本国内のトレール3兄弟よりも350TRビッグホーン直系の弟分と言ったところです。

搭載されるのは先代F3 ブッシュワッカーと同排気量の174.7cc空冷2スト単気筒ですが、あまりにも過激すぎたマッハシリーズの加速力に由来する事故率の高さが社会問題化しつつあった米国市場における影響を鑑み、最高出力を先代の20PS/7,300rpmから18ps/7,500rpmへと引き下げ扱いやすくマイルドに。同時に点火方式をCDIへと変更することでエンジンそのものの信頼性とメンテナンス性の向上も図られることとなり、マイルドなパワー感ながらも中速域では鋭いピックアップと粘り強いトルクが発揮されるというユーザーフレンドリーなキャラクター性へと生まれ変わりました。これは翌1972年に登場した「Z1」とも共通するポイントで、この頃より過激なまでの加速力だけではなく、誰もが無理せずハイパワーを引き出して乗れるエンジン開発へ舵を切ったカワサキ技術陣の方向転換を見ることができ、近代バイク史の中でもなかなか興味深いポイントのひとつだと言えるでしょう。

250ccと125ccの中間に位置する175ccという排気量の関係上、競合するライバルがほぼ皆無と言える状況が味方し、1975年のF7D型を以って生産終了を迎えるまで乗りやすい2ストスクランブラーとして好評を博し、フロントを21インチ化したKE175へ後を託す形で現役生活にピリオドを打ちました。現役期間は短かったものの、Z1へ先駆けて乗りやすいのにハイスペックというカワサキ製バイクが誕生したことを知らしめた功績は大きく、70年代のカワサキの快進撃の土台を整えた大功労者ともいうべき一台です。以下、モデルイヤー毎の主な変更点とカラーリングです。

・1970年…F7型。「エンデューロスタイル」を銘打って登場した最初期モデル。ディープイエロー
・1971年…F7A型。マッハ&KHシリーズ同様のレインボーラインを取り入れスタイリング変更。レッド
・1972年…F7B型。ウインカーの標準化・タンク形状変更・ブラック仕上げエンジン化。ブライトオレンジ/キャンディートーンブルー
・1973年…F7C型。シート形状とテール周り一式を変更。メタリックシルバー/キャンディートーンブルー
・1974年…F7D型。カラーリング変更のみが実施された最終型。キャンディートーングリーン/キャンディートーンブラウン

175ccという少々ニッチな排気量であるため、日本市場ではこれといったライバルがいなかったと考えられることも多々ある本機ですが、「リトルハスラー」のボアアップ版として1971年デビューを果たしたスズキ・TS185が近しい存在で、以下が主な諸元の比較です。

・カワサキ 175TR ブッシュワッカー
全長2,045mm・最高出力18PS/7,500rpm・前19/後18インチホイール・キックスタート・タンク容量9リットル・乾燥重量106kg

・スズキ TS185(※日本では『ハスラー185』としてごく僅かながら販売された期間あり)
全長2,010mm・最高出力18PS/7,000rpm・前19/後18インチホイール・キックスタート・タンク容量7リットル・乾燥重量102kg

TS185はTS125の車体にボアアップエンジンを搭載した仕様上、車体重量が本機よりも軽いもののタンク容量が7リットルと少ないのがネックで、連続巡航性能では本機の方にアドバンテージあり。その一方、本機よりもさらに低速重視の出力特性が与えられたTS185はオフロード適性の高さで軍配が上がる形になり、レジャーを含めた汎用性を好む層とオフロードバイクとしての資質の高さを望む層をターゲットにする形で住み分けが図られていた点が面白く、どちらも甲乙つけがたい魅力の持ち主であったと言えます。

現在の中古バイク市場においては、ライバルのTS185とは違い日本国内導入が終ぞなかった海外専用モデルという関係上、「知る人ぞ知るマニアックバイク」という立ち位置に甘んじていたマイナーモデルのひとつで、日本国内ではマニア間での小規模な取引しか行われていませんでした。これは年間で20万台にもおよぶ中古バイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである「業者間オークション」の場でも長年の間出品自体がなかったほどでしたが、2024年冬に入りようやく3台の実動車が出品され絶版車専門店などから注目を集めました。最高値を記録したのは'F7型最初期モデルであることを示すディープイエローの個体で、長期放置と思われるヤレ感が強めであったものの、屋内保管で積もった埃が被膜効果を発揮したものかオリジナルの色艶が割りと良好な状態で残されていたことなどが評価の対象となり、47万円という高値での成約に至りました。次点としては40万7000円で落札された1975年の最終型で、こちらは前述個体よりもサビの目立ち度合いとフォークからのオイル漏れといった車両状態がネガティブな材料となっての結果に。最安値となったのは1973年式のキャンディーブルーの個体で、全体的な傷み具合とアイドリング不調に加えメッキパーツに生じたキツめのサビで評価を落とし、29万円という落札価格に甘んじてしまいました。その他の70年代絶版車と比べ、知名度の面ではまだまだマイナー車に位置付けられるモデルであることに加え、前述の乏しいデータを以って相場を全てを語るわけには参りませんが、まだ根強い支持率を保っている絶版車ブームの追い風を受けていることは間違いなく、その真価を知る過程の一環として買取査定に出してみるだけの価値は十分にあると言えるでしょう。

マッハシリーズの過激な性格の空冷2ストエンジンを継承しつつも、時代のニーズに合わせた扱いやすさへと変化し日本仕様のTRシリーズのスタイリングを取り入れたカワサキ・175TRブッシュワッカーシリーズで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、マッハⅢに代表される70年代当時の空冷2ストロークエンジンならではの設計に関する造詣の深さ、350TRビッグホーンのデザインとF1シリーズが培ってきたダブルクレードルフレームとを融合させた独自の車両構成などに関する正しい知識と理解、純正パーツやカラーリングなどを含むオリジナル度の高さを正確に見極められる目利き力など、世界的にも現存台数の少ない本機ならではのポイントを抑えつつ的確な評価が下せるだけの実力と実績が求められるとされており、いずれのファクターが欠けても難しいというのが中古バイク業界における定説となっております。弊社バイクパッションはそのどちらをも満たしており、数々の絶版車・レア車を取り扱ってきた高い実績と最新相場を反映した業界最高峰の買取価格を提示することが可能な販売力に加え、中古バイク業界最高水準とお褒めを頂いている顧客満足度の高さにより、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。

カワサキ・175TRブッシュワッカーシリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は古今東西の絶版車にも精通しているバイクパッションに!

解説記事更新日:2024年12月19日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 175TR Bush Wacker(175TRブッシュワッカー)/F7型(F7~F7D)/1971年モデル(※画像・スペック共)
発売年月 1970年(※1971年モデルとして販売開始)
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長2,045×全幅850×全高1,090mm・乾燥重量106kg
シート高・最低地上高(mm) シート高800mm・最低地上高--mm(NA)
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷2ストロークロータリーディスクバルブ単気筒・21.5PS/7,500rpm・--km/L
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 キック・キャブレター・9リットル
新車販売価格 ※海外専用モデル
ジャンル スクランブラーカワサキTR
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
%

【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
%

【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
-
%

【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
0

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年02月27日

【状態別の買取相場】 175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
46.8万円
46.8万円
46.8万円
1台
3
難有
最高
平均
最低
取引
40.5万円
34.7万円
28.8万円
2台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
21.1万円
21.1万円
21.1万円
1台
175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】において。直近120カ月間で、最も平均買取相場が高いのは4点(軽い難)のコンディションとなっています。 4点は、ルーティンの整備に加えて軽整備で再販に回せる比較的コンディションの車両です。最高額が突出して高い場合はカスタム車に大きな査定額の伸びしろがある事を示唆しています。

※データ更新:2026年02月27日

【走行距離別の買取相場】 175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】

最高額
平均落札額
最低額
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

1〜2万km 最高 46.8万円 2台
平均 37.8万円
最低 28.8万円
不明
メーター改
最高 40.5万円 1台
平均 40.5万円
最低 40.5万円
175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】において。直近120カ月間で最も平均買取相場が高いのは不明の走行距離区分となっています。

※データ更新:2026年02月27日

【カラー別の買取相場】 175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】

【カラー別 平均買取額の目安】

46.8 万円 1台
40.5 万円 1台
28.8 万円 1台
175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】において。直近120カ月間で、中古市場で最も多く取引されているカラーは黄系等です。最も平均買取相場が高いのは黄系です。

※データ更新:2026年02月27日

実働車の取引価格帯】 175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】

【取引価格帯と構成比】

最高
45 ~ 50
万円
%
33
構成比
最多
45 ~ 50
万円
%
33
構成比
最低
25 ~ 30
万円
%
33
構成比
175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】において。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは上は45 ~ 50万円、下は25 ~ 30万円で複数の価格帯が33%の構成比で並んでいます。

※データ更新:2026年02月27日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年02月27日)

バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】 47.0万円 3.7点 F7-239 13,847km
2 175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】 40.7万円 3.3点 F7-578 12,414km
3 175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】 29.0万円 3.0点 F7-548 16,078km
No Data
175TRブッシュワッカー【F7型 1971~75年】において。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近120カ月間に最高値を付けたのは47.0万円で黄系・走行距離13,847km・評価3.7点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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