ビクターM150毎週更新の買取査定相場
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ビクターM150 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは緑となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は4.2万円が平均です。
ビクターM150 買取査定に役立つ車両解説
ビクターM150は、タイカワサキが1990年代半ばから東南アジア市場向けに展開した水冷2ストローク単気筒スポーツ、いわゆる「タイ製ニンジャ150シリーズ」のネイキッド版に位置するモデルである。国内型式コードはKR150Jで、ネイキッドの丸目一灯フロントマスクと丸型メーターパネル、シングルシート、そして水冷2ストローク149ccという中身は、フルカウルのニンジャ150R/RR/SSと基本骨格を共有する。
シリーズ全体の系譜は、1993年頃にタイ市場で登場したセルピコに端を発する。1996年にニンジャ150(KR150C)が加わり、その裸のバージョンとしてビクターの名が使われるようになった。ビクターにはいくつかの派生が存在し、初期のビクター(現地でビクター・ジャズやビクターSと呼ばれた個体を含む)はワイヤースポークホイールとリアドラムブレーキを装備した廉価志向の仕立てであった。これに対して本稿の主題であるビクターMは、フロント・リアの両輪にディスクブレーキを備え、3本スポークのアルミキャストホイールを履くグレードアップ版で、シリーズ内では上級ネイキッドの位置を占める。さらに派生としてビクターSEもあり、PDK製の金色シリンダーヘッドやチャンバーを組み込んだドレスアップ仕様が存在する。
市場ごとの呼称は複雑で、タイ本国ではビクターの単一呼称で通用したが、コロンビアではオートエコによりCKD生産され、南米市場でもビクター150として流通した。名称や外観のバリエーションは複数の仕向け地で細かく異なるが、基本仕様は共通している。
パワーユニットはボア59.0mm×ストローク54.4mmの水冷2ストローク単気筒で、排気量149ccを構成する。圧縮比は6.8対1、点火はCDI、吸気はミクニVM28キャブレターとクランクケースリードバルブの組み合わせによる。カワサキが1980年代のKDX系から発展させてきたKIPS(Kawasaki Integrated Powervalve System)機構を排気ポートに備え、後年の仕様ではスーパーKIPSと呼ばれる改良版に置き換えられた。低回転域と高回転域で排気タイミングを機械的に切り替えることにより、下から上まで扱いやすいパワーカーブを実現する設計思想である。
シリーズの上限出力は最大34PSクラス(10,500rpm)に届く仕様が存在するが、ビクターMは東南アジア各国で強化された排出ガス規制に対応するため、キャブレターセッティング・排気系仕様・点火マップが絞られ、実用域で扱いやすいマイルドな出力特性に変更されている。共通プラットフォームのフルカウル版であるニンジャ150RR/SSでも28〜30PS台の公称値が並び、ビクターMもこのレンジ内に収まる。トルクは概ね2.2kg-m前後(9,000rpm付近)を発生する。
分離給油方式(スーパールーブ系統)を採用し、混合燃料を作らずに済ませる点は同社2ストローク量産車の伝統に沿う。トランスミッションは6速リターン、湿式多板クラッチを介してチェーン最終減速でリアタイヤへ伝達する。始動はキックが基本で、仕向け地・生産年によりセル始動を追加装備した個体もある。
車体はスチール製チューブラー・セミダブルクレードルフレームで、ニンジャ150系と共通の設計を継承する。前後サスペンションはフロント正立テレスコピック、リアはユニトラック方式のスイングアーム+モノショック。乾燥重量はおおむね120〜125kgに収まり、150ccクラスのフルサイズスポーツとしては軽量な部類に入る。
ブレーキはビクターMの特徴となる部位で、フロントに大径シングルディスクと2ポットキャリパー、リアにもディスクブレーキを配し、廉価版ビクターとの明確な差別化点となっている。ホイールは前後とも3本スポークデザインのアルミキャストで、ホイールサイズは前後17インチが基本、タイヤはロードスポーツ寸法を履く。燃料タンク容量はシリーズ標準で10リットル前後、加えて2ストローク特有の分離給油オイルタンクを別途装備する。
計器類はネイキッドらしい丸型2連メーターを採用し、大径タコメーターにはニンジャ系と共通の高回転域スケールが与えられる。灯火類は12V電装で、丸目ヘッドライトとバー型テールランプが組み合わさる。
同社兄弟モデルとの関係が本車を語るうえで最も重要である。ビクターMのプラットフォームは、フルカウル版のニンジャ150R(KR150C)、後継のニンジャ150RR(KR150K/KR150P)、そしてハーフカウル・シングルシートのニンジャ150SSと共通する。エンジン・フレーム・サスペンション主要部品を共有しつつ、外装をネイキッド化してハンドルポジションをアップライトに寄せたのがビクターの位置づけとなる。したがってビクターMは、ニンジャ150SS/RRの走行性能を、より汎用的で市街地寄りの姿勢と価格帯で提供する派生モデルと理解できる。
さらに遡ると、1980年代末〜1990年代初頭のKR-150R/SP/SEシリーズや、1993年頃に登場したセルピコ(S/SS/SE/SST)が直系の先祖に相当する。セルピコもタイカワサキの水冷2スト150クラスで、KIPSを備えたスポーツバイクだった。ビクターMはこれらの遺伝子を1990年代半ば以降のニンジャ150世代の車体で受け継いだ形になる。
ライバルとしては、同時代の東南アジア市場で真正面から競合したヤマハTZM150(YPVS搭載・35PS公称・最高速208km/h)、ホンダNSR150SP/RR(RCバルブ搭載)、スズキRGV120/RG150といった小排気量2ストロークスポーツ群が挙げられる。これらの多くはフルカウル仕様が主力だったため、ネイキッドという括りではビクターMは同カテゴリー内で選択肢が限られる存在だった。TZMやNSR150がフルカウル・電子制御排気バルブで先進性を打ち出したのに対し、ビクターMは機械式KIPSと単純なネイキッド構成を武器に、整備性と実用性で差別化していた。
ビクターM150は、日本市場では商品として存在しなかったにもかかわらず、東南アジア市場で長寿命を全うしたカワサキの水冷2ストローク150ccスポーツの一角を占める存在である。フルカウルのニンジャ150R/RR/SSが華やかなレーサーレプリカ路線を歩んだ一方で、ビクターMは同じ心臓と骨格を持ちながらネイキッドに徹し、日常の足として、あるいは軽量な週末スポーツとして、より広い使い方に開かれた性格を持っていた。
その魅力は、単純さと素性の良さの組み合わせに集約される。機械式KIPSを備えた6速ワイドレンジの水冷2スト単気筒、120kg台の乾燥重量、前後ディスクの安心感、そしてフルサイズフレームによる素直な運動特性。カウルがないぶん整備アクセスも良好で、2ストロークならではのシンプルな機械美をそのまま楽しめる。ライダーが機械と直接対話するようなキャラクターは、フルカウル版では味わえない別種の完成度を持つ。
| 車名/型式/年式 | カワサキ ビクターM150 / KR150J型 / 1990年代後半〜2000年代前半モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1990年代後半〜2000年代前半 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)1965 (幅)725 (高さ)1080 (重さ)114〜120(乾燥重量) |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)770 (最低地上高)−− |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷2ストローク単気筒クランクケースリードバルブ・スーパーKIPS・34PS(10,500rpm)・−−km/L(マレーシア仕様や排出ガス規制対応後の仕様では28〜30.5PSと公称される個体もあり) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | キック・キャブ(ミクニVM28)・10.3リットル |
| ジャンル | ネイキッド |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ビクターM150
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年09月04日
【状態別の買取相場】 ビクターM150
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
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平均
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6.8万円
6.8万円
1台
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7.2万円
4.8万円
4台
平均
最低
取引
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不動
平均
最低
取引
4.2万円
4.2万円
1台
※データ更新:2026年09月04日
【走行距離別の買取相場】 ビクターM150
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 6.0万円 | 1台 |
| 平均 | 6.0万円 | ||
| 最低 | 6.0万円 | ||
| 1〜2万km | 最高 | 6.8万円 | 2台 |
| 平均 | 5.8万円 | ||
| 最低 | 4.8万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 6.6万円 | 1台 |
| 平均 | 6.6万円 | ||
| 最低 | 6.6万円 | ||
|
不明 メーター改 |
最高 | 11.4万円 | 1台 |
| 平均 | 11.4万円 | ||
| 最低 | 11.4万円 | ||
※データ更新:2026年09月04日
【カラー別の買取相場】 ビクターM150
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 7.1 万円 | 5台 | |||
※データ更新:2026年09月04日
【実働車の取引価格帯】 ビクターM150
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年09月04日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
ビクターM150 上位20台の取引額 (データ更新:2026年09月04日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | ビクターM150 | 11.6万円 | 3.5点 | KR150J-A08 | 9,826km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | ビクターM150 | 7.0万円 | 3.7点 | KR150J-A08 | 11,171km | ■ |
| 3 | ビクターM150 | 6.8万円 | 3.2点 | KR150J-A08 | 31,998km | ■ |
| 4 | ビクターM150 | 6.2万円 | 3.5点 | KR150J-A08 | 337km | ■ |
| 5 | ビクターM150 | 5.0万円 | 3.3点 | KR150J-A08 | 15,787km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





