KLX650【1993~96年式】毎週更新の買取査定相場
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KLX650【1993~96年式】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは緑となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて7.9~15.4万円です。
KLX650【1993~96年式】 買取査定に役立つ車両解説

- ライムグリーン 1993年
- 当時の新車価格
- 4699USD (約52万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
24.6万円
- 現在の平均買取相場指標
-
22.3万円
- 上限参考買取率
- 47.3%
- 平均参考買取率
- 42.9%
1993~96年式のKLX650は、Kawasakiが1990年代前半に大排気量4ストローク単気筒のオフロード指向モデルとして市場に投入した1台であり、KLXシリーズの中では1980年代半ばに一度途絶えていたKLXの名を1992年の発表とともに復活させ、以後の再展開の起点となった車両にあたる。以降、KLXの名は250cc級のKLX250R/KLX250SR、300cc級のKLX300R、そして4ストロークモトクロッサーとしてのKLX450Rへと引き継がれていくが、それら一連の系譜の出発点に位置するのがこの4年間のKLX650である。
1990年前後のオフロードバイク市場は、用途と排気量の組み合わせによって性格の異なるセグメントに分かれていた。中排気量帯(250cc級)のエンデューロ競技分野では2ストロークが主流で、Kawasakiもこの領域ではKDX250Rを核とする本格レース仕様と、その公道版にあたるKDX250SRを供給していた。一方、大排気量帯(600cc級)の4ストローク単気筒エンデューロ・デザートレース分野では、ホンダXR600Rがクラスを支配する存在感を示していた。Kawasakiは既にKLR650という大排気量4ストローク単気筒モデルを北米・欧州市場向けに供給していたものの、こちらは大型フェアリングと大容量燃料タンクを備えたラリーツーリング志向のパッケージで、XR600Rが得意とする本格ダート走破性の分野で正面から向き合える性格の車両ではなかった。
この空白セグメント、すなわち「大排気量4ストロークの本格エンデューロ機」を新設するために、Kawasakiはモトクロッサー/エンデューロレーサー由来の車体設計思想(当時Kawasakiが蓄積していた足まわり・フレーム設計のノウハウ)と、KLR650系の4ストロークエンジンを大幅に手直ししたユニットを組み合わせるアプローチで開発を進め、1992年に競技用モデルのKLX650Rを発表、翌1993年から市場投入した。同時に公道走行装備を追加したデュアルパーパス版のKLX650(C型)もラインナップに加わり、大排気量4ストローク単気筒のオフロード指向モデルとして、競技用途から公道走行を含む広い用途に対応するふたつのバリエーション体制が整えられている。KLX650(C型・公道版デュアルパーパス)は公道走行に必要な保安部品と電装(セルスターター、灯火類、大型サイレンサー等)を装備し、KLX650R(A型・1996年式で型式コードをDへ変更)はそれらを一切持たない純競技用オフロード仕様となる。両者は同一の651cc水冷DOHC単気筒エンジンおよびスチール製ペリメターフレームを共有しつつ、装備差で乾燥重量が約27kg異なるため、それぞれ別のライバル群と向き合う設計思想を持つ。
エンジンは水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒651ccで、KLX650/KLX650Rの両バリエーションに共通で搭載される。ボア100.0mm×ストローク83.0mmという明確なオーバースクエア設計は、姉妹モデルKLR650と同一寸法を採用しており、Kawasakiの1990年代前半における大排気量4スト単気筒プラットフォームの基幹エンジンといえる。冷却は水冷、潤滑はウェットサンプ、動弁機構はDOHC4バルブでバケットタペット式、燃料供給は40mm径の京浜CVK40キャブレターを1基装備する。KLX650とKLX650Rで搭載エンジンは基本的に同一だが、KLX650は始動系にセルスターター(KLX650Rはキックスターターのみ)、排気系にサイレンサーの大型化と保安部品対応の消音仕様を採用する点で異なる。
出力特性は年式によって2段階の進化を辿る。1993年式(C1/A1)から1994年式(C2/A2)は圧縮比9.5:1で、最高出力45PS(33kW)/6,500rpm、最大トルク53N・m/5,000rpmという設定。1995年式(C3/A3)から1996年式(C4/D1)では圧縮比を10.5:1に引き上げるとともに、シリンダーヘッドおよびシリンダー内壁まわりの見直しを実施し、最高出力47.5PS(35kW)/6,500rpm、最大トルク54N・m/5,000rpmへと引き上げられている。回転上限を高く追わず、低中速域の粘りと扱いやすい電気モーターのような滑らかなトルク特性で特徴付けられるパワーユニットで、当時の海外プレスのテストでは「アイドリング直上からの引きが強く、2速で歩行速度からでも扱える」「フロントアップも容易でロックや木の根の乗り越えが楽」と評された。変速機は5段リターン、湿式多板クラッチ、駆動チェーンは520サイズ・112リンクという構成となる。
車体骨格は当時のクラスとしては珍しいスチール製ペリメターフレームを軸に構成される。これはKawasakiが同時期のKX125/KX250のH世代(1990年式)で市販モトクロッサーに導入したペリメター系フレームの設計思想を、大排気量4スト単気筒プラットフォームに展開したもので、剛性配分の見直しとハンドリング応答性の高さを両立する狙いを持つ。前サスペンションは43mm径のカヤバ製倒立テレスコピックフォークで、これも当時の大排気量オフロード車としては先進的な装備。後サスペンションはUni-Trakリンク式のスイングアーム+モノショック構成で、Kawasakiのオフロード車全般に共通する足まわり構成を継承する。ブレーキは前後油圧ディスクを採用し、フロントは1枚のセミフローティングディスク、リヤも1枚のディスク構成となる。ホイールはスポーク組み、フロント21インチ・リヤ17インチ(KLX650・公道版)またはフロント21インチ・リヤ18インチ(KLX650R・競技版)のタイヤ寸法を採用する。KLX650のフロントタイヤは90/90-21、リヤは130/80-17というオンロード走行を意識したサイズ設定となる。
KLX650の直接の兄弟モデルは、同時期にKawasakiが供給していたKLR650である。両者は651cc・100×83mm・DOHC4バルブというエンジン基本寸法を共有し、KLR650のエンジン設計をKLX650/KLX650R向けに手を入れる形で開発されている。しかし車体側は明確に別設計で、KLR650がスチール製セミダブルクレードルフレーム、38mm径正立フォーク、大型フェアリング、23Lタンクといったアドベンチャーツーリング志向のパッケージであるのに対して、KLX650/KLX650Rはスチール製ペリメターフレーム、43mm径倒立フォーク、モトクロッサー寄りのスタイリング、12Lタンクという、明確にオフロード走破性重視の骨格を持つ。当時の販売実績ではKLR650がKLX650を大きく上回っており、当時の市場が「アドベンチャー志向のオンロード寄りビッグシングル」を選好していたことを示している。
KLX650R(競技版)の主要ライバルは、当時のビッグシングル・エンデューロ/ダートレーサーの世界での三強である。第一がホンダXR600Rで、KLX650Rの開発企画そのものがXR600Rを標的として立ち上げられた経緯を持ち、両者は正面から向き合う設計思想の車両となった。当時の海外プレスのテストではKLX650RはXR600Rより約7kg(16ポンド)重い一方、電気モーター的な滑らかな出力特性、優れたハンドリング、直進安定性の高さでXR600Rと互角以上と評された。第二がハスクバーナ610で、KLX650Rはこれより約14kg(32ポンド)重かった。第三がハスクベルグ501(KLX650Rより24kg軽い)で、これらハスクバーナ・ハスクベルグといった欧州勢に対しては絶対的軽量性で劣後する立場に置かれた。
KLX650(公道版・デュアルパーパス)の主要ライバルは、1990年代前半の大排気量デュアルパーパス市場を形成していたホンダXR650L(1992年登場、KLX650の登場に先立つ)、スズキDR350S(1991年登場、KLX650より一回り小さい350ccクラスだが同ジャンル)、KTM 620/640 LC4(欧州勢)である。KLX650はこれらの中でも「本格ダートRベースに公道装備を追加した」性格が最も色濃く、車重の点ではXR650Lより重い立場となるものの、フレーム剛性・サスペンション性能・エンジンの絶対出力(45~47.5PS)ではクラス上位に位置していた。当時のプレスはKLX650を「フルダート指向のKLX650Rに公道装備を追加した本気のデュアルパーパス機」として評価し、Kawasakiが従来のラリー志向モデル(テンガイ、初期KLR650)から本格ダート指向へ舵を切った象徴的モデルと位置付けている。
モデルの変遷(年次改良の系譜)
1993年式(C1・KLX650/A1・KLX650R)は、Kawasakiが1992年に発表したこの車系の初年式にあたる。エンジンは水冷DOHC4バルブ単気筒651cc、圧縮比9.5:1、最高出力45PS/6,500rpm、最大トルク53N・m/5,000rpmという設定。車体はスチール製ペリメターフレーム、43mm径倒立フォーク、Uni-Trakリヤサス、前後油圧ディスクブレーキという構成で登場。KLX650(C1)は電装・保安部品完備で乾燥重量153kg、KLX650R(A1)は競技装備のみで乾燥重量135kg。外装は当時のKawasakiカラーであるライムグリーンを基調に、パープルのシート、ピンク・イエロー・オレンジの派手なグラフィックを組み合わせた、初年式ならではの主張のあるデザインが採用された。
1994年式(C2/A2)は前1993年式(C1/A1)の基本パッケージを継続する熟成年式で、エンジン諸元・車体寸法とも据え置きの実質キャリーオーバーとなる。この年式は市場からの初期評価を踏まえた細部リファインが中心で、機構的な大変更はない。
1995年式(C3/A3)はKLX650系にとって唯一の実質的な機構刷新年式にあたる。エンジン圧縮比を9.5:1から10.5:1に引き上げ、シリンダーヘッド・シリンダー・ピストン形状を新設計に更新することで、最高出力を45PS→47.5PS、最大トルクを53N・m→54N・mへ向上させている。回転域は6,500rpm/5,000rpmで据え置きだが、圧縮比引き上げに伴う低中速域のトルクの立ち上がりの鋭さと、燃焼効率改善による燃費特性の若干の改善が図られた。車体・サスペンション・ブレーキ機構は前1994年式から据え置きで、外装カラーグラフィックも小変更にとどまる。
1996年式は本車系にとって重要な節目となる。公道版KLX650(C4)はこの年式をもってKawasakiの正規ラインナップから外され、翌1997年式は在庫処分のみでの供給という扱いに終わった。競技版KLX650Rは型式コードをA→Dへ変更(D1・1996年式)し、以降D2・D3……とKawasaki欧州・北米市場での限定的な供給が2001年~2003年頃まで継続されるが、これらは正規カタログモデルというよりは特定市場向けの残存供給に近い扱いとなる。
1993~96年式のKLX650は、Kawasakiが1990年代前半の4ストロークオフロード復権期にホンダXR600Rのライバルとして企画・投入した意欲的な大排気量ビッグシングルであり、シリーズ全体の中では1980年代半ばに一度途絶えていたKLXの名を1992年の発表とともに復活させた最初のモデルにあたる。KDX系列で培っていたモトクロッサー/エンデューロ寄りの車体設計思想と、KLR650系の4ストロークエンジンを大幅に手直ししたユニットを組み合わせるアプローチは、既存プラットフォームの組み合わせによる新機種創出という点で1990年代前半のKawasakiの商品開発姿勢を象徴的に体現しており、その成果として市販モトクロッサー由来のスチール製ペリメターフレーム、43mm倒立フォーク、電気モーター的な滑らかな出力特性を持つDOHC4バルブ651ccエンジンという当時のクラスとしては先進的なパッケージが実現された。
シリーズ全体の中で見ると、KLX650の登場はKawasakiが従来のラリー志向モデル(テンガイ、初期KLR650)から本格ダート指向へ舵を切った象徴的転換点であり、この方向性は以後のKLX250R/KLX250SR(1993年国内発売)、KLX300R、KLX450R、そして輸出専用のKLX400/KLX150といった車系群に継承されていく。輸出専用車として日本国内市場には登場しなかった車両でありながら、KawasakiのKLX系譜全体の性格を決定づけた1台として、KLX650/KLX650Rは独立した歴史的意義を持ち続けている。中古市場での希少性、当時のクラスを代表するエンジニアリング、そしてKLXシリーズの再展開の起点を体現する存在感が組み合わさって、この4年間のモデルは大排気量4ストロークオフロード車の1990年代前半の到達点を示す1台として、その独立した価値を今後も色褪せさせないだろう。
| 車名/型式/年式 | カワサキ KLX650 / LX650C型、LXEB1型/ 1993~96年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1993~96年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2250 (幅)900 (高さ)1190 (重さ)153(乾燥重量) |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)885 (最低地上高)265 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒(ボア100×ストローク83mm)・45PS/6,500rpm(1993~94年式C1・C2)/47.5PS/6,500rpm(1995~96年式C3・C4)・−− |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル(KLX650)または キック(KLX650R)・キャブ(京浜CVK40)・12リットル(KLX650)/7.9リットル(KLX650R) |
| 新車販売価格 | 北米価格 4699USD 約522,000円(実勢レート111.2円/USD) |
| ジャンル | オフロード |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 KLX650
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年09月11日
【状態別の買取相場】 KLX650
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
20.0万円
20.0万円
1台
平均
最低
取引
22.9万円
21.2万円
2台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
12.6万円
9.9万円
5台
※データ更新:2026年09月11日
【走行距離別の買取相場】 KLX650
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 1〜2万km | 最高 | 20.0万円 | 1台 |
| 平均 | 20.0万円 | ||
| 最低 | 20.0万円 | ||
| 2〜3万km | 最高 | 21.2万円 | 1台 |
| 平均 | 21.2万円 | ||
| 最低 | 21.2万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 24.6万円 | 1台 |
| 平均 | 24.6万円 | ||
| 最低 | 24.6万円 | ||
※データ更新:2026年09月11日
【カラー別の買取相場】 KLX650
- ■
- ■ ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 22.3 万円 | 2台 | |||
| ■ / ■ | 21.2 万円 | 1台 | |||
※データ更新:2026年09月11日
【実働車の取引価格帯】 KLX650
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年09月11日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
KLX650【1993~96年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年09月11日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | KLX650【1993~96年式】 | 24.8万円 | 3.5点 | LX650C-017 | 33,000km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | KLX650【1993~96年式】 | 21.4万円 | 3.5点 | LXEB1XXA | 26,587km | ■ / ■ |
| 3 | KLX650【1993~96年式】 | 20.2万円 | 3.8点 | LX650C-017 | 16,486km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





