KTM620DUKEのベースとなるモデルは、当時開催していたスーパーモトレースに出場するために開発され、その構造の80％はオフロードモデルの既存のシリーズのパーツを流用して居ます。
元々レース用に開発された620Enduroエンジンにカウンターバランサーを搭載し、公道走行仕様に変更したものですが、101x76mmというショートストロークと単気筒とは思えない荒々しく高回転で回るエンジン特性は、当時のビックシングル特有のトルクでゆったり走行するという常識を覆しました。
また、KTM620DUKEは徹底的な軽量化を図るためセルモーターを廃止しキック始動のみにするなど、あらゆる面でサーキットを視野に入れたセッティングが施されています。
初回は450台だけしか販売しないという徹底ぶりで希少価値も高まり、とても人気のあるモデルです。現在は後継モデル690dukeとして販売されています。

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解説記事更新日：2020年10月20日

モトクロスやエンデューロモデルのバイクを作ってきたKTMが初めてビッグシングルストリートモデルとして開発したのが620DUKEです。
609cc水冷単気筒OHCエンジン（LC4）を搭載し、PHM40SDキャブレターを装着することによって当時の最高時速196Kmを記録しています。1994年当時セルモーター付きの車両が多い中、軽量化のためセルモーターを排除すると行った英断を行っている所も1994年式620DUKEのポイントです。
一般道走行のためにカウンターバランサーを搭載しているものの振動は大きく、非常にアグレッシブなエンジンでビックシングルとは思えない高回転が特徴的です。
初代620DUKE（1994年式）は450台しか製造されていないため非常に希少価値が高く高価査定対象車両となっています。

解説記事更新日：2020年10月26日

620デュークはKTMから販売されたスーパーモタードである。
デュークモデルは1995年から発売された為、1995年式620デュークはDUKEシリーズの始祖なります。
とにかく軽くを合言葉に開発設計されただけあり重量は乾燥でわずか145kg。
エンジンはレースでも使われていた620Enduroをベースにカウンターバランサーを加えて公道向けにチューニングしたものです。
軽くするためにセルすらついていないので、ケッチンを食らう可能性はあります。
見た目はオフロードバイクと大差なく見えるが、公道でのライディングを考えられて設計がされた620デュークはオフロードバイクとネイキッドバイクの良いとこどりをしたようなバイクである。
オフロードバイクのような柔らかなサスペンション、衝撃吸収性、ネイキッドバイクのようなライディングポジション、ステアリングの位置などが設定され、通勤や長距離のロングツーリングで使われることも少なくない。
エンジンは620㏄の余裕のあるパワーであるが、主に公道走行でのライディングを目的とした車体セッティングとなっているためギア比なども低速域、高速域ともにバランスよく割り振られ、ライディング中に疲れを感じないような乗り心地で、優しい反面、スロットルを大きく捻れば暴力的な加速を感じさせてくれる。
1995年式620デュークは通勤、ロングツーリングなど幅広い走行用途で用いられ、初心者から上級者までライディングを楽しむことが出来る一台であるが、国内での流通は少ないモデルである。売る際の査定はKTMの買取に強いパッションに！

解説記事更新日：2021年01月17日

1994年に登場した620DUKEは1996年モデルでいくつかのマイナーチェンジをしています。
620デュークのエンジンはレースで使用されていた620Enduroのエンジンをそのまま流用していましたが、1996年モデルでは一般道を快適に走行すため圧縮比が10.5：1から10.0：1に変更されています。
また新しいエンジンハウジングと２つのオイルポンプを追加しエンジン耐久性を向上させ、デジタルイグニッションとセルモーターを追加することによって性能向上と利便性の向上を図っています。
いくつかのパーツが追加されているにも関わらず、重量は1994年モデルとほぼ同等の145Kgという点も当時のKTMの理念を感じさせます。（当時の開発担当は「軽さこそすべて」という理念の元、開発を行っていた）
軽排気量の125/200/390デュークの人気に押されて、640デュークの買取相場は下降気味です。
弊社バイクパッションでは専門スタッフが希少価値を吟味しディティールを査定額に積み上げ高額査定で640デュークを買取致します！

解説記事更新日：2020年10月26日